【休載中】転生八幡。スライムになったよ!てへっ♪   作:甘味の皇帝

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2話

ー翌朝ー

 

リムル「だいぶ野性味のある世帯になったな」

 

エイト「それな。てか俺何もしてなくね?」

 

リムル「ならこれから何かしてくれよ。頼んだぞ」

 

エイト「へいへい」

 

リムル「あ、そう言えば村長。お前の名は?」

 

村長「いえ魔物は普通名を持ちません。名前がなくとも意思の疎通はできますからな」

 

リムル「そうなのか…でも俺たちが呼ぶのに不便だな。よし……お前たち全員に名前を付けようと思うが…いいか?」

 

すると、全員が熱い眼差しで俺たちを見る。

 

村長「よ、宜しいのですか?」

 

リムル「お、おうじゃあ、まあ一列に並ばせてくれ」

 

エイト「俺ネーミングセンスないからお前に全部任せていいか?」

 

リムル「……何かする話どこ言ったんだよ」

 

エイト「スキルで名前と顔全部一致するように暗記するからそれで許して。一度出たやつだったらちゃんと言うから」

 

リムル「はぁわかった。それで許す」

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と、ゴブリンたちはつけ終わった。

そして、リムルが牙狼族のボスの息子に名をつけた。

 

リムル「嵐の牙で"ランガ"。お前の名は嵐牙(ランガ)だ」

 

すると、

リムル「!?」

 

リムルがいきなり脱力?して、喋らなくなった。

 

あ、そういえばリムルはコウモリを捕食した後発生器官を模して喋れるようになったんだよ。俺はまだ念話しかできないけど。

 

 

ー3日後ー

 

エイト「よう」

 

リムル「おはよう。お前も名前つけてたら俺こうならなかったんじゃないのか」

 

エイト「っ、り、リグルドー。リムルが起きたぞー」

 

リグルドとは村長のことだ。ちなみにリグルドなんだが…

 

リグルド「リムル様!お目覚めになられましたか!」

 

家の中にムキムキマッチョのホブゴブリンが入ってきた。

 

リムル「(誰だよ!?)」

 

リグルド「さあこちらへ。宴の準備が出来ております」

 

エイト「やばいよな」

 

リムル「お、おう…なんか…みんなデカくなってるな」

 

嵐牙「御快復心よりお慶仕ります。我が主人よ!!」

 

嵐牙が尻尾を振りながら言う。それなければめちゃくちゃかっこいいのに…。

 

リムル「ら…ランガ?」

 

嵐牙「はっ」

 

リムル「(ど、どゆこと?)」

 

エイト「魔物にとって名付けは格が上がることに直結するらしいぞ。だから名付けたやつは魔素を消費して名付けられたやつがこうして進化すると…」

 

リムル「…やっぱエイトもやってくれればよかったんじゃ…」

 

エイト「こ、今度する機会があったらな」

 

リムル「頼むぞ」

 

 

ー翌日ー

 

昨日は宴をしたんだが、その時俺とリムルで話し合って出たことを皆に話すことにした。

 

リグルド「皆広場に集まれ!リムル様とエイト様より大切なお話がある!」

 

と、騒ぎながらこっちに集まってきた。

 

ー5分後ー

 

リムル「…はい今みんなが静かになるまで5分かかりました」

 

エイト「ぶっ」

 

どこからか取ってきたであろう付け髭をつけてリムルが校長先生のモノマネをする。皆には通じてないが……。

 

リムル「えー気を取り直して。見ての通り俺たちは大所帯になった。そこでなるべくトラブルを避けるためルールを決めようと思う。1つ。仲間内で争わない。2つ進化して強くなったからと言って多種族を見下さない。3つ。人間を襲わない。以上だ。最低この3つは守ってもらいたい」

 

おー流石リムル。俺何もしなくていいじゃん。

 

え?サボり?いやいや俺はリムルに何か指示されたら動くからいいんだよ。

 

すると、

リグル「宜しいでしょうか」

 

リグルドの息子のリグルが質問をしていいか聞いてくる。

 

リムル「お、なんだねリグル君」

 

リグル「何故人間を襲ってはならないのでしょうか?」

 

リグルド「リムル様のご意志を…!」

 

リムル「まあいいからいいから。簡単な理由だ。俺が人間を好きだから。以上だ」

 

ちなみに俺は好きじゃない。あれ?つまり俺の意思ルールにそぐわなくね?まあ、この辺はリムルに丸投げだな。

 

リグル「なるほど!理解しました!」

 

軽っ。

 

リムル「いやええとな人間は集団だ生活してるだろ?」

 

あれ?じゃあ俺人間じゃなかったってこと?

