【休載中】転生八幡。スライムになったよ!てへっ♪   作:甘味の皇帝

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7話

リムル「魔物の危険度?」

ガゼル「そうだ。大まかな区分だがな。

"災害級"(ハザード)、"災厄級"(カラミティ)、"災禍級"(ディザスター)と上がっていく。例えば豚頭帝は災害級だ。軍勢は別だがな」

リムル「魔王はどこに区分されるんだ?」

ガゼル「魔王ならば災禍級だな。怒れる魔王など災禍そのものだ。うっかり出会っても手を出すなよ」

リエ「「出さないって(シズさんの仇以外はな)」」

ガゼル「それにしてもここの料理はうまいな」

まあ、シュナの料理だしな。

リムル「腕のいい料理人がいるからな」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

カリオン「ゲルミュッドの野郎は急ぎすぎたな」

 

十大魔王が一柱 

カリオン(危険度:災禍級)

 

カリオン「計画の言い出しっぺが出張って返り討ちに遭うなんざ世話のねぇこった」

ミリム「カリオンの言う通りなのだ!フレイもそう思うだろ?」

フレイ「あのねぇ、ミリム。私があなた達の計画とやらを知るわけがないでしょう?」

 

十大魔王が一柱

フレイ(危険度:災禍級)

 

ミリム「む、そうか」

カリオン「つーかよ。なんでここにいるんだフレイ」

フレイ「それは私が聞きたいくらいだわ。面白いから来いってミリムに無理矢理連れてこられたのよ。私は忙しいと断ったのだけどね」

ミリムはニコニコしている。

カリオン「いいのかよクレイマン」

クレイマン「…まあいいでしょう今更です」

 

十大魔王が一柱

クレイマン(危険度:災禍級)

 

クレイマンが指を鳴らす。すると、机の上に水晶玉が4つ出てくる。

クレイマン「ひとまず計画は頓挫したわけですが…少々軌道を修正してやれば、まだチャンスはあります。まずはこれをご覧下さい」

クレイマンが水晶玉に手をかざすと

カリオン「なんだこりゃ」

映像が映し出される。

クレイマン「ゲルミュッドの置き土産です」

ミリム「む?なんなのだこいつら。鬼人?」

そこに映っていたのは豚頭帝戦でのリムルたちだった。

クレイマン「ジュラの大森林から湿地帯にかけての戦いの記録です。豚頭帝以外にも面白い者どもが映っているでしょう?」

ミリム「おお…っ」

しばらく映像が流れると急に映像が途切れた。

クレイマン「ゲルミュッドが死んだ所為で、これ以降の展開は不明ですがこれ程の者たちが相手となると豚頭帝は倒されたとみるべきでしょうね」

フレイ「もしも、生き残っていた場合、彼らを餌に豚頭帝は魔王へと進化している…そうでなかったとしても。彼らの中には魔王に相当する力をつけている者がいるかもしれない。なるほどね、つまり貴方達の計画というのは新たな魔王の擁立…といったところかしら」

ミリム「流石フレイ!私たちの目論見を見事に看破するとは!」

フレイ「呆れた。随分大胆なことを考えたものね。あの森が不可侵条約に守られていることをお忘れかしら」

クレイマン「ゲルミュッドが私に持ち込んだ計画です。我々が直接動くわけではないので条約に抵触はしませんよ」

カリオン「いいじゃねぇか別に大軍率いて攻め込もってわけじゃねぇし。強者を引き入れるチャンスだっつーから俺も乗ったんだ。見た限りじゃあ、豚頭帝よりこいつらの方が美味い」

クレイマン「(…まぁカリオンとミリムはそんなところでしょう。問題は飛び入りのフレイですが…来訪時から何か別のことに心を囚われている様子。その内容によっては恩を売ることが可能でしょう」

 

 

魔王間の条約においてその可否を決める時、提案した魔王の他2名の魔王の賛同が必要となる。自分の意見に追従する魔王の存在は他の魔王に対し大きく優位性を得ることになるのだ。

 

 

クレイマン「(悪くない。豚頭帝を失ったのは痛手ですがむしろこの展開は理想的だ。魔王2人…上手くいけば3人に貸しを作ることが出来るのなら十分にお釣りが来る。あの魔人どもにはミリム達を釣る餌になってもらいましょうか。まずは森の調査を…)「よし!」」

