Archive of militia   作:マカロニサラ・ブリッグス

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トキのスキルブッパが楽しい今日この頃。

(ガチャのスケジュール見て)
わりーなコユキ。オレ石ねんだわ……性能次第でちゃんと引いてやるからさ、その次に待ち構えてるはずの限定にちょっと金入れるから2万貸してくれよコユキ?

(公式キャラ紹介見て)
は?なんだその赤面はよ!誘惑のつもりか?このメスガキが!オラ!泣け!


単独戦

 

「……おいおい、これは随分な有り様だな」

 

不穏な音が鳴り響く方向に引き寄せられるように進み、辿り着いた先では予想通り銃撃戦が展開されていた。

 

建物のあちらこちらに弾痕が刻まれ、辺りに建物の破片やガラスといったものが飛び散り散乱している。

不意の戦闘に備え、予め銃は抜いておく。ヘルメットのHUDのアシストを頼りに、慎重に音の原因へと近づいていった。

 

「ようやく見えてきたな──!?」

 

 

流れ弾に注意を払いながら接近して、そして音の主達を視認できる距離まで到達したところで俺は信じられない光景を見てしまった。

 

「一体、どうして子供達が銃を持ち出して暴れてるんだ……!?」

 

遮蔽の裏から俺が目にしたものは、学生程の年齢であろう少女達がその身には似合わぬ物騒なものを扱う姿だった。

 

ハンドガンから自動小銃の数々、果てには何処から調達したのかグレネードやスナイパーライフルといった普通ではありえない装備まで。

一般的な私服や学生服の姿では到底手にする事など有り得ないだろう獲物を彼女たちは持っていた。

 

間違いなく、関わるのは危険だ。とは言えど、何故この戦闘が行われているのかは知っておきたい。

この光景がフロンティアの戦争に関わる事象であるのなら俺には無関係とは言えないからだ。

 

視界の隅々を見渡せばやはり少女達が銃を構えている姿が続く。なぜ男性や大人が見当たらないのかという疑問はあるが、とにかくヘルメット越しに映る情報は全て頭に入れる。

 

「ん?あれは……」

 

銃口が集中する先、数人の人影が映った。

 

先程の少女達とは違って整った服装の少女……そして、スーツ姿の大人の姿を捉えた。恐らくあれはこの場にいるであろう唯一の大人。

よく見れば、周りの少女達はその人物を守るように動いているようだった。しかしその表情は皆、苦しげにしていてかなり不利な状態らしい。

 

「介入するべきか……?」

 

場の状況は把握した。だが今、手を出すのはこちらも危険が大きい。

あれらが敵か味方か、分かっていないままだ。横入りしてこちらが攻撃を受けてしまっては元も子も無い。

選択を見極める必要が……

 

「ッ!?」

 

思考の最中、複数の銃声に続いて一際大きな爆音が鳴った。見れば一人、遮蔽から身体を出して大きな円筒を肩に担いでいる。

それが向く先には巨大な黒煙が空へと噴き上がっていた。

 

「まさか、ロケットランチャーか……!?」

 

そんなものまで揃えているとは考えてもいなかった。

 

着弾した先は、大人達が隠れていたが遮蔽のすぐ傍だ。安否を確認すれば、遮蔽から少し離れた場所で倒れ込むその人物の姿があった。

幸い、五体満足で少し身動きをしている辺り、どうやらまだ命は失われていない。しかし……

 

「あれじゃ不味いぞ……」

 

遮蔽になるものが無い。そしてあの人自身もすぐには動けないだろうこの状況では絶体絶命だ。

 

しかし本当に助けるべきか否か、クーパー自身も迷いが残っている。

 

「あの黒煙が晴れれば撃たれる……」

 

 

人が死んでいくのは、見慣れている。戦争の中では珍しいことじゃない、俺自身も戦いで人を殺してきたその一人だ。奪ってきた数は既に3桁は超えているだろう……戦いで酷く麻痺した頭でもそれだけは覚えている。

……だが、それは殺したかったからじゃない。ただ守りたいからだ。

 

生まれ故郷を、共に生きた仲間を。後の時間を生きる、子供達を。

 

今、あれを放っておけばあの人物は死ぬ。他でもない子供達が引いた引き金によって……

 

「……俺は子供にまで、血を被らせるつもりか?」

 

 

 

──まさか。ふざけるなだ。

 

 

 

腕のグラップルを起動させる。

 

