チー済ま続編始まりました。
最初の方はEXTRAよりリリカルなのは要素が強いです。ご了承下さい。
「そこまでだ。希少生物密輸の現行犯で逮捕する」
「くそ…………」
「つ、強すぎる…………」
オレは一条ミコト。リリカルなのは世界に転生した転生者って奴だ。だが神がミスしたのか知らないが、stsからなんと25年後の世界に産み落とされたのだ。お陰で原作キャラとイチャラブハーレムという夢は台無しだ。ちなみにその原作キャラのうち数人はオレの祖父母だ。高町なのは、ユーノ・スクライア、月村すずかだな。
ここでオレの姓に疑問を感じた人もいるかもしれない。そう、なんか知らないキャラが月村すずかの夫になっていたのだ。一条要という、なんというか、親馬鹿で孫馬鹿な脳筋だ。こう言ってはいるが嫌いではない。むしろ大好きだ。
「一条少将! お疲れ様です!!」
「お疲れ。一応訂正だが、今日からオレは中将だから」
「あっ! も、申し訳ありません!!」
今のオレは管理局でもスーパーエース。それもこれも家族のサポートあってのものだ。オレの力はイメージを現実化する能力というチート臭いものなんだが、それだけに頼る戦いはいけないというのを教えてもらった。ぶっちゃけうちの家族は天然チートが多すぎるよ。
「今日は早上がりするから事後処理頼んでいいか?」
「はい!」
「ありがとう、助かるよ」
今日は昇進と誕生日のW祝いという事で早く帰るように言われているのだ。18歳にして管理局中将なんて前代未聞だから盛大に祝ってもらえるかも。なんだか楽しみだ。さて、家の玄関まで転移するのをイメージして…………
「到着っと」
「ミコトちゃんお帰り!!!」
「グボァッ!!?」
く、首があぁぁぁ…………お、お母さんのタックルは強すぎる…………
「あら、どうしたの?」
「な、なんでもないよ」
ふうぅぅ、落ち着いてきたから紹介しようか。今オレに超高速抱き付きしてきたのはオレのお母さんの一条叶(かなえ)だ。体術、魔法、戦闘におけるあらゆる面で天才的な才能を発揮する人だ。元管理局員で歴代でも3本の指に入るって聞いた事がある。
「大丈夫、ミコト」
「う、うん、大丈夫だよお父さん」
のんびりやってきたのはお父さんの一条ユウト。婿入りしたから姓はお母さんに合わせたらしい。滅茶苦茶おっとりしていてナマケモノレベルに反応が鈍そうな人だけど、スパコン数十台分の演算能力を持っている。それだけの演算能力を持っているからこそ周りがゆっくり見えておっとりした性格になったのかもしれない。
「ミコトちゃん、今日はマミィがミコトちゃんの大好物を一杯作ったからね。好きなだけ食べるのよ」
「残しても気にしたら駄目だよ。食べられるだけ食べればいいんだから」
「ありがとうお母さん、お父さん」
「そうそう、パーティーが終わったらグランパが来てほしいって言っていたわよ」
「えっ、要おじいちゃんはパーティーに参加しないの?」
「大切なお客様が来るんですって
珍しい…………いや有り得ない。おじいちゃんはチェーン展開する酒屋の社長で普段はかなり忙しい。それでも何よりも家族を優先する人だ。前なんて数千億が動く仕事をほっぽりだしてオレの従姉妹の授業参観に参加したほどだ。絶対に何かある。
「グランパ以外は全員集まって主役の登場を待ちかねているわよ。行きましょう」
「分かったよお母さん」
気になるけど、今は祝ってもらおうかな。折角忙しい中集まってもらったんだし、それを無下には出来ないからな。
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「おじいちゃん、来たよ」
「入ってきなさい」
パーティーの後、急いでおじいちゃんの家までやってきた。中からは異様な気配を感じる。おじいちゃん以外に誰が居るんだ。
「失礼します」
「よく来たな。まずは誕生日と昇進おめでとう」
「ありがとう」
いつ見ても若いなおじいちゃん。見た目20代後半でとても65歳には見えない。おばあちゃん達も羨ましがっていたな。
そしておじいちゃんと一緒に酒を飲んでいる金髪の男、こいつが異様な気配の正体だな。普通じゃない。それ以外は一切分からない。ただおじいちゃんが親しそうだから悪い人ではなさそうだ。
「初めましてミコト君。神だよ」
「…………頭大丈夫ですか?」
「ハッハッハ! 神様、それじゃあ頭がおかしいと言われても仕方ありませんよ。紹介しよう。この方は俺を転生させてくれた神様だ」
……………………なんかサラッと爆弾発言をされたんだが。おじいちゃんが転生者だって!? そんなの…………心当たりが多すぎて困る。やべ、納得しちまった。じゃあこの人はマジで神かよ。
「理解してもらえたようで何より。早速本題に入るけどいいかな?」
「はぁ、どうぞ」
「君の転生についてなんだけど、本来はあってはいけなかったイレギュラーなものなんだ。下位の神の遊びだね。だから君の願いで反映されていない部分がある。まずそれについて謝罪をしたい。すまない、我ら神々を許してほしい」
「えっと、確かにオレの願い通りって訳にはいきませんでしたが、今は今で幸せですから気にしないで下さい」
「かーっ! 流石俺の孫! 聞きましたか神様! こんなに心の広いのが他に居ますか? いや居ない!!」
「おじいちゃんは静かにしていて」
「(´・ω・`)」
「要君は本当に家族を愛しているね。さてミコト君、ここからは僕の勝手な提案だ。拒否しても賛同してもいい」
「とりあえず話だけでも聞かせて下さい」
「うん。これから違う世界に行ってみないかい? ある種の修業の旅みたいなものさ」
修業の旅かぁ。心踊る響きだな。これまでの修業は1人ではなく過保護な家族が常に付き添っていた。有り難い限りだけど、オレだけで自分をどれだけ追い込めるかも大切だと思う。
「行かせて下さい」
「いい返事をありがとう。なら早速」
「えっ、家族に説明はしなくてもいいんですか?」
「安心しろ。お前以外は全員この事を知っているから」
「ええっ!?」
「なら心配事はないね。これから向かうは電子の海。相手は全て歴戦の猛者。覚悟してゆけ!!」
いつもの転移とは全く違う感覚だ。これから本当に違う世界に行くんだな。よし、いっちょやってやるか!
