「これは、家にあった卵じゃないね。」
ビクティニが拾ってきたポケモンの卵を渡すと、
この研究所の博士【プラターヌ博士】が呟く。
「これも何かの縁だ、トウヤ君が育てると良いよ。」
そう言って、卵を渡してくる。ちなみに【トウヤ】は、僕の名前だ。
「そうね・・・トウヤもそろそろ免許が付与される時期だしね。
それに一からポケモンを育てるのも、いい経験よ。」
困惑する僕にそう言って声をかけるのは、僕を引き取って育ててくれた【アララギ博士】だ。
結局僕は、二人に言われるがままポケモンの卵を育てる事になった。
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「幻のポケモンだけでもメンドーなのに、カロスで卵を貰うって・・・」
「何にも言えねぇ・・・」
イッシュ地方に帰って来て言われた一言がこれだった。
「・・・で、トウヤは卵の知識は?」
「これから・・・」
「はぁ~、家に参考書が有るか来なよ。」
「ありがとう、チェレン!」
あ!【チェレン】は、今世の幼馴染。メガネと一本のアホ毛が特徴の少年。
『メンドー』が口癖だが、面倒見は良い。
彼がポケモンスクールの先生になるのも、納得するレベル。
まぁ、この世界でなるのかは分かんないけどね。
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それから数日後、僕とチェレンは10歳となり最初のポケモン(御三家)を貰いに、
アララギ博士の研究所にやって来た。
最初はビクティニが居るからもらえ無いのかなと思ってたけど、
関係無しに初心者用のポケモンが渡せれるそうだ。正直、ありがたい。
「いらっしゃい!トウヤにチェレン君。」
「「お邪魔します。」」
「そんな硬くならないでいいわよ。それで二人は、どの子にするか決めてるの?」
ここイッシュ地方では、新人トレーナーにアララギ博士から、最初のポケモンがもらえる。
水タイプの【ミジュマル】・炎タイプの【ポカブ】・草タイプの【ツタージャ】
この中から好きなポケモンを一体選んで、カノコタウンから旅立っていくのだ。
もちろんカノコタウンの以外の街でも、事前に書類を送っていれば
博士がその子の元にポケモンを持っていってくれる。
「トウヤから選んでくれ。」
「分かった。」
チェレンの言葉に甘え、僕はツタージャの入ったモンスターボールを手に取る。
するとボールの中からツタージャが出てくる。
「タジャ!」
「よろしくね。」
「ティニー!!」
「ぼくは、ミジュマルを。」
「ミッジュ!」
ツタージャと挨拶をしている横で、チェレンはミジュマルを選んでいた。
「それじゃ二人に、モンスターボールとポケモン図鑑をプレゼントするわ。」
「「ありがとうございます。」」
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4年後・・・・
「みんな、朝食だよ。」
僕の言葉にポケモンたちが近寄ってきて、
それぞれの皿に盛り付けたポケモンフーズや木の実を食べていく。
その光景を横目に僕もトーストをほお張っていく。
「カントーかぁ~」
【カントー地方】言わずと知れた初代ポケモンの舞台で、アニメの最初の舞台。
僕の手元には、カントー地方行きのチケットがある。
このチケットは昨日、アララギ博士から貰ったものだ。
・・・・・
・・・・
・・・
昨日はカロス地方での探し物が見つかり、カノコタウンに帰って来たときだった。
「トウヤ、カントー地方に行かない?」
「急にどうしたんですか、博士?」
「君のお母さん、マサラタウン出身だったからね。
もうトウヤも14だしいい加減、生まれの地方に行った方がいいと思ってね。
チケットは渡しておくから、自分で考えなさい。」
押し付けるようにアララギ博士は、僕にチケットを握らせる。
・・・・・
・・・・
・・・
正直、悩んでいる。トウヤとしての故郷は
カントーってロケット団が活動してるし。
・・・・・・こっちもポケモン解放しろって言う変な宗教団体が居たから同じか。
「ティニ。」
「ビクティニ。それにみんな・・・」
いつの間にか食べ終わっていたポケモン達が僕を見ている。
その瞳はまるで・・・・
「分かった。元々ジムチャレンジもしない自由気まま旅だったし行くか、カントー地方!」
こうして僕はカントー地方地方に向かった。アララギ博士の元に4匹のポケモンを残して・・・
手持ちのポケモンは幻のポケモンとあの卵から生まれたポケモンを連れて。
【プロフィール:トウヤ】
・カノコタウン出身、14歳の茶髪少年で一人称は『僕』
・チャンピオンとかポケモンマスターに興味は無く、思うがままに旅をしている。
・転生したてのころ、ビクティニに発見され、アララギ博士の家に引き取られる。
・手持ちのポケモンの後押しもあり、カントー地方へと旅立った。
■手持ち/所持 ポケモン
・ビクティニ(♂)
・???(♀)
・ツタージャ(♀)
・???(♀)★
・???(♂)
・???(♂)
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