今回は短いです
side潤香
命蓮寺から戻り私は大神神社に帰還する...
流石にもかなりの時間大神家を抜けてしまった...今の状況が気になります...
私は神社に入りいつも会議に使う円卓の間に向かう...
「只今帰りました!」
円卓の間に入るとお母様・華楠お姉様の2人がそれぞれの席に座っていた
「帰って来たか...潤香」
「お帰り~♪潤香~!」
「すみません!色々と心配をおかけしまして!」
私は頭を下げるがお母様は笑う
「ふふ...良いからそこに座って~!」
「は...はい」
私は大人しく自分の席に座る...他のお姉様がいないことが気になりますが...
「...あの?他のお姉様は?」
「...境奈は山・煌炉は都・銖理は別件で仕事に向かっている...」
「そうですか...ところで何か仕事に支障でもありましたか!?」
私は尋ねるが母様は苦笑いする...
「えっと...実はね...」
side暦
「この!愚か者がー!!」
都の宮廷内に帝の怒鳴り声が響き私は耳をふさぐ...
「ぬえの討伐に失敗し後れをとるとは!主にはかなりの金を払っておるのだぞ!」
「...仕方ありませんよ~私たちとて失敗はしますよ~!大神を過大評価しすぎですって!」
私の言葉に帝は机を叩く...
「黙れ!ただでさえ風見幽香を亡き者にできなかった時点でお主らの評価はがた落ちじゃ!!今度しくじったら主らはクビじゃ!分かったな!」
帝はそれを言い奥へ去る...
「...そろそろ潮時ね...ここで何をしてもあの人の情報は入ってこないしね...」
(ジー!)
私は遠目でこちらを観察している帝の妻を見る...本人は見つかっていないと思っているが私には分かる...あの人の担当は煌炉だ...私が相手するわけにはいかない...
「...ふん」
私は今後の準備のためその場を後にする...
side潤香
「...というわけ」
「...すみません!」
思ったより事態は深刻のようです!これは私の責任です!どうしましょう!!
「謝らなくていいよそろそろ引こうと思ってたし問題ないよ?」
「しかし!」
「良いって!とりあえずこの話はお終い!とりあえず今は休みなよ?疲れているでしょ?」
「後は私たちに任せろ...」
お母様と華楠お姉様は消えその場には私1人になる...
「ぐ...ぐぐ!」
...このままでは終わりません...この失敗は絶対に取り返さないと!
「はっ!」
また私は無意識に古傷を掻きむしっており血が滲み始める...もうかなり跡が残ってしまいましたね...
だが良い...私は私に出来ることをするだけです
白蓮様には色々とご教授いただけましたが私に出来ることは...
私は指にこびりついた血を舐め自室へ戻る...
場所変わって妖怪の山...
妖怪の山の天狗の里のとある一室にて天狗の長と射命丸文が妖怪の賢者こと八雲紫と対峙していた...部屋内の空気は冷え切っており文は青白い顔でその状況に遭遇していた...
side文
(あやや~!どうしましょう...)
私は部屋の隅で長と妖怪の賢者こと八雲紫の話を聞いている...軽く2時間は経過しただろうか?もっとも私は緊張で話が頭に入ってきませんが...
「というわけです...どうです?」
「で?我々は大神家にどうすればいいのだ!」
長はイライラしながら八雲紫に尋ねながら書をめくる...
「今は動く必要はありません...時期に大神も崩れ始めるでしょう...そのときに行動してくれれば結構...ところで例の件は考えていただけたでしょうか?」
紫の言葉に長は首を横に振る
「それは我々には関係のない事だ...我々は大神のみお前に協力すると言ったはずだ...」
「...それは残念です他を当たりましょう...では私はまだ他のことがあるのでこれで...」
紫は不気味なスキマの中に入り消える
「...ふん!面倒な!!」
長は書を元の位置に戻し私を見る...
「射命丸!」
「は...はい!何でしょう!!?」
「...状況がまずくなった...本日から新人が来るからお前に教育を任せたぞ...」
「...新人ですか?」
新人?それもまた急に...聞いてません!いつの間にそのようなことに!?
長は席に戻る
「入れ」
「失礼します」
扉が開き外から天狗装束に身を包み茶色の長い髪をした天狗が現れる...特徴としては胸が大きいですね...天狗装束から谷間が見えます
(...あらあら可愛い子ですね♪)
私は自分の胸を見る...負けた...そこそこ自信はあったのに...
