【休載中】転生八幡。スライムになったよ!てへっ♪ 作:甘味の皇帝
リムル「とりあえずコレだけは約束してくれ。まずウロチョロしないこと。それと俺たちの許可なく暴れないこと」
エイト「絶対守れよな」
ミリム「うむ!」
そう言ってミリムは走り出した。
リムル「っておいい!!」
いきなり破ったな。
ミリムは組み上げ式の井戸で遊びはじめた。ガキかよ!?
ミリム「わははは何だコレ面白いのだ!」
リムルはそれを走って追いかけるが…
ま、俺はいっか。リムルああいうの得意そ…
リムル「おい待っ…」
「ボンッ!!ズギャアアアアンッ!!」
ミリムの左ジャブがガビルの腹に入りガビルが道を破壊しながら吹っ飛ぶ。
リムル「ガ…ガビルーっ!!」
ミリム「いいか。リムルとエイトとの約束があるから今回はこれで許してやるのだ。次はないから気をつけるのだぞ☆」
そう言ってミリムは親指を立てる。
あれでも守ったつもりなのな。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
リムル「あのな、怒ってもすぐに殴ったりしたら駄目だぞ?」
ミリム「でも最初にガツンといかないと舐められるのだ」
エイト「いやだからダメだって。この町の奴らには俺たちがちゃんと言い聞かせるから」
でないといつか死人が出そうだしな。
ミリム「そうか?エイトがそう言うなら任せるのだ」
エイト「よし頼んだぞリムル」
リムル「え、いやお前もだぞエイト」
エイト「えぇ…はぁわかった」
まあ言ったの俺だしな。
リムル「さて、そろそろ集まったかな」
俺は魔イク(ドルド作:魔鉱で作られた声を広く響かさる魔道具)を口に近づけ
エイト「えっと、今日から新しい仲間が滞在することになった。客人という扱いだから失礼のないようにな。じゃあ、本人から一言」
俺は魔イクをミリムに渡す。
ミリム「コホン、ミリムナーヴァだ。今日からここに住むことになった。よろしくな!」
エリ「「!?」」
リムル「おい待てそれりゃどういう意味だ!?」
ミリム「そのままの意味だぞ?ワタシもここに住むことにしたのだ」
エイト「いやお前は今住んでる所があるんだろ?」
ミリム「大丈夫なのだ!たまに帰れば問題ない!」
こっちは大ありだっての。
ただ、唯一の救いは住民の感触が悪くないのことだ。魔王の中でもミリムは人気らしい。
ミリム「うむ、ワタシとリムルとエイトは友達だから何かあったらワタシを頼ってもいいのだ」
エイト「友達ねぇ…」
どっかの竜を思い出すな…。
ミリム「えっと、そ、そうだな、友達というより…親友(マブダチ)だな!!」
エリ「「え?」」
ミリム「ち、違うのか!?」
ミリムの拳に力が込められる。
リムル「なーんてねっ!冗談だよ冗談!!俺たちは親友だ!」
エイト「そ、そうだぞ俺たちは親友だ!」
あれを喰らいたくはない…。なんかドス黒い何かが漏れ出てたし…。
ミリム「だろ?お前たちも人を驚かせるのが上手いな!」
いや、一番驚いてんのは俺らだよ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ミリム「うまーーっ!!この『かれー』という食べ物はめちゃくちゃ美味いのだ!!」
…ミリム・ナーヴァ。どう見ても子供だが歴とした魔王の1人その実力は計り知れない。その魔王はなぜか俺とリムルの親友(マブダチ)を名乗り、ここに住むとか言い出した。なんでだよ…。
ミリム「おかわりなのだ!」
俺は皿に米を盛ってカレーのルーをかける。え?なんで俺がやってるかって?料理の腕を上げるためだよ。この世界で一番発展してなさそうなのは食文化だしせめてこの国だけは食文化を豊かにしたい。その為にも日本の料理を再現できるだけの技量は欲しい。それで、こういう時は大体俺が作ってる。
ミリム「こんなに美味しいものハチミツ振りなのだ」
