【休載中】転生八幡。スライムになったよ!てへっ♪ 作:甘味の皇帝
〜スナックジュラ〜
リムル「だからさ、俺は皆にもっと自由に生きて欲しいんだよ。俺たちがそうだし。なのに二言目には『リムル様の為』『エイト様の為』…」
トレイニー「あらあら贅沢な悩みですねぇうふふ。皆さんきっとご恩返しがしたいんですよ。リムル様とエイト様に。道を示してくれたから、居場所を創ってくれたから」
リムル「………居場所、ね…」
…居場所か…そういえばいつになったら本物は見つからんだろうな…人間より寿命長いんだろうし焦らなくていいんだろうが…と、その前に
リエ「「で、トレイニーさんはここで何を?」」
トレイニー「はい、MAXコーヒーおかわりね」
エイト「ありがとうございます」
いても悪くないしMAXコーヒーくれるからいいか。
トレイニー「それにしてもこれ美味しいですよね芋の次に」
芋好きかよ…。
リムル「それと、エイトはこんなところにいて怒られないのか?可愛い彼女に」
なんで怒ってるのリムルくん?
エイト「大丈夫だろ。トレイニーさんが勝手にいたんだし」
リムル「それもそ「エイト様」」
この部屋は至ってシンプルなスナックの構造をしている。他のスナックと比べても大差はない。けれど、ここがあまりにも異質に感じられたのは、1人の少女(?)がそこにいたからだらう。少女は中に入ってすぐのところで青筋を立てていた。僕の息の根が止まるまで、きっと彼女はそういう顔をしているんじゃないか、そう錯覚させるほどに、この光景は見たくないものだった。それを見た時俺は身体も精神も止まってしまった。不覚にも万能感知等諸々の常用スキルが切れてしまった。約1秒程。
シュナ「私が何を言いたいかわかりますよね?」
エイト「あ、あの、こ、これは…トレイニーさんが勝手にいただけで…」
シュナ「いたなら出ればいいじゃないですか」
トレイニー「あらあら、凄い独占欲ですね。愛されていて何より」
笑ってないで助けて!心臓が止まっちゃうよ!心臓無いけど!
シュナ「まあ、エイト様がそれでいいならいいんですけどね」
エイト「いや、本当すみませんでしたー!!」
俺は渾身の土下座をかます。
シュナ「土下座してる人を踏みつける趣味は私にはありませんよ?」
いや、謝ってるだけじゃん…。
すると、シュナは少し考え込んだ末
シュナ「これから毎日私と一緒に寝ていただけるなら許してあげますよ」( ◠‿◠ )
と、言ってきた。
エイト「ぜ、善処します…」
シュナ「寝ますよね?」
エイト「ぜ、ぜん「寝ますよね?」はい…」
リムル「(ざまぁみろ)」(=^▽^)σ
リムルめ…っ…。
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リムル「最近雨多いな」
梅雨か?
ゴブタ「毎日これじゃ気が滅入るっすねー」
トレイニー「あらあらそんな事言わないでください。雨は必要なんです。天からの恵みを大地がたっぷりと受け止めて緑は茂り虫達が増え小動物が繁殖しまたそれが土に……そうして森は着々と大きくなっていくのですから」
ゴブタ「へーだからちょっと太ったんすね」
エイト「」
すると、雨の勢いが急激に増した。
リムル「おっおい早く窓閉めろ」
ゴブタ「はいっす!」
エイト「…ゴブタにはあとで言っておきます」
トレイニー「消してくれて構いませんよ」
怖……。
エイト「ま、まあそこまではしませんよ?」
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ー夜ー
リムル「おっ流れ星」
俺たちは窓を開けて空を見上げる。
シオン「まあ素敵!」
目を輝かせて…やっぱり女の子だな。
シオン「あ、また!リムル様とエイト様と添い遂げたい!リムル様とエイト様と添い遂げたい!リムル様とエイ…あっ消えちゃった!!」
流石魔物…本人の前でとは。メンタルが人間の比じゃない固さだ…。
シュナ「……」
その後きたシュナに正座させられてシオンとリムルは怒られた。俺?逃げたよ。
:
:
〜シュナの機織り工房〜
シュナ「『七夕祭り』ですか?お星さまに願い事をするという…」
エイト「ああ、シュナに仕切ってもらいたいんだ。リムルと話したんだが、裏方ばっかりで神事とか晴れ舞台が全然なかっただろ?巫女姫なのに」
シュナ「まあ!わかりました!命にかえてもエイト様の想いに応えてみせます!」
エイト「頼もしい事で」
