憑依少女ほむら☆マギカ   作:最終ing 究極 6/5|7/3|9/1

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作者が好き放題する話

負けるなほむほむ、頑張れほむほむ、やり直せほむほむ


2話 幸福な結末を求めて

 あれから約一か月が経過した。そして、今日は【ワルプルギスの夜】が見滝原氏に到来した。

 

 そして、巴さんが【ワルプルギスの夜】に戦死した。鹿目さんは生きているが、巴さんと一緒に挑んでいた為、魔力はすっからかんだ。これから単独で挑めば、返り討ちに遭うのは目に見えている。俺は、この1ヶ月、うじうじ悩んで魔法少女になるかどうか決められなかった。

 

 この目で見た【ワルプルギスの夜】は、本当に化け物だった。いかなる攻撃もあの巨躯の前には無意味になる。あの魔女が放つ大規模攻撃は、当たり所が悪ければ即死してしまう可能性だって十二分にありうる。

 

 あんなものに勝てる魔法少女なんているはずがない。人が挑んでいい存在ではないのだ、あいつは。

 

 それなのに、鹿目さんは【ワルプルギスの夜】に挑もうとしている。

 

 飛び出そうとする鹿目さんの手を思わず、掴んでしまう。

 

「逃げようよ…… 1人であれと戦ったら絶対に死んじゃう! ここで逃げても誰も鹿目さんを責めない。だから、逃げようよ。巴さんは死んじゃって、それで鹿目さんまで死んじゃったら、私……」

 

 我ながらクズの提案だ。普通の人には【ワルプルギスの夜】なんて見えない。一般人からしたら、今起こっている事はただの自然災害のようにしか見えていない。逃げたとしても、誰も責めれないだろう。

 

 そもそも、魔法少女になれるのになっていない俺が何を言っているんだという話だ。ここで俺が魔法少女になって、鹿目さんと共闘するのも可能性の1つだ。

 

 それでも、俺は未だに魔法少女になる事になろうとは思えない。ここで【ワルプルギスの夜】に挑んでも死ぬだろう。生き残れたとしても、その後に残るのは破滅だけ。本当に俺は意気地なしだなぁ。

 

 鹿目さんは、掴んだ俺の手を優しく握りしめて、微笑んだ。

 

「ごめんね。確かに【ワルプルギスの夜】に挑んでも死んじゃうかもしれない。でも、私は魔法少女だから。魔女から人を護るのが魔法少女だから、行かなくちゃ。今【ワルプルギスの夜】を止められるのは私だけだから」

 

 俺の提案は断られるだろとは思っていた。この1ヶ月間しか、触れ合ってこなかったけど、その間だけで鹿目さんの人柄はよく分かっていたから。

 

「それにね、ほむらちゃん。私はあなたと友達になれて良かった。あなたを魔女から守れて、あの時は「魔法少女になってよかった。誰かを守る事が出来て良かった」って思えたんだ。ここで逃げたら、あの時の私の気持ちが嘘になっちゃう」

 

 かなめさんは、俺から手を離した。このままじゃ、彼女が手が届かない遠くへ行ってしまうのに、俺の口から洩れるのは空気だけ。言葉を発する事が出来なかった。

 

「さよなら、ほむらちゃん。元気でね」

 

 

 それだけ言って、鹿目さんは【ワルプルギスの夜】へと挑んでいった。

 

 

 ──────────

 

 

 【ワルプルギスの夜】は何処かへ行った。そして、鹿目さんは死んだ。

 

 俺の目の前には、冷たくなった鹿目さんが横たわっている。雨が降る瓦礫の山で彼女は息絶えていた。色々な感情がごちゃ混ぜになって、自分でもよく分からない感情になっている。涙は枯れてもう出ない。

 

「……私なんかより、あなたに生きて欲しかった」

 

 偽物の俺よりも、鹿目さんの方が何倍も価値があるだろう。俺が暁美ほむらとして、生きてきた中で初めて出来た友達だった。病気のせいで入院ばっかりしていた俺なんかじゃ、ろくに友達が出来なくて、彼女が初めて出来た友達だった。