リムル「今朝の話じゃねえか」
シオン「ミリム様が興味を持たれたあれは蜂の集めた蜜だったのですか?」
ベニマル「回復薬かと思ったが…そう言えば色が違ったな」
リムル「まあ、ハチミツには薬効もあるから回復薬ってのはあながち間違っていないな」
ベニマル「へぇ…」
そう言ってベニマルはミリムの持っているハチミツを見る。
ミリム「やらんぞ!これはワタシのものなのだ!!」
誰が天災から物を奪うんだよ…。
リムル「砂糖っていう甘味料の代わりに用意したんだけどな。多くは採れないし抽出も今のところ俺にしかできない。お披露目は量産の目処が立ってからと思ってたんだよ」
俺もできないんだよな。多分能力創造が健在だってらできたが。
すると、リムルが小皿にハチミツを入れて机に置いた。
リムル「舐めてみ」
シュナ「!」
シオン「わ…!」
ソウエイ「(甘い…)」
ベニマル「…っ!」
ベニマルは勢いよく立ち上がる。
リムル「うん…まぁ、一人占めしたのは悪かったよ」
シュナ「お砂糖はエイト様の頼みで現在捜索中ですが…お砂糖はこのハチミツほど甘い物なのですか?」
リムル「ああ、砂糖があれば料理の幅が広がって甘いお菓子も作れるようになる」
シシュミ「「「(甘いお菓子…!!)」」」
すると、シュナが席を立つ。
シュナ「…なるほど理解しました。明日からはお砂糖の発見を最優先に仕事を進めます。いいですね?シオン」
シオン「はい、シュナ様!このシオン、一命にかえましても砂糖を発見してご覧に入れます」
ミリム「うむ頼んだのだっ」
君たちいつの間に仲良くなったの…。
あ、そういえば伝え忘れてたな。サトウキビを栽培する方に計画をシフトさせるんだった。それかテンサイを。ま、それはリムルに品種改良してもらってからでいいか。
ー夜ー
リムル「と、いうわけで魔王ミリムの滞在が決まった。1人で出歩かれるのも不安なんで常に誰か側で見てやって欲しい」
カイジン「ちょっといいかい旦那」
リムル「どうした?」
カイジン「魔王ミリムの動向も気になるが俺ぁ他の魔王の出方にも気を付けた方がいいと思うぜ」
リムル「どういう意味だ?」
カイジン「魔王は何名かいるんだが、彼らは仲間同士ってわけじゃないんだよ。互いににらみをきかせて牽制し合ってる間柄だ」
ハクロウ「いかにも。しかもリムル様とエイト様はジュラ・テンペスト連邦国の盟主というお立場。そのリムル様とエイト様がミリム様との友好を宣言しミリム様がこの国へ滞在している。つまり『テンペストが魔王ミリムと同盟を結んだ』。事の経緯を知らない他の魔王達にはそう見えるでしょうな」
ベニマル「同盟が事実なら今まで配下を持つことすらなかった魔王ミリムの勢力が一気に増すことになり魔王間の力均衡が崩れる。そして…」
………。
ベニマル「それを面白く思わない魔王もいるかもしれない。ってことです」
つまり…この森が勢力争いに巻き込まれる可能性がある。と……。
リグルド「しかし実際にお帰り頂こうとしても無理なのでは…言って聞いて下さるとは思えません」
聞かないだろうなぁ。言ってみても…
ミリム『他の魔王ににらまれる?大丈夫なのだ!!」
リムル『何が!?』
て、感じだろう。
リムル「飽きて去ってくれるのを待つしかないか…」
ソウエイ「はい。仮に敵対するのなら他の魔王を相手にする方がマシです。魔王ミリムは正しく(まさしく)天災ですので」
あーミリムが天災級なのか。
エイト「んじゃ敵対する魔王が現れたらその時考えるか」
リグルド「ところでリムル様エイト様。当のミリム様はどちらに?」
たしか、風呂だっけ?
リムル「ん?あぁ風呂だよ。シュナとシオンに連れてってもらったんだが…」
「バンッ!!」
!?
ミリム「リムル!!エイト!!ここの風呂はすごいな!泳げるのだ!!」
おい!なんでタオル巻いた状態で出てくんだよ!
