ありふれた転生者は後ろにいる   作:新くさや

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はい捏造設定ドーン!な初投稿です


第05話

 ん、四つ目の派生技能……重点的に習熟してるせいか錬生しか派生してないが、生体操作か。なんかこう、エロゲの悪役が持ってそうな技能名だな! さすがにそんな事は無いとは思うが。

 

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卯代御麗 17歳 女 レベル:10

天職:錬生師

筋力:40

体力:80

耐性:40

敏捷:60

魔力:160

魔耐:130

技能:錬生[+生体精査][+精密錬生][+生体探査][+生体操作]・風魔法適正・合気術・夜目・遠見・先読・気配感知・魔力感知・言語理解

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 実際の効果は、と。ふむん?

 

「うわっちょっ御麗!? 腕からなんか出てるよ!?」

 

「ふぁっ!? レ、レイレイがどうかしたの? エリリン」

 

 うわびっくりした。こんな慌てた様子の恵里を見るのは久しぶりかもしれない……んん? 鈴は見えてないのか?

 

「これは……なんやろ? 技能の名前からして、これが生体とやらなんやろうけど」

 

「えぇ……技能、なの? なんか薄っすらと、透けた腕が生えてるみたいだけど……」

 

「え? え? どしたの? 鈴にも教えてよ~!」

 

 やっぱり恵里には見えてるが、鈴には何も見えてないらしい。どういう事だろうか。

 鈴と恵里の違い。あるいは私と恵里の共通点か。いや、そもそもこの生体とやらは技能の影響で出て来たものなのだから、恵里の技能に関連するものの影響を受けて可視化していると考えた方が無難だな。

 

「いやさ、さっきステータス確認したら派生技能生えとってな? じゃあ確認してみよかーって使ってみたらなんぞ半透明の腕が生えてきてん。なんでか鈴だけ見えてへんみたいやけど」

 

「え~! 鈴だけ仲間はずれなんてひどい~!」

 

「ちょっ、こら、どさくさに紛れて体をまさぐんな! こんのエロオヤジ!」

 

「鈴は傷つきました! いしゃりょうをせいきゅうします! そう! このレイレイのおっぱおを! ……あれ? なんかここだけぽかぽかすッぐべっ!?」

 

鈴、自重

 

「はぁ……ありがとうなあ、恵里」

 

 ったく、このちびエロオヤジは……私はタチ派じゃい。

 

「ところで鈴。今生体に触れとった時、ぽかぽかするって言うた?」

 

「んぐぐ……んぇ? せいたい? はわかんないけど、えっと……あ、ここだ! ここがすごいぽかぽかする!」

 

「丁度腕生えてる所だねえ。どれどれ、僕も」

 

 

 

 幾度かの恵里との検証と鈴のセクハラ撃退の結果、ようやくこの生体とやらの性質が見えて来たか。

 幽霊とか生霊とかの生体エネルギーバージョン? という事? らしい。恵里が見えるのも降霊術師だからでは? という事になった。ふわふわした理解になってしまうが、生体エネルギーというものに対する理解が薄いのだからまあ、仕方ないと思う。ふわふわ。

 これまで錬生でこねくりまわしていたものだと分かれば、掌握するのにさほど時間はかからなかった。錬生の派生技能なのだからもっと早く気付けても良かったとは思うが。

 

ン゛あ゛ぁ゛^~御麗と一つになってる……!!

 

「エリリン、顔……え、こわ」

 

 恵里が鈴も引く程のアヘ顔になってる……! どうしてこうなった。

 

 ええと、腕だけじゃなくて生体全部引っ張り出したら、肉体の方が仮死状態っぽかったけどなんかやばい状態になって、最終的にはなんとか生体の半分だけ抽出して分霊っぽい感じのを作り出したんだよね。

 体が二つになったような感覚になってしばらく混乱したけど、まあなんとか落ち着いて、じゃあ何に使えるんだろうって二人とあーだこーだ話し合ってたら、何を思ったのか恵里が降霊術使ったんだよね。そしたら分霊の方が引き寄せられて……

 とりあえず恵里が興奮してるのがすごいダイレクトに伝わってくる(白目)

 

あ゛ァ゛~……ふぅ。ようやく落ち着いてきたよ」

 

 ほんとぉ? なんか未だに興奮してるのが伝わってくるんですが……なんだこれ。降霊術の影響か?

 

「「あ~、それで……?」んん……?」

 

 なんか恵里とハモった……と言うよりはむしろ。

 

「「恵里が使った降霊術のせいで憑依しとんか」御麗に操られてる……!

 

「うわあ」

 

 そ の 顔 や め ろ 。

 

 

 

 まあ色々と検証した結果、私自身が分霊を使って他者に憑依出来るようになった。

 憑依の影響に関しては、私のステータスの七割ほどがそのまま上乗せ、身体の強制操作、感情の相互伝達。身体の主導権を握っていれば、私の技能も使えるみたいだな……こんな所か。恵里は全身が幸福感に包まれてるとか言ってたが。

 鈴にも試しに憑依させてもらったけど、ステータスの上乗せは五割に減って、それ以外も恵里ほど一体感が無いというか、身体の主導権は完全に向こう主体で、感情は恵里よりもかなりぼんやり伝わってくるくらい。

 やはり恵里の場合は降霊術師という天職がなんらかのシナジーを発揮しているという事だろうか? いや、たった二例で確証を得るのは早すぎる。

 

 うーん……かといって、他のクラスメイトらとは没交渉だからなあ……畑山さんもいないし……ああいや、そういえば南雲も私と同じ錬生(・・)師なんだったか?

 

 というわけで有効距離の試しがてら分霊を南雲のところに向かわせてみよう。

 

 

 

 ん? あれは……白崎ちゃんか。

 こんな時間にあんな恰好で何をしとるんだ。もしや、夜這いか?

 って、後ろの方に檜山(サル)付いてきてるぞ。どちらも分霊に気付いてない様子だが……ぬーん。

 

 




この分御霊的な設定がまずあって、あれ恵里微妙に天職被ってない?と思ったので恵里のポジションがこんな感じになりました。最初は救済とか考えてなかったんですねえ
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