by大神華楠
日ノ本のとある場所に大きな向日葵畑が存在する...
大神華楠は宮廷から命を受けて向日葵畑の入り口の前に佇む...
side華楠
「ここか」
書状に書かれた地図を見ながら私は目の前の花畑を見る...
書状に書かれているとおり大きな黄色の花がある...長い時を生きているがこんな花は見たことがない
「仕事内容は陰陽師の救出かその骸の回収か...生存は絶望的か...まぁ...すぐに終わるだろう」
私は花畑を進んでいく...
しばらくすると広い空間に行きあたる...
そこには1件の民家があるだけだが...
「...見た限り妖怪の住処らしい感じがないが...仕方ない」
家の前に行き戸を叩く...
「何か用かしら?」
「...ん?」
...振り向くとそこには緑色の髪をした女性がいた
...白いブラウスにチェック柄のベスト・スカートを身に着けて手には日傘...中々珍しい格好をしているな...
「いや失礼...君はこの家の主かな?」
「ええ...そうだけど私に用があるんでしょ?」
女性は妖艶な笑みを浮かべる...何故か分からんが寒気がする...
「ああ...実はな...少し前に都の陰陽師を見なかったか?仕事でその者の救助もしくはその骸の回収を任されたんだ...何か知らないか?」
「陰陽師ね...見たわよ少し前に」
女性は日傘をクルクルしながら私から離れ近くの地面を指差す...
「でも...生きていないわよ...すでにこの花畑の養分よ」
「君がやったのか」
「ええ...この前の陰陽師でしょ?覚えているわ功績を上げようと私に挑んできたもの」
まぁ生存は絶望的だったしいいか...
「そうか...まぁどうでもいいことだ...一応骸だけでも回収させてもらうぞ...仕事なんでな」
女性の前を横ぎろうとするが私の目の前に傘がさえぎる...
「駄目よ...花たちの養分だもの...上げるわけにはいかないわ...それに久しぶりに強そうな人に会えたわ!!」
女性から不意の拳撃がくるが私は距離を取って離れる...
「強そうな人?私が?」
「隠しても無駄よ...貴女妖怪退治屋の大神家の者でしょ?いつか戦ってみたいと思っていたわ!!」
女性は笑みを浮かべる...
仕方ない...できる限り早く終わらせたかったが
side?
「フフフ」
面白いわね...私の目の前には退治屋の中で最強の大神家の者がいる...今まで私が戦った中では上位の者だと見ただけで分かるわ!!
大神家の者は着物の中から扇を取り出し私を見る...
「戦う前に自己紹介をしておこう...私は大神華楠...大神家の中では長女だ」
長女...大神家の連中は全員女で母親を筆頭とした娘5人の構成となっていると聞く...
つまりこの人は大神家ナンバー2
「上から2番目の実力者が来るとはね!私はついているわ!!私は風見幽香...貴女を地獄に落とすものよ...覚悟はいいかしら?」
「そんなものはできている...では行くぞ!!」
華楠は扇を開き私に接近し扇を振り上げる...
「私を楽しませて!!」
扇の攻撃を私は傘で止めるそして彼女の胸に向けて傘を突き立てる...
「舞踊術...桜花」
華楠の体が消えて私の攻撃が空を切る...
そして周りには桜の花びらが嵐のように舞い私の体にまとわりつく...
「くっ!こんなもの!!」
光線を放ちまとわりつく花びらを燃やして脱出する...
「ん?ジワジワと追いつめていこうと思ったが...思ったより骨があるみたいだ」
華楠は口元に扇を当てて私との距離を取って観察している...
「私をそこらへんの雑魚を一緒にするんじゃないわよ!!」
「クク...それは失敬」
華楠が扇を振るとまた桜の花びらの吹雪が私の方へ向かう...
殺傷力はないがこの花びら触れていると脱力感がする...
この人の戦闘スタイル相手を消耗させる戦い方か!戦いを長引かせるとこちらが不利になる!
...まだ少ししか経過していないが私も本気で行くしかないようね
私は花吹雪に傘を向ける...
「貴女に私の力を見せてあげるわ!!マスタースパーク!!」
巨大な光線が華楠が放出した花吹雪を飲み込む...華楠には当たらなかったが動揺は与えた!!
「高エネルギーの光線!?まさかここまでやるとは...っ!...なっ!?」
私は彼女の背後に回り傘で彼女の胸を貫く...
生温かい鮮血が辺りに飛び散る...
「反応が遅いわ...動きも遅いし大神家もたかがしれるわ」
「致命傷だ...と?ごほ!!」
傘を引き抜くと華楠はうつぶせに倒れて血だまりが辺りに広がる
華楠vs幽香でした
ではこれにて