マヨイコイ   作:ねーす

7 / 9
第6話 センパイ

いつもの6人が完全にグループ化して、学校生活に馴染んできていたころに、明日から部活動が始まるということを知った。

 

「そういえばさ、大垣くんと齋藤くんと山川くんは同じ部活だったんだよね?」

 

と桐崎さんが聞く。

 

「そうだよ」

 

と軽く相槌をうつ、

 

「何部だったの?」

 

「「「バスケ部!」」」

 

と口を揃えて言った。

そう俺らはバスケ部だ。俺は、小学校のころから地元のミニバスチームでバスケをしていた。他のふたりはしていなかったけど、2人も俺がバスケをやっている影響で中学からバスケを始めた。

 

「3人とも高校でもバスケするつもりなの?」

 

と春ちゃんがきいてきた。

 

「うん!」 「あたりめぇよ!」 「がんばろーと思ってる!」

 

とそれぞれ違う返事をした。

 

時は流れ放課後、バスケ部の体験入部に行こうと体育館へ向かったら春ちゃんが一個うえの先輩となにやら話しているようだった。

何しているのか気になったので観察してみることにした。

遠目だからあまり見えないけど、なにやら春ちゃん怒っているようだ、

元々男嫌いらしいし、助けてあげようかなと出ようとした瞬間、その先輩の元に、1年でも有名になるほど美人な先輩方が続々と集まって行った。

 

「あー、そーゆことか、はっはっは!」

 

思わず口に出して、笑ってしまった。周りの人の視線が集まったが気にしない。

俺は美人の先輩方のひとりの方を知っていた。

また、あの男の先輩のことも関節的に聞いていただから分かった。

 

あっ春ちゃん誤解してる

 

と

 

でも、誤解をとくのはまだ早いし面白くないから見ることに徹することにした。

 

すると後ろから、

 

「あ、山川くんじゃん!なにしてぇふぐっ!」

 

桐崎さんが来たから半ば強引に口を抑えて、静かにさせた。

桐崎さんは全然状況が分からないようで凄く慌てふためいている。

ほんっとごめん。

心の中で謝った。

そうすると俺の手を上手くくぐり抜けて、

 

「ん、んん!?」

「お姉ちゃん!?」

 

は、お姉ちゃん?と思った瞬間に衝撃的な言葉を聞く。

 

「だってこの人私のぱんつみたんだよ!!!!!」

 

え、やばいいま情報量多すぎまじやばい頭破裂しそう、

そう思っていると後ろから俺の知り合いである先輩が来た。

 

「おっ!瞬じゃん!」

「無事凡矢理合格したんだな!おめでと!」

 

とテンション高めの集先輩が来た。

 

「なんかごちゃごちゃしすぎて気持ち悪いんですけど、集先輩はどこまで知ってました?」

 

「うん!なんのこと?」

 

今日起きた事だしこの人は今来たんだから知らなくて当然だろう。

焦りすぎたせいでそんなこともわかっていなかったんだ。

 

「それは、かくかくしかじかで、、、」

 

「まじか(笑)」

 

そう一言言って、あの男の先輩の所まで行った。

 

「おい楽〜おまえ女の子のパンツ見たらしいじゃん」

「いいなぁ〜羨ましいなぁ」

 

と変態めいた事を言いながらいじっているようだ。

楽と呼ばれたその先輩にはかなりのダメージが入ってるようだったので、

 

「え〜と、楽先輩?」

「さっきの楽先輩が怒らした子一応友達なんでできるだけやんわりことを収められるように務めときますね!」

 

すると

 

「まじか!君は神か。」

 

と大袈裟な反応を見せた。

まぁ復活してくれたならいいんだけど、

ていうかそんなことより状況だよ状況!まじ部活の体験終わってからガチで整理しないとこれからやばいわ。

 

そして部活の体験が終わった、

「気をつけ、礼!!」

「「「ありがとうございました!!!」」」

 

と挨拶をして、帰っている時に、状況を整理した。

えーと、楽先輩の彼女が桐崎さんのお姉ちゃんの桐崎先輩で楽先輩がおそらく好きなのは春ちゃんのお姉ちゃんの小咲さんで、楽先輩は他にも2人の女の子に行為を寄せられていて、え、えっ、楽先輩クズじゃね?

話した感じいい人だったんだけどなー

まぁ思い違いとかもあるだろうし、集先輩も良い奴って言ってたし大丈夫か、

 

なんて考えてたら、校門前に涼がいた。

 

「待っててくれたの?」

 

「うん!瞬1人にすると心配だから!」

 

ヒューヒューっと後ろで指笛を鳴らしながら、煽ってくる連を放っておいて、太一にだけ「バイバイ」と残して、涼と帰った。

 

「これから俺は、バスケ部に入るんだけど今日みたいにずっと待っとくのか?」

 

さすがに申し訳ないので聞いた。

 

「ううん。待つのは今日で最後!」

 

その言葉を聞いて安心した。少し残念だけど、

 

「でもね!私バスケ部のマネージャーになろうって思ったの!」

「だから、待つんじゃなくて一緒に部活するの!」

 

そう聞いて、驚いた。涼は部活とかしないタイプだと思っていたから、

まぁ、涼がいたら頑張れそうだけど、

 

「じゃあ、これからもよろしくな!!」

 

「うん!!任せといて!!」

 

春の夕日の中2人で歩いて帰るのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。