それでは、本編です!
俺は、高校1年生の山川 瞬だ。
今起こっている状況を簡単に話そう。
俺には俺が3つの頃からの幼なじみがいる。
その幼なじみが俺のベッドの横ですやすやと息を立てながら寝ている。
そして昨日の夜、俺は"奴”を家に入れた記憶などない。つまりどういうことかって?そういうことだ。
"奴"が俺の家に不法侵入し、あろうことか同級生の男子のベッドで寝ているのだ。有り得ていいのだろうか?否よくない!そう頭の中で自問自答を繰り広げ、反撃してやるということを決意したと同時にとうとう"奴"は目を覚ました。
「おはよっ!瞬!」
そう言ってぱぁっと笑いかけながら挨拶してきた"奴"こそが俺の幼馴染である彩風涼だ。昔からいたずら好きだった彼女だったが高校生にもなって俺の布団に入ってくるとはなかなかの怖いもの知らずで、少し心配にならんことも無い。
「おはよう!すごい日差しが気持ちくていい朝だな!」
おっと、俺としたことがさっきの決意をもう忘れていた。
先程までの意志を今更になって思い出しすこし反撃しようと決めた。
「今日から高校だけど、瞬でもやっぱり緊張したりするの?」
「しないよ、、、」
と素っ気なく返す。
「えぇ〜、なんで〜だって高校だよ?」
「友達とか部活とか心配じゃないの?」
「別に、、、中学までと変わんないでしょ」
これもまた素っ気なく返す。
「そっか〜じゃあ緊張してるのは私だけなのかもね〜」
俺の素っ気ない返事でようやく会話を諦めたのかそれ以上俺に質問をする素振りはなかった。俺の反撃は効いているようだ。
陰ながらよしっと握りこぶしをした。
その隙を彼女は逃さなかった。
「ふふっ、なんのガッツポーズそれ?」
とすかさず俺ち詰めよってきた。
まずい。
「あ、あさ起きたら、頑張ろーって意気込みするようにガッツポーズする習慣あるんだよ」
とやや無理のある言い訳をした。
すると彼女は、
「じゃあそういう事にしといてあげる!」
といってわらった。
あれ、なんかおかしくない?
だってさ、俺いたずらされて反撃したんだよね?
なのにさなんで最後許してあげるなんて言われてんの?
え、おかしくない?え、えっ?
なんてことを考えていると
「朝ごはん作ったから一緒に食べよ!」
と言う声が聞こえたので考えるのをやめて食卓へ向かった。
「そういえば、涼」
「昨日、中学の友達と待ち合わせして入学式向かうから今日は朝来れないって言ってなかった?」
「うん!言ったよ?」
満面の笑みで彼女は答えた。
そして続けてこう言った。
「今日は、瞬くんにも紹介しようと思って、瞬と一緒に行くことに決めたんだー!」
「へぇー.........。」
「はぁっ!!!俺そんな話1回を聞いてないんだけど?」
「うん!言ってないもん!」
またもや満面の笑みでこう答えた。
「ねぇ、ほう!れん!そう!守ろうよ!!!」
「出来なさすぎで涼の将来が非常に心配よ、ほんと。」
「それに、相手の子も涼が急に男紹介したら彼氏だと思っちゃうんじゃない?」
「思ってもらってもいいけどなー」
「いや、よくないだろ!」
と勢いよくつっこんだ。
つっこんだ途端あからさまに彼女のテンションは下がった。
確かに涼と付き合ってると思われることは悪い気持ちにはならないむしろいい気持ちの方が多い。だがしかし!彼女はきっと俺のことを好きじゃない!だからこそ俺はそんな嘘の事実を伝えて欲しくないという気持ちがかなり大きい。ここで半端なことをしてしまうと涼の将来にも影響するかもしれない!だから、ここは強く言うと決めた。
「会うこと自体は構わないし、友達を紹介してもらえるのもすごくありがたい」
「でも、ちゃんと俺らが"ただ"の幼なじみだということを説明してからにしてくれ」
と思っていたことをそのまま伝えた。
すると、
「そーだよね、、、」
「私たち"ただ"の幼なじみだもんね、、、」
といつにも増して元気がなく同情してきた。
まずい、、、
涼の機嫌を損ねてしまった。
涼のために涼を傷つけるとは本末転倒にもほどがあるだろう。
それを理解せずに酷い言葉を吐き出してしまった、、、
きっと俺は最低な男だろう。
こんな最低な俺でもやはり良心はあり、どうにかしないといけないという気持ちはあった。
だが、俺は素直じゃない。いや、素直になれない。
だから俺は、
「それより早く支度しねーと間に合わねーよなっ!」
「待たせちゃ悪いし、早く行こーぜ!」
と言い、
「あー、あと朝ごはんうまかった、」
と言い残した。
涼は、「うん!」といつもの明るい笑顔で答えた。
そうして2人で家を出て目的地である集合場所に向かった。
いかがでしたでしょうか?
初投稿ですのでやはりおぼつかない事が多いと思います、、、
ぜひぜひ教えてください!