「だからってこんな音量で流さないでください!うるさくてかないません!」
「嫌なこった!」
──私達はお前が地獄に落ちようと、全世界を相手取って戦争をしようと、お前の味方だ。怒るけどね。
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「──ボリシェヴィキの奴等は対戦車兵器すら足りていないらしく、戦車の損耗が予定より緩やかです。
もう二十個師団ほど編成可能ですね」
「最前線の大規模配置変更のせいで塹壕が作れなかったのが辛いなぁ」
「旧リトアニアですか」
「国防軍は浸透戦術をやる気みたいだけど、、、戦車の数足りるのか?」
「師団数は怪しいそうですよ」
「、、、まぁ、親衛隊も国防軍も我々がしっかり管理しますがね!」
「大臣が壊れた、誰かモレル呼んで下さい」
「アイツ首にしたせいで殺されそう」
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──もしナチズムをお前が放棄するのは何時だ?
──あの経済学者からの質問かね?
、、、この大戦が終わるその日まで、いや、死ぬまで放棄しない。
ハイドリヒ、オーレンドルフ、総統、ゲッベルス大臣、彼らを裏切るのは無理だ、私にはな。
──俺、という一人称をお前が、
あの熱心なナショナリストのお前が『私』に変えたのは長いナイ──黙れ、私は私だ。
ナチズムと第三帝国が私の愛すべき帝国だ。
カイザーも、ワイマールも知らない。
過去の夢だ、今が私のすべてだ。
──そうか、なら明日から何も言わない。
だがな、俺の知るザイフェルトはそうじゃなかった。
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「──ヒムラー長官、ザイフェルト中将からの報告書です」
「わかった、ありがとう。
それと少し話を聞いてくれないか?」
「なんでしょうか?」
「私はな、ザイフェルトとハイドリヒのコンビに頼りっきりだ。
そしてあの二人は似ているように感じるんだ、だからコンビを組ませた」
「まるで真逆のような二人がご友人なのは知っていますが」
「ハイドリヒはまるで二人の人間のようで、
ザイフェルトはブレーキを捨てた車のようなんだ。
あの二人はどこか歪んでいる、彼らの真意も理想も全部がナチズムに合わせるために全てを磨り潰しているように見える」
「ハハハ、、、そんなまさか、ナチズムの鏡のようなお二方がですか?」
「だからだよ」
その一言はオーレンドルフを逃がしてはくれなかった。
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独ソ戦は旧リトアニアに機甲師団を用いた電撃戦により、約十個師団を港湾から逃がさずに殲滅する。
そして北部戦線はドニエプルラインに到達、この時点で自軍戦力の倍近く存在する肉壁に侵攻を阻まれた。
そして北部戦線は大きく前進してしまった。
当初の計画としては潤沢な物資と塹壕による徹底的な防衛を行い、ソビエト軍が疲弊したところでの浸透包囲による赤軍の粉砕を狙っていた。
が、大規模な配置転換、南部の自然要塞とは異なり北部の地形、これらが重なり予想もしない戦果と損耗を出してしまった。
それと機甲師団を代表する戦力の少なさが原因となり、侵攻作戦の完遂の疑問視されたが、
占領地の増大に伴う駐屯師団の規模拡大によって迂闊に軍拡出来なくなってしまった。
そこで急遽、対ソ連戦争に参加していない国家から軍を徴収。
外国人で編成された武装親衛隊師団も拡大され始めた。
これらはドイツ第三帝国の欧州覇権が確立した後は次第に親衛隊と分離、『欧州枢軸軍』と呼ばれ、国際軍事組織となっていく。
ザイフェルトとハイドリヒは何処か狂っていて、それでいて諦め切れなかったのが友人関係を築くきっかけです。
ザイフェルトはドイツへの希望を
ハイドリヒは心を打ち砕く原因となったユダヤ抹殺を
友人であり、ナチズムを歪んだ捉え方をしている風に書いていきたい。
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【千年帝国の幻想で駄弁ろうよ】
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