東方五行大神伝・過去の章   作:ベネト

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謎の空間...

 

大量の本棚がある真っ白な部屋...

 

部屋の中央に置かれている机では何か黒いモヤのようなものがせっせと羽ペンを書に走らせ終わる...

 

「くく...あははは!!終わった!!これで暦の奴は幻想入り完了!これで予定通りことを運べるわねぇ...」

 

黒いモヤは嬉しそうに辺りを飛び回るが体を硬直させて地面に落下する...

 

 

 

 

 

「っが!!...やばっ!」

 

黒いモヤはズルズルと地面を滑るように机へと戻り薬瓶の中にある錠剤を大量に口に含む...

 

彼女は激しくせき込んだ後、席に戻り一息つく...

 

「げほ!!!...激しい運動を控えないと...まだ回復しきっていないってのに...」

 

(...全く...死にかけでしたのに調子に乗るからですよ)

 

「あ?」

 

黒いモヤが天井を見ると、窓から大量のの蝙蝠が部屋に入り次々と天井に張り付いていく...

 

どうやら先ほどの声はこの蝙蝠から発せられているようだ...

 

黒いモヤは天井を見上げながらパイプ椅子をキコキコ鳴らす...

 

 

 

「何だアンタか...随分と久しぶりじゃないの...」

 

黒いモヤが言うと蝙蝠も返答する

 

(ええ...お久しぶりです...少々こちらでは忙しいのでこの蝙蝠達でお話しすることをお許しください...)

 

蝙蝠から発せられる声に黒いモヤは笑みを浮かべながら蝙蝠を指さす...

 

「で?そっちの仕事はちゃんと進んでいるの?アタシ様の仕事はアンタの仕事が完了して初めて完了するんだから!」

 

(ええ...とりあえず完了はしています...目星はちゃんとつけましたし残りは貴女の仕事が終わるだけです...)

 

「あらあら...こっちも頑張らないと」

 

黒いモヤが書をめくると蝙蝠が声を発する...

 

 

(まぁ...暦の件はご苦労様です...ですがまだ力が要りますね...まだ彼女1人だけの力では計画が破綻します...とりあえずもっと力の回収が必要ですね...目星は既に彼女がつけました、すぐに他方へ移ってもらいますよ)

 

蝙蝠の言葉に黒いモヤは乾いた笑いをする

 

「あらあら...休む暇もないってわけね...死人に鞭打つってこういうことをいうのかねぇ?」

 

(我がマスターのためです...)

 

「あいよ...わあってるよ!!そのかわりそっちは任せたわよ?」

 

(ええ...ではワタクシはこれで...)

 

蝙蝠達が消えて黒いモヤは机の上に置いてある書に判子を押す...

 

 

「強欲な狐の神様ゲット!さぁて!次に移るか...」

 

黒いモヤが消え、その空間にひびが入り...

 

その白い部屋は消滅する...

 

 

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