シュナ「ミリム様!ほら、まだ御髪を洗えていないでしょう」
ミリム「おお、すまぬ。感動したから早くマブダチに伝えたかったのだ。わはははは」
:
ミリム「じゃあな、リムル、エイト!明日は一緒に入るのだ!!」
ミリムが手を挙げるとタオルが解ける。
シオン「ミリム様タオル…!」
そして、3人はバタバタと風呂へ戻っていく。
シュナ「失礼しました…」
シュナは笑いながら戻っていった。
ベニマル「あー…ではミリム様のお相手はマブダチのリムル様とエイト様に一任するという事で」
全「「「「「「異議なし!!」」」」」」
リエ「「!?」」
エイト「ベニマル貴様…!」
ベニマル「いや、だってめちゃくちゃ懐かれてんじゃないですか」
ハクロウ「うむ。リムル様とエイト様以外に適任がおりませなんだ」
リエ「「ぐぅ…っ」」
こうして、魔王ミリムは俺とリムルが担当するという暗黙のルールが成立してしまった。
ー翌日ー
リムルがベスターのところに行って回復薬を見てくる間に俺はシュナとミリムの相手をることになった。え?なんでベスターがいるかって?てか、まず誰かからだな。
ベスターっていうのはまあ、簡単に言うと元ドワルゴンの大臣だ。リムル達を罠に嵌めようとしたりと色々迷惑だったらしいがガゼル王のおかげで助かったらしい。
ガゼル王訪問から2日後また来たんだが、お土産という事でもらった。それがベスターだ。ガゼル王曰く有能ではあるらしい。それで今はフルポーションの開発に勤しんでいる。
なんか来てから小一時間ほどリムルに土下座して謝罪してたがそれを見てリムルが可哀想になった。
ミリム「次はこれがいいのだ!」
シュナ「これですね」
ミリムはシュナにも懐いているので俺は見ているだけでいいっぽい。
:
しばらくすると、
シュナ「どうです?似合ってますかね?」
エイト「え、えぇっと…に、似合ってると思うぞ」
シュナがいきなり服を変えてこっちに来たあげく感想を求めてきたのだ。
シュナ「ふふっ…ありがとうございます」
生まれてから死ぬまでボッチだった俺にその不意打ちは心臓に悪い…。
英知『告。スライムに心臓はありません』
あ、はい…。なんか…すいません。
〜外〜
「ここはいい町だな。魔王カリオン様が支配するに相応しい。そうは思わんか?」
その男はリグルドに問いかける。
リグルド「ご冗談を…」
リグルドは顔面を殴られた。
エイト「外が騒がしいからちょっと行ってくる」
シュナ「はい。わかりました」
俺は外に出ると数人の魔人の内1人を見た。まあ、それなり…
英知『警告。対象の魔素量は個体名ベニマルを上回ります』
え、強。
その魔人の前には倒れた男、リグルドがいた。
エイト「おい。これはどういうことだ。場合によっては拘束するぞ」
すると、魔人は俺にパンチをかます。片手で受け止めたが。
「!?」
エイト「マジで拘束するぞ」
「[豹牙爆炎掌]!!」
エイト「[完全結界]」
俺は魔人を結界で覆う。
「!?」
結界を解いたら俺はその魔人の顔面をパンチして気絶させた。
:
:
リムル「ソウエイ」
ソウエイの連絡を受けたリムルが飛んできた。
ソウエイ「!リムル様」
リムル「この騒ぎはなんだ?」
ソウエイ「は、連絡が遅れ申し訳ありません。実は警戒網を抜けた反応がありまして…。来てみると複数人の魔人が広場におりました」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『ここはいい町だな。魔王カリオン様が支配するに相応しい。そうは思わんか?』
その男はリグルドに問いかける。
リグルド『ご冗談を…』
リグルドは顔面を殴られた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
リムル「リグルド大丈夫か!?」
リグルド「リムル様…っ。いやなに、この程度どうということもございません」
リグルドの顔面の左半分は肉剥き出しになっていた。ターミネーターかよ。
リムル「殴ったヤツは…」
俺の目の前には魔人のリーダーと思わしき男。が倒れていた。
リムル「どういうことだ?」
エイト「え、殴られたから殴り返した」
端的に言えばな。
リムル「いやでもそれはまずいだろ」
エイト「いや、だって…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
魔人の前には倒れた男、リグルドがいた。
エイト『おい。これはどういうことだ。場合によっては拘束するぞ』
すると、魔人は俺にパンチをかます。片手で受け止めたが。
『!?』
エイト「マジで拘束するぞ」
『[豹牙爆炎掌]!!』
魔人の手から炎がでる。
エイト『[完全結界]』
俺は魔人を結界で覆いそれを防ぐ。
『!?』
結界を解いたら俺はその魔人の顔面をパンチして気絶させた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エイト「という訳だ。これ以上被害を出すのもアレだったから黙らせたんだ」
リムル「……まぁ、それなら」
よし。
:
:
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
場所を変えて話をすることになった。
リムル「…で、君達は何をしに来たんだ?」
リムルが魔人達のリーダー…俺が殴ったフォビオというやつに聞く。
フォビオ「スライム風情に答える義理はないね」
首を横に振った。そして、後ろのベニマル&シオンが爆発寸前になった。
リムル「いいから下がってろ」
ベシ「「は…」」
フォビオ「は!こんな下等な魔物に従うのか!雑魚ばかりだと大変だな!」
エイト「俺に負けといて…俺たちが下等ならお前も下等の1人だ「そう言うからにはお前の主はさぞ大物なんだろうな」……」
え、酷い?これくらい言わないと後ろの方々が爆発しちゃうじゃん。この家吹き飛ぶよ?