狙いは倒れている大人のすぐ隣に立てられていた分厚い看板、その角に引っ掛けてアーム噛ませたら全身を後方へと大きく倒れ込ませ、ジャンプキットを噴射させる。

腕に強い力が加わるのを感じた。引っ張るほどに強い痛みが走るが、関係なしにそのまま後退を続けた。

 

目論見通りに看板は動き、倒れ込むその人を射線から隠すように倒れ込んだ。

 

「よし」

 

気合を入れて、行動開始だ。

HUDに目標の数、位置、トラッキングを視覚化させて足を踏み出した。

今回は殲滅では無く、あくまでも少女達の無力化。そのためには武器を取り上げる必要がある。

 

まずは少女達に向けて、まっすぐに直進していく。彼女達の視線をこちらに向けさせて攻撃を防衛対象に流れさせないようにする為だ。

 

「おい!なんか来てるぞ!?」

 

「え、何あれ!?」

 

リラックス・スタビリティという姿勢制御技術により、ジャンプキットが行動のアシストを行うことで常にあらゆる動作を最高速度で遂行することができる。

 

「気を付けろ、素早いぞ!」

 

例え如何なる重武装であろうとトップスピードで迫り来るその姿は、相手を圧倒させるには十分だろう。

 

まずは先頭に立っている1人に向けてまずは一発、発砲する。ただし人体は狙わずに手元の銃をだ。

放たれた弾はマガジンにヒットして、中の弾薬を使えなくさせる。

 

「うわあ!?」

 

手元の衝撃で怯んだ隙を狙って接近し、銃口を掴み上げてから胸骨を目掛けて強く足で蹴り倒す。

少しばかり荒々しいが、こればかりは仕方が無いと割り切ろう。

 

「うえ?、チョおッ!?」

 

蹴った最初の1人が地面へと倒れ込むより先に、横の1人を目掛けてグラップルを放ち、武器を掴んで引き寄せる。当然反応しきれるわけもなく、引き摺られるようにして武器を手放した。

 

奪った2丁のマガジンを抜き、銃を敵の届かぬ後方へと投げ捨ててから一度遮蔽へと身を隠す。

 

ようやく反応し始めた他の敵は一斉に発砲を始めた。しかし位置までは分かれど、こちらの動きまでは分からないだろうことは知っている。

 

「クローク」

 

軽く身体が発光を始め、光の屈折により全身はリアルタイムで透明へと変わる。

そのまま遮蔽から出ようとも彼女達は敵が既に遮蔽に居ないことなど微塵も気付くことなく、発砲を止めようとはしていなかった。

 

「……悪いな、こっちだ」

 

そのまま集団へと接近して、そのうちの1人の銃を奪うのは容易だった。

 

「!?どうして……」

「横!?いつの間に……!」

 

2人がこちらへと獲物を向けようとする。

しかし、手に持った物を動かす最中が一番武器を弾きやすい。先に照準を合わせようとした方の銃を素早く蹴り飛ばし、もう片方は体術を駆使して奪い取る。後は最初と同じ動作を繰り返してから武器を捨てた。

 

「武器は無い、まだやる気か?」

「ヒ、ひイイ!?」

 

武器を失った彼女達は顔を青ざめさせて一目散に逃げ出して言った。彼女達が誰もサイドアームを持たないのは、こちらとしても対処が楽だから都合が良い。

 

辺りを再び見渡せば、ちらりと視界を赤いレーザーが光った。レーザーの元はスナイパーだろう

 

「次は、あれか」

 

数はまだ多い、まずは危険になり得る敵から先に潰すために、再びジャンプキットを起動する。

 

横倒しのトラックを飛び越え、グラップルを飛ばして壁へと飛び移り推進装置を吹かす。パイロットの本領発揮といこうか。

 

「嘘だろ……あいつ壁を!?」

 

ウォールラン。

パイロットの基本技能にして、代名詞とも言える高度な機動能力。それを駆使した縦横無尽な戦い方は、一端のライフルマンでは歯が立たない動きだ。

 

それもパイロットを含めた戦場を知らぬ彼女たちからすれば今までに経験したことの無い動きだ。まともに追えるわけが無い。

スナイパーライフルの狙撃は当たることはなく、男の接近を許してしまった。

 

「クソ……っ、当たんねえ……!」

「残念だが……もうコイツは撃たせないぞ。痛い思いが嫌だったら、ここから大人しく引くことだ」

「ッ!チィ!」

 

