東方五行大神伝・過去の章   作:ベネト

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記憶とは曖昧なもの...

永遠に記憶できるわけではなく

都合の悪い記憶はすぐに忘れてしまった方が良いのかもしれない


第2章:残された狐と5色の子狐
未来と五匹の子狐達


月の民が月へと移住し幾年の時が流れた...

 

時の経過により町だったものは崩れ・風化し森へと変わり昔は大都会であったこの地域の面影はなくなった...

 

もちろん暦が眠っている研究所も例外ではなく跡形もなくなった...

 

だが彼女がいるのはその地下であり、かろうじて当時のまま残っていた...

 

その地下には6つの生命維持装置...まだ可動はしているが長年動き続けていただけあり、そろそろ限界を迎えようとしている...

 

(残...エネルギ...0%...実験対象...放出しま...す)

 

アナウンスが流れ全ての装置から入っていた実験対象と暦が外へと放出される...

 

 

 

side暦

 

「う...う~ん...」

 

...目を開けると見知らぬ天井...光が漏れており自分が外にいないことが分かった

 

辺りを見ると古びたコンクリートの部屋...何やら変なものが6つ程置かれているが一体私はこんなところで何をしていたのだろうか?

 

「っ~!駄目...何も思い出せないわ...」

 

頭を働かせようとするが頭痛が酷い...思い出さなければいけないのに何も思い出せない...

 

...ただ1つだけ分かるのは私が大神暦という名前だという事だけだ

 

 

「...とりあえず自分の事を整理しないと」

 

私は体を確認する...特に何も身に着けていない...裸だ...

 

性別は女...何やら白い長い髪をしているようだ前が見えづらいが今は我慢...そして次に気になるところは

 

「何これ?尻尾?」

 

私の尻には9本の白い毛の尾が生えていた...

 

何故9本?普通は1本のはず?私は人間ではないのだろうか?頭を触ると獣耳のようなものがある...

 

 

「後で考えよう...とりあえず何か着る物を...」

 

辺りを見ると白衣がありそれを身に着ける...何もないよりはずっとマシだ...

 

「さて...早くここを出て状況の確認を...(キューン!)...え?」

 

何やら鳴き声のようなものが聞こえその方向を向くと5匹の小さな狐たちが尻尾を振っていた...

 

 

「狐!?でもこれって...」

 

一目見て普通の狐ではないことが分かった...この5匹の狐は左から緑・黄色・赤・白・黒と通常の色とは違っている...

 

特に敵意のようなものは感じないが...

 

「「「「「キューン」」」」」

5匹は尾を振りながら私に擦り寄ってくる...どうやら私に懐いているようだ

 

「よしよし...いい子だね~!...ちょっと待った...」

 

5匹の子狐...人間のような獣耳を持った私...会って間もないのに懐いている...これらから予測すると...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ま...まさか!私の子供~!」

 

...まだ私の年齢は(推定)十代後半なのに5つの子持ちとは?記憶を失う前私は何をやっていたの!?

 

ふらつき良く分からないものに手をつくと何かの文字が書かれているのを発見する...

 

(この生命維持装置に私の大切な子どもたちを委ねる...大神暦)

 

...大神暦私の名前だ

 

どうやら私がこの子たちの親であることが確定した...

 

「「「「「キューン!」」」」」」

 

「とりあえずここを出るか...おいで皆...」

 

私は子狐たちに合図を送り上へと向かう..

 

子狐たちは一列になって私についてくる...

 

何というか可愛い...

 

 

階段を上がっていくと地上へ出る...

 

青い空に背の大きな木が並ぶ森の中だ私たち以外の気配は全く感じない...

 

「う~ん...困ったな~この森深いしどこに進んでいったらいいか...」

 

...まぁぼやいても仕方ない適当に進んでいけば誰かしらに会うでしょ!

 

「あっちかな?何かある気がする!行くよ!皆!」

 

「「「「「キューン!!」」」」」

 

私と子狐達は先へと進む...まだ始まったばかりだ...ゆっくり進んでいこう...

 

 




今更ですが

オリキャラについての質問があったらどうぞ!

ではこれにて
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