---マイン---
子供が揃って、ノンビリとスローライフに戻った。だけど、平和の時間は短い。愚王の国が戦争を吹っかけられたらしい。
ユーナの鍛錬100日目。ノンビリライフでユーナの村娘レベルが順調に上がっていたのに、暗殺者のレベルが上がり始めている。どこかで狩っているようだ。話を訊くと、公国へ侵入した部隊を狩っているようだった。まぁ、グランデ公国は守備範囲であるから、しょうがないけどさぁ~。
愚王の国に探りを入れると、愚王の国に戦争を仕掛けたのは、サウス帝国のようだ。仕掛けた理由が分からない。愚王の国はそんなに美味しく無い。おいしい部分は公国がもらったし。で、公国に侵入した部隊は帝国軍のようだった。帝国にとっては公国も王国の一部のままなのだろうか?
皇帝に挨拶に行くかな。王国を攻めるのは問題は無いが、公国はダメだ。一応、俺の実家だし。俺のスローライフの後ろ盾だしなぁ。
一人で挨拶に行こうとすると、ユーナを先頭に娘達が付いてくるという。俺はこんなにも平和主義者なのに、なんで娘達はバトルジャンキーになったのだろうか?俺のガードとして付いてくるという。俺はそんなにヤワに見えるのか?
◇
そして、帝国の皇帝の前にいる。玉間に転移したら、皇帝が目の前にいたのだった。
「貴様…何者だ?!」
「俺はジョナサン・グランデ。お前らが攻め込んだ公国の次男坊だぁ~!」
「グランデ公国のか?そうか、余に若い女性を献上しに来たのか?」
「はぁ?誰がお前にやるかぁ~!俺のカワイイ娘達だぞ」
近衛騎士達が槍の剣先を俺達に向けてきたが、ルナとナルとが飛び出し、騎士達を無力化していく。ユーナは影移動をして、既に仕込みナイフの刃先を皇
帝の首筋に宛がっていた。
お前達、父親の見せ場を奪うのか…残りの娘達、エリーゼ、ルシア、ルナールは魔方陣を皇帝に向けて展開しているし。まったく、俺は何も出来ない。
「おい、こいつらを止めよ」
「悪いが、俺はまだ何も命令をしていない。彼女達の独立した意思の結果だ」
約一名、見た目が娘で無いけど…
そして、地図上から、いや大陸から帝国が消えた…
◇
短期間でいくつかの国々が消え、俺の前に俺が信仰する神が現れた。俺達家族はヤリ過ぎたようだ。
「まぁ~、身に掛かる火の粉を払うのは良いことだが…この世界のバランスが崩れてきている。で、一時的に所払いの刑に処す」
この宇宙で一番エライ神が判定を下した。この世界に神はいないが、この世界のある宇宙にはいる。星が1つ消えただけでも、宇宙に影響が出るため、宇
宙を管理する神が存在する。地上にいる者達からの信仰が無い為、名の無き神であるが…
「僕の弟子が地獄での奉公を勤め上げてね、地上に降ろそうと思っている。そいつの指導を頼みたい。勿論、こことは違う世界だけどね」
「単身赴任ですか?」
せっかく再会できた家族と離れたくない。
「家族で移住でもいいぞ。指導してもらいたいヤツに、家族を経験させてみたいし。そいつは、地獄での懲役の為、今まで得たスキルを封印したが、芸
術、料理、暗殺に特化していたんだ」
ユーナの方向性に合うけど…暗殺はなぁ…
「何も無い森からスタートだ。この禁足地を拠点にしてもいいが、アイツはここには来られてない」
取り敢えず、俺とユーナで向かい、徐々に家族を移住させるかな。