 

リムル「彼らだって襲われたら抵抗するし数で押されたら敵わないだろ?そういう訳でこちらからの手出しは禁止だ。仲良くする方が色々と得だしな。そんな所だ。なるべく守るようにしてくれ」

 

リムル「それとだ。エイト。エイトには警備担当を統率してほしいんだが」

 

エイト「どゆこと?」

 

リムル「もしも襲われた時の対処法とかを教えてほしいんだ。あと、お前の方が戦闘向きだしな」

 

エイト「まあ、何かするって言ったしな。別にいいぞ」

 

リムル「ありがとな。それと、村長リグルド」

 

リグルド「はっ」

 

リムル「君をゴブリン・ロードに任命する。村を上手く治めるように」

 

リグルド「ははぁ!!身命を賭してその任引き受けさせて頂きます」

 

おー丸投げだな…。

 

 

ー数日後ー

 

リムルがゴブリンたちに役を与えた。狩りをするチームと食糧調達チーム。あ、ちなみに俺は食糧調達チームに同行してる。え?何でかって?まあそれについては後で教える。

 

まあ、そんなわけで衣食住の食は問題ないんだが…衣と住に問題があったんだよ。家は家と呼べないし服は布を被せただけ。うん。露出しすぎだった。

 

それで、リムルとリグルと3人のゴブリンが技術指導者を村に呼ぶため武装国家ドワルゴンに向かった。その間は俺がリムルの代わりらしいが、大抵はリグルドに丸投げでいいらしい。

 

だから俺はスキル習得条件達成のため食糧調達チームに同行してる。

 

〜〜〜

 

エイト「えぇ……」

 

同行を初めて4日。何と……

 

エイト「ふざんなよ」

 

スカイドラゴンと対峙した。スカイドラゴンは2人の冒険者を追っていたらしく、今なら逃げられる。が、

 

スカイドラゴンが放った青い雷?のようなもので殺された。

 

エイト「お前たちは今すぐ村に戻れ」

 

「で、ですがエイト様!」

 

エイト「お前らに死なれちゃリムルに顔向けできないしな」

 

「エイト様も死なないでください!」

 

エイト「わかってる。そう簡単に死なねえよ」

 

嵐牙狼に乗ったゴブリンたち3人と3匹には村に戻ってもらった。

 

エイト「死なねえとは言ったが…きつくね?」

 

すると、スカイドラゴンが先程の攻撃を仕掛けてくる。

 

エイト「っ、スキル[完全結界]」

 

俺は結界を張りそれを防ぐ。

 

なあ英知。こいつに勝てる…

 

と、俺が話しかけようとした時にはスカイドラゴンが再び俺に攻撃を仕掛けて来た。

 

エイト「今取り込み中なんだよ!」

 

こいつに勝てるスキル会得できるか?

 

エイト「(もう結界張りっぱなしでいいや)」

 

英知『解。できません』

 

は?

 

英知『体内魔素残量が少ないため個体名[スカイドラゴン]を倒すことが可能なスキルを会得できません』

 

え?俺いつそんな使った?

 

英知『攻撃を防ぐ為に使用した[完全結界]とただ今使用中の[完全結界]により体内魔素(エネルギー)残量が半分を切りました。このままいくとスリープモードに入ります』

 

えぇ……最悪じゃん。魔素を消費せずに会得できるやつないの?あいつに勝てるやつ。

 

英知『解。あります。ただそれを使用した場合ユニークスキル[欲望者(ホッスルモノ)]が消滅します』

 

え?マジで…。でも、それをするしかないわな。

 

英知『ただ、得られるスキルの能力はユニークスキル[欲望者(ホッスルモノ)]と同等。またはそれを超えるものになります』

 

まあ、それでいい。よろしく頼む。

 

英知『了。ユニークスキル[欲望者(ホッスルモノ)]を使用します』

:

:

英知『エクストラスキル[災厄(カラミティ)]を獲得…成功しました』

 

これで…

 

英知『エクストラスキル[災厄(カラミティ)]の能力が

欲望者(ホッスルモノ)]を超えていない為、エクストラスキル

災厄(カラミティ)]をこれまでに得た攻撃型のスキル全てと強制統合、進化させます』

 

は?