 

 彼女が初めて出来た友達で良かったと心の底から思えたのに。その友達を俺は見殺しにした。魔女になる事への恐怖に打ち勝つ事が出来なくて。

 

 俺如きの存在では、どうにもならないだろうが、俺が魔法少女になって、彼女を生かす事ぐらい出来たのではないだろうか。うじうじ悩んで、後悔してももう遅いが。いや、まだ()()()()()()

 

 奇跡を与え、呪いを振りまく魔法少女の力があれば。

 

「その願いは本物かい、暁美ほむら。君はその願いの為に魂を差し出せるかい。戦いの運命に囚われたとしても、叶えたい願い事があるというなら、僕が力になってあげるよ。改めて聞こう、暁美ほむら。僕と契約して、魔法少女にならないかい?」

 

 白畜生がやってきた。本当に、こいつの人が弱ってる時に付け込む技術は凄まじいな。悪魔との契約だと分かっているのに、その手を取ってしまいそうになる。だとしても、今の俺なら喜んでその手を取ろう。

 

「……あなたと契約して、魔法少女になる」

 

 この手を取った先に待ち受けるのが人でなくなった死んだ体と魔女になる運命が待ち受けているとしても。人ならざる者となりて、呪いを振りまく存在になったとしても。

 

「教えてごらん、暁美ほむら。君はどんな願いでソウルジェムを輝かせるんだい?」

 

 今は亡き少女とその友達が共に笑い合える最高の結末を迎えられるように。彼女が世界中の人達から忘れられるなんていう結末を迎えないように。

 

「鹿目さんとの出会いをやり直したい。彼女が死ななくていい未来の為に。彼女や巴さん、その友達が笑い合える最高の結末(ハッピーエンド)の為に」

 

 

 ────2周目────

 

 

 目を開けたら、そこは見慣れた病室の天井だった。左手に違和感を感じて、見てみるとソウルジェムが握られていた。どうやら、しっかりと巻き戻しに成功したようだ。巻き戻しというよりは、平行世界の移動が正しいのだが、そこは別に気にしなくてもいい細かい問題だ。

 

 とりあえず、俺の目的を整理しよう。

 

 大まかな目的は、鹿目まどかとその友人が笑い合う結末。具体的に言えば、鹿目まどか、美樹さやか、巴マミ、まだ出会った事は無いが佐倉杏子の生存。今は戦う手段の確保が最優先だな。

 

 俺の魔法少女としての力の中に、魔女に対抗できるようなものは存在しない。時間操作は強力な魔法であるが、それ自体に攻撃力はない。別で戦う力を確保する必要がある。

 

 原作では、爆弾、銃火器を使用していた。時間停止なんていう何処ぞのAVよろしくみたいな能力があるのだ。盗みぐらい容易だろう。俺もその方向で攻撃手段の確保をするとしよう。

 

 原作と同じように鹿目まどかを魔法少女にしないように頑張るかどうしようか、正直迷ってる。【ワルプルギスの夜】をこの目で見て、あれを単独で倒せるイメージが全く湧かない。あれと戦う事が決定している以上、少しでも戦力が多い方が良い。

 

 友達を戦場に立たせようとするなんて普通にクズだな、俺。でも、それでもそんな遠い未来よりも、まずは直近の災害をどうにかする事が先決だろう。その後の事については、未来の俺に丸投げしよう。

 

 そして、問題は幾つかある。俺には、魔法少女の秘密に関する記憶がある。魔法少女にその秘密を言う言うべきか否かの話だ。真実は、いつも人を助けるとは限らない。今回の魔法少女に関する秘密は、まさにそれだ。

 

 だが、嘘をつき続けるのは、精神的にきつい。

 

 それに、その真実をを言う事で魔法少女達は、必死にソウルジェムを穢さないようにするだろう。ソウルジェムの穢れに対しての関心が高まるのは別に悪い事ではない。

 

