千年帝国の幻想   作:ベルリン=モスクワ枢軸

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バルバロッサ

──バカと天才は紙一重、でしたっけ?

私の知るあの時代は愛国者と狂信者の定義は同義でした。

それでも狂信者は、義務を守り続けるべく走り回っていましたよ。

 

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1941年7月

ロシアの孤独な独裁者は海外にまで疑心暗鬼にかられた。

 

外交の基本方針として世界の共産勢力以外とは積極的に交流しなかった。

 

ただ、東西で暴れまわる枢軸諸国の裏外交が、

彼の国を狂った判断に身を任せる元凶となった。

 

そして疑心は連合国、抗日民族統一戦線(中国)にまで向いた。

 

大日本帝国に宣戦布告、連合国民との同盟関係は極僅かの物資輸入に限り、抗日民族統一戦線への支援はしなかった。

 

ドイツは各個撃破の手段を採れることで歓喜し。

日本は四方が敵となってしまったことで荒れていた。

 

対ソビエト侵攻が容易になったと大興奮していた総統や首脳部はある会議参加者に言われたある一言で凍りついた。

『──大日本帝国は一夜にして四面楚歌に陥ってますが大丈夫なんでしょうか?』

 

『総統、親衛隊中将として今の発言をした者を銃殺すべきかと』

こんな余計な発言も残っていた。

処分されなかったのが不思議な資料とも言われている。

 

五月にはベッサラビアをルーマニアから回収、

そのため、同地駐屯のドイツ軍団の大規模な配置転換があり、開戦に余計に時間がかかってしまい、

 

この日本の孤立の救援の自体でさらにドイツは分裂した、

 

対日政策で再建された元中華派(反日派)が再び騒ぎ出したのが主な原因だった。

 

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──公私どちらもナチズムの権化と言われているザイフェルト大臣だが、彼の趣味であり、信仰の対象の歴史からナチズムやファシズム体制が、一過性の物と理解していた側面が認められる。──ファシズムと戦間期

 

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今更すぎる対日政策の転換なんて論外。

 

アジアで敵を引き付けている友邦を見殺しにしたとして、世界は我々を許すはずがない。

 

敵は世界、日本の救援を開始する。

 

やっと反日派を根絶し、ソビエト連邦に

大日本帝国の救援とベッサラビアをルーマニアに変換することを理由に宣戦布告した。

 

じつに1941年10月のことである。

 

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「──ハイドリヒ、話がある」

 

珍しくザイフェルトが神妙な面持ちで話しかけてきた。

 

「なんだ、言ってみろよ」

 

煽って決心をつけさせ、本題を言わせた。

じゃないとこう言う時のこいつは長いからな。

 

「噂なんだが、お前、風俗店を開いたって?」

 

あぁ、こいつがこの手の話が嫌いなのを知らないで誰かチクりやがったな。

 

二時間で済むかな、今回の説教。

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