【休載中】転生八幡。スライムになったよ!てへっ♪   作:甘味の皇帝

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25話

その後の展開は実に酷い物だった。その描写を書いても恐らく読者の皆様は全く楽しめないことだろう。だからカットさせて頂いたわけだが簡単に説明しよう。クレイマンはシオンにボコボコにされて倒れ込んだ。クレイマンがミリムに『狂化暴走』(スタンピード)してこの場の全員殺し尽くせとかとんでもないことにを言っていたが今度はミリムが爆弾発言。操られてないと言ってきたのだった。まあ、俺は気づいてたがな。ほら、救済之王(サルヴァーレ)使った時反応がなかっただろ?だから操られてないんだなーって。それで、今度はカリオンさんが出現したんだよ。なんかフレイの従者として変装してきてたけど『なんか懐かしいなぁ』と思ったのはその所為らしい。クレイマンはようやく仲間がいなくなったことに気づいて喚いたと思ったらリムルの命令でシオンに叩き潰され虫の息となった。

と、ここまでがことのあらましだ。どうだ?ただ単にクレイマンをボコる話なんてつまんないだろ?だったらまだ葉山と戦った時の方が面白い。

エイト「…?」

その辺にほったらかしにされてたクレイマンが立ち上がった。

リムル「離れろシオン!…どうやら本当に始まったみたいだな」

シオン「リムル様?一体なにが…?」

あ、クレイマンの魂に付随してるあれか。クレイマンが今まで殺してきた人々の魂の残滓って言えばいいのか?あれはそのままでは取り込めないし成仏もできない、拡散するわけでもない。クレイマンを殺せば一緒に消滅するんだよ。(叡智之王先生情報)

カリオン「おい、リムル!クレイマンが覚醒しただと?信じられんが、凄まじい力だ。ここは俺様も協力を…」

リムル「いや、カリオンさん。コイツは俺が相手をするよ。俺も魔王を名乗ったわけだし、自分の席は自分で用意したい。コイツを排除して、俺のことを認めさせる事にするよ」

エイト「格好つけてるとこ悪いけど俺戦ってもいいか?」

流石になにもしないのは今リムルが言った通り認めてもらえないからな。

リムル「よし、じゃんけんだな」

エイト「お前さっきまで戦ってたんだからいいだろ」

リムル「こんないいところで譲るほど俺もいいやつじゃない」

エイト「…わかった。じゃんけんだな」

リエ「「最初はグーじゃんけんポン!」」

俺はパー、リムルはグーだ。

リムル「負けた…」

エイト「よし、じゃあさっそく…」

クレイマン「フフフ、フハハハハハハァ!!!見よ、私は力を手に入れたぞ!!」

エイト[暗黒之王]

瞬間転移でクレイマン真後ろに出る。

クレイマン「!?」

思いっきり回し蹴りで吹き飛ばした。会場を壊すのはまずいので飛ばした先に結界を張る。

クレイマン「グハッ!」

そこを結界で覆って中に起こすのは砂嵐。砂と暴風の掛け合わせで攻撃には弱すぎるが痛めつけるのには丁度いい使い勝手の悪い技だ。

リムル「うわぁ……(唐突にクレイマンが可哀想になってきた…)」

砂嵐を止ませると結界を解いて床に落とした。

クレイマン「ゴホッゴホッ…っ、ゼェ…ゼェ」

エイト「殺す前に聞くが、お前に指示を出してた黒幕って誰なんだ?」

クレイマン「フフフ…どこまでも生意気な…喰らえ!!龍脈破壊砲(デモンズブラスター)!!」

と、カッコつけたものの…

「「「「「「「「「「…」」」」」」」」」」

俺とクレイマンを除いた全魔王が沈黙する。

クレイマン「へ?え…ちょ…はぁ!?」

エイト「あーお前もう物理攻撃以外何もできないから何言っても無駄だぞ?」

この会場の外側を守護之王(ゲニウス)で覆ったからここにいる俺以外の全員は魔法もスキルも使えなくなってる。まあ、使おうとするまで気付けないだろうけど。

エイト「で、勝てないってわかっただろ?ならさっさと黒幕を教えろ」

クレイマン「フハハハハハァ!私は妖死族、ここで殺されようとも復活し、いずれ再び貴様を殺しに…オブゥ!?」

俺は守護之王を貼ってその方向に思いっきり蹴り飛ばした。

エイト「おい、お前の話はどうでもいいんだよ。さっさと話せ。答えたら楽に殺してやるから」

別に俺は痛めつけて殺さないってのもいいがそれじゃあ町のみんなやリムルが浮かばれないからな…。

クレイマン「な、舐めるなよ!私が仲間を…ましてや依頼主を裏切る事などない!それだけが中庸道化連の絶対のルールなのだ!」

悪党には悪党なりの曲げられないルールがあるんだな。

エイト「本当にいいのか?お前復活できないんだぞ?」

クレイマン「な、何を?何の話をしている?」

エイト「デスマンは死んでも復活するんだろ?だからお前は俺の意識をお前を殺すことに向けさせてその隙に星幽体(アストラルボディー)を離脱させて逃亡しようとしてたんだろ?」

