【休載中】転生八幡。スライムになったよ!てへっ♪   作:甘味の皇帝

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11話

リムル「お…おお…っ」

リムルが浮いた。

エイト「[重力操作]か?」

俺も持ってる便利スキルだ。

リムル「ああ。カリュブディスの核を喰ってそのスキルの解析が終わったんだよ」

エイト「俺も持ってるぞ」

俺も浮いてみせる。

リムル「エイトの方が安定してるな。慣れてるからか?」

エイト「あーそうかもな。羽あった方が安定するか?」

リムル「今はまあ羽があった方がな」

エイト「流石に俺もミリム並みのスピードでは飛べないけどな」

リムル「お互いまだまだだな」

俺たちは床に着地する。

エイト「シュナ」

外にはシュナがいてくすくすと笑っていた。

リムル「もう時間か?」

シュナ「はい。兄もリグル殿もすでに準備は完了しています。威厳のある姿を見せてくださいませ」

 

魔王カリオンからの提案を受け魔国連邦(テンペスト)と獣王国ユーラザニアは互いに使節団を派遣することになった。使節団団長に任命したのは幹部候補のボブゴブリンが数名とその取り纏め役としてリグル。そして、団長にはベニマルを指名した。

 

暮らしぶりはゴブリン村だった頃に比べてとてつもなく贅沢になったがテンペストは、まだ国として経験不足だ。ユーラザニアと良好な関係を築くことが出来れば、正式に国交を結べる日も遠くないだろう。使節団には頑張って交流を確かなものにしてもらわないとな。

 

俺たちは校長先生が話す場所(みたいな所)に上がった。

エイト「諸君。是非とも頑張ってきてくれたまえ!」

辺りは静まり返る。

シュナ「…それだけですか?」

駄目か。

エイト「リムル」

リムル「…わかった。えー…じゃあもう少しだけ。いいか、お前ら。今回は相手と今後も付き合っていけるのかを見極めるという目的もある。我慢しながらじゃないと付き合えそうもないのならそんな関係はいらん。お前達の後ろには俺たちや仲間達がいる。恐れず自分達の意思はキッチリ伝えろ。友誼を結べる相手か否かその目で確かめてほしい。頼んだぞ!」

しっかりしてるなー。

エイト「任せたぞベニマル」

俺は段を降りて言う。

ベニマル「は。カリオンが信用に足る人物かこの目で見極めてきます」

リムル「リグル達も頑張ってくれ。良い点はどんどん取り入れたいからな」

リグル「見聞を広めて参ります!」

ベニマル「では行くぞ」

リグルと数名「「「「「「はい!」」」」」」

 

エイト「迎賓館の料理人はどうだ?」

シュナ「はい。十全に」

次はこちらの受け入れ準備だ。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「もう帰るよ。暗くなっちゃう」

「はぁい」

森で親子は木の実を摘んでいた。すると、

「ガサッ」

キノコ型の魔物があらわれた。

「きゃああああ」

ヨウム「動くな!!」

「ザバッ」

ヨウムによりキノコ型の魔物は倒された。

ロンメル「怪我はありませんか?」

「え?あ、はい」

「…あの、ありがとう。剣、かっこいい」

ヨウム「だろ?この先のテンペストっつう魔物の国で造ってもらったんだ」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

テンペストでは迎え入れる準備が着々と進んでいた。ベスターが礼儀を。シュナが料理、シオンが町の清掃を行っていた。

 

ヨウム「なんか忙しそうな時に来ちまったかな」

リムル「いやいいよ。せっかくだし接客の練習相手になってやってくれ」

ヨウム「接客?誰か来んの?」

酒を飲みながらヨウムが言う。

エイト「ああ、もうじき魔王カリオンとこから使節団が来るんだよ」

ヨウム「…………ぶーーーっ」

ヨウムの吹いた酒をリムルは避けたが俺に直撃した。

エイト「おい、わざとだろ」

ヨウム「魔王カリオン!?なんだってそんなことに…!?」

無視かよ。

リムル「まぁ話せば長いんだが…」

:

:

リムルが事情を説明した。

リムル「というわけで国交樹立のチャンスってワケなんんだよ」

ヨウム「は、ははぁ…なるほど…。それにしても、魔王かぁ。その配下ならさぞかしおっかないのが来るんだろうなぁ…」

エイト「どうだろうな。別にケンカが目的なわけじゃないし」

ヨウム「でも、不測の事態に備えてあちらにはベニマルさんを行かせたんだろ?向こうだって同じように考えるんだじゃねぇのかなぁ」

リムル「だとしても関係ないな。下手に手を出してチャンスを不意にしたくないし」

ヨウム「たしかに…」

エイト「だから、お前も使者相手に喧嘩売るなよ?」

ヨウム「俺も手下どももそこまで馬鹿じゃねーですって」

エイト「あ、そういえばハクロウが会いたがってたぞ。腕が鈍ってないか確かめたいって」

ヨウム「師匠が!?一気に酔いが醒めた…」

 

 

ー数日後ー

 

 

リムル「…来たか」

使節団と思われる虎の引く馬車ならぬ虎車が俺たちの前に止まった。そして、扉が開く。

「お初にお目にかかります。ジュラの大森林の盟主様。私はカリオン様の三獣士が一人。

"黄蛇角のアルビス"といいます」

リムル「初めまして。俺が「はッ」…」

虎車の中から声がする。

「弱小なるスライムが盟主だと?馬鹿にしてんのか!?」

そいつはドアを蹴って開けて出てきた。

「その上矮小で小賢しく卑怯な人間共とつるむなど、魔物の風上にも置けねぇ」

アルビス「控えなさいスフィア。カリオン様の顔に泥を塗るつもりですか?」

スフィア「うるさいぞアルビス。俺に命令するな」

……フォビオの一件で礼は守らせるとかなんとか言ってたし…カリオンがその辺のことを伝えないやつとは少ししか会ってないが少なくとも第一印象としては思えない。ならなんで…こいつらがカリオンの言いつけを聞かないやつとも思えない。なら……