ミリム「では、今から生き残った者へ挨拶に行くとするか!」

クフカ「「「…は?」」」

カリオン「いやいやいや落ち着けよミリム。ジュラの大森林には不可侵条約があるっつってんだろ」

クレイマン「そうですよミリム。堂々と侵入しては他の魔王達が黙ってはいません。まずは私が内密に調査を…」

ミリム「何を言っているのだ。不可侵条約など今この場で撤廃してしまえばいいではないか。ここには魔王が4人もいるのだぞ?」

クフカ「「「え!?…あっ」」」

※条約の可否には提案した魔王の他2名の魔王の賛同が必要。

ミリム「あの条約はそもそも暴風竜ヴェルドラの封印が解けないように締結されたものなのだ。暴風竜は消えたという噂だしな。もう必要なかろう?数百年前の話だしお前達は若い魔王だから知らないのも無理はないのだ」

カリオン「そういうことなら条約破棄に反対する者もいないだろう。俺は賛成だ」

フレイ「私も賛成ですわね。元々私の領土はあの森に接しているし不可侵と言われても面倒だったのよね」

クレイマン「はぁ…いいでしょう。私も条約の撤廃に賛成です」

クレイマンが指を鳴らすと紙とインク、羽根ペンが出てきた。

クレイマン「今すぐ他の魔王たちへ通達しましょう。受理が確認され次第行動を始めることになります。無難なのはまず人をやって調査することかと思いますが…」

カリオン「おいおいこりゃ新しい戦力を手に入れようって話だろ。まさか協力しようってのか?」

フレイ「そうね…どうせなら競走した方が潔いのではなくて?それで遺恨を残すほど器の小さい者はここにはいないでしょう?」

すると、ミリムがフレイの座っている椅子に手を置き

ミリム「いいなそれ。恨みっこなしで早い者勝ちなのだ!互いに手出しは厳禁。約束なのだぞ?」

フレイ「ええ。わかったわ」

カリオン「獅子王(ビーストマスター)の名にかけて俺様も約束しよう」

クレイマン「そうなるだろうと思いました。では、今後は各々の自己責任ということで」

ミリム「ワタシはもう行くのだ!またな!!」

そして、ミリムは早々に窓から出て飛んでいった。

カリオン「俺ももう行くぜ。配下から調査に向かうヤツを選ばにゃならねぇ」

フレイ「私も失礼するわ」

クレイマン「フレイ。何かお困りでしたら相談に乗りますよ。いつでも頼ってください」

フレイ「…………そ、ありがとう」

:

クレイマンは1人不敵に笑う。

クレイマン「ミリム、カリオン、そしてフレイ。さてさて、また森が騒がしくなりそうですね…」

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ガゼル「リムル、エイトよ。俺と盟約を結ぶつもりはあるか?」

は?

ガゼル「『何言ってんだこのオッサン』みたいな顔をするんじゃない」

いやそうもなるだろ。

ガゼル「この町は素晴らしい造りをしていた。ここはいずれ交易路の中心都市となるだろう。後ろ盾となる国があれば便利だぞ?」

エイト「いいのかよ…」

リムル「それは俺たちを…魔物の集団を国として認めるということだぞ?」

ガゼル「無論だ。これは王として言っておる。当然だが善意の言葉ではない。双方の国に利のある話だ」

エイト「新手の詐欺か?」

リムル「俺たち騙されてない?」

ガゼル「ふははははっ恩師やドライアドを前にその主を謀ろなどとはせん。条件はとりあえず二つだ。一つ、国家の危機に際しての相互協力。二つ、相互技術提供の確約。なに、急がずともよい。よく考えるがいい」

