リッペントロップ外務大臣は激怒していた。
今までの東方外交(ロシアなど)は自分が主導権を握り、ザイフェルトが西方外交(英米やイタリア、傀儡国家)を担当するという政治闘争の末に維持した縄張りが、公然と侵犯される不満で腹を立てていた。
と、同時に、日に日に縮小していく自分の影響力を恐怖し、ボルマンと提携することにした、が事実上のボルマンの配下の現状に耐えられなかった。
だが結局、どうすることも出来ずに暴発した怒りを趣味に投じたりしていた───
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最近、タバコの本数が1日1本から増加し始めた大臣は凄まじく機嫌が良かった。
事実上のソビエト制圧に成功し、アジア方面では抗日民族統一戦線、連合の弱体化が著しいからだ。
──勝ったな、風呂入ってくる。
こんな迷言を残すぐらいには機嫌が良かった。
酒量も減ったのも証拠だろう。
後は、英国だ。
そして新型爆弾の世界初の使用が出来ればこの戦争は終わり、ドイツの世紀が到来する。
そう考えながら、大臣はNSDAPの制服を着て会議に向かう。
──会議終了後、久しい知人を大臣は視界に捉えた。
「やぁ、グーゼンバウアー。久し振りだ。
飲みに行かないか?よし、行こう」
「待て、未だ何も言ってないぞ。
あとなんで眼鏡していない?」
「いつもは外す。久々にお前にあったときには外し忘れていたんだ。
と、言うことで、飲みに行くぞ、奢りはお前な~」
いつもと変わった態度を何となくグーゼンバウアーは思った、浮かれている、と。だが現実は哀れな物理学者の脳に更に情報を投下した。
「分かった、分かったから
だから首根っこ掴んで連行するな!首!首絞まる!」
大臣は浮かれていた、それがドイツの腐敗の兆候に気づけなかった彼の決断に繋がる。
国家というのは急拡大をすると適応させなければ崩壊する
──そして、急拡大した権力に耐えきれる精神はそうそう存在しない。
そして、それが一人のカリスマに支えられていたなら尚更だ。
アレキサンドロス大王の帝国が好例である。
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──ドイツ某所
黒いオーケストラの面々は焦燥感に駆られていた。
彼らが焦る理由は、ソビエト連邦が瓦解しつつある、つまり敵国の崩壊で焦っているのだ。
「ソビエト連邦の屈服を見逃せばナチどもを誰も止めれなくなるぞ!?」
ある高級官僚は叫んだ。その叫びはここにいる全員の総意である。
「──その事についてですが、私たち、国防軍にお任せください」
ある大佐はそう声をあげた。
「前回みたいな未遂じゃないんだろうな?
あれを処理するときの恐怖はもうごめん被る」
だがやはり不安そうな高級官僚。
それに対してシュタウフェンベルクは自信に満ちた声で説明する。
「赤いオーケストラ、旧赤色戦線、白いバラ運動の残党──他にもナチス打倒という意味で同じ勢力と協力関係を結びました。
今回の暗殺計画の時に囮になって貰おうと思っており、彼らの構成メンバーをリスト化しました。
このリストに載っている者が黒いオーケストラ構成者、というように誘導する準備も済んでいます」
「暴力が本質の思想に暴力で、ですか」
ある経済学者が皮肉げにいった。
そしてこう続けた。
「ザイフェルトだけは警戒を怠らないで下さいよ?
今までのナチの悪行に全て関係している筈のアイツだけは警戒してください」
「あの大臣ですか」
シュタウフェンベルクからみたザイフェルトの印象は、ハイドリヒの後を継いだ事が未だに信じられない程、人当たりがよい政治家でしかなかった。
「全て関係しているって言うのは評価しすぎではないですかね?
ヒムラーほど驚異とは思えませんがね」
──誰かがそう声を挙げる、たちまち周囲の人間にも伝播していく。
「私は警告しましたよ」経済学者は引き下がる他なかった。
『酒を飲みにいったの話続き』
「、、、そう言えばお前、キエフで孤児を引き取ったって?」
「姉と弟を引き取ったな、家政婦を雇ったけど実質母親状態」
「意外だな、ナチズムを教えてるのか?」
「人をなんだと、、、普通の勉強だ」
「最近の悩みは?」
「体力的に勝てない、あと滅多に家に帰れてない
、、、二人が心配でなぁ。
いじめはないらしいが馴染めてるのか?
怪我や風邪になってないか?
欲しいものはないか?」
「親バカすぎるだろ、お前。
嬉しいことは?」
「やっぱりあの二人が」「うん、わかった。やっぱり親バカだ」
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恥の多い人生を送って参りました(知らんけど)
ドウモ=作者デス
黒いオーケストラ上手く書けなかった、、、
誤字訂正や、コメントありがとうございますマル
話すこと何も無いんだぁがぁ?
作者に落ち度でも()?
ではまた次回~