フォビオ「っ…、当たり前だろ。お前はカリオン様を知らねぇってのか?」
リムル「では言葉に気をつけろ」
フォビオ「!」
リムル「そもそも先に手を出したのはそっちだ。お前の態度次第では今すぐ俺たちは敵対関係になる。このジュラの大森林全てを敵に回す判断をカリオンではなくお前が下すのか?」
フォビオ「…ちっスライム風情が吹かしやがって」
え、魔王カリオンを敵に回すとか俺やだよ?しかも怒った魔王なんて。
リムル「なんならドライアドを呼んで俺の支配領域を証明しようか?」
幸いなことにフォビオの主への忠誠心は本物のようで
「フォビオ様…」
フォビオ「……ここへはカリオン様の命令で来た」
上手いこと交渉に持ち込めそうだ。
ミリム「おいフォビオとやら。スライム風情と言ったな。ワタシの友達を見下すような発言は許さ「ミリムお前何かしたらマジで晩飯抜くからな」……」
ミリムはソファにちょこんと座る。
リムル「遮って悪かったな。続けてくれ」
フォビオ「……」
流石のフォビオにもこの光景は衝撃らしく「マジか…」と言う顔をしている。
フォビオの話によると俺たちを配下にスカウトしろとの命令を受けていたらしい。正確には俺達か豚頭帝生き残った方を…ということだ。つまり湿地帯でのリムル達の戦いをミリム以外に見ていた魔王がいるということになる。
リムル「魔王カリオンに伝えてくれ。日を改めて連絡をくれれば交渉には応じる。と」
すると、フォビオは席を立った。
「フォビオ様!」
フォビオ「…きっと後悔させてやる」
そう言って魔人達は出ていった。
エイト「ミリム。魔王カリオンについて聞かせてくれ」
ミリム「それはエイトにも教えられないぞ。お互い邪魔をしない約束なのだ!」
秘密があるのな。
エイト「それはカリオンだけとの約束なのか?それとも他の魔王も関係してるのか?」
ミリム「いや、それは…」
友達だから。こう言うのは好きじゃないというか嫌いだが……まあ、いっか。悪用する訳じゃないし。
エイト「教えてくれないのかー残念だなぁ。マブダチとして知っておきたかったんだがなぁ。ほら、俺たちが知らずに邪魔しちゃうかもしれないしな?」
ミリム「約束…でも…マブダチ……」
よし、あと一押しだな。
エイト「あーじゃあ、今度ミリム用の武器を作ってやるよ。マブダチの証として」
ミリム「本当か!?やはりマブダチが一番なのだ!なんでも聞くがいい!」
エイト「おう。じゃあさっそく___」
武器(おもちゃ)で釣り情報を得ることに成功。それで判明したのが…ミリム含めて魔王4名の企み。傀儡の魔王を誕生させるという計画だった。
エイト「あれ?これって…」
リムル「俺たちが魔王の計画を邪魔したってことだよな?」
ベニマル「ですね…」
最悪だ。
ベニマル「想定していた状況とは違いますが他の魔王もここへ干渉してくるでしょうね」
リグルド「大変なことです。トレイニー様にも相談せねばなりませんな」
シオン「大丈夫ですリムル様とエイト様ならば他の魔王など畏れるに足りません!」
頭を抱える問題だ(一名を除いて)。魔王ミリムの来襲と共に巻き起こった暴風はより勢いを増しつつテンペストを飲み込んでいくことになる。