千年帝国の幻想   作:ベルリン=モスクワ枢軸

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小説書くの楽しくなってきた。
GW中の更新は怪しいです。

この世界の総統はかなり健康がいい(口内衛生や精神面も)ですが、ザイフェルトはどんどん体調が悪化する不思議(ミイラ取りがミイラになる)


欧州は燃えているか?

第二次世界大戦前のドイツのフランス攻略プランは、如何にしてマジノ線を避けるか、というところに力を割いていた。

そのフランスのマジノ線は現在、ベルギー国境まで延長するか否かの議論で荒れていた。

第一次世界大戦のしがらみに捕らわれていたのはドイツだけではなかったのだ

 

 

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1936年(月日は霞んで読めない)

狂気のNSDAP党大会を観て

 

大衆の熱狂は凄まじい、少し距離を開ければ自らが踊らされていると気付くのに、大衆は気付くことはない。

無視するか、親切心で警告する者を抹殺するからだ。

そこに悪意は一切無い、善意で構成された狂気の行動原理でしかないからだ。──ある反ナチス経済学者の日記

 

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1936年11月

北欧に存在する永世中立国は、スウェーデンは、政治的安定感を欠いていた。

 

隣国のドイツの暴走、

 

その暴走に触発されたかのように右翼勢力の大同団結、

 

対抗する共産主義の制御不能状態の軍閥化、

 

──先人たちの屍を踏みにじるような混乱を、隣国であり、元凶のドイツのザイフェルトが傍観している筈がなかった。

 

スウェーデンの国会議事堂が『ボリシェヴィキと手を組んだ共産主義者』によって爆破され、

命からがら逃げてきた政界の要人を幽閉、または処刑した事件が起こり、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スウェーデン臨時暫定政権は『世界』に混乱の収集を依頼したのだ。

 

 

1936年12月4日

遂にこの事態を重く見たドイツ政府が臨時暫定政権支援のために、スウェーデンの共産主義勢力殲滅を目的とした軍を60師団近く派遣した。

 

──この事件でソ連が出兵できなかった理由として

すでに始まっていたスペイン内戦以外に国力を避けなかった事や、

共産主義勢力が今回の事件の原因であるため派手な動きをとれなかった。

 

この出兵で各地で軍閥化したスウェーデン共産主義勢力は、

日頃の思想対立を打破し、

一致団結して抵抗を開始し、

国際義勇防衛戦線結成を世界に向けて発信し、徹底抗戦の構えを見せた。

 

 

20日後、あらかじめ上陸準備を完了させていたドイツ軍がカールスハムンという南部の都市に上陸作戦を開始

 

一個師団が壊滅するも、港を確保し主力軍を派遣

 

スウェーデン赤軍同盟は民兵が主力でありながら、戦線を構築し、反撃作戦に転じるも失敗する。

主力軍が到着したドイツ軍には敵わず、戦線がたちまち崩壊。

各地で分断され、殲滅され、ストックホルムをはじめとする主要都市を失陥し、翌年の4月1日にルーレオで無条件降伏した。

 

 

 

この講和条約は

ドイツ人が血を流してこの内戦に終止符を打ったこともあり、ドイツ政府の意向が強く反映された。

スウェーデンのナチズム政党が新内閣として成立し、

君主制は維持するも、議会は停止されることになった。

国名も代わり『スウェデア・リーケ』と変わった。

そのスウェデア・リーケ政府は即日、ドイツと相互経済協定、軍事同盟を締結したのだった

 

 

 

 

 

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ルーレオ条約締結後

ドイツ大使館の一室

 

 

「ザイフェルト、このサーカスのスポンサーがお前だったなんて」

宣伝大臣は目の前にいる灰色の目をした政治家に恐怖をわずかに覚えた。

 

 

「初演にしては良くできたでしょう?投資した甲斐がありました」

仕掛人のまだ四十代にもならない政治家は声を出さないで嗤いながら、舌を動かす

 

 

「化け物か、君は」

彼のもう一人の上司の声も、若干引いている。

 

 

「ヒムラー長官、ハイドリヒの奴、何か言ってましたか?」

友人に今すぐ自慢したがるような学童を思い出させる返事を返してくる生意気な政治家は政治家としては若い年齢であった。

 

 

「上司にたいして口がなってないな、残業で誠意を見せてくれ」

諦めたように肩を竦めながら、注意をしておく。

「──ハイドリヒなら、満足そうにしてたぞ。

『情報管理が上手い私に手柄があるな』とか言っていたがね」

 

 

「しかし、こいつの頭には何が詰まってるんでしょうな、大臣、存じてますか?」

 

 

「さあ、全くわかりませんな」

 

 

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現在に至るまで、世界的に

『スウェーデンの内戦』に介入したドイツ、

という構図だか、実際は

ハイドリヒが情報を集め、

ザイフェルトが陰謀を企て、実行した

──これが史実である。

 

この真相は世界大戦終結後、イギリスが解明したが

このプロジェクト主任は

『1936年に解明できなくて当然だ』と語った。

情報の防御、廃棄処分どちらも徹底されており、

この事案に関しては無線を一切使わないほどであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1936年から1937年で続いた戦争はもう1つあった。

アカとファシの代理戦争として史実では知られているスペイン内戦は、3年も続いた地獄の内戦にはならなかった。

 

史実ではフランコなどの反乱側に与しなかった海軍が完全に二分し、

 

ドイツ機甲師団(当時は軽戦車が主力)によって北部にいた人民戦線軍を包囲し、粉砕し

 

カタルーニャにて分離独立運動とアナキズム(無政府主義←この場合は一種の共産主義)が結合し、

共和国(人民戦線)を脱退後、武装蜂起したこと

 

共和国首都バルセロナと地中海の領地の分断に成功したこと

 

フランコがザイフェルトとの協力により、反乱軍有力者を粛清し、早期に権力を一元化したこと

 

これらが重なり人民戦線内閣は崩壊。

各地でフランコの統治に対してのデモ程度の抵抗をする力しか残されていなかった。

 

激動の欧州でかつての恩人にも与しない外交を堅持した外交をエル・カウディーリョ(総帥)が展開するのはまた別の話




今回は戦争を主題にしてみました。

開戦に10話割くのはありか無しか

  • あり
  • なし
  • 作者の勝手だろ。
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