戦姫絶唱シンフォギア -錬金術師の野望-   作:きりきりばい

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今日は2話同時投稿です。
1話は幕間なのでストーリーには関係してないようでしてるようでしてます(してる)
空想絶叫の方死ぬ程筆進まないんだけど助けて


パート14

-Are you ready!?-

・カタパルトタートルで奴隷共、射出!

・393と部屋でかち合ってヤベ-イ!

・拠点特定されてハザ-ドオン!

 

 

 

奴隷達の大運動会を見て終わるハズが窮地に陥ってた、そんなパート14です。

取り敢えず現在は倉庫内の保管庫にあるアイテムを回収してもらうべくアリスちゃんに走ってもらってます。下手したら5分ぐらいしたら襲撃してくる可能性ありますし、下手すると【グランドバトル】発生し兼ねません。

グランドバトルってなんぞや?って思った方、簡単に言うとストーリーの転換点的な戦いと思ってもらってOKです。大抵敵側の戦力がとんでもない事になるのでこっちも総力戦するしかありません。負けたら称号獲得チャレ失敗ですし、グランドバトルと《もう一個の方》は明確な勝敗条件が設定されるんで、それのせいで多分倉庫から逃亡して有耶無耶にするのが無理なんですよね…………死ぬ気で勝利条件達成しに行くしかありません。

 

…………奴隷共強引に動かして装者分断させます?お前どう?(聞き手0人) 総力戦は勝てないんですよね。こっち側の戦力カリおっさんとファウストローブ無いアリスちゃんだけですし……せめてファウストローブかホムンクルスがあれば、一気に変わる物なんですが。

とりあえず奴隷をもう動かさせましょう。アイツらどうみても死兵じゃないんで、爆発首輪で脅せば行けます行けます。10パーティ×3にして断続的に都市部攻撃仕掛けましょうか。外縁部だとちょっとしか来ないんですが、都市部になった瞬間装者が大量にやる気満々でやってきます。おら行けェ!

 

 

→ティキ に進軍を指令した

 

「分かった!さぁ皆イっちゃえー!

 

→錬金術師 が 都市部 へ進軍を開始しました

 

 

相変わらず言葉の意味が合ってないような気もしますが、ちゃんと進軍してますんで大丈夫ですね!

取り敢えず今回は22人で行く様ですね。残りの2回は30人でドッタンバッタン大騒ぎするんですね?良い事考えるやないか!(?)

という事で通信を即切りして、保管庫に着いたのでアイテム回収!

 

 

→何か、黒光りしている物がある……

→拳銃 を獲得しました

拳銃【攻撃】+10

 

別に、撃ってしまっても構わんのだろう?(どうせ弾かれる)

はい、錬金術だけじゃどうしてもMPが苦しくなるので拳銃くんに仕事していただきます。で、形は?おぉ〜ベレッタかぁ、ええやん!気に入ったわ!なんぼなんこれ?こちら、14万3000円になっております。14万!?あ ほ く さなんて事は無く、ちょっと粛清した支部からいただいてきました。なんで錬金術師のアジトにこんな物騒な物置いてたんでしょうね?ありがたく使いますけど。

まぁ使う理由としては意識逸らしですねぇ。シンフォギアで防御フィールド貼られてるのでダメージ薄いですし、多分SAKIMORIとか平然と弾斬ってくると思いますがちょっと逸らせるだけでもデカいんですよコレが。具体的には錬金術撃つ為のコマンド入力の隙に。

まぁでもそんな隙無くても錬金術は……出そうと思えば(強者の風格) でも指疲れるからね、仕方ないね。結構雑に足元に撃つだけでも隙が出来るので、そこを突くゥ^〜

 

それにしても嫌な予感がしますね。少数精鋭で来そう……来そうじゃない?────ん?

 

 

→誰かがここにテレポートしようとしている

 

 

お、(転移ゲート)開いてんじゃーん!

────これ装者達だよね?ホントに少数精鋭で来るの?来なくていいから…………(良心)

 

 

→アダムが転移してきた

 

 

か え れ

 

 

→話があるようだ

 

「負けられても困るからね、アリスには。少ないけど持ってきたよ、物資を。倒して欲しいね、装者達を」

 

→装備:カーボンブレイド を獲得した

→錬金触媒マガジン×3 を獲得した

 

 

マジで少ないけど普通にいいモノ持ってくるの腹立つな、全裸の癖に。全裸の癖にィ!