だが私は内心心躍りながら私は彼女を見つめる...
こう見えても私かわいい子大好きなんです!椛もいけますがこの子はこの子で私の好みです!!
「新人の風雲境奈だ...頼んだぞ」
「新人の風雲境奈です...宜しくお願いしますね♪先輩♪」
「はい!任されました!!さぁ!おいで!先輩の私が色々と教えてあげますよ♪」
私は新人の手を引いてその場を後にする...
この子はどんな声で鳴いてくれるかしら!!!
side境奈
(くく...潜入大成功!)
アタシは先輩の後をついていきながらほくそ笑む...
天狗は組織として動くものだが天狗の数が多すぎて全員を把握していない...1人紛れても分からないわね...
準備期間は半年...思ったより早く出来たな...天狗の代表になるのは少し面倒だったな...知能・体力など選ばれるのに様々な条件があったけど何とか基準通り...色々と小細工は使ったが...
ちなみに今のアタシの顔は別の物...ちょっと能力を使うと別の顔に大変身!潜入に必須な力ね...
(名付けて土行泥化粧♪)
アタシは自分の姿を鏡で確認する...
(んふふ...良い出来ね!)
流石アタシ!メイクしても美しさはかわらない!...そしていつも黄色の髪だったし茶色というのもいいわね...それにこの天狗装束思ったより可愛いデザインだし気に入った!
「境奈!つきましたよ!」
「はい♪先輩!」
先輩はとある一室に私を案内する...
間取りは12畳と言ったところか...
しかし質素というべきか...あるものは机に布団一式だ...
「これから色々なことを教えてあげますよ!色々とね...」
ポン(お尻)
先輩はアタシのお尻を軽く触る...
(ゾクっ!)
何だろう...一瞬寒気が...
先輩はアタシの天狗装束の襟をめくり鎖骨を撫でる
「...あの?先輩?」
「きれいな肌をしていますね...椛の次に可愛い後輩が出来て私は幸せ者です!」
「...あの...先輩?目がおかしく...ぎゃ!!」
先輩にアタシは布団に押し倒される...
こ...こいつ!思ったより力強い!!
「ふふふ...初めてですか?大丈夫です...優しくしますから...」
「!!?」
やばい...この状況は非常にヤバい!!
先輩は自身の天狗装束の襟をはだけさせてアタシを抱きしめる...
「あの!!これは流石にも!!」
「大丈夫です...この時間は誰もきません...私も精神的にきついんです...重圧に押しつぶされそうで不安なんです...貴女良い匂いがしますね...」
先輩はアタシの鎖骨を舌でなめる!!
「ひぐ!!」
「あら...反応が初々しいですね...大丈夫...優しくしてあげる」
先輩はアタシの股に手を伸ばす...
キング○リムゾン
2時間後...
「...ぐす」
「すや~!」
布団の中アタシは折れそうな心を何とか修正しながら天狗装束を着なおす...
確かに優しくはされたかもしれないが...色々ときつかった...
「ぐす...母さん...境奈は心が折れそうです」
正直抵抗はできた...だが潜入している以上そうもいかない...
母さんのため・妹・姉のため・大神家存続のためアタシが倒れるわけにはいかない...アタシはどうなってもいい...せめて家族だけは幸せに過ごしてもらいたい!!
体は色々とべとべと...匂いも気になるしお風呂に入りたい...そして今度華楠に香水を作ってもらって持って来よう...
「ひっぐっ!」
アタシは部屋を出てお風呂場へ向おうとする...
そして部屋を出ると白い髪をした天狗にばったりと遭遇する...
「あ...」
「貴女は...そうですか...」
彼女は何かを察したのか頷きアタシの肩を叩く...
「へ?」
「何も言わなくていいですよ...私も最初そんな感じでしたから...お風呂ですか?こっちだからついてきて」
彼女はアタシの手を引く...
「...ひっぐ!!」
何故か知らないがアタシは涙が止まらなかった...
潜入初日にこんなことになり気を使われて...自分が情けなかった...
だがそれと同時に何か心満たされた感じもあった...何故か知らないが...
アタシとその天狗は人目を避けて風呂場へ向かう...
境奈が山に潜入成功しました
成功したのだろうか?
ではこれにて