──連合国として今回の事件はナチス体制を解体するのに成果があると確信していましたが、があの大臣によって全て踏み荒らされてしまった。──ド・ゴール、英仏首脳部会議議事録より
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プラハの殺戮者という称号は元々はハイドリヒの物だった。
だがあの事件以降、ザイフェルトの残忍非道さを表す言葉として言われるようになった。
飴と鞭を使い分ける手法に長けていたザイフェルトは反対勢力の大々的な処刑から仕事を始めた。
楽観的な独立思想家を恐怖で黙らせ、それから混乱を収拾していった。
いつもとは異なり酷く無口だったが、下手な冗談を無理矢理言っていた。
この時のザイフェルトについてヒムラーが後にこう回想していた。
──天秤を慎重に平行にしようとしているように見えた、と。
そしてハイドリヒが死んで、ザイフェルトが大将になった日。
その日からザイフェルトは親衛隊に出勤する時は『必ず』、親衛隊の制服に着替えていた。
頑なにNSDAPの制服に拘っていたあのザイフェルトが、である。
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「大臣、辞職は許可できない、と?」
オーレンドルフは直属の上司となった大臣に辞職届を今が好機!と言わんばかりに提出していた。
「君が政治処理の優秀な人材だから辞職は諦めて貰いたい、だけど、、、
だけど転属願ならいいよ。
もちろん、君の選択に任せる」
そう言ってから紅茶を飲み、ある提案をする。
「ウチの省で働かないか?」
「オーレンドルフ、君と初めて会う前に色々な人から君の話を聞いた。
腐敗をどうにかしようとしたことも、
君の思想信条も、
だから言っておく。
親衛隊からウチに来ないか?
アインザッツグルッペンは気にしなくて良い。
ウクライナを君に任せたいんだ、どうだ?」
オーレンドルフは迷った、したくもないアインザッツグルッペン指揮から離れられる、しかも上司は自分にチャンスをくれるというのに。
だが『ハイドリヒを継ごうとする』ザイフェルトに甘えて彼から離れて良いのか、と。
親衛隊の暗部に少しでも遠ざけようとする優しさを感じてはいるが、
どうしてもヒムラー長官の言葉を思い出す。
『──まるでブレーキが無い車』
今の大臣は疲れきっている。
いつか狂ってしまう、人間でなくなってしまう──
そんな恐怖がある。
ナチズムの為に自分の全てを砕きかねない恐怖が。
だから
「いえ、もう少し足掻いてみます。
ウクライナの臨時統治を担当した経験があるのでウクライナ国家弁務官区の件は親衛隊としてお願います」
驚いた、そんな感じの目をザイフェルトはした。
「分かった、オーレンドルフ。
君に親衛隊もウクライナも任せよう。頼んだぞ」
オーレンドルフは耳を疑った。ウクライナと親衛隊を兼任、、、?
「冗談ですよね?」
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──亡命した人間をもう一度カイザーに?
馬鹿馬鹿しい、我々ナショナリストが取り戻そうとしている所に邪魔になるに決まってるだろう。
逃げた奴がカイザーなんて笑われる。
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1942年秋
枢軸国に加盟している非独ソ戦参戦国がソビエト連邦に宣戦布告。
これによって同時にクリミアにスウェデア・リーケの軍が上陸を開始。
トルコ軍を押し潰して形成したコーカサス戦線に旧ユーゴスラビア地域の国家の軍が殺到。
同時に全戦線で一斉攻勢を開始。
停滞していた独ソ戦は枢軸側の完勝に傾きつつあった。
極東方面も東南アジア全域に旭日旗が登り出した。
オーレンドルフは1907に産まれ、1925にナチ党に入党。
ザイフェルトは1903に産まれている設定。
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今でも雑談場所は機能してます!
あと初めてバーに色が付きましたぞ、しかも赤色。
感想も感謝しかありませんな。