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ムーンセル・オートマトン、霊子虚構世界、聖杯戦争、魔術師(ウィザード)、マスター、サーヴァント…………何もない深海のような空間で、オレの知らない情報が無理矢理頭の中に捩じ込まれていく。そのお陰で何が起こっているのか分からないのに現状を無理矢理理解させられる。
オレは月の聖杯戦争とやらにサーヴァントというものとして参加させられるようだ。なるほど、確かにいい修業かもしれないが、前準備で頭が割れそうなのは勘弁してもらいたい。
ーー終わり…………ない
? 誰の声だ?
ーー終わりたく、ない。まだ何も知らないのに、終わりたくなんてない
…………はぁ、誰かは知らないがこんな想いを聞かされちゃ気になってしょうがない。なんだか体も引き寄せられている感じがするし、会ってみるのも悪くない。
うっ、眩しい。さっきまでの深海のような空間とは違って色があっていい。あのステンドグラスみたいなのは飾りかな。まあ気になるのは色の無い学生の山と、まだ色のある女の子だ。
「君が終わりたくないって言っていた子かな。何か繋がりを感じる。もしかして君がマスターってやつ?」
「……………………分からない。けど、助けて」
「助けて、ねぇ」
ーーカタカタ
なんだこれ。マネキン? そういえば転がっていたな。地味だから意識から外しちまってた。これから助けてほしいのかな。どれ…………あれ、体が言う事を聞かない。んん、捩じ込まれた情報によるとマスターの指示がいるみたいだな。
「助けてほしいなら指示をくれ。どうやらそうしないと戦えないみたいだ」
「は、はい!」
「よっしゃ! オリジン、セット!」
オレのデバイス、オリジンを起動させる。こいつは普段は粒子となって空中を漂っているが、オレのイメージに合わせてその形を剣にも盾にも変えてくれる。おばあちゃんお手製の特別品だ。一先ずは剣にしておくかな。
おっ、なんか脳に直接マスター(?)の指示が伝わってくる。ここではこうやって戦うんだな。
「いくぜ!」
マネキンの大振りな攻撃。それが放たれる前にマスター(?)の指示通り素早い攻撃で打ち崩す。マネキンが素早く攻撃してくるならオリジンを盾にして防いでからカウンター。マネキンが防御をするならそれを粉砕する強力な一撃。まるでじゃんけんをしているみたいだな。おっ、マネキンが体勢を崩した。チャンス!!
「吹っ飛びな!!」
回転切りでマネキンの胴を薙ぐ。うぅん、気持ちいい。しかし想像よりもしっかりと指示を出してくれるじゃないか。可愛い顔してやり手か?
「これで、締め!!」
最後はハンマーでマネキンの頭を砕いてゲームセット。だが情報が正しいなら聖杯戦争本選はこんな雑魚を相手にする事はないはず。何せ英雄達と戦わなきゃなんないからな。
「やったな」
「…………」
「? どうし、っとと…………気を失ったのか。やれやれ、困ったマスターだ」
オレのマスターとなった女の子を背負って出口らしき光へと向かう。ちょっと軽いな。しっかり食べているのかな。でも胸はそれなりに大きいみたいだ。役得役得♪
ここで少し主人公のミコト君について解説しましょう。ステータスなんかは次回の作中で判明しますので、ここではそんなのとは関係ないものを解説します。ついでにミコト君のデバイスも解説しましょう。
一条ミコト(18)
身長168㎝、体重61㎏
透き通った青い長髪。
望み通りリリカルなのは世界に転生したはずが、実は時代がずれていた転生者。
転生後は初孫という事もあり、家族に転生前と性格が変わるほど滅茶苦茶甘やかされて育ったためか、家族の前ではかなり甘える。声とか態度が全然違う。
管理局では陸海空全てを従える権利を持つスーパーエース。元帥のクロノ・ハラオウンにも次世代を任せられると太鼓判を押され、本人もそれを自覚している。
人柄も良く、周りからは信頼されている。だが転生前にあったハーレム願望のせいかスケベ。
専用デバイス・オリジン
ミコト専用のデバイス。待機状態では腕輪。
要が監修した結果、普通のデバイスに付く機能すら無くなった完全戦闘用デバイス。
ナノマシンの粒子が集まり様々な武具に変化する。NARUT○の我○羅の砂のようなものと思ってもらえば分かりやすいかも。
バリアジャケットは白いプレートアーマー。ただし兜はない。