 

〜〜〜

 

英知『緊急事態発生。現在統合中のスキルを進化させる為に生贄となる魂が必要です』

 

え、じゃあどうすればいいの?てか魂とか怖えよ。

 

英知『前方3mにいる人間を吸収することで条件を達成できます』

 

…………あの人たちは死んでるのか?

 

英知『はい。生命活動を停止しています』

 

……わかった。それを使用させてもらう。

 

俺はすぐに先程の冒険者2人を回収して吸収。

 

魂を分離して魂を生贄に、体を分解して解析した。

 

 

 

来ていた山の上に雨雲が被り天候が悪くなる。

 

俺の周りを紺色の炎が覆い、地震が起きる。

雪も降り始めた。

 

え?どゆこと?

 

英知『これより得るスキルの進化過程、魔王種への進化により起こる現象です』

 

この現象で出る被害予想は?てか、魔王種?

 

英知『山が丸ごと吹き飛びます。魔王種とは魔王になる資質をを持った存在のことです』

 

魔王のことは一旦置いといていいけど被害の方はどうにかならないの?

 

英知『ユニークスキル[完全結界]で半径10mを覆いますか? YES NO』

 

YESだ。

 

 

[完全結界]のおかげで 被害は少なくなったが………。

 

炎は青くなり威力を増した。地震は震度8を優に超えている。竜巻の威力も増し、赤い炎が混ざっている。

 

そして、俺に向かって青い炎が混ざった黒い雷が落ちた。

 

エイト「あ…」

 

地面に直径20mの大穴が空いた。

 

 

そして、その穴の上に飛んでいるのは1人の

人間。もといスライムだ。

 

エイト「今度は俺の番だ」

 

英知『ユニークスキル[災禍(ディザスター)]を獲得…成功しました。吸収した人間を使い人間の姿を獲得しました』

 

俺は前世の姿(目腐りなし)を獲得した。何で浮いてるか?重力を操れる俺には愚問だな。

 

すると、スカイドラゴンが攻撃を放つ。

 

エイト「スキル[完全結界]」

 

俺はそれを防ぐ。そして、

エイト「ユニークスキル[災禍(ディザスター)]」

 

俺より半径50mの重力を10倍にする。ちなみに俺は重力変動無効を持ってるから効かない。

 

スカイドラゴンは下に落とされ地に着く。

 

地面から青い火の柱が現れてスカイドラゴンを灼く。 

 

エイト「[雷炎]」

 

そこに、青い炎を纏った黒い雷が落ち、スカイドラゴンは塵となって消えた。

 

エイト「え、強」

 

 

〜〜〜

 

〜ドワーフ王国〜

 

リムル「!?(なんだ?この圧は…!)」

 

大賢者『解。個体名:エイト=テンペストが魔王種への進化を成功した為に増大した魔素によるものです』

 

リムル「(ここまで伝わるものなのか?)」

 

大賢者『解。[影繋ぎ]によるもので他の魔物、人間には伝わっていません』

 

リムル「(そうなのか。魔王種ってなんだ?)」

 

大賢者『魔王になる資質のある存在のことです』

 

リムル「(エイトは何してそんな魔王種になったんだ…?)」

 

翌日、リムルたちは色々あって王宮に連行された。

 

 

〜〜〜

 

ー6日後ー

 

リムルが帰ってきた。刀鍛冶のカイジンと3人兄弟を連れて。それと、リムルの噂を聞いて集まってきたゴブリンたちにリムルと俺が半分ずつ名付けをした。リムルはスリープモードに入ったが俺は入んなかった。

 

え?何でかって?ふっ、それは俺が[災禍(ディザスター)]の権能[自然発生]を持ってるからだよ。体内から一定の速度で魔素を生み出す能力のおかげでギリギリ体内魔素残量の一定値を切らずに済んだんだってわけだ。

 

そんなわけで俺は新しく得たスキルを試す為に封印の洞窟にいる。

 

エイト「え、何これ」

 

俺の周りは竜巻と豪雪と青炎に覆われている。

 

英知『解。ユニークスキル[災禍(ディザスター)]による

三位一体(トリニティ)]です。内訳は[暴風][豪雪][青炎]です』

 

つまり、3つのスキルを合わせて使用できると。

 

英知『通常の同時攻撃よりも攻撃力が上昇します』

 

便利な。

 

俺はスキルを解く。

 

エイト「魔王種って言ってたけど魔王にはなれるのか?」

 

英知『真の魔王になるには1万の人間の魂が必要と推定されます』

 

え、怖。てかそんなの集められねえよ。まあ、魔王についてはまた今度考えるか…。

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