以前から高度育成高等学校に問題児がいたらどうなるのか考えた結果、やっぱり爪痕を残すくらいなぶっ飛んだキャラクターとストーリーに溶け込める設定が欲しいと思い、登場人物を調べた結果、コレとコレを組み合わせたら面白いかもとなり投稿しました。
ご都合主義の都合上、作品の時間は2007年頃です。スマホはまだない。
俺の名前は幸村啓誠。今年の四月から高度育成高等学校に通う高校一年生だ。
高度育成高等学校とは将来希望する進学、就職先にほぼ確実に応えてくれる全国屈指の名門国立高校で、そこに入学出来れば将来は安泰と言われている。
これだけで俺が高度育成高等学校を志望する理由が分かったと思った画面の向こうの読者たち、今すぐ訂正してくれ。
まず俺が高度育成高等学校を志望した理由について。
ことの発端は中学生にまで遡る。俺は一年の終わりに善意百%であるにも関わらずやったことが尽く裏目に出てしまい結果俺たちが悲惨な目にあってしまう知り合いから、何気なく渡された高度育成高等学校のパンフレットを受け取ったことから始まる。
パンフレットの内容にある一項目を目にした時点で高校生活がさらなる地獄を極めると未来を予知しなくてもわかってしまい、三年後の自分に黙とうを捧げたのは言うまでもない。
パンフレットの一項目には『
俺は、三年間も監獄と変わらない環境であの濃いメンツと共に生活をすると想像しただけで残りの中学校生活をそれはもう、最後の晩餐と同程度で噛みしめるように生きた。
ここで疑問が一つ浮上する。日本屈指の国立高校で卒業すれば将来が約束されていると確定しているとわかっているにも関わらず、何故俺が高度育成高等学校に通いたくないのか。理由については一度、俺の過去について聞いてもらいたい。
俺には長くて幼稚園、短くて中学からの腐れ縁が五人いる。そいつらと遺憾ながら俺も合わせて六人は、地元と近隣の町から、下手をすれば東京全体まで知らぬ者はいないというくらいの問題児と認識されている。
ひとたび二人でいる所を確認されたら避けられ、もと来た道を辿り、果ては目の前で発狂されるは気絶されるわで散々な始末だ。その中でも最古参、近所付き合いの奴がこれまたヤバい人物で小学校低学年の時に、校庭で自作の超電磁砲を使用してあわや警察沙汰になりかけた程だ。その時の言い分が「とある魔術の禁書目録」を再現したかったからだという。ふざけんな。
しかも何もしていない俺も巻き込まれ怒られた。まじふざけんな。
とまぁ、他にもあるが話せば終わりが見えないのでここで打ち切らせてもらう。もしかしたらどこかで話すと思うからその時に話させてもらう。
地元と時々海外と宇宙での濃密で死にかけた人生を送った俺は、高度育成高等学校の卒業後の特典と高度育成高等学校での生活を天秤にかけた結果、メリットよりもデメリットしかなく、非常にいやリスクしかない。全部同じじゃねえか。
素人ギャンブラーでも賭けないぞ。
「ククク、どうした軍師様? 折角の入学式だってのに随分とハッピーじゃねえな」
腐れ縁の中でも二番目に付き合いが長いツンデレ男子、龍園翔がだらしなく、腹が立つ言い回しで話しかける。こいつは性格が悪く、人が苦しんでいる様を見るのが好きだが、実は陰でサポートをしているツンデレ男子で義務教育中は生徒会長を務めていた。付き合いが長いから性格を熟知している俺からすると全てツンデレヒロインに変換される。
「安心しろ。お前もいずれ俺と同じ末路を辿る。精々、束の間の休息を噛みしんでいろ」
俺は高度育成高等学校の入学式当日、件の腐れ縁どもと同じバスに乗っている。
高度育成高等学校の制服に身を包み、早朝の混んでいない時間帯に乗り込み伽藍洞のバス内で奥の長椅子席を占領する俺たちは運転手からすれば変な集団だ。
こうして俺の最低最悪の高校生活が幕を開いたと同時に、幸村啓誠の人生至上最大の危機が幕を開いた瞬間だった。
次回とは関係のない次回予告。
2004年4月頃 東京
「嘘だろ」
「安心しろ、お前はまだマシだ」
「入学して早々生徒会書紀…」
「俺なんて副会長だぞ」
「これってやっぱり」
「あぁ」
(夜空関連だろ)
「まだ、死にたくねぇ」
「俺もだ」
そして校庭に響く爆発音。
「「夜空ぁ!!」」
「好きです! 幸村君!」
「止めろ、俺はまだ死にたくねぇ」
追記:幸村はワトソン的立ち位置です
作者の挿絵(拙い)を入れるべきか?
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入れない