どちゃクソラッキースケベなハーレム生活を望んだ結果、最終的に幼馴染を好きになった転生者の話 作:送検
これはイレイナが9歳になって間もない頃、彼女とだだっ広い野原で読書をしていた時の話である。
本を借りるだけ借り、借りだけを作りまくっていた俺は少しでも何かを返そうと、彼女に提案した。
すると、その言葉を彼女は一刀両断するように一言。ハッキリとした語調で言ってのけた。
「自分の言ったことをもう忘れたんですか?」
その言葉に俺は首を横に振った。そして、それと同時に俺は「衝動的なものだったんだ」と言い訳じみた言葉を使う。
しかし、そんな言葉も彼女には通用しない。この若さでイレイナは賢く、可愛く、ちゃんと約束を覚えてくれている──優しい女の子としての片鱗を見せていたのだ。
「出世払い、でしたよね?」
「え」
「忘れたとは言わせませんよ。あなたは私に本を借りた際に無償とはいかないと宣い、出世払いという方策を取りました。ご丁寧に誓約書まで書いて」
「‥‥‥ちなみに、今いくらくらいの借金をしてるんですかね」
「金貨5枚ですかね」
「レンタル高額ゥ──!?」
予想の斜め上の金額に思わず大声を上げてしまう。金貨5枚分なんて到底支払えるようなものでは無い。俺の経済力はほぼ0みたいなもんで、貯金をしたとしても金貨5枚分なんて集めるには相当の時間がかかってしまうことだろう。
何より、彼女は数年したらアテのない旅に出る。行き先が分かっていたとしても簡単に会えるものでは無いということは、俺とて理解していた。
そんな俺の考えを見透かしたのか、イレイナが笑うことも何もせず、ただ本を直視したまま続ける。
「焦って何かを返そうとして
「全てを犠牲に‥‥‥ね」
「あ、私との友情も犠牲にしてくれて良いですよ」
「犠牲にするもの間違えてないか!?」
それは本末転倒じゃあないのか──なんて思いつつ、改めて俺はこの女の子の優しさに目を見開く。
一見してみると冷たくて、クールで、滅多に人に手を貸さないというイメージがあるけど、深く関われば関わる程イレイナという人間の温かさや人情味に溢れた姿に魅せられていく。
俺の場合は、それを
それは今も昔も変わらない出来事であった。
「約束しましたからね。そして、あなたは私に山程貸しがあるということも忘れないでください。仮に破るようなことがあったその時は‥‥‥」
「その時は?」
「後で酷いです」
「イレイナかぁいい。お姫様抱っこしていいか?」
「指詰めですね」
「洒落にならないからヤメテ!!」
いやしかし。
いくらなんでもここまでの時間があるのに何一つ返せないで終わるってのもそれはそれで後味が悪い。家を建てようと考えた時も頭金とローンが必要だった。恩を全て返す為の頭金とローン的な何かくらい彼女が魔女として旅々する前にできないのかと考えた俺は、半ば衝動的に胸を張った。
「けど、有耶無耶にならない内に一欠片でも返しておきたいな‥‥‥まあ見てろ。その内お前がビックリする位の恩返ししてやるから」
「あ、はい。期待しないで待ってますね」
途端、イレイナの現実を理解したような棒読みの言葉が俺の心を抉る。
しかし、不思議と辛さはない。そして落胆感もまるでない。むしろ、イレイナをめちゃくちゃ驚かしたろう的な気合いに燃え滾った俺は、イレイナを睨み、自分でも分かるくらいのニコリと笑みを見せて──
「馬鹿め、俺はそう言われたら無性に燃えてくる性格なんだよ」
そう言って、高らかに近いうちの恩返しを宣言した後に俺は決意した。