ちなみにこれはリムルがシオンの叫びで思いついた事だがシュナに言うと怒るので言わないことにした。
エイト「ま、そんなに張り切りすぎるよなよ」
俺は工房を後にする。
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「ガビル隊が帰ってきたぞ!」
「おお本当だ!」
「リムル様とエイト様にご報告を!」
「数日前に旅立ったガビル隊が帰ってきたぞー!!」
リムル「大丈夫かガビル!」
いや、なんか干からびてない?カピカピだし…。
ガビル「は…はは、リムル様、エイト様…我輩…やりましぞ。我輩達の冒険物語…聞いてくださいますか」
リムル「後でな」
ガビル達が持ってきた立派な笹だけもらって俺たちは戻って行った。可哀想な奴め…。
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エイト「なかなかいい具合に出来てきたな」
リムル「初めての七夕、みんな楽しんでくれてるみたいだ。どんな願い事書いてんだろ」
エイト「意外なのかあると面白いよな。なあ、ベニ…」
ベニマル「
ベニマル「リムル様とエイト様のために尽力するのは当然だからダメだ。戦士としての高みを目指すのも改めて書くことでは…町の平和も同じ事だし……シュナの幸せを願ってはどうだろうか?大きなお世話と小言が来る。ああ〜〜〜〜〜〜〜昨日から考えてるのに全然決まらない一体どうしたら……」
ベニマル…それ振るえながら考えることじゃないと思うぞ…。
リムル「…もう『毎日健康に暮らせますように』とかにすれば?」
ベニマル「いや!もう少しこう、かっこいいのを!」
エイト「お前って意外と…」
ある意味意外なのが見れたな。
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シオン「シュナ様、短冊に願い事を書かないんですか?」
シュナ「巫女は願いを受け止める側ですよ。私はエイト様直々に神事を任されているんです!エイト様の信頼があれば他に何も…「じゃ私は書きますね。リ〜ム〜ル〜さ〜ま〜と〜エ〜イ〜ト〜さ〜ま〜と〜…」…」
:
エイト「え?神楽舞いにもう1人欲しい?」
リムル「じゃあシオンも巫女役で。できるよな?」
すると、2人が踊り(喧嘩)始めた。
リムル「すごい神楽舞い(?)だ息ぴったりだぞ!キレッキレだ!!」
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場所は変わって…
ソウエイが短冊を括り付ける。
ソーカ「(はっソウエイ様!ソウエイ様が願い事を!?見たい!でもそれは何かいけない事のような…あああ!!だめよソーカ見てはだめ…)」
ーー
背
気後
をに
つ
け
ろ
ーー
ソウエイ「間違えたこっちだ」
ソーカ「」
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神楽舞い(本番)
やっぱりシュナは可愛いな。
ガビル「リムル様とエイト様はお祭りがお好きなんですなぁ」
リムル「ただ単に楽しい事が好きなだけだよ。魔物の町に『祭り』って文化を根づかせたいってのもあるけどさ。この町がもっと大きくなったら国をまたいだ祭典を催すのも面白いな。魔物も人間も関係ない、な」
ガビル「おお野心的!その時はぜひまた我輩も一口乗らせて頂きたいですな!実はもう出し物の企画が出来てまして…」
ガビルが木の板を見せる。そこには『ガビルvsデスパンダ』『リムル様エイト様絶賛』の文字。
リムル「あとでな」
容赦ねぇ…。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
神楽舞いが終わって…。
シュナ「ところでエイト様とリムル様はどんな願いを書いたんですか?」
シオン「そうですぜひ!」
周りからも「知りたーい」という声が聞こえる。いや、書いたには書いたが…
リムル「………ふ、決まってるだろそんなこと。『皆の願いが叶いますように』さ」
と、辺りは盛り上がってリムルをシオンが抱きしめる。皆は「リムル様素敵ー」とか「流石リムル様ー!」という声が聞こえる。そんな中静かに俺の方に近づいてきたのはシュナだ。
シュナ「それで、エイト様は何を書いたんですか?」
エイト「……いや、まあ、な?」
シュナ「?」
エイト「いいだろ別に」
言えるんけねえだろ…『シュナと幸せになれますように』なんて……。