【完結】男性向け同人エロゲの女主人公だけは勘弁してください! 何でもしますから!! 作:どうだか
◆ 名前つけルール:キャラ属性
変身ヒロイン”女主人公”
TS予定イケメン/TS”ヒロイン”ちゃん
親友”主人公”くん
天使”ヒロイン” アンジェ
悪魔”ヒロイン” イヴィル
妹”ヒロイン”
(※女主人公とTSくんちゃん以外、個別ルートに出ない)
◆ プロット
(途中でさらに分岐します)
エネルギー回収について、ベティから「身につけているアクセサリーを作ったヒトに協力してもらえないウミ?」と尋ねられる。ベティの言うアクセサリーとはTS”ヒロイン”ちゃん──
このミサンガ、宇宙人から見てもすごい”力”が備わっているらしい。ただし、変身ヒロイン”女主人公”──
シュウを経由して、ミサンガを作った人物に会わせてもらおうと算段をつける。電話だとベティの説明がしにくく、信じてもらえないと思ったユリカ。直に会って事情を説明することに。
翌日。ユリカが思うよりもあっさりと、シュウはベティのことを信じてくれた。むしろ、シュウが語った内容の方が眉唾で、ユリカは目を剥いた。そのミサンガは、異世界から地球にやってきた天使と悪魔が作ったものだという。
シュウは「二人とも良いコだから、協力してくれると思うよ」と微笑む。ユリカは、良かったと胸を撫でおろす。そんな二人にベティは待ったをかけた。
シュウ自身が、ものすごい力をまとっているというのだ。これだけのエネルギーがあれば、生命維持にも肉体修復にも戦闘にも困らない。
「僕にできることなら喜んで協力するよ」とシュウは答える。しかし、今のシュウは女性だ。ベティに触れることができない。モノは無いし、指も届かない。
「この手段はあんまり使いたくなかったけど、仕方ないウミね……」
実はベティ、雌雄同体*2であり、雌と雄に分裂することができる。分裂体をユリカとシュウの体に同化させれば、エネルギーの受け渡しが可能だという。
分裂体は雌が主で雄が従。親機と子機のような関係になる。また、雌雄でエネルギー回収に差がある。雌の分裂体──ベティは回収に時間がかかるけど丁寧。雄の分裂体──ベティオは早く回収できるけど雑。
しかし、いちばんの問題は、変身する能力がベティに付随しているところだった。ベティと同化した方が追手と戦うことになる。
どちらがベティと同化するべきか──
① ユリカが戦うルート
※女性の体がベースのふたなりが出てきます。
こちらのルートだと、最短の二ヶ月で肉体修復を終えることができる。しかし、複雑な作業ができないベティオでは二つの神力と魔力が絡み合った状態をほどくことができず、今後も女のままで過ごすことになる。
シュウを戦闘にまで巻き込むわけにはいかないと、ユリカは自分が戦うことを決める。それはいいのだが。
「僕の息子が戻った!? いやこれ僕のじゃない!!!!」
「それはエネルギー受け渡しのための器官ウミ」
ようするにセックスである。
フった/フられた相手とセックスすることになるという状況に頭を抱える二人。しかし、命には変えられない。それに、同化を解除すれば生えた器官もなくなるということで、複雑な感情は飲み込むことにした。
二人で協力して、追手との戦闘とエネルギー回収をこなしていく。戦ってセックスして、泣いて笑って、ケンカして仲直りして。なんだかおかしなところもあるが、二人はすっかり仲良くなっていた。
二ヶ月後、ユリカは肉体の修復を終え、旅立つベティをシュウと二人で見送った。
並んで立つシュウの横顔を見て、ユリカは「やっぱり好きだなぁ」と思ってしまう。
いっしょに過ごすうちに、TSして”ヒロイン”になったシュウのことも好きになってしまっていた。学習しない自分に対して、途方に暮れるユリカ。
そんなユリカの変化にシュウは気づく。ユリカも大切な友だちだ。だから、シュウは尋ねた。「どうしてそんなに悲しそうな顔をしているのか」「何か僕にできることはないか」と。
ユリカにとっては、残酷な気遣いだった。ごまかすこともできず、「また、君を好きになっちゃった」と泣きそうになりながら思いを伝える。
二度目の告白を受けたシュウは、自分の心が喜びに震えていることに困惑する。一度目の告白の時には、こんな風にならなかった。誰かから「好き」と言ってもらえる幸福を、ヒロにフられたことでようやく気がついたのだった。
シュウは、自らの浅ましさを嘆く。
