アイドルマスターシンデレラガールズRTA   作:たい焼き屋台

2 / 8
ぱーとに

スタドリがぶ飲みRTAはーじまるよー!

 

はい、というわけで前回しぶりんをステージに送り出しました。激励を受けたしぶりんの顔はやる気十分といった様子だったので後は信じて待つ……わけありません。

 

裏方に回ったら、今回お世話になる音響、照明、そして上条春菜こと上やんの事務所と挨拶する場所は山ほどあります。

 

協力してくださる人に、あの手この手でごまをすりましょう。はえー、最近はアイドルのレベルが上がってるから、裏方のセッティングも大変?まま、うちのアイドルは世界一ですから(ニチャア)

 

これは現在の難易度示唆ですね。今回の世界はどうやらレベル高そうです。レベル高い方が貰える経験値もうまあじなので、難易度高めは嬉しいですね。

 

そんなこんなで挨拶回りをしていると、しぶりんの出番です。ライブバトルは三曲を交互に披露して、最後に集計されて結果が出ます。

 

先攻、後攻はどちらもメリットデメリットありますが、しぶりんのパフォーマンスは圧倒的なセンスで観客を引き込んで逃がさないタイプなので、先攻の方が体感勝率がいいです。

 

「始まりましたライブバトル! 本日の対戦カードは、先攻、346プロダクション渋谷凛! 後攻、メガネプロダクションの上条春菜!」

 

うし!まずは先攻をとりました。あとは今までの練習の成果を発揮して貰うだけです。そして、ライブバトル中はデレステよろしく音ゲーモードに。

 

本RTA一番のガバり所。音ゲーパートがやってきました。勿論高難易度のほうが得点が高いのでmaster+を選択して、と。

 

……プロデューサー音ゲー中……

 

はい!フルコンボ!序盤でミスる走者なんていないよなぁ?(フラグ)

 

というわけで、音ゲークリアです。音ゲーはライブ環境に関わってきます。どういうことかというと、音ゲーパートでミスると最悪、歌っている途中に音楽が止まります(1敗)。

 

あの時の絶望した顔の幸子を見て何かに目覚めそうになりましたが、普通に申し訳なかったので死ぬほど音ゲーは練習しました。

 

そんなこんなで残る要素は、しぶりんの実力のみ。ここからは見守ることしかできません。

 

……おぉ!ステップ決まった!声も出てる!可愛い!こっち向いてー!

 

こんな感じで小休憩も挟めるので、走者に優しいゲームなんです(ダイマ)。ちなみに米内Pもしぶりんの活躍を見て、ぐんぐんとスタミナが回復していきます。やったね、たえちゃん!これでまたぎりぎりまで働ける!

 

音ゲーしては応援することを三度繰り返し、いよいよ結果発表。やりきった表情で汗を拭くしぶりんをスクショで保存しながら、ユッキとまゆに感想を聞いてみます。

 

「いやー! すごかったね! キャッツを応援してる時みたいに会場が一体になってた!」

 

ユッキは興奮冷めやらぬといったご様子。やる気も十分なようなので、ユッキもライブバトルにどんどん参加させましょう。

 

「凛ちゃん。とってもかっこよかったです。まゆもあんな風にステージで堂々と……」

 

まゆもしぶりんに感化されてますね。静かに闘志を燃やしています。熱血まゆとか誰得?世界の得なんだよなぁ。

 

二人のコンディションも把握したところで、今回の主役。しぶりんに感想を聞いてみます。

 

「そう……だね。楽しかった……かな」

 

あぁ~爽やかな笑顔のしぶりん。最高です(鼻血)。しぶりんしか勝たん。

 

「お待たせしました! 結果発表です! 今回の熱戦を制したのは…………」

 

こ↑こ↓走者イライラポイント。

 

「346プロダクション! 渋谷凛! おめでとうございます!」

 

うぉー!勝ちました!正直難易度高い世界だったので、負けてもおかしくないと思ってました!

 

どこか夢見心地のしぶりん。自分のことのように喜ぶユッキとまゆ。アイドルが触れあってる姿、プライスレス。

 

さて、ライブバトルに勝利すると今度は相手からバトルを申し込まれることもあります。中には、ポケ○ンのように街中で挑まれることもあるので準備は怠らないようにしましょう。

 

とりあえず事務所に帰って祝勝会を開きます。頑張った後はご褒美。そんなわけで、私も自分へのご褒美としてデレステで10連ガチャを……。

 

……ちひろさーん!一緒に飲みませんか?え、笑顔が怖い?いやいや、気のせいですって。ほらほら飲んで飲んで。いい飲みっぷりですね!