 昔にも、ソウルジェムの穢れをあまり気にせず戦っていたら、魔女になってしまったなんていう魔法少女がいるかもしれないし……

 

 うん、真実を言う事にしよう。

 

 ……中身が違う為か、魔法少女としての衣装も原作と「暁美ほむら」とは違った。「暁美ほむら」は、紫を基調とした衣装だったのだが、俺のは黒を基調としたものだった。しかも、ミニスカの軍服みたいな事になってるし。ヒラヒラしてて、少し邪魔くさい。ただ、黒タイツがあるのは良かった。じゃないと、戦闘中、下の方にも注意しないといけないし。

 

 ──────────

 

 出会った魔法少女に魔法少女に関する秘密を言った。急に魔法少女が魔女になるなんていう話を信じてもらえず、不信感を持たれ、孤立してしまった。1周目以上のボッチになってしまった。鹿目さんには、気にかけてもらったが、魔法少女の秘密に関しては半信半疑のようだ。まぁ、仕方ないか。

 

 ──────────

 

 巴さんが魔女に殺された。美樹さんが魔女と化した。その魔女を俺が殺した。これで残るのは、俺と鹿目さんだけ。果たして、これで勝てるのだろうか。

 

 ──────────

 

 案の定、負けた。鹿目さんは死んだ。街には壊滅的な被害が出た。やり直しだ。

 

 

 ────3周目────

 

 

 俺の話を信じてもらうには、どうするべきかを考えた。話は簡単だ。張本人に、白畜生に自白させればいいんだ。あの白畜生曰く、「聞かれた事には答える」らしいので質問責めにすれば、いけるだろう。願いを叶え、魔法少女としての力を与えた張本人の言葉なら、信じてもらえるだろう。

 

 ──────────

 

 白畜生の口から、魔法少女の真実が告げられた。結果として、俺の話は信じて貰えたのだが、その代償が大き過ぎる。巴さんが佐倉さんと美樹さんを撃ち殺した。

 

 その巴さんを鹿目さんが撃ち殺した。多分、巴さんは責任や罪悪感を感じたのだろう。美樹さんと鹿目さんを魔法少女に誘ったのは、巴さんだから。

 

 知らなかったとは言え、それについて責任を感じたのだろう。

 

 そして、魔法少女として、魔女と戦う事に誰よりも誇りを持っている巴さんだ。魔女になる宿命の魔法少女を殺したのは、魔法少女としての任を全うする為だろうか。そして、最後は自殺とかするのだろうか。

 

 とりあえず、魔法少女の秘密を言うのは、駄目だ。

 

 最終的に残った俺とまどかとで【ワルプルギスの夜】に挑むも惨敗。

 

 次だ。

 

 

 ────4周目────

 

 

 魔法少女の秘密は言わずに1ヶ月を過ごす事に決めた。まどかや巴さん達が魔法少女に殺されないように、学校をさぼって、魔女を狩りまくった。

 

 だが、俺のいない所でさやかが魔女と化した。力技であるが、俺が近くにいれば、時間を止めて、ソウルジェムを強奪。強奪したソウルジェムにグリフシードを使う事も出来たかもしれないのに。

 

 魔法少女が魔女になるという残酷な運命を目の当たりにして、巴さんがまどかを殺そうとした。それを俺が撃ち殺した。

 

 生き残った俺、まどか、佐倉さんで【ワルプルギスの夜】に挑んだ。そして、惨敗。ゲームのHPなんていうものが見える訳がないので、どれぐらいダメージを与えられているか分からない。

 

 次。

 

 

 ────8周目────

 

 

 魔法少女の秘密を言わずに、全員生存で【ワルプルギスの夜】に挑むことが出来た。初めての事ではなかろうか。途中、美樹さんが危なかったが、力技で何とか解決した。

 

 説得はまどかに任せたが、一応は成功したようだ。割り切ったというよりも、今は気にしないように無理をしているというのが正解だろうか。

 

 だが、【ワルプルギスの夜】に挑んだ結果、全員が魔力の使い過ぎによって、ソウルジェムの穢れが溜まり、魔女と化した。まどかが隠し持っていたグリフシードで俺だけは難を逃れた。