必ず近いうちに1度、彼女が喜ぶような恩返しをド派手にぶちかましてやろうと。
そして、その気持ちは──あれから数ヶ月が経ちそうになっている今も変わりはない。
確固たる意志を持ち、俺は着々と準備を進めていた。
※
少し箒と、投石魔法について行き詰まったことがあり、その旨を母さんの了承を得た上でシーラさんに手紙でそれとなく伝えてみた。
すると、2週間後の明朝に手紙が届き──それと同時に大きな包みが飛び出した。
「‥‥‥包み?」
いやいやシーラさん。俺は分からないとこを聞こうとしたんすよ、決して今年の誕生日プレゼントの乞食をしたわけじゃないですよ──と思いつつも、やはり欲には負けて包みを開けると、そこから1つの手紙がふわりと飛び出て、俺の目の前へと浮く。
その手紙を掴み、封を開けると少し乱雑な文字で、ぶっきらぼうな内容の手紙が送られてきた。
やる。
取り敢えず包み開けて、その本読んどけ。
「‥‥‥ふむ」
その手紙に指示されるがまま包みを開けてみると、中には本が2冊入っておりその本の何れにもメモ書きが貼り付けてある。
魔法の本は『魔法の勉強用』と書いてあるメモ書きが同封されており、箒についての本は『箒の勉強用』と書かれており、その細やかな気遣いは大雑把なシーラさんとは思えない気の配りようであった。
「‥‥‥気遣ってくれたのかな。それに、本まで貸してくれるなんて」
予想外の出来事である。
話くらいは聞くという言葉から想像していたのは手紙で送られるちょっとしたアドバイスや励まし程度のそれだと思っていたのだが、実際は手厚いが過ぎる位のサービス。
ここまでされたのならば、せめて疑問点だけは解決しなければならない。
不明点に光明を見出した俺は、早速己の疑問点を解決する為に読書を──
「‥‥‥ほほう、贈り物か」
「そうなんだよ、シーラさんって大雑把に見えて凄い細やかで‥‥‥って」
思考の途中に聞こえてきた言葉に思わず反応しながら、振り向く。するとそこには母さんでもなく、ヴィクトリカさんでもなく、
俺はその人を知っている──と言っても、これまた原作では見ることのなかった人ではあるのだが、この身体に流れている血と確かな繋がりがある人。
そう‥‥‥
「今日は早くないの?」
父さん。
俺が最後にそう言うと、父さんはニヤリと不敵な笑みを浮かべて顔を新聞で隠した。
いや、何しとんねん。
「何してんの」
「いやな、最近のお前を見ていると本当に奔放なところが母さんに似ているなと思って」
「そんなに奔放だったの?」
「じゃじゃ馬だ。それはそれはやべーやつだったよ」
父さんはそう言うと、新聞を折り畳んで煙草を吸おうとする──瞬間、持っていた煙草がふわりと浮き、ぐしゃりと潰れてしまった。
何をしているのか分からなかったが、その光景に愕然とした父さんは煙草を吸うのを止めたので良しとする。さーて、誰がやったんだろうねー。
あ、俺じゃないよ?
これからイレイナと一緒にお勉強しに学校に行くから彼女の嫌いな煙草の匂いをつけたくないって理由で父さんの煙草潰すわけないじゃないですか。
HAHAHA!
「‥‥‥だからお前も、将来女の子を嫁に選ぶ時が来たのなら。その時はじゃじゃ馬じゃなくて品行方正でお金の管理が上手な子を選ぶんだぞ」
「でも、父さんは好きだからその人と結婚したんだよね?」
「それは、まあ」
「ごめん、俺父さんの血筋だから無理」
「おいこら、サイレント反抗期やめないか。やるならもっと盛大に反抗期してくれ」
盛大な反抗期とは何ぞ?
