by 大神暦
side暦
1ヶ月とは早いものだ…何やかんやで明日が大和との戦争の日になった…
最後の晩社の中で私は眠っている娘達を見ている…
娘達は布団の中で静かに寝息をたてている…この1ヶ月は色々なことがあったな
煌炉・銖理・潤香の3名が人の姿に無事になれたこと…子供の成長とは嬉しいものだ…絶対に生き残ってやる
「…とうとう明日が大和との戦争だね…暦」
諏訪子が部屋に入ってきて子供たちを見つめる
「そうね…絶対に生き残ろうね…私の子供達・貴女の子供のためにも」
「!!わ…私の子供!?一体何のことやら?」
諏訪子は目を泳がせる…分かりやすいな
「神社の巫女…東風谷鈴音…彼女が貴女の子供なんでしょ?華楠から聞いたよ?いつも木の後ろから彼女を見てるって…」
諏訪子は溜め息をつきその場に座る…
「…ばれちゃったか」
「見ればわかるよ…でも貴女が母親とはね」
「私だって昔はある男と一緒だったんだよ…鈴音はあいつとの子供だよ」
「…その人は?」
「……10年前に病であの世だよ…全く最後まで無礼な男だったよ」
旦那亡き後でも子供をずっと見守っていたのか…
「しかし…何で神社の巫女に?彼女は諏訪子のことを?」
「…あの子は私が母親と知らないよ…神社の巫女にしたのも人として生きてもらいたいだけ…神の子としての重圧は辛いものだからね…さて!この話は終わり!今日は早く寝よう!明日は頑張らないとね♪」
諏訪子は部屋を出る…
「…私も寝ようベストコンディションで行かないとね」
布団の中に入り私は目を閉じる…
(…暦…暦)
誰かの声を聞き私は目を開ける…
目の前にはこの前の夢で出てきた銀髪の女性がいた
「…貴女は」
私が近づこうとすると女性は微笑み消えていく…
「待って!独りにしないで!」
追いかけても女性は何処にもいない…あの時同じだ…胸が締め付けられるように辛い…
「…う」
目を開けるといつもの社の天井…日は出始めており朝になり始めている…
「…またあの夢か」
あの女性は誰だろう?
私には昔の記憶が全くない…もしかしたらそれに関係があるのだろうか?
「…記憶が…まあいいや…今は今日の戦争の事を考えないと」
私は娘達を起こさないように外に出る…
絶対に戻ってくるからね
社の外に出ると岩の上でうっつらとしている諏訪子を発見する…
「…諏訪子?どうしたの」
「…いや早く目が覚めちゃってさ」
…緊張で眠れなかったのだろうか?
「どうする?もう行くの?」
「行こうか…ミジャグジも戦いの準備をさせないと」
「ミジャグジ?何それ?そんなの聞いたことないけど?」
「ん~?言ってなかったっけ?まぁ向こうについたら教えるよ」
諏訪子に手を引かれ私達は村の外に出る…
…歩いて10km程の開けた草原に私達は到着する
遠く離れた大和の陣営には沢山の兵が見える
「…思っていたより多いね」
「大丈夫だよ…ほら!出ておいで!ミジャグジ!」
諏訪子が合図をすると地面から白い大蛇が沢山現れる…
「シャー!」
「…うわ…これがミジャグジ?」
「そう!私達の仲間だよ!これで向こうと戦えるというもの!」
諏訪子は大和の陣営を見ると狼煙が上がり始める…
「…始まりか」
「ゆけ!ミジャグジ達よ!!」
諏訪子はミジャグジに号令をかけてミジャグジ達は戦場へ向かっていく
向こうの陣営も動き始めているのが見える…
さて戦は最初が重要だ…私が掻き乱しましょうか♪
「…さて!では私が前線に出るよ!」
「…危なくなったら戻ってきてよ!」
諏訪子に許可を貰い私は戦場へ向かう…
side???
「…始まったか」
前線へ向かう兵を見ながら私は向こうの陣営を見る…
向こうの陣営で気をつける相手は諏訪の神・洩矢諏訪子と協力者の化け狐の大神暦の2名…
とりあえず大神の能力は不明だ…能力が分からない以上下手には動けない…
「…私も期を見て出陣するか…一度見てみたいと思っていたところだ…」
可能性か…本当にあるのだろうか?できることなら見てみたいな!進化する者の力というものを!
次回戦争勃発!
ではこれにて