カーボンブレイド【攻撃】+7【速度】+3
錬金触媒マガジン10MPまで錬金術の発動コストを肩代わりする。容量0で破損する。

取り敢えず今のMPが62なんで、実質MP92とまぁまぁなバフかけれる武器ゲットしたんですが……MP回復したいですねぇホント。ティキちゃんに電話かけて場合によっては寝ましょう。

 

 

→ティキに電話をかけた

 

「はいはーい!どうしたの?」

 

→進軍状況を聞いた

 

「今ね、奴隷達が装者と戦ってるよ!9人全員来てて〜、アリスの作ったアルカノイズといい勝負してる!」

 

 

良いアルカノイズだァ……(恍惚)

9人全員行ってるって事は来ませんよね?来ないって言って?寝ます?寝る(豹変)

クリスちゃーん(抱き枕)!アリスちゃんがルパ〇ダイブにしに来たよぉぉぉぉ!!!ってちょっと待って?クリスちゃん視認したからルーシーちゃんになってるやん!どうしてくれんのこれ?(どうでもいい)

あと椅子に縛られてるから寝かせられないやん!ほどいてカリおっさんのベッドに転がしていい?いいや限界だッ、転がすねッ!

 

 

「いや、あーし何も……まぁいいや」

「コイツを止めろおぉおぉぉ…………!」

 

 

→良い匂いがする……

→深い眠りに落ちた

 

 

→目が覚めた

→HPは全快だ

→MPが30回復した

→気力が回復した

 

 

2時間だけ寝れたらしいです。クリスちゃんずっと椅子に縛り付けられてたから疲れてたんでしょうね。今もルーシーちゃんと向き合って寝顔を…………ウ゛ッ゛(心停止)

…………も、もう1時間だけ、1時間だけ寝顔堪能してる時間は無いですか?

 

 

→着信だ。発信者はティキだ

 

 

泣いた。働け奴隷ィ!(八つ当たり)

いやまぁ、こんなアホな事やってる場合じゃないんで出ますけど…………

 

 

→電話に出た

 

「取り敢えず壊滅する度に送ってたんだけど……殆ど皆やられちゃった!《戦闘データ》はバッチリ取れたよ!」

 

 

嬉しいけど今じゃない!ていうか待って、奴隷壊滅?急いで用意しないと装者来るじゃん!寝顔見てたかったけどこんなアホな事やってる場合じゃねぇ!

まずはルーシーちゃんの高い《体術》アチーブを無駄に活用し、クリスちゃんの抱擁を無理なく抜け出します。抱擁抜け出したので死刑です(八つ当たり自殺)

実質MPは122ですね……装者1人でもファウストローブ無しなのでクッソ心許無いんですが、取り敢えずカリおっさんに死ぬ気で頑張っていただく感じになります。何度も言ってる気がしますけどアリスちゃんは錬金術以外クソザコナメクジです。遠距離戦ならまだしも、近距離戦強引に仕掛けられたら一振りの刃で瀕死どころか土に還りますので最大限警戒する必要があります。アリスちゃんは色々とへいきへっちゃらじゃないんや……(周知の事実)

 

次は死ぬ程対策を考えます。1番来られたらマズイのは成人済み組です。味方に常駐バフかける(皆の姉御)、敵に永続的にデバフ(結婚出来ない恨み)をぶちまける(万年独身)、味方全員にバフぶちまけつつ自身も超火力アタッカーとかいうバランスブレイカー(剣キチ防人ズム)といった頭おかしい組が揃ってます。

え、独身に良く名前叫ばれてる(セレナ様)?あの人は神的に良い人だから…………(撃破難易度的に) いやまぁ、充分強い部類に入るんですけど、面倒度合いの差が桁違いです。取り敢えずつらつら名前挙げた3人は誰か一人でも来ると漏れなく私の頭がパァン☆します。

 

じゃあ学生組は?って言われるとコッチも地獄です。

クリスちゃんだけはなんとか引き剥がせてるので対策しなくて良いんですが、ひびみく・きりしら共にぶっ壊れ《スキル》を固有で持ってやがるせいで速攻かけないとこの2人は本当に苦しいです。あとこの《スキル》の副次効果として、コンビで揃ってるとメンタルブレイク(精神的屈服による無力化)出来ません。つまり片方を精神ぶっ壊してもう片方を立ち直るまでにリンチなんてのが出来ません。精神状態最強かつ戦いながらドンドン強くなってくってなんだこのバケモンは…………?

