Archive of militia 作:マカロニサラ・ブリッグス
一度データが飛んでやめてしまった身なのですが(パヴァーヌ1章を終えてエデン編が実装される前)……2周年を期にブルアカ復帰して色々触ってみたら、なんやエデン条約編えらいおもろいやないかい!
ブルアカもっかい推します!てなことで完全放置だった小説も再開することにしました。
2年前何書いてたんだっけな〜……やだ、小説の文量……薄すぎ?!しかも、何も始まってない!
正直一から書き直そうか迷ったけど2年越しだし、せっかくだから残しておくことにしました。
いつ見ても圧倒される豪華な造りの門を潜り、学園都市でも有数の規模を持つ学び舎の中へと足を踏み入れる。
やはり歴史ある学園にして、キヴォトスでもトップクラスのマンモス校という肩書きは決して伊達では無いようで、視線を動かせばそこを多くの生徒達が行き交い、それぞれの時間を過ごしている。
数ある派閥が集い、今ある形となった学校……トリニティ総合学園。そこへ『シャーレ』の担当顧問を受け持つ私は、再び足を運ぶことになった。
なぜここへ来たのかといえば、シャーレ宛に依頼の相談が舞い込んできたからだ。
入ってきた依頼内容は基本的にメールや手紙で詳細を確認してから受けるのだが、今回はどうやら訳が違うらしい……アロナが持ってきたその話の内容はこうだ。
『 こんにちは、先生。トリニティ学園正義実現委員会の羽川ハスミです。トリニティの自治区で起こっている、とある問題について依頼をお願いしたく存じます。
次いでこの件につきましては、情報の漏洩を危惧して直接対面でのご相談、という形で何卒宜しくお願い致します。』
トリニティ内外に政治的影響を持つ委員会からの直接の依頼、文面からでも伝わってくる不穏な気配を下手に見過ごす訳にはいかないと、私はこの相談を二つ返事で了承した。
そうしてこれから行く先は、学園を纏める三つの派閥のひとつである正義実現委員会の会議室だ。
巨大な校舎の中を進み続けて無事、何事も無く目的の部屋にたどり着き、コンコンと軽く扉を鳴らす。
すると奥から依頼主である生徒の声が届いた。
「はい、どなたでしょうか?」
「シャーレだよ、入ってもいいかな」
返事を返せば、中からコツコツと少し足早な音が聞こえてくる。そして数秒もしないうちに金具の動く音と共に扉が開いた。
その先には高い身長と、かなり大きな……翼をもつ黒髪の少女が佇んでいる。
トリニティの校風とは真逆にも思える真っ黒なセーラー服と、血のような赤が強く主張するリボンやラインは彼女達が正義実現委員会という証明だ。
「お待ちしておりました、先生。わざわざシャーレから出向いて下さり、ありがとうございます」
「いやいや、気にしなくていいよハスミ。こういうのは直接会うほうがこちらも話が進めやすいからね」
一つ二つ、軽い会話を交わした後に室内へと通され、席へと着く。
「移動でお疲れでしょうから、良ければこちらの紅茶をどうぞ。ティーパーティーのものに比べれば、少し劣るでしょうが……」
「ありがとう……うん、おいしいよ。淹れるのが上手だね」
「ふふ……ありがとうございます」
数時間の移動で乾いた喉も潤い、気分も落ち着いた。
このまま彼女とささやかな一時を満喫し続けるのも悪い話では無いのだが仕事は仕事、残念ながらそうもいかない。
「それで……大事な依頼、だったよね。内容を聞かせてもらえるかな」
「はい。では、まずはこれを」
話を切り出すと、ハスミは徐ろに数枚の書類を取り出してテーブルへと置いた。
「……この書類は?」
「これは、トリニティの自治区の端にある人気の少ない集落で現在、不審な動きをしている集団の情報です。先日、委員会のメンバーが偶然その一行を発見したことから、私達はこの団体の存在について早期に知ることができました」
手に持ったティーカップをソーサーへと戻し、書き記されたその内容に目を通す。
「……不良生徒たちが多く出入りしてる?しかもひとつじゃなくて複数のグループが集まって、となると単純な喧嘩とかじゃないか……不良同士の同盟、もしくは何処かの組織に無作為に雇われた子たちってところかな?」
「実態は定かではありませんが……相手はかなりの大規模、かつ目的が分からない以上は委員会のみを動かすだけでは危険であると想定した結果、先生の助力が必要という判断に至ったのですが……お願いできますでしょうか?」
「もちろんだよ。生徒の頼みならこちらも先生として、断る訳にはいかないからね」
「はい、ではこれからよろしくお願いします。先生」
そう言って微笑みを投げれば、彼女もまた微笑みで返してくれた。いい笑顔だ、ならば私も彼女の期待に背かぬように頑張らないといけないと心に決める。
それからは行動の計画、そして現場へ向かうに当たっての人員について話し合った。ハスミを含めた委員会メンバーの複数人は現地班に入ってもらい、シャーレ側の権限でミレニアムのユウカが応援として参加することになる。
それから2日後、手始めに少数での調査を行うことから始めることとなったのだが──
「──いたぞ!」
……偵察が始まって間も無く、予想外にも不良達に存在を感づかれてしまったのだ。常に監視装置や索敵ドローンの類を警戒していたのにも関わらず、何故か不良達はこちらに気がついた。
いや、というよりは……大分前から既に見つけているかのような口振りだった。
「っ!そんな、気付かれた!?」