俺はリムルの方を見る。すると、リムルは頷き

リムル「…いや、その話喜んで受けたいと思う」

ガゼル「ふっ王者に相応しき決断力だ。流石俺の弟弟子よ!」

まあ、願ってもない話だしな。本来ならもっと時間がかかるような話だと思ってたがこんなに早く

ガゼル「で、お前達の国の名は何というのだ?」

リエ「「え?」」

後ろにいるベニマル達を俺たちは見るが首を横に振られる。

リムル「いや、まだ国という段階でもなかったからな。俺たちはジュラの森大同盟の盟主だけど国主ってワケじゃないし…」

シオン「リムル様とエイト様を王と認めぬ者がいたならばこのシオンが…「こらこらこらしまいなさい」…」

リムルがシオンのことを宥める。

ベニマル「国の主を決めるって話ならリムル様とエイト様で決まりだと思うぜ?力ある者に従うのは魔物の本能だが少なくとも俺たちはそれだけだ配下になったわけじゃないしな」

エイト「おい、リムルはいいが俺をそんなに持ち上げるなよ。ここには森の管理者だってい…

「いいと思いますエイト陛下。リムル陛下」(あんにゃろう…)」

ガゼル「ここの王は貴様ら以外におらんようだな。では明日の朝までに国名を考えておけ。そして今夜は酒に付き合え」

リエ「「考える時間くれねえのかよ!」」

 

そんな感じでドワーフ達との宴会は朝方近くまで続いた。

 

 

ー翌日ー

 

リムル「え!?俺たちが災禍級!?」

「魔物が町を作るなんて前代未聞だからな」

「うちとの同盟を蹴っていたら討伐対象になっていたかもねぇ」

リムル「その区分ざっくりしすぎじゃないか?三段階しかないんじゃ同じ階級でもピンキリだろ」

ドルフ「正確にはもう一段階、上にあるんですがね。"天災級"(カタストロフ)と呼ばれる階級です。文字通りの天災です。怒らせたのなら世界の崩壊を覚悟すべきでしょう」

リムル「うへぇぇ。天災級奴って実際いるのか?」

ドルフ「いますとも。例えば暴風竜ヴェルドラ」

リエ「「(あいつかよ!)」」

ドルフ「それに、一部の魔王が該当しますね」

リムル「へぇ…」

ドルフ「まぁ、あまり現実的ではない階級だから省略されることも多いのです。普通に生きていれば会うこともないでしょう」

リムル「そう願いたいもんだな」

シズさんの仇…魔王レオンが天災級じゃないことを祈るばかりだな。

ドルフ「そういえば国名は決まったのですか?」

エイト「まあ」

リムル「一応」

 

 

 

『そして、やっぱり俺たちは気づいていなかった』

 

十大魔王が一柱

ミリム・ナーヴァ(危険度:天災級)

 

『まさに天災そのものが急接近しているということに』

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「では、これよりドワルゴンと"ジュラ・テンペスト連邦国"における協力の証として両国の代表による調印を行います」

 

この盟約は魔法により保証され世に公開される。

 

"ジュラ・テンペスト連邦国"。リザードマンやトレント族など支配領域を持つ種族なども加わるから『連邦』だ。

エイト「(俺の名前これで合ってる?)」

英知『解。合っています』

 

調印が光り、空に上がると散った。

 

俺たちの国の名が初めて世に知られる瞬間だ。

 

ちなみにこの町の名は「リムル」。「エイト」という意見も出て俺たち2人がどっちかで決めることになったんだが俺がリムルに土下座しまくって折れてもらった。流石に恥ずかしすぎる。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

俺たちは縁側で俺はシュナ、リムルはシオンの膝枕をしてもらっている。

エイト「ふぅ(縁側で膝枕…シュチュエーション的には完璧最高だな」

シュナ「!そう言っていただけると嬉しいです」

リムル「声出てるぞ」

エイト「」

俺の馬鹿や…

エイト「リムル」

リムル「わかってる」

俺たちはすぐに膝から降りて走り出す。

シュナ「あっエイト様!」

シオン「お二人ともどちらへ…」

 

やばいやばいやばい!あれはヤバすぎる!!

ペガサスナイツより数は少ないっていうか1人に近いが比較にならないくらいデカい気配がこっちに近づいてきてる!!!

 

俺たちは町から出て少しのところで止まる。すると、

「ドオオオオンッ!!」

落下の衝撃で土が舞い落下物を中心にドーム型に渦を巻く。

エイト「っ」

そして、それが無くなる。と、

ミリム「初めまして。ワタシは魔王ミリム・ナーヴァだぞ!お前が町で一番強そうだから挨拶に来てやったのだ!」

魔王ミリムはそう言ってリムルを見る。

リムル「?」

いきなり魔王かよ。こういうのは段々強いのが来るもんだろ!

