by大神銖理
side銖理
「...今夜が決行の日か」
午前9:00...私は寝巻から戦闘への準備を行う...
どれくらいの人数が来るかは不明だから装備は充分にしておかないとね...
しかし未知の相手とはいえ負ける気が全くしない...私は天狐である大神暦の娘の一人...ミスなど99%ありえない...姉妹の中では精密な行動が行えるのだから只確実に任務を成功させるだけ...
「...装備は整った...残りは月が出るのを待つだけ」
「朝早くからご苦労だね~銖理~」
...声のする方を見ると寝巻姿の境奈姉がいた
「境奈姉...山の見張りはどうしたの?」
「ん~?土狐(ドッコ)達が見張っているよ~自分の力はフルに活用しないとね!」
土狐...境奈姉の力で生み出された土でできた狐たちのこと...今の時代で言うなら式神に近い存在だ...
「...そう...便利だね」
「アタシ向けの任務だよ~で?今から任務なの?」
「任務は今日の夜...それまでは待機だよ...そっちも大変でしょ?」
「別に急がなくてもいいよ~天狗の件はアタシがやっておくからさ...ふぁぁ...ご飯でもつくろうかな」
境奈姉は欠伸をして部屋を出る...境奈姉はああ言っているが私の方も早く済ましておこう...姉妹の中でサボり魔の境奈姉が働いていると...思ったより深刻なのかもしれない...
「今夜は早く終わらせよう早急に迅速に...」
一方その頃...月では輝夜姫を連れ戻すために月の民が月から地上へ向かう船の最終点検をしている...
その船をドックから見下ろしている銀髪の女性こと八意永琳ははるか昔に撮った暦との写真を見て物思いにふけていた...
side永琳
「...暦」
写真を懐にしまい私は最終点検を受けている宇宙船を見る...これで月から地上へ向かい輝夜を月に連れ戻すという作戦のようだけど...成功はしないでしょうね...おそらく輝夜は月には戻らない...長い付き合いだから会っていなくても分かる...
彼女がその気なら私が進むべき道はもう決まっている...
「八意博士!船の点検は終了しました!地上へは8時間後に到着すると予定しています!」
「そう...分かったわ」
兵を下げさせて私は船へ向かう...久しぶりの地上...そしてここにはもう戻って来ることはないでしょうね...
8時間後
船は時間通りに地上へとつき輝夜のいる屋敷の上へと到着する...
私は弓を持って船を降り屋敷の庭へと降りる...
不思議なことに警備の防人らしい者の姿は見えない...
「誰もいない?」
兵達は銃を構えながら辺りを見回す...
「こほー...ここには誰もいない...いるのは私だけ...こほー」
声が響き屋敷の方を見ると何者かが屋敷から出てくる...
屋敷から出てきたのは全身に黒い強化パワードスーツを身に着けた者だった...
顔にはガスマスク・暗視ゴーグルをつけており長い白い髪が装甲からなびいている...
声からして女性のようだが兵は警戒し銃を向ける...
「何者だ!?貴様!!」
女性はそれに怯みもせず私たちを見回す...
「...ざっと32人か私1人でも充分ね」
女性の言葉に兵士1人がすごむ...
「何をごちゃごちゃと!!引っ込め!地上の穢れめ!!(ドン!)...なっ!?」
...1発の銃声が響きその兵は地面に倒れる...額を撃ちぬけれている?
彼女の方を見ると片手に大型の銃が握られていた...何故地上の者が銃を持っているの?
女性は銃のメモリを単から連に変える...
「私に銃を向ける=それは死だよ...迅速に行動に移らせてもらう...時間がもったいない」
女性は懐からスモークボムを炸裂させ辺りに煙幕を発生させる...今の状況に追いついた兵士たちはパニックになる...
「撃て!奴を撃ち殺せ!」
兵士たちは煙に向けて銃を乱射するが一手遅い...すでに女性は煙から抜け出して兵士たちの側面いた...
「遅い...」
女性は銃を連射し次々と兵士が地に倒れる...
そうとうのやり手のようね...私も動きやすくなる...
「な...何で地上の者が?八意様!どうすれば!」
「そうね...」
グサ...
私は兵士の一人に矢を突き刺す...周りの兵士はざわめき始める...
「八意様!血迷われましたか!!」
「血迷ってなんかいないわ...これが私が進む道よ!」
兵の一人が銃を向ける...
「おのれ!裏切る気か!ぐは!」
私に銃を向けようとした兵は銃弾に倒れその発生源である女性はゆるりと私に近づく...
「貴女が輝夜姫の協力者か...」
「ええ...そうよ...貴女は?」
「...私も同じ...とりあえず終わらせよう...話はそのあとだよ」
女性は兵士に銃を向けて撃つ...
どうやら輝夜側の人間らしい...とりあえず今は兵を倒すことが先決ね...
私は弓を引き兵に向けて放つ
久しぶりの永琳です
ではこれにて