こちとら精神年齢的に反抗期なんかおちおちしてられないんだ。
何なら俺を育ててくれたこの家にお金を入れたり、自分のお金で何かを買いたい年頃なのだから、反抗期もクソもないだろう。
ジト目でこちらを見遣り、「あの頃は可愛かったなぁ」と盛大なため息を吐いた父さんを見つめていると、台所での仕事を終えた母さんがこちらへ向かって歩いてくる。
父さん用のコーヒーを持ってきた母さんは、俺を見るとほんわかと笑ってみせる。
「おや、どうしたんだいオリバー。そこに立ってないでこっちにおいで」
「あいや、そろそろイレイナが来るから良いよ」
「そっか、学校だもんねー」
母さんはそう言うと、コーヒーを啜り真上を見る。その表情からは果たして母さんが何を思っているのかは分からないのだが、まあ悪いことでは無いのだろうと思う。俺は学校に行くための準備を済ませ、シーラさんから貰った本をバッグに詰め込むと、兼ねてから考えていた1つの作戦を言おうとして。
「なあ、父さんに母さ──」
その瞬間にドアをノックする音が響き渡った。
「‥‥‥う」
「あっはっは、オリバーったら間が悪い男なんだから」
「今の俺の責任なの!?」
「そりゃそうでしょう。こんな朝から大事なことを話そうとしていたオリバー君」
笑いながらド正論をぶつける母さんに、俺は「そりゃそうだけど」とため息を吐く。「そうだそうだ」と便乗する父さんは知らん。あんたはさっさと仕事へ行ってこい。俺もあんたも主戦場は外なんだからな。
さて、長話も程々に玄関のドアを開くとそこには少し待たせてしまった故かジト目のイレイナが制服姿で箒に乗っていた。
制服と私服とでは印象が変わるというが、今のイレイナはまさにそれ。これにかつて原作で見た『知的な私』さんのつけてたメガネを付けたら鬼に金棒ではないか──と内心で悶えていると「なに笑ってんですか」という一言と共に、イレイナが箒から飛び降りる。
顔がにやけていたらしい、死にたい。
「出るの遅くてごめんな。家族と話してて」
「そうですね。ですが両親との会話なので別に気にしてませんよ」
「‥‥‥そう言って、実は誰よりも優先して欲しかったんじゃないの?」
「まさか。何を根拠に」
「‥‥‥気付いてないのか」
「?」
目が語ってんだよ、目が。『あなたは待ち人を外でずっと待たせるような馬鹿野郎なんですね』って内心で言われているような感覚に陥るんだよ、そのジト目は。
とはいえ、気にしてないのであればそれで良い。これ以上掘り下げる必要もないと思った俺はフィンガースナップで箒を召喚すると、どかりと箒に座り込む。
「とにかく、学校にも行こう。これ以上ここにいたら遅刻しちまう」
「そうですね‥‥‥オリバー」
「?」
「お弁当ちゃんと持ってきましたか?」
「お前は俺の母親なのか?」
イレイナママもそれはそれで一興だが、そんな歳でもなかろうて。
そんな俺の一言に、イレイナはクスリと笑みを零すと改めて箒に乗り、その笑顔のまま一言。
「行きましょう、オリバー」
「おう」
その言葉を出発の合図とし、俺達は箒を平和国ロベッタに設立された学校へと向かうのであった。
「お、母さんや。イレイナちゃんとオリバーが隣り合って箒で空を飛んでいるぞ」
「あ、ほんとうだ‥‥‥ヒューヒュー!!イレイナちゃんとオリバーヒューヒュー!!」
「こら、母さんやめないか──ヒューヒュー!!青空を背景に青春だなんて萌えるねーっ!!」
なんか戯言が聞こえた気がするんすけど、ほっときましょうねー。
※
時は過ぎて、学校。
あれから時間割通りの授業を行い、知識を養い頭を疲弊させた俺は、とある先生に呼び出しを食らっていた。
曰く、至急来て欲しいとのことであるのだが俺には一切何をしたのかが分からない。『どうせオリバーのことですから何かしたんでしょう』と、呆れた様子でそう言うイレイナに『少し待っててくれ』と言葉を残し、俺は指定された部屋へと入っていき──
「‥‥‥あの、もう1回言ってくれる?」
「モテたいです!!」
「大声で言わなくてよろしい!」
先生と今後の進路について話し合っていた。
