by大神暦
side神子
…何とかトリカブトを採取するために山に行く許可を貰うことができた
私だって色々と経験がしたい!トリカブトがどういう植物か知らないし今後の知識を増やすためにはもどうしてもついていきたかった…
しかし泣き落としというのは使える…女としてこれを使うとは思わなかった…
現在私達は山道歩いており潤香が先を歩く…
「神子様?気を付けてくださいね?…へぶ?」
開始早々木の根に躓き潤香が転ぶ…
潤香…本当に体術の経験があったのかしら?いつものんびりしているイメージがあるから戦える感じが全くしないわ…
「潤香…君が気を付けて」
「…失礼しました」
潤香が着物の土汚れを落とし青娥はため息つく
「…さて!暗くならないうちに行きましょう!」(困惑・呆れ)
青娥はガッツポーズをするが困惑と呆れの欲が聴くことができた…
仙人である彼女の欲は感じられるのに潤香は全く感じることができない…笑ったり泣いたりとしているけどその時ですら出ないとは…一体どうなっているの?
「…豊聡耳様?行きますよ?」
青娥に言われ私達は先に進む…
90分後
山の中を歩き相当時間が経過する…未だにトリカブトは発見できていない…紫色の花が特徴聞いていたがそれらしいものは見当たらない…
「…おかしいですわ…全くトリカブトがない…」(焦り)
「…もっと奥に生えているのでしょうか?」
「…少し先にいってきます!潤香豊聡耳様のことは頼んだわ!」(焦る)
青娥は森の奥へ消え潤香は疲れたような顔をする…
「…もうすぐ日も暮れますね」
「…私達も探しましょう!」
私は潤香を連れて外の方向へ向かう…
「…おっと…と…痛い!」
潤香が転び時間が更に経過する…私達は奥へ進むが一向にトリカブトは見えない…もう相当奥へ進んでしまった
「…全くこの山には無いのかしら?…あら?」
…私の目の前に紫色の花をした植物が目にとまる
青娥の話と一致する…トリカブトだ!
「…あったわ!」
私はトリカブトの前に行き土を掘る…青娥の話では根まで必要とのこと…全部採取しないとね♪
土を深く掘りトリカブトを引き抜く
「…良し!これで終わりね潤香!」
「…」
「…?どうした?潤香?」
潤香の方を向くと彼女は森の奥を警戒するように目を細めて見ている…
「…グルルル」
低いうなり声…何かがこっちに来る!?
「…やるしかないか」
腰につけた宝剣を取り私は辺り見回す…こうなれば私が相手するしかない!獣ような声だったし…この前の寺の化け物の時と同じようにやればいいんだ…
「…戯れは終わ…「…グルルル」り~!?」
後ろをゆっくりと振り向くとそこには体長が3mはありそうな巨大な熊いた…
おかしい…熊ってこんなに大きかったっけ?
「…神子様!ここは私が!」
潤香が前に出ようとするが私は彼女を止めて巨大な熊の方へ向かう
「…私がやる…君は下がっていなさい」
私は巨大な熊に宝剣を向ける…
「…お前の相手は私だ…来るがいい化け物」
「…グルルル」
巨大な熊の爪が私に来るが私はそれを避けて一太刀を巨大な熊の腕に切りつける
「…大したことはないな…大きいだけか」
「…グルルル…ギャオオオオオ~!!」
「っ!がっ…」
辺りに巨大な熊の遠吠えが響き私はとっさに耳を押さえる…
頭が割れるように痛い!何?この大音量っ!
常人より耳が良い私にとってこれは辛い!!
「…くっ…神子様…」
「…大丈夫です潤香」
…頭がクラクラするが早いところ何とかしないといけない
私は宝剣巨大な熊に向けてもう一度切りかかる…
「ギャオオオオオ!!!」
ブン!
ガキイィン
巨大な熊の一撃で私の宝剣は弾かれ宝剣は宙を舞う…
「…あ…あ」
足に力が入らなくなり私は尻餅をつく…熊が一歩一歩近づいてくる!
「…嫌!来ないで!来ないでよぉ!」
…死にたくない!まだ…やり残したことが沢山あるのに!
「ギャオオオオオ!」
熊が腕を振り上げる
ブン!
ザシャ!!
「…え?」
…何も来ない?何で?
ゆっくり目を開けるとそこには…
「…こほっ!」
私の目の前には潤香がいた…
だけど景色がゆっくりと動いてみえる…
潤香の胸から鮮血が流れ彼女が青白い顔をして地面に沈む姿だった…
そして巨大な熊は爪についた血を舐めている…
そこで私は理解した…
潤香が私を庇って巨大な熊の攻撃を受けたと言うことが…
第4章構成完了!
いつでも行けます
ではこれにて