スクールアイドル部に入部をしたお昼休みから時間が経ち、今は放課後だ
そして今、1年生の教室にいる
凪翔「ここが1年生の教室なんだ」
千歌「うん!1年生に心当たりがある子がいるの!」
そう言い、千歌がドアを開けようとするとドアが開いた
「堕天使ヨハネ、この地に堕天!」
堕天使と名乗る謎の美少女がいた
凪翔「誰?」
「!?…我が名は堕天使ヨハネ、覚えときなさいリトルデーモン」
リトルデーモン?小悪魔って事?
ていうかこの子見たことあるようなぁ……?
すると教室の奥からまた別の子が来た
「善子ちゃん誰と話してるずら?」
「うゅ?」
茶髪の子と赤髪のサイドテールの子が顔を覗かせた
ってあの赤髪は……
凪翔「ルビィ?」
ルビィ「お兄ちゃん!?」
そこには名家『黒澤家』の次女、『黒澤 ルビィ』がいた
小さい時から黒澤家の当主が火焔組の叔父貴、つまりの俺の父さんと何度か話をしていた
その時にルビィとルビィの姉さんと仲良くなった
凪翔「よっ!元気か?」
ルビィ「転入した男の人ってお兄ちゃんだったんだ!」
千歌「3人ともスクールアイドルやってみない!?」
千歌が3人に聞いた
そして、堕天使とか言うやつが逃げそうだったから手を伸ばして腕を掴んだ
凪翔「まぁ待てよ」
善子「離しなさいよ!」
堕天使は俺を振り払って、そのまま走り去った
凪翔「おい!」
千歌達の方を見ると『そっちは任せたよ!』みたいな表情してるし…はぁ
俺は走り去った堕天使のあとを追うことになった
───────
堕天使を追い続けたら、屋上に着いた
善子「はぁ…はぁ…ここまで来れば」
凪翔「やっと追いついた」
堕天使は驚いた顔でこっちを振り向いた
善子「どうして追ってくるのよ」
凪翔「千歌がお前をスカウトしろとの事なんでね…
どうしてそこまでやりたくないんだ?」
そう聞くと堕天使は真剣な表情になった
善子「…あんたはさぁ、最初私を見てどう思った?」
質問を質問で返すかぁ…
どう……か
善子「『堕天使なんて言って、馬鹿みたい』とか思ったでしょ?」
凪翔「別に俺はそんなこと…」
善子「いいえ、無理しなくていいわよ、もう言われ慣れてるから」
凪翔「…確かに最初見た時、馬鹿までとは思わないけどちょっと驚いた…かな?
でも同時に『いいなぁ』って思った」
善子「え…?」
俺は紛れもない心に思った事を話した
凪翔「この世に魔法や天使、悪魔なんてもんは存在しない。
でもそれらが好きで『自分は魔法が使える』『私は天使の生まれ変わり』『自分には悪魔が付いてる』なんていう人は多いよね」
善子「………」
堕天使は俯いて黙ってる
凪翔「───でもさぁ、いいよね、そういうことを言える人」
善子「え…?」
凪翔「世間はそういう人達を変な目で見るけどそれはおかしいって思ってる
人には想像、妄想をする力がある、魔法とかって憧れるっしょ?」
堕天使はだまりながら、顔を縦に降った
凪翔「だろ?だからそういう人たちはすごく想像性がゆたかでいいと思うんだ」
善子「…あんたは私の厨二病を受け入れるっていうの?」
凪翔「あぁ、お前が今までどんな事に会ったのかは知らん、でもこれだけはわかって欲しい
───俺はお前を拒絶しない」
善子「………!」
凪翔「それに千歌達も変な目で見ないし、受け入れてくれるよ
これが伝わったなら、俺の手を取ってくれ」
俺は堕天使の前に手を差し伸べる
それを堕天使は
ガシッ
掴み取った
凪翔「ようこそ、スクールアイドル部へ
歓迎するぜ、ヨハネ様」
善子「善子…」
凪翔「え?」
善子「私は津島善子…そう呼んで」
凪翔「いいのか?」
善子「うん…」
凪翔「わかったよ、善子!」
そのまま俺達は屋上を去り、千歌達の元にむかった
善子「本当にあの頃から変わってないのね…
───お兄ちゃん」