リムル「初めましてリムルと申します。なぜ私が一番強いと思ったのですか?」

ミリム「ふふん。それでオーラを隠したつもりか?」

そしてミリムは自分の右目に人差し指を立てて

ミリム「この[竜眼](ミリムアイ)にかかれば相手の隠している魔素量などまる見えなのだ。私の前で弱者の振りなど出来ぬと思うがいい!わははは!」

現在進行形でできてるんですがね。まさか、影が薄すぎてミリムアイでも見えてないとか?何それ悲しい…

ミリム「ところでこの姿が本性なのか?ゲルミュッドの残した水晶では銀髪の人型だったが」

すると、リムルは人型になる。

リムル「この姿のことですかね」

ミリム「おおっこれだ!」

そう言ってミリムはリムルの周りを何周もする。

ミリム「…ん?水晶ではもう少しちまかった気がするのだ。さてはお前…豚頭帝を喰ったか?」

何が目的なんだ?

リムル「…ええ、まぁ。それで今日はどんな御用でのお越しでしょうか?」

ミリム「む?最初に言ったではないか。挨拶だぞ?」

リエミ「「「………」」」

リエ「「(それだけかよ!?)」」

 

まあ、戦わずに済むなら越したことはないな。何せ英知曰く

英知『測定可能な下限段階で魔素量が10倍以上です』

だからな。もし戦いになったら絶対に敵わないだろうな。

リエ「「へ?」」

ミリム「おー」

「ギイィィィイイン!!」

突如後ろから現れシオンが大太刀を振り下ろした。ミリムに対して…。

シオン「ランガ!リムル様とエイト様を連れて逃げなさい!早く!!」

ランガ「心得た!」

そう言ってランガは俺たちを背中に乗せて走り出した。

 

 

シオンの大太刀はミリムによって片手で受け止められた。

ミリム「なんだ?ワタシと遊びたいのか?」

シオン「!!」

 

 

リムル「ま、待てランガ!」

ランガ「待てません!お許しをリムル様!」

リムル「待てって!!」

そう言ってリムルは近くの木に掴まりランガを止める。

エイト「リムル行くぞ」

リムル「ああ」

と、行こうとしたのだが、

エイト「!!」

ソウエイもかよ!?

 

ソウエイ「魔王といえどもこの糸の束縛より逃れることは簡単には出来まい。…少なくとも数秒はな」

ベニマル「数秒で十分だ[黒炎獄]」

 

ベニマルまで…

 

ベニマル「火傷くらいしてくれると嬉しいが…」

ミリム「わはははは!すごいのだ。これ程の攻撃他の魔王ならあるいは倒すことも出来たかも知れぬ。だが、ワタシには通用しないのだ!」

ミリムを中心に爆風が起きる。

 

エイト「っ!」

ランガ「主よ!」

ランガが俺とリムルに包まり爆風から守る。

 

 

ミリムを中心に直径50m程のクレーターができる。

ランガ「…なんとすさまじい…!…リムル様!?エイト様!?」

俺たちは倒れているベニマル達の方に向かう。

シオン「うぅ…」

リムル「大丈夫かシオン。ホレ、回復薬」

そう言ってリムルは回復薬を渡す。

ベニマル「リムル様…何してんだ、早く逃げてくれ」

リムル「お前らも、ホレ」

リムルはベニマルとソウエイに回復薬を投げる。

リムル「それ飲んで寝てろ」

そして、リムルはミリムの方を見て

リムル「あとは俺たちがやる」

 

 

ミリム「ほぅ?お前たち2人はワタシに通用しそうな攻撃手段を持っているのか?」

リムル「一つだけな」

え?あるの?