いや、ほら。将来の夢って色々あるじゃない。例えばイケメンになって沢山の女の子とアバンチュールしたいとか、イレイナのようにニケの冒険譚に憧れて旅をするとか、普通の生活がしたいだとか。
俺にとってのそういうのが『どちゃクソラッキースケベなハーレム生活』なんだから、嘘をついたらいけないよね──と思ったので正直に言ったらお姉さん先生に怒られた。いやはや、生徒思いの先生だぁ。
「いい、オリバー君。キミは成績も良くて魔法っていう特別な才能もあるからなまじ選択肢が多いの。その選択肢に迷い続けていたらオリバー君、本当の器用貧乏になっちゃうのよ?」
「センセ、俺が魔法使えんの知ってるんですか」
「いつも箒で登校してるんでしょ!?イレイナさんと一緒に!集団登校!!」
せや。
「とにかく、魔法を使う道に入るのか、普通に仕事をして暮らすのか。もしくはその他か。それだけでもやらなきゃいけないこと変わってくるんだからしっかり決めておきなさい!」
「どちゃクソハーレムエンドがいいっす!」
「そんなものは娯楽小説の中でだけ!そろそろ妄想を夢と勘違いするのやめなさい!」
せやせや。
と、頷きながらお姉さん先生の言葉を待っていると「話は終わりです!頑張ってください!!」と半ば追い出されるような形で教室を出ていく。
声は大きいが、最後に激励を付け足す辺りお姉さん先生は生徒思いのかっこいい人だと思うぜ‥‥‥なんて妄想を頭の中で考え、さて本格的に進路をどうするかと考えていると、目の前にはイレイナが。
どうやら律儀に俺との約束を守ってくれたらしい。
感動ものだ、抱き締めても良いだろうか。
「こってり絞られてましたね」
「ああ‥‥‥聴こえてたのか」
「モテたいんでしたっけ。随分と短絡的で抽象的な目標ですね」
「目標は目標だろ」
「具体性の話をしているんですよ」
校舎を出るために廊下を歩き出すとイレイナが隣を歩き、更に続ける。
「まだ魔法を遊びと割り切っているんですか?」
「魔法をやって生計を立てるのかもしくは副産物としてやっていくのかがまだ決まってないんだよ」
「副産物として、ですか?」
「あくまで私生活の延長でってことだ」
メインの仕事を日雇いの仕事や行商の仕事とした際、利便性のみのために箒や時間逆転の魔法を使うということである。仕事や攻撃などには魔法を使うことを行わない──つまり、魔法を使った仕事はしないということになる。
「その場合は魔法を真面目にやる必要はない。魔法に関してはずっとこのままでいい」
「まあ、はい。そうなりますね」
故に考える俺なりの処世術をイレイナに言うと、さも興味なさげな嘆息と共にイレイナが一言。
「ですが、勿体ないですね」
「ん?」
「オリバー、魔法の才能があるように見受けられましたから。特に箒の乗りこなしや、威力の調整等の魔法の制御の観点は秀逸ですし」
なんと。
まさかのイレイナからの高評価に俺の心音は思わず跳ね上がる。思わずニヤけそうな口を抑え、そっぽを向いてひたすらに顔を見られないように務める。
まさかあのイレイナが褒めてくれるなんて、明日は雨でも降るのだろうか。
「‥‥‥ま、決めた訳じゃないし。もしかしたら俺の心を激しく揺さぶるような何かが魔法を生業とした仕事の道に向かわせるかもしれないしなー」
「そんなきっかけが容易に見つかると思っているんですか?」
「人生なんて何が起こるか分からんだろ」
特に俺とか。
余所見してたら異世界だしな。
「だから俺はきっかけを探しながら、時に待って暮らしていくよ。見つからなかったら──うん、まあその時はその時、なんとかなるだろ」
ここで、俺達は門を出て箒を召喚する。そして、いつものように浮かした箒に座り込むと、ゆっくりとしたスピードで互いの家へと向かって進んでいく。
それまでは、こうして箒に乗りながら話したりすることは多く、それがまた当たり前の日常と化していた。
「そういえば、お前そろそろ誕生日だよな?」
空を箒で飛びながらそう尋ねると、前を見ていたイレイナはこちらを向き、「はい」と頷く。とはいえ高揚した感じはせず、至って冷静にイレイナは質問に応えた。ふむ‥‥‥嬉しくないのか?