 

 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。

 

 なんでこんな事になってしまったんだ。かつて仲間だった責任として、かつて、共に戦った先輩を、友達をこの手で殺した。その辺りの記憶が曖昧だ。誰かを呪う事なく、安らかに逝ける事を祈ろう。

 

 もう、独りで戦おう。こんな思いなんてしたくない。あんな苦しんで魔女になる姿なんて見たくない。

 

 まだ魔法少女になってない人は魔法少女にさせないように。既に魔法少女になっている人は、魔女との戦いで死なせないように、ソウルジェムが濁って魔女化しないようにしよう。

 

 次の戦場(地獄)に行くとしよう。

 

 

 ────43周目────

 

 

 この地獄はいつまで続くのだろうか。誰かを救おうとすれば、その時には誰かが死んで。全員死んだ場合は、まどかが魔法少女となって、【ワルプルギスの夜】を瞬殺して、魔女になる。

 

 生き残った魔法少女がいた場合は気絶させて、避難所に放り込んでおくのだが、QBが尽く邪魔して、【ワルプルギスの夜】との戦いに参戦してくる事がある。そして、死ぬ。

 

 全員生存して、避難所にいたとして、【ワルプルギスの夜】との戦いに参戦してこなかったとしても、【ワルプルギスの夜】に避難所を吹き飛ばされる事が殆どだ。

 

 ずっと、その繰り返し。でも、諦める事なんて出来ない。幸福な結末(ハッピーエンド)に到達するまでは。喜んで何回でもやり直そうじゃないか。百でも千でも万でも億でも、何回繰り返そうと、やってやる。

 

 

 ──154周目──

 

 

 最近、魔女を殺すのが楽しくなってきた……ような気がしなくもない。白畜生を悪魔と思ってきたけど、俺も他人の事を言えなくなっているような気がする。

 

 それでも、絶対に、次こそはあいつを殺す。そして、ハッピーエンドを見たいな。

 

 

 ──200+α周目──

 

 

 遂に200を超えた。なんか数えるのがバカらしくなってきた。200回繰り返したという事は、200ヶ月過ごしたという事になる。年数に換算すると約16年と半年。

 

 年数だけ見たら、大ベテランの魔法少女な気がする。それだけ同じ1ヶ月を永遠に繰り返してると考えてると笑えてくるが。

 

 それだけ時間を掛けても倒せない【ワルプルギスの夜】を賞賛すべきか、倒す事の出来ない俺を馬鹿だと罵るのか。

 

 【ワルプルギスの夜】が本気を出してくる事もあるから、一応ダメージは与えているのだろう。【ワルプルギスの夜】の姿は、基本的に大きな歯車の下に口から上がない女性の上半身がくっついているような状態だ。

 

 本気になると、上下逆になって、女性の上半身が上になる。それが本気の姿であり、地表の文明を暴風で吹き飛ばすらしい。

 

 その姿を見た事があるから、ある程度追い詰める事が出来ていると思われる。というか、そう思いたい。ただ、本気になるヤバい。一瞬で都市が1つか2つぐらい滅ぶ。

 

 本気のあいつと戦うと、毎回死にそうになる。酷い時なんて、下半身が文字通り吹き飛んだ。死にそうだったが、ギリギリ時間遡行が間に合った。

 

 【ワルプルギスの夜】が本気になると、避難している人達は普通に死ぬ。そして、その中に美樹さんやまどかが含まれている事がある。

  

 それを見る度、吐きそうになる。というか、吐く。

 

 次だ次。




何百回とやり直すオリジナルほむら、略してオリほむは、一種の狂人ですね。そんな事を思いながら書いたこの話。

ちなみにループキャラと言えば、皆さんは誰を思い浮かべますか。
ほむほむ、鳳凰院、スバルくん、ハルヒ、オティヌス、変態ニート…… 
ループキャラって意外といるんですね。変態ニートが分からない人は、「水銀の蛇」ってやれば出てきますよ。
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