 

※ひびみく固有スキル

翳らぬ光と影同名スキル所持者が同戦闘に参加時、その戦闘に限りゲーム内時間1分経過毎に【攻撃】【防御】【体力】【速度】+3
同名スキル所持者と同パーティーの場合、《精神崩壊》《狂化》《戦意喪失》状態にならない
同名スキル所持者との交流値は《友人》以下にならない

※きりしら固有スキル

運命の絆同名スキル所持者との交流値は《親友》以下にならない
同名スキル所持者が同戦闘に参加時、その戦闘に限りゲーム内時間2分経過毎に《装備:シンフォギア》の【攻撃】【防御】を現数値から+25%
同名スキル所持者と同パーティーの場合、《精神崩壊》《戦意喪失》《狂化》状態にならない

 

取り敢えず訳わかんない速度でガンガンブーストしてくるので、最悪でも10分以内にカタをつける必要があります。というか20分とか引きずったらファウストローブ有りでも多分無理っす。

結論:誰来ても大体ヤバい

まぁそんな訳で個別の対策取るのはバフ・デバフが関連してくる成人組です。

一番ヤバイのはツヴァイウィングの2人ですね。アイツら個別バフだけじゃなくまたまた固有《スキル》で更にバフ盛ってきやがります。具体的には乗っかるバフだけでアリスちゃんが接近戦まぁまぁ出来る人間になるぐらい乗ります。乗りスギィ!

そういう訳でこの2人を引き剥がさないとSAKIMORIがアップ始めてドラゴンボール的な戦闘始まってしまいます。勿論プレイヤーからだとどう足掻いてもヤムチャ視点なので、盛られる前に分断するか無力化するしかありません。

 

で、どうやって引き剥がすかなんですが……大規模錬金術でも連打して気引いてる間にカリおっさんに片方やらせる?(無茶振り) 正直前の《泥手》戦術は絶対無理なんですよね。絶対確認されてますし、そもそも《補強》した所でバフ全盛り組にとっては、硬さは多分雀の涙ぐらいの変化しか無いですし……やりはしますけど、ヘイト買う用にしますか。

次、攻撃手段。ルーシーちゃんに交代するのはアルカノイズばらまかないと無理で、クリスちゃんわざわざ出すのはカオスが始まりそうなのでNG。となると、やっぱりアリスちゃんで戦う必要がある訳で……基本は《拳銃》《カーボンブレイド》の変則持ちです。コマンド入力が死ぬ程めんどくさいし距離の取り方や片手での鍔迫り合いといった考えないといけない事だらけですが、遠近のバランスが良いです。なんとなく左手に拳銃持たせとこ。という事で【攻撃】+17【速度】+3で頑張る事になります。

ハッキリ言って、クッソ苦しいです。向こうはシンフォギア纏えば平然と【攻撃】60とか行くんで、防御系錬金術を全起動しても攻撃によってはアリスちゃんが消し飛びます。その為のファウストローブなんですけどねぇ…………完成まだだねぇ(遠目) 取り敢えず嘆くよりどうやってやってきた装者を迎え撃つか決めましょう。通常バトルならいくらでもやりようがあるんですが、本拠襲撃&(装者は知らないけど)クリスちゃん奪還戦 のせいでほぼ【グランドバトル】になる気がするんですよね。倒す方法が全く浮かばないんですが……撃退だけでも死ぬ気でやり遂げましょうか。

 

その次、補給手段。MPが枯渇するのは目に見えてるので、それをカバー出来るか回復出来る手段が要ります。実はMPを強制的に即時回復する方法はあるにはあるんですが……下手にやるとクリア構想が吹き飛んでまた考え直しになるんでやりたくありません。

ハイ、その方法とは《想い出焼却》です。このゲームでは〖交流関係1つをランダムに一方的に消去してMPを75%回復〗というシステムになってます。今のアリスちゃんは1個焼却する度にMPを90°!も即時回復出来るんですが…………流石に敵対勢力に《妹分》4人と、パヴァリア幹部全員との《友人》以上の関係持ってる状態で運ゲーやる気にはなりません。そうしないと死ぬなら流石にやりますが…………焼却せずにMPを回復するか、MPを使わずに戦闘する方法を考える必要があります。

で、どうするかなんですが……焼却せずに即時回復する方法は取れません。なんでかというと、それが出来る《アイテム》がありません。【生産】しようにも素材が足りてないので作れません。という事でMPを使わずに戦闘する方法を考える必要があります。でもそっちはもう考えてるんですよね。

という事で、パパパッとやって、終わり!(準備)

 

 

 

-色々とカット-

 

 

 

はい。工事完了です……(満足)

致し方なく全裸に電話かけました。で、《カーボンブレイド》と《拳銃》を1つずつ、《錬金触媒マガジン》を5個追加で持ってこさせました。20分以内に攻めて来なくて良かった……(安堵)

取り敢えず実質MPは172、イキリト(二刀流)ダンテ(二丁拳銃)が出来る様になりました。拳銃に関してはマガジンが入ってる分含めて4つしか無いんであんまり撃てませんがね……あとダンテしませんけどね。

取り敢えず先発はカーボンブレイド2本持ちで【速度】を+6させて、少しでも気を紛らわせます。MPは《錬金触媒マガジン》も含めてこの戦闘で全部使い切るぐらいの勢いで行きましょう。相手の量次第ですがそんぐらいしないと無理無理無理無理カタツムリ(激寒)なので割り切るしか無いですね。

あと、拳銃1本マガジン1つをカリおっさんに渡してあります。良かれと思って!(顔芸)

 

さぁ、そろそろ来てもおかしくないんじゃないですか?

