千年帝国の幻想   作:ベルリン=モスクワ枢軸

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レニングラードに鉤十字を掲げよ

1942年10月

 

『大日本帝国、アジアを解放!各地で連戦連勝!』

 

1942年、停滞気味のドイツの戦争で国民の士気を維持するのは並大抵の労力ではない。

 

だがそれでも一歩一歩近づいているの復讐への吉報があるのは喜ばしいことだ。

 

確実に勝利へ近づいている。

 

独ソ戦も長い間の停滞は終わりだ。

 

レニングラード強襲とハーシム家との交渉が終わり、トルコも降伏あとわずかにまで追いやられた。

 

ただなぁ、アメリカとは何度も各所で軍をぶつけたが正式には宣戦布告していなかったが、余程戦争がしたかったのだろう。

 

ヴィシー・フランスに宣戦布告し、ヴィシー政府を枢軸に参戦させた。

、、、そういう奴らなのだ。

 

この戦争に勝てば世界の覇者になり、軍需産業を中心に経済復興は一段と加速するとでも踏んだのだろう。

 

どうして雑種人種の国はいつもいつも、、、

 

 

「新聞と報告書を交互に眺めて何を考えられているのですか?」

 

 

「オーレンドルフか、だんだん停滞していた欧州に飽きが来てね。

アジアの状況を見ていた」

 

 

「そうですか。

──ところで大臣はベルリン改造計画、『世界首都ゲルマニア』構想はご存じですよね?」

 

 

「うん。

途方もない、ドイツらしい首都になりそうだ」

 

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世界首都ゲルマニア構想──

 

 

史実ではベルリンを11年間費やして大改造する計画。

 

史実では完成しなかった、またシュペーアによると完成した1950年に総統は引退する気だった。

 

凱旋門、フォルクス・ハレ(議会)、基幹道路など、その全てが巨大である。

こちらでは1942年から計画が開始。

 

ザイフェルトは他文化に寛容で建造物等に拘りはに無い方だが、フォルクス・ハレに関しては

 

──巨大であり、そこに全ドイツ人、他民族の意見が集中するのに相応しい建築物だと思う、古代ローマ帝国すらなし得なかった偉業だと確信している。

 

と熱弁している。

巨大で古代ローマのような建築物だと彼は加えており、酷く気に入っていた。

 

────────────────

 

ザイフェルトが先程、ハーシム家との交渉と触れていたが、

これはフサイン=マクマホン協定の正式な履行をドイツが確約したものである。

 

また、それに合わせてイラクとヨルダンに分裂していたハーシム家は統合。

イタリア、ドイツ占領下のシリア、イスラエルの返還が進んだ。

 

同時進行でイランの連合国勢力駆逐支援も開始。

 

限りなく理想論に近いの中東の民族自決、隣国同士の対立を解消させ、これ以降アーリア人同士の殺し合いを避ける狙いもあった。

 

なかなか交渉の席に着きたがらない国家は居なかったが、武力脅迫を積極的にしようしたのが今日の研究で明らかになっている。

 

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──民族の誇りがない繁栄なんてこちらから願い下げだ。

敵国の指導者だって、国民だって意地が張れない繁栄を嫌うに決まってるのだから。──ザイフェルト




独ソ戦は周辺国で殴るに限る
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