ミリム「わはははは!いいだろう受けてやるのだ。ただし、それが通用しなかったらお前はワタシの部下になると約束するのだぞ?」

お前…俺は含まれてないな。よし。

リムル「分かった…あれ?こっちはいいんですか?」

ミリム「そっちのはそんなに強そうに見えないからな。魔素量が少なすぎる」

リムル「……おいエイト」

エイト「どうした?」

リムル「どうやってあのミリムアイに反応しないようにしたんだ?」

エイト「後で教えてやるから今は魔王ミリムをどうにかしてくれ」

ミリム「む?本当は強いのか?」

リムル「俺よりは」

ミリム「!!ワタシの前で弱者の振りができるとはお前やるではないか!やっぱり、通用しなかったらお前も部下になると約束するのだぞ?」

エイト「はぁ、分かりました」

巻き込みやがって。

リムル「では喰らえ」

そして、リムルは魔王ミリムに向かって走り出す。

 

「パチィィン」

 

ミリムの口にリムルの右の手のひらが当たった音だ。

エイト「……」

何を食わせたんだ?

ミリム「……な、なんなのだこれは!?こんな美味しいもの今まで食べた事がなにのだ!!」

エイト「は?」

まさかあいつ…

リムル「くっくっくっ、どうした魔王ミリム。こいつの正体が気になるのか?」

この前保護したハチ型魔蟲に採取してもらったハチミツだな。糖度は砂糖と同等ってとこでまあ、美味いわな。

リムル「俺の勝ちだと認めるならコレをくれてやってもいいんだがな」

ミリム「だが…しかし…」

リムルは指につけたハチミツを口に入れる。

リムル「うーん美味しい♡」

ミリム「あっ!!」

性格悪いな。

リムル「おっと早くしないとなくなりそうだぞ」

やっぱ性格悪いな。

ミリム「ま、待て!提案がある!!引き分け!今回は引き分けでどうだ?今回の件を全て不問にするのだ」

リムル「ほほぅ?」

ミリム「も、勿論それだけではないのだ。今後ワタシがお前たちに手出しをしないと誓おうではないか!」

………憐れめ魔王ミリム。

リムル「(勝ったな)」

:

:

リムル「さてと、お前らもう大丈夫なのか?」

ベニマル「は……」

 

 

ミリム「なあなあお前本当は強いのだろ?どうやってオーラを隠しているのだ?」

エイト「え、えっと、それは…」

確かに隠している。でも、隠し方を教えたらそれこそ隠せてないだろ。あ、ちなみにどうやってるかというと常時体に貼っている完全結界によるものだ。まあ、つまりミリムアイの視覚を遮断してることになる。それと、オーラは無限収納で常時収納中だからな。

ミリム「じ、じゃあせめてオーラを出した状態を見せるのだ!」

エイト「まあ、それなら」

俺は結界の性質を変化させスキルの遮断を切る。

ミリム「おおっ!確かにこの中で一番強いな!」

リムル「おーいエイト町に戻るぞ」

エイト「へいへい」

:

:

:

ベソシ「「「………」」」

ミリムはハチミツを食べてご満悦の様子だ。

なんで一緒にランガに乗ってるんだ…

ミリム「なぁなぁ、お前たちは魔王になろうとしないのか?」

エイト「しねーよ」

ミリム「え、だって魔王だぞ?格好いいだろ憧れたりするだろ?」

リムル「しねーって」

ミリム「えええーーー!?じゃあ何を楽しみに生きてるんだ!?」

エイト「そりゃ色々だな。やる事多くて大変なんだぞ?」

ミリム「でも…魔王は魔人や人間に威張れるのだぞ?」

あれ、それって

リエ「「退屈なんじゃないか?」」

ミリム「」

あ、図星か…。

ミリム「おま、お前たち!?魔王になるより面白いことしれるんだろ!?ズルイぞ!ズルイズルイもう怒った!ワタシも仲間に入れるのだ!!」

駄々っ子かよ!?

リムル「わかったわかった俺たちの町を案内してやるから」

ミリム「本当だな!?」

 

町の前まで来たら俺たちはランガから降りた。

リムル「えー…じゃあお前のことはミリムと呼ぶ。お前も俺のことはリムル。こっちはエイトと呼んだらいい」

ミリム「むっ…いいけど…特別なのだぞ?ワタシをミリムと呼んでいいのは仲間の魔王達だけなのだ」

リムル「はいはいありがとよ。じゃあ、今日から俺たちも友達だな」

そう言ってリムルは笑った。あれ?俺も含まれてね?まあ、いいか。

リムル「ホラ、着いたぞ。ようこそ魔国連邦(テンペスト)へ」

 

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