リムル「…ずいぶんな物言いだな。このヨウムは俺の友人で同じ師についた弟弟子でもあるんだが」

ヨウム「お、おいリムルの旦那」

スフィア「それがどうした?」

リムル「なぁ、ヨウム。ちょっと実力を見せてやったらどうだ?」

ヨウム「はぁ!?おいおい平和的にいくんじゃなかったのかよ!?」

リムル「向こうが仕掛けてくるなら話は別だ」

スフィア「ほぅ?やるか人間」

「頭、やっちゃってくださいよ!」

「お願いしますヨウムさん!」

ヨウムの手下達が応援する。

ヨウム「………しょうがねぇなぁ。ちゃんと骨は拾ってくれよリムルの旦那。エイトの旦那」

エイト「あ、ああ。任せ…た?」

リムルが俺を持っていたシュナのところにシオンによって預けられた」

リムル「??」

嫌な予感が…。

シオン「黙って聞いていればリムル様に対する暴言の数々。我慢に我慢を重ねていましたがどうやら必要はなかったようです」

ヨウム「シオンさんちょっと…」

シオン「貴方の相手は私です」

シオンは大太刀を置いて言う。

スフィア「面白い。スライムの配下がどの程度のものかこのオレが確かめてくれる!」

スフィアは飛び上がりシオンに飛びかかった。

シオンとスフィアは手をお互い掴み合う。

そして、激しい戦いが始まった。

 

アルビス「___まったく、しょうがありませんね、スフィアは。代わりに貴方があの人間の相手をしなさい。グルーシス」

グルーシス「え?俺ですか…人間の相手ね…まぁいいか。遊んでやるよ人間」

グルーシスと呼ばれた獣人の男は小刀を二つ出す。

ヨウム「おう。よろしく…な!」

ヨウムは大剣をグルーシスに振り下ろす。

グルーシス「っとぉ」

それをグルーシスは避け、

グルーシス「おらよ」

小刀二つをヨウムに向かって投げる。

ヨウム「……うおおおお!!」

ヨウムはそれを避けると直進しグルーシスに大剣を振り下ろす。

グルーシスはそれを避け投げた小刀を空中でキャッチ。

ヨウム「!!」

振り下ろされる小刀をヨウムが大剣で受ける。

ヨグ「「(!?なんだこの急激な魔素の高まりは…!!)」」

 

シオン「鬼人の真の力見せてあげましょう…」

シオンの両手の先には魔力弾ができ、膨れ上がっていっている。

リムル「おい、シオン!この辺り一帯をふっとばす気か!?」

シオン「うふふ」

シオンは邪悪な笑みを浮かべたままでリムルの声など聞こえていない様子。

スフィア「…いいぞ見せてみろ。本能を解き放て!!そしてオレをもっと楽「お前らそんくらいにしとけ」」

俺は2人の間に入る。

アルビス「そうですね。このあたりに致しましょう」

スフィア「…ちっいいトコだったのに」

ヨウム「ええぇ、お、おい?」

リムル「剣を下ろせヨウム」

ヨウム「旦那…」

エイト「それで俺たちは合格なのか?」

恐らく俺たちを試してたんだろうな。

アルビス「ええ。堪能させていただきましたわ」

ヨウム「合格!?てことはまさかこの仕合は…」

エイト「ああ。どうやら俺たちは試されていたらしいな」

すると、スフィアは右手を空に掲げ

スフィア「見たか、お前ら!彼らは強く度胸もある!我らが友誼を結ぶに相応しい相手だ!

彼らとその友人を軽んじることはカリオン様に対する不敬だと思え!わかったな!!」

「「「「「「ははッ!!」」」」」」

 

グルーシス「スフィア様の言われる通りだ。獣人とこれだけやり合える人間は滅多にいない」

ヨウム「…嬉しいね」

リムル「お前よく気がついたな」

エイト「フォビオの一件は魔王カリオンが伝えてるはずだし彼らが魔王カリオンの言いつけを守らないとは思えないからな」

リムル「なるほどな。あ、シオンもそれでいいんだよな?」

シオン「……は、はい…ですが、あの…コレどうしましょう?」

リエ「「これ?」」

シオン「こ、魔力弾(これ)」

あ、爆発寸前だ。

スフィア「お、落ち着けっそっとだ、そっとそれを上に向けるんだ」

リムル「消せないのか?」

シオン「無理ですっといいますかもう気力が限界で…」

スフィア「なにぃーーー!?」

エイト「はぁ…まったくしょうがねえな」

俺は人型になりシオンの目の前に立つ。

アルビス「!」

[完全結界]

俺は結界で魔力弾を覆う。

シオン「!!」

シオンも魔力弾の操作が自分から外れたことに気づいたのか驚いている。

俺はそれを自分の方に引き寄せ、魔素に還元する。

エイト「ほいお終い」

リムル「流石エイト」

アルビス「…流石はカリオン様の認めしお方。貴方と貴方の国と縁ができたことに感謝を」

この出来事は俺の印象にそれなりに影響を与えたらしい。

エイト「こちらこそ」

リムル「ようこそ魔国連邦(テンペスト)へ」

 

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