これは、ユリカのことを「好き」だという感情ではない。もちろん、友だちとして大切で、好ましく思っている。だが、ユリカの「好き」とシュウの「好き」は、きっと違う。
シュウは幻滅されるのを覚悟で、自分の思いをすべて打ち明けた。
対するユリカは手応えを感じていた。この告白で「やっぱりヒロが好きだから」と返ってくるなら諦めようと思っていた。しかし──
「私のこと、好きなの?」
「えっ? うん……友だちとしてだけど、好きだよ」
ユリカの心が震える。付き合っていた時のシュウは、ユリカのことを好きでも嫌いでもなかった。それが今は、「友だちとして好きだ」と明言した。
”女主人公”らしく、”ヒロイン”を攻略しよう。決意を胸に、ユリカは手を差し出した。シュウは不思議そうな顔で、おずおずとユリカの手を握る。
「これからもよろしく」
「う、うん、よろしく?」
② シュウが戦うルート
※女性の体がベースのふたなりと男性の体がベースのふたなりが出てきます。
こちらのルートだと、肉体修復に半年ほどかかる。しかし、ベティの精密なエネルギー回収のおかげで二つの神力と魔力が絡み合った状態をほどくことができ、男に戻ることになる。
満身創痍(ほぼ死んでる)のユリカを戦わせるわけにはいかないと、シュウは自分が戦うことに決めた。それはいいのだが。
「あの、ベティさん……私の股間に、生えましたが?」
「生えなきゃ困るウミ。それはエネルギー受け渡しのための器官だウシ」
ようするにセックスである。
「え、僕、挿入されるの?」
「……そうなりますね」
案の定シュウは即堕ちをキメる。一回のセックスで、めろめろになっていた。今までよく無事だったなとユリカは嘆息する。追手との戦闘もなんやかんやで危うい。豊富なお色気シーン。さすがはTS変身”ヒロイン”としみじみ思いながら、ユリカはサポートに奔走することに。
さらに、エネルギーの回収が進むにつれて、シュウの体はじわじわと男性に戻っていく。思わぬ副次効果に喜ぶシュウ。だがしかし、挿れられるのはシュウの方である。
「なんで??」
「この器官を通してじゃないと、エネルギーの受け渡しができないからウミ」
口ではそう言っているものの、この時点でシュウは心までメス堕ちしているので問題なかったりする。
最終的に男性の体がベースのふたなり──両性具有のような状態になる*3。同化を解除すれば生えた器官もなくなるのだが。
「前だけでイけなくなった……」
さめざめと泣くシュウ。性癖が捻じれすぎて後戻りができないところまで来ていた。
「もうお嫁にも行けないしお婿にも行けない……っ!」
「せ、責任は取るから!!」
ユリカは、ベティにエネルギー受け渡し器官を残したままにできないかと尋ねる。シュウは「僕のためにそこまで……!」と感激して胸をときめかせている。
受け渡し器官は、ベティ&ベティオと同化していないとエネルギーを受け渡す機能を発揮しない。潤滑液を分泌する機能が備わった肉のかたまりだ。ベティからすると、どうして残したいのか理解できない。しかし、できるかできないでいうと、できる。
本来ならできないのだが、ユリカは肉体修復で、シュウは性転換で、体の組成がふわっふわになっていた。その状態なら、受け渡し器官を足すことができるという。
ここは男性向けエロゲみたいなことが起きる世界なので、けっこうな人数のふたなりが存在する。先天的にふたなりな人も、後天的にふたなりになる人もいる。ちなみに、比率でいうと女性の体がベースのふたなりが圧倒的に多く、男性の体がベースのふたなりはあんまりいない。
だから、ふたなりになること事態は問題ないのだが──
ここは男性向けエロゲみたいなことが起きる世界なので、ふたなり”女主人公”とかロクなことにならないのはたしかだ。ユリカは、使わない時は収納できる機能の追加を、ベティにお願いをするのだった。
半年後、ユリカは肉体の修復と改造を終えた。旅立つベティをシュウと二人で見送る。
シュウはとろけそうな笑顔でユリカに寄り添っている。彼は、メス堕ちを越えてユリカ堕ちを果たしていた。おかげで、ユリカが相手なら前でもイけるようになった。
これで良かったのだろうかと思うことはある。しかし、シュウ本人は幸せそうで、自分も幸せだ。だからいっかと星空を見上げながら思うユリカだった。
”女主人公”編 エピローグ TS予定イケメンくん/TS”ヒロイン”ちゃんルート(プロット) 完
温度差がひどい。ちなみに、他のルートでは主人公くんのハーレムに収まり、TS”ヒロイン”として幸せに過ごしてます。