共に行動していたユウカは、信じられないと言わんばかりの声を挙げ狼狽える。ハスミも口には出さないものの、その顔には困惑と焦りが窺えた。
「なんで……いや、急いで戦闘準備!どうにかここを切り抜けるよ!」
理由を探している暇は無い、すぐさま指示を飛ばして体勢を整えてもらう。
攻撃が激化する前に、シッテムの箱を起動してアロナにひとつお願いをしておく。何かあった場合の保険が必要だ。
『アロナ、至急でトリニティに支援要請を送ってほしい』
『はい!任せてください、先生!そちらもどうかお気を付けて!』
『うん、任せたよ』
そこからすぐさま戦闘へと発展、当然こちらも応戦を始めることになったのだが……やはり少人数では不利な要素が多いのは明白だった。
次々に投入されて来る戦闘員によって体力と物資はジワジワと減らされていき、移動の隙が生み出せない状況が続いたままの私達は疲労も顕著に現れてきている。
だがなにより、苦しめられている原因は単純な兵量によるものだけでは無かった。
「たかが不良生徒の集まり、だというのに何故ここまで部隊の統率と個々の連携が取れているのでしょうか……」
「軍事企業の兵士並の動き、その線の組織に雇われている可能性もある。けれど……」
不良グループをこのレベルにまで育て上げるリソースを割くのに対するメリットは企業側にとって……ハッキリ言えば薄いはず。
ならば何か別の理由があるのは確かだ。だが、それを探る為には今の状況をどうにか打開しなくてはならない。
遮蔽から顔を覗かせて見れば、看板の裏から建物の窓、横転した自動車の裏まで……至る所に不良生徒達がいる。
身を乗り出して攻撃してくる子はおらず、数を減らされないよう慎重な動き方を選んでいるらしい。
たったの数人で大隊を相手するその様はさながら映画のワンシーンだが、いざ当事者になると気が気では無い。
「……どうする、何かいい案は……」
非常に難しい状況だ。良い選択肢が思い浮かばない。
悪化する戦況に煮えを切らしたのか、ユウカが愚痴をこぼしている。ハスミからはさらに増援が迫っているとの報告も受けた。
トリニティ側の支援が到着するのに、あと30分前後はかかる。耐え切れるかと言われれば、厳しい。
だが、今は耐えるしかないのだ。そのために兎に角有効な戦術を練る。射角を広げてクロスファイアへ持ち込むべきか?いや、それとも攻撃の一点集中で安全なポジションへの移動ルートを作るか?
「……ッ!?」
思考を巡らせているその時、身体に突然強い衝撃が駆け抜ける。
弾かれたように転がされていく視界の隅には、硝煙の先でロケットランチャーを構える不良を姿があった。
「っ、がッ……」
地面に身体を強く打ち、肺から息が吐き出されると同時に視界が暗転した。
────い……先生!!」
顔に硬く冷たいアスファルトの感触が伝わってくる。
地面に当たる頬がチクチクと痛むし全身は酷く熱いのだが、意識がハッキリするのに時間がかからないのは返ってありがたいのかもしれない。
私は、いつの間にやら地面へと倒れ込んでいた。原因は先程の爆発で間違いないのだろう。近距離で受けて身体が無事なのは、恐らくアロナが守ってくれたからだろうか……
だが、不幸なことに私の体は遮蔽から離れた場所にまで飛ばされ無防備な状態で晒されている。
どうにか起き上がろうにも、体は上手く動かせない。
「先生!!」
ユウカの叫び声が耳に入ってくる。きっと彼女は助けようとしてくれているんだろう……だが、既に私へと銃口が向いてしまっている。それを見て私は瞼を閉じた。
命の危機だと言うのに、頭は変に冷静だ。我ながら、どうしてそんなに呑気にしていられるのだろうかと不思議に思えた。
死ぬのが分かっているからなのか?
……
いや、きっとそうでは無いのだろう。この感じは、言うなればきっと──
タン、と甲高い破裂音が鳴る。酷く静かだった耳に良く響く音だった。
……いくら待てども身体に想像した痛みはやってこない。目を開けて確認しても、どこにも血は流れていない。
「外れた……?」
ふと、顔を上げれば……私を隠すように寂れた広告看板が倒されていた。少なくとも、偶然が重なって運良く転がってきたおかげで助かった、という訳では無いのは確かだ。
看板の端には鋭利な鉤爪がガッチリと食い込み、そこから繋がる丈夫そうなワイヤーが張られている。
「これは、SRTの……?」
口にしたタイミングで、それが以前見たものとは形状が違うものだと気付いた。それと同時に、鉤爪のアームは外れてそのままワイヤーを追うように勢い良く戻って行く。
その軌道を目で追っていくと、砂塵と黒煙の混じり合う靄と太陽の逆光の中に何かが立っていた。
分厚く着込んだプロテクターやボディーアーマー。
ベルトなどで固定された装備品の数々。
そしてなにより目立っているその人物の頭部。全体は緑色の少しメカニカルな造形のヘルメットによりしっかりと覆われていて、その表情は一切読み取ることが出来ない。
逆光で暗く映るその姿で、相手を威圧するかのように冷たく光り輝く目元。
その姿を一目見て、私の脳は────
其れが只者では無い存在なのだと理解した。
2年でそれっぽい難しい単語並べられるようになっただけで、内容はそこまで成長していないのでは?ボブは訝しんだ。
性別ぼかすと小説書く上で表現に困ったのでおまいらの性癖で決まる先生アンケートぉッッ!!ファイっ!!!
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例のハゲ