 

……。

 

はい、というわけで飲みつぶれてぐでんぐでんの可愛いちひろさんのスクショも撮ったので満足しました。ついでに無料でスタドリ貰えるので、ちひろさんは定期的に飲み会に誘いましょう。

 

あまりちひろさんばっかに構っているとアイドル達の好感度が下がるので程々にします(2敗)。

 

ここで好感度システムの話をしますと、この世界ではアイドルは勿論、ちひろさんや社長、はたまたライブの時にお世話になる各所関係方々にまで好感度が設定されており、世界丸ごとハーレムも目指せます(白目)。

 

今回はアイドル達とにゃんにゃん(死語)する予定もないので、悩みを打ち明けてくれる程度に信用されるラインまで好感度は上げる予定です。

 

しぶりんは仕事に対して真摯に向き合っていれば、「ふーん、やるじゃん」とツンデレ風味にコツコツ好感度が上がるので、問題ありません。あ、あとは本人がやりたいことを率先して出来るように、多種多様な仕事を用意することも大事です。

 

ユッキは放っておくとキャッツ関連の仕事ばかりなので、しっかりとコントロールして、バラエティや歌番組などオールマイティーなタレントとして育てていきます。ユッキが疲れていたら、ビールを持って一緒に野球観戦に行きましょう。大体なんとかなります。(キャッツが勝てば)

 

まゆは好感度が常に一定です。何をしても好意的に受け止めてくれるとか聖女かな?まゆは放置するとハイライトが完全に消えて、事務所からも消えてしまいます。まゆに監禁、調教等のハードな展開を希望の方は追加のmodを導入しましょう。

 

説明している間に、米内Pとアイドル達の親好も深まったようです。誉める連打してたので問題ありません。バッドステータスにアルコールとありますが問題ありません。なんかアイドル達との距離が近い気もしますが問題ありません!(大声)

 

ちょっユッキ近い近い!そんな薄い格好で米内Pに近寄ったら不味いですよ!米内PのPがピー(放送禁止)になっちゃうから!

 

こらこら!まゆも対抗してこない!はいはいまゆも頑張ってるから、ライブバトル五連戦組んであるから!……え、本気だけど。

 

しぶりーん!癒しはしぶりんだけだよ……。え、ご褒美足りない?後で請求する?

 

はぁー疲れた。仕事してるより打ち上げの方が疲れますよクォレは。さて、一通りの流れはこのような感じです。こんな感じでとりあえず関東制覇を目指します。

 

それでは大きなイベントがあるまで倍速で行きましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――

 

目の前に広がる光景。一月前までは想像もしていなかった。

 

「これがライブバトル……」

 

一対一。自分の全てを相手に、観客にぶつける。

 

「負けたくない……かな」

 

思い出すのは舞台に上がる前に、プロデューサーと交わした言葉。

 

『勝ってこい。会場を蒼く、渋谷凛に染め上げるんだ』

 

それだけ言うとプロデューサーはさっさと挨拶回りに行ってしまった。アイドルになってから怒涛の一ヶ月だった。

 

芸能界のいろはから、初めて習う歌やステップ。毎日が新しい連続で一瞬で過ぎ去っていく。

 

出来ない振り付け、出せない高音、もっと練習がしたかった。どうしてもっと早く始めなかったんだろう。もどかしい気持ちが募る。日本一、プロデューサーが目指す場所は遥か先だった。

 

一緒に事務所に入った友紀とまゆ。タイプは違ったけどすぐに仲良くなれた。あんなに熱烈に勧誘されたのに他にも勧誘しているアイドルがいることにもやもやした気持ちがなかった訳ではない。

 

でも、二人も真剣だった。三人全員が日本一を本気で目指していた。クール、キュート、パッション。部門ごとにライブバトルの日本一位。誰が一番最初に取れるか勝負を約束した。

 

プロデューサーはいつも忙しそうだった。常に外回りの営業。レッスンの進捗具合。イベントの企画。一人で何個もの仕事を抱えている。事務所に寝泊まりは日常茶飯事だ。

 

ちひろさんが事務所は家じゃないんですけどね、と困ったように笑っていた。みんなが無理しないで、とプロデューサーに声をかけた。

 

でも、契約がとれたら嬉しそうに報告し、レッスンが上手くいくとビデオで何回も再生して誉め、やってみたい仕事の企画をどんどんと挙げる彼に、私も置いていかれないようにするのが必死だった。

 

『凛は黒と青どっちがいい? うん? 蒼色?』

 

いつの間にか堅苦しい雰囲気はなくなっていた。

 

『なるほどなぁ。凛の世界観に蒼はピッタリだな!』

 

いつも、あの笑顔に引っ張られる。

 

「……本日の対戦カードは、先攻、346プロダクション渋谷凛! 後攻、メガネプロダクションの上条春菜!」

 

――そして、ここまで来た

 

息を大きく吐く。心臓の鼓動がうるさい。

 

ウォォ!!春菜ちゃーん!!

 

会場から相手を応援する声が波のよう押し寄せる。当たり前だ。自分はまだアイドルを初めて一ヶ月。無名もいいところだ。それでも。

 

『勝ってこい』

 

「勝ちたい」

 

二人で考えた演出。会場を自分の蒼で染める。

 

「プロデューサー、私は勝つよ」

 

真っ青なライトが観客席を照らす。退屈だった世界に色がついた。溢れだした色は会場を飲み込んだ。

 

私は、アイドルになったんだ。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。