千年帝国の幻想   作:ベルリン=モスクワ枢軸

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1944年~最終戦争論
雪の進軍


──私の政治は、というか信念はナチズムでは無く純粋な愛国心に終始する──ザイフェルト

 

───────────

1943年8月──既に瓦解し始めたソビエトではあるが、この時締結された仮講和条約は第二次世界大戦の勝者を決定付けた。

 

だがそれでも反ナチスと連合国は諦めなかった。

 

シュタウフェンベルクが提案した囮の黒いオーケストラを用いた現状打破の策

 

連合国の大規模反抗作戦

 

──もし上手くすべてが噛み合えばナチズムは抹殺されていた。

後世の歴史家は皆、口を揃えてそう言えた。

だが蟻地獄に落ちた蟻のように虚しいだけの抵抗だった。

 

その抵抗を少し見ていこう。

 

──────────

 

クレムリン宮殿暗殺未遂事件

 

占領地モスクワに仮講和条約と今後のロシアについて国防軍・親衛隊・政府・ナチ党の指導者が集まり、クレムリン宮殿で仮講和条約の最終内容の確認と今後のロシア制圧の作戦立案をしていたが、突然会議室が爆発。

幸い高官や総統は軽傷で、死者は速記者など三人だった。

 

犯人は爆発時には席を外していた国防軍参謀大佐のシュタウフェンベルクであり、彼の所有する資料から黒いオーケストラの構成員数千名が芋づる式に見つかった。

だが、黒いオーケストラの構成員とされた人々のほぼ全ては異なる反政府組織であり、本当の黒いオーケストラの囮であった。

 

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爆発が起きてからすぐにある大臣の怒号が飛んだ。

「総統は無事だ!

負傷者を搬送し、親衛隊を呼べ!本国に連絡、戒厳令、箝口令を全土に敷け!」

 

親衛隊が到着後、全国指導者に代わり大臣が下した命令は単純明快であった。

──暗殺未遂である、反逆者を見つけ次第、私の目の前に引きずり出せ、私が裁く。

 

大臣は怒り狂っていた。

 

事件の背後関係を暴き次第、逮捕者を纏めて人体実験に用いるつもりだった、という発言が残っている。

 

一度でも裏切れば大臣にとって〝売国奴〟にすぎない。

 

そこに慈悲も理解も入り込む余地はない。

 

民主化とか自由というワイマールで失敗した思想を優先し、勝利を目前にした母国を破壊する〝ただの敗北主義者〟でしかない。

 

騎士道も高潔さもすべて認めず、何もかも奪って否定して歴史の闇に葬ろうとする。

 

シュタウフェンベルクなど国防軍出身の者は国防軍が処断したが、ザイフェルトはそれを聞いて

──随分と高潔ですね、拷問すらしないとは

と言ったのが記録に残っている。

 

とどのつまり、大臣はNSDAP党員でしかない、国家主義者にすぎないのだ。

 

 

 

───────────

 

──第三帝国の後継者、穏健派の皮を被った狂犬、私達はとにかく色々な渾名でザイフェルトを言っていたけれど、あの事件以来、彼を最も恐れていたのは事実だ──黒いオーケストラ参加者

 

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──仮講和条約後のソ連は悲惨であった。

初めは青年党員が北部ウラル山脈周辺にロシア革命戦線を建国。

 

その後はシベリアなどの辺境で軍閥が、

 

少数民族が、

 

弾圧されていた思想家が──

 

続々と分離独立を果たした。

 

これを察知したドイツは親独的政治家を保護、

同時にシベリア鉄道保護を口実に40近くに瓦解したロシアを各個撃破を開始した。

 

国内の反NSDAP勢力、連合国の動きが活動的では無いことを最大限に活かし、ロシアの広大な大地を蹂躙した。




試験があり、執筆が空いてしまいました。
腕が落ちていると思います、スマヌ。
ま、読者さん優しいから、、、()
ウクライナなどの時局が荒れに荒れていますが、更新は止める積りはありません、だって架空ですしオーストリア。
えぇと、次回予告を、、、
今回書いていない連合国とかの予定です。
2.26に投下したかった、、、(おい)
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