「じゃあ暫くはお前が年上か。なんか俺泣きそう」
「そうですね。オリバーが誕生日を迎えるまでは」
「うへへ、年上かぁ!」
「あ、オリバー。あそこのパン買ってきてください」
「なんで?」
「パシリです」
「だからなんで!?」
パシリ、ダメ、絶対!
そのような断固たる決意を胸に、イレイナの要求を却下する。そもそも俺、最近になってお小遣いを貰えるようにはなったがそこまで無駄遣いするお金ないし。それに今月は
「‥‥‥ま、目出度い日だが浮かれずに前日位は空けといてくれよ。勉強に付き合って欲しいからさ」
「仕方ありませんね。まあ、阿呆のオリバーですし何となく予感はしていましたけど」
「あの、これでも一応頭良くなってきたんですからね?あなたのおかげで好成績維持できているんですからね?」
と、冗談と会話のオンパレードを繰り広げている内にイレイナが住んでいる民家へと辿り着く。俺の家はその少し先にあるので、必然的にここでお別れということになり──イレイナが箒の高度を下げて、箒から飛び降りると箒に乗った俺を見上げて一言。
「では、また明日」
そう言って、俺に微笑みかけたイレイナはとても綺麗で、可愛かった。言葉をかけるのも忘れてしまうくらいに見とれてしまい、その姿を思わず写真で納めたくなってしまう衝動に襲われる。
ああ‥‥‥やっぱもう少しお金かけてカメラにお金使お──あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!
無駄遣い、ダメ、絶対っ!俺には今月絶対にやらなきゃいけないことがあるんだ!!目先の欲にかまけてカメラなんて買おうとしてんじゃねえよ!!
「‥‥‥お、おう。またなイレイナ」
「‥‥‥あの、今本当にどうしようもないこと考えませんでした?」
「カンガエテナイヨ」
「今すぐ降りて話を聞かせてください」
「嫌だっ!!」
降りて白状したらとんでもない威力の魔法でボコされるのが目に見えている。
それを悟った俺は、イレイナの命令を無視して箒を猛スピードでぶっ飛ばし家へと帰っていったのだった。
※
常日頃から感じていた感謝の気持ちがある。
ぼっちで魔法を撃ち込んでいた俺に話しかけてくれたこと。本を貸してくれたこと。分からないことがあった時は厳しくもちゃんと教えてくれること。
そして何より、友達になってくれたこと。
それは、心優しい彼の少女だからこそ感じた感謝の気持ち。
その感謝を出世払いで返すなどと言った過去を、彼女は頑なに信じてくれている。約束という形で、心身共に充実したタイミングで良いと言ってくれているのだ。
しかし、それでは俺の気が済まない。出世払いなんかで済むほど俺の彼女に対する恩義は比にならないし、そもそも大人になればいつ会えるのかも分からない。
だから俺は計画し、決意した。
彼女をあっと驚かせるような恩返しを。
そして、その恩返しをするために俺は家のドアを開いて、母さんに告げたのだ。
「母さん」
「ん?」
「協力して欲しいことがあるんだ」
さあ、練りに練った今月の作戦を解放する時が来た。
一丁気張っていこうかね!
2章終了後の3章は……?
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