クレイマン「な、何を?」

エイト「俺ならお前の魂とか星幽体ごと斬れるから逃亡のしようがないぞ?」

クレイマン「ま、待て…」

エイト「クレイマンを殺すけど異論があるやついるか?」

一応聞いとかないと後が怖いしな。

ギィ「好きにしろ」

クレイマン「やめろ!おい、やめろー!!!」

俺は短剣を2本、叡智之王から取り出しす。

エイト「魂が消滅するまでの僅かな時間を、せいぜい反省しながら過ごすんだな」

[暗黒之王](ハーミット)

俺は短剣を振り翳す。

クレイマン「いやだ!おい!やめろ!!おいぃ!!やめろぉぉぉーー!!お助け下さいカザリームさ…」

と、言い切る前に俺は魂ごとクレイマンを斬り刻んだ。

カザリーム?誰だそいつ…?

:

:

ギィ「見事だ。お前たちが今日から魔王を名乗ることを認めよう。異論のある奴はいるか?」

ラミリス「アタシはリムルとエイトはやる時はやるヤツだって信じてたさ!なんなら、アタシの弟子として認めてあげてもいいけど?」

エイト「あ、そういうのいいんで」

リムル「弟子は別で取ってね」

ラミリス「なんでよ!?いいじゃない、素直に弟子になってくれても」

ミリム「ふふん!リムルとエイトはワタシの友達だからな。お前とは仲良くしたくないそうだぞ?」

ラミリス「えっ!?うそ、ちょ!リムル嘘よね?エイト?」

ミリム「わはははは!お前は仲間外れだな、ラミリス!」

ラミリス「なんだとー!?てい!」

ラミリスがミリムの顔面に飛び蹴りをするが軽々避けられた。

 

ディーノ「ま、いいんじゃないの?」

戦いが終わって眠そうにしていたディーノがアッサリそう言った。多分興味が無いだけだな…。

レオン「フッ、私は誰が魔王となろうが興味はない。好きにすればいい」

冷めたやつだな。まあ言ってることはわかるが…。

 

カリオンとフレイも異論は無さそうで最後は…

ヴァレンタイン「ふむ。余としては下賤なスライムが魔王など、断じて認めたくはないが…」

これを機にスライムが下賤じゃなくなることを願うばかりだ。

ヴェルドラ「クアーーッハッハッハ。下郎、我が友を侮辱するか?おいミルスよ、従者の躾がなっておらんぞ。我が教育してやろうか?」

ヴェルドラは馴れ馴れしく魔王ヴァレンタインのメイドさんに話しかけた。ヴェルドラの教育とか受けたくねー…。

「何の話でしょう?私は魔王ヴァレンタイン様の忠実なる侍女ですが?」

ミリム「おい、駄目だぞ!バレンタインは正体を隠しておるのだ。ヴェルドラよ、それを言っては駄目なのだ!」

おい、君今言ったよね?

ミリム「あっ!」

ミリムは慌てて口を手で塞いだ。

ミルス(?)はその場にいる全員を殺気丸出しの目で見ている。うん、全員殺して証拠隠滅でも企んでるのかな?

だが、幸いにもこの場にいる全員を相手にするのは諦めたようだ。攻撃するならヴェルドラとミリムだけにしてくれ。

「チッ、忌々しい邪竜め。どこまでも妾の邪魔をする……。それに貴様、妾の名まで忘れたか。本当に、人を苛々させるのが上手いものよ」

ヴェルドラへの恨みは冷めてないみたいだな。

「もう良い。妾のことは、バレンタインと呼ぶが良い」

不機嫌そうにそう伝えるバレンタイン。

その直後、バレンタインが膨大な魔力を解放すると同時に外観が一気に変貌した。それに伴い服装もメイド服から豪華な漆黒のゴシックドレスに様変わりする。

魔法換装(ドレスチェンジ)。ミリムも得意としていた早着替えの魔法だ。俺も最近覚えたが使ってないな。

 

そして、現れたのは傾国の美少女。やっぱり本物は別格だな。魔王ヴァレンタインもそこそこだったが、次元が違う。

バレンタイン「ロイよ。貴様は先に戻っておれ」

どうやら魔王ヴァレンタインの本名はロイらしいな。

ロイ「しかしバレンタイン様…」

バレンタイン「これだけの者を前に正体をバラされてしまっては、最早隠しておく意味などない。それに、気になることがあるのじゃ。クレイマンの奴が、貴様を見て一瞬だが視線を止めたぞ?この前我が領地に侵入したというゴミ虫と関係があるやも知れぬ故、戻って警備を厳重にするように伝えるのじゃ」

あいつ…あちこちに喧嘩を売ってたのか…。もはや可哀想だな。

ロイ「承知」

ロイはそう言うと、この場から1人帰っていった。

こうして、バレンタインは再び魔王に返り咲いた。

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