この至近距離では勝てないとわかったのか、銃を手放して離れていく。それと共に戦況が大きく変わったのか、他の少女達の行動は変化していった。

ヘルメットが周囲の通信を傍受したのか、クーパーの耳へと音声が入る。

 

『はい、え?それはなぜ……はい、了解、今から部隊を引き上げます』

 

通信先の音声までは分からなかったが、どうやら撤退を促しているようだ。

通信が入って数秒後、周辺から慌ただしく動く音が聞こえてくる。

 

どうやら内容通り彼女達は撤退を始めたらしい。視界の外にも注意を向けながら敵がいなくなるのを待つが、2分もしないうちに敵の姿は完全に見えなくなった。

 

「……ようやく終わったか」

 

オルタネーターの弾丸の消費は初動の1発のみ、自身の負傷も相手への大きな傷も無し……文句無しに上々な結果に終われたのは幸運だった。

 

武器を腰へと仕舞って、守っていた大人と少女達のいる方へと顔を向ける。

どうやら、全員もれなく無事らしい。正直なところ、今の騒ぎに乗じてこの場を離れているかもしれないと考えていたがその心配は無かったようだ。

 

「……あー、大丈夫か?」

 

「大人の、かた?え、えっと……」

 

紺色のツインテールの少女が浮かべるその顔は警戒半分、安心半分といった感じだ。警戒するのはまあ、この状況なら当然だろう。

 

「わ、わたしはミレニアムサイエンススクールのセミナー所属、早瀬ユウカです!そちらのお名前と所属をお伺いしても宜しいですか?」

 

サイエンススクール、ということはやはり学生という見立てに間違いは無かったようだ。

今の質問に対する答えを隠すつもりは最初から無い。言われた通りにそのまま返答しよう。

 

「こちらはミリシア軍の特攻兵団所属、パイロットのジャック・クーパーだ。隣の方々は?」

 

「ミリシア……私は、トリニティ総合学園の正義実現委員会所属、羽川ハスミ。そしてこちらが……」

「──いや、私から言うよ。ハスミ」

 

その人物はハスミと名乗る少女が紹介する前に、手で制止していた。

 

「!……お体の方は平気なのですか?」

 

「うん、身体を打っただけで話すのに支障はないから、せめてこれくらいはね」

 

そう言うとこちらへ向き直り、視線が合わさる。遠目で見た時から感じていたが、どうにも掴みどころの無い不思議な人だ。

 

「私は特別捜査部シャーレの担当顧問、皆からは先生と呼ばれています。……先程は、助けていただきありがとうございました。」

 

「いや、気にしないでくれ。あれは俺の勝手だったからな……けれど無事で良かった」

 

俺の選択次第では見殺しにしていたかもしれないのだ、素直に受け取れない。

 

「もし礼がしたいなら、色々と聞きたいことがある。それで大丈夫か?」

 

「ええ、構いません。まずはここから離脱しながら、ゆっくりお答えしましょう。」

 

「ああ、よろしく頼む」

 

出会いはあまりに偶然で、奇妙なものだったが……結果としては悪くはない出だしだった。




Q.ジャック・クーパーさんってなにもの?

A.元々はミリシア軍の一般兵。ある一件でパイロットの権限を渡されてから、恐らく1年以内にほぼソロで敵のパイロット(いわばベテランの兵士)を通りすがりに薙ぎ倒していく。

そのついでに敵軍が雇ったトップエリート部隊を単騎で壊滅させて、勝敗の決め手になっていた戦略兵器を無力化した結果、フロンティア戦争の戦局を大きく変えた。

いやなんなのコイツ。






アンケート作りました。
ストーリー上での呼び方が定まってないと、クーパーさんの先生の呼称に関してめちゃめちゃ面倒くさくなることに気付いたからです。

結果に関しては表記が彼か彼女かに変わる程度でキャラの大きな改変は起こりません。
ちょっとした遊び心は発動します。

運営さん!読む人によって呼び方が変わるプログラムをください!!

もしくは上手いこと性別を出さない、良い感じの解決案があれば……

追記:漢の娘って何だよって思ったそこのあなた!

私 に も 分 か ら ん。(メタルマンの博士)
男装女子みたいなもんだと考えて……

性別ぼかすと小説書く上で表現に困ったのでおまいらの性癖で決まる先生アンケートぉッッ!!ファイっ!!!

  • 男の娘(男)
  • 漢の娘(女)
  • 例のハゲ
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