【完結】男性向け同人エロゲの女主人公だけは勘弁してください! 何でもしますから!! 作:どうだか
──ようやく”モブ化現象”を起こすイケメンを見つけたと思ったら、実は”
ていうか、そのおっぱいどうやって収納してるんですか? おっぱいの分のお肉はどこへ消えたんです?? 男性向けエロゲみたいなことが起きる世界の胸つぶし技術スゴいな???
そんなこんなで、”女主人公”対策は相変わらず進まず。あっという間に夏休み。今日から二泊三日、『七不思議研究部』の合宿に料理手伝いのバイトとして参加する。
そう、バイトにね、集中しなきゃだから。この三日は、『性転換して”ヒロイン”になるイケメン』を、探さなくていい。探さなくていいのだ。
バイトだからなー! しょうがないよな──!!
さて。
一日目の朝は、合宿先となる
私は、河川敷近くのコンビニから乗車。『七不思議研究部』部員たちは
今は、ちょうど寮の前に着いたところなのだけど……。
車外の騒がしさに、助手席の私と運転席のお孫さん師範代は顔を見合わせる。何やら揉めている声が聞こえてくる。師範代は無言のまま車を降りた。あんまり行きたくなかったけど、私も助手席側のドアを開いた。
寮の前には、『七不思議研究部』の部員らしき四人の男女がいた。三人の”
なるほどね、”ヒロイン”たちがあんまり仲良くないタイプのハーレムなのね。たわいもない言い合いくらいなら可愛いものだ。……ドロドロしてないといいなぁ。
お互いに軽く自己紹介を済ませ、何があったのか事情を聞いた。
眼鏡”主人公”くんが言うには、ワゴンのどこに誰が座るかで揉めていたそうだ。正しくは『どの”ヒロイン”ちゃんが眼鏡”主人公”くんの隣に座るか』で揉めていたんだろう。さすがに分かる。
お孫さん師範代は、眼鏡”主人公”くんの肩を叩いた。
「助手席に乗れ」
ですよねー。
三人の”ヒロイン”ちゃんの様子を見る。
中二病ロリ系”ヒロイン”ちゃん。
無口クール系”ヒロイン”ちゃん。
おっとり不思議系”ヒロイン”ちゃん。
個性豊かな三人の”ヒロイン”ちゃんたちは、助手席に乗り込む眼鏡”主人公”くんの背中を見つめてしょんぼりしている。
ふむ。夏のイベントにしては、みんなの好感度が高い感じがするなぁ。いやまぁ、最初からヒロインたちの好感度がマックスなエロゲも多いけどさ。
……保養地のコテージで、眼鏡”主人公”くんをめぐって三人の”ヒロイン”ちゃんたちが殺し合いするとかいう展開になりませんように。