お、きったァ!さぁコイコイコイ!どんな量が来ようが覚悟ガンギマリのワイは強いぞオラァ!

 

 

→誰かがここにテレポートしようとしている

→立花先輩、小日向先輩、キャロルがやってきた

 

 

…………あっ、キャロルの存在忘れてた

 

 

「クリスちゃん!?」

「やっぱりココに!?」

 

 

なんで叫んでんの?後ろ?幻覚でも見え────なんでクリスちゃんが居るんですか?

 

 

 

…………拘束ほどいて一緒に寝てたの忘れてたァ!?

 

 

 

 

はい、今回はここまでとなります。

次回は既にカオスの塊な場面からとなります。ではでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────

 

〖少数精鋭による敵地襲撃、可能であればクリスちゃんの奪還〗という作戦にはマリアさんと切歌ちゃんと調ちゃん、そして最悪の場合テレポート……ジャム?ジェム?で私達を連れて逃げられて且つ戦えるキャロルちゃんの4人で向かう事になった。そもそも切歌ちゃんと調ちゃんの断片的な情報でしか分かっていないアリスちゃんの居場所と見られる倉庫だけど、リディアンより大きいって情報から本気で戦っても多分大丈夫だって師匠も3人に言ってた。あとは唯一倉庫に行った事のある2人に色々確認してもらいつつ、マリアさんの指揮の下探索を行ってくる予定だった。

 

学校の補習を終えて寮へ向かっていたその時、私の耳に2回通信機を叩く音が聞こえた。決められたサインでは確か、アリスちゃんと接触……!?直ぐに藤尭さんが発信相手を特定した結果、アリスちゃんの寮部屋を整理してた未来が接触したらしい。急いで返事を返して寮へと走った。

あと少しで寮へ着くってタイミングで、凄い暴風が吹き荒れて風と共にアリスちゃんが空へ飛んでいった。その後ろにはシンフォギアを纏った未来が着いて行っている。どういう事かと思ったけどどうやら私が焦り過ぎて聞いていなかっただけで、ほんの少し前にアリスちゃんが未来を拉致しようとして失敗して逃げたらしい。

直ぐにでもアリスちゃんを追いたいけど、当の本人は常に空中浮遊していて私じゃ何も出来ない。マリアさんがヘリで追いかけつつ援護射撃するらしいけど、未来とマリアさん以外は何も出来ないから地上で待機する事になった。

 

だけどそのタイミングで、師匠から連絡が飛んできた。

 

「響くん、聞こえるか?」

「はいッ!なんですか師匠?」

「急ではあるが作戦変更だ。マリアくんの代わりに響くんに入ってもらい、アリス・レステートの拠点と思われる場所を強襲する」

「えっ、でも私、指揮なんて出来ませんよ……?」

 

そこで割り込んできたのがキャロルちゃんだった。

 

「オレが指揮する。文句があるならやれ」

「そ、そんな事はないけど……キャロルちゃんって指揮出来るの?」

「オレを誰だと思ってるんだ。何百年も生きればそのぐらいの知識はある」

「そ、そうなんだ。じゃあ、お願いッ!」

「フン……残りの2人もさっさとしろッ」

 

相変わらずツンツンしてるけど、キャロルちゃんが指揮して拠点を強襲する事になった。使うのは日本にあった隠れ家と思われる場所、その庭に巧妙に隠されていた転移用の装置。キャロルちゃんが何回か訪れて解析した結果、起動出来る様にしたっぽい。

回してもらった車に飛び込んで3分ぐらいで隠れ家に着いた私達はスグに転移準備をした。だけど…………

 

「──チッ、やられたッ!」

「えっ……どうしたの?」

「向こう側の装置を破壊された。コイツはもう使えない……!」

 

2つで1セットの装置だそうなんだけど、反対側の装置を気付かれて破壊されたらしい。キャロルちゃんが急いで本部と連絡を取って仕方なく増援が迎える様予備で作っていたテレポートジェムを使って向かう事になったんだけど……その間にアリスちゃんがテレポートしたらしい。拠点に戻られてると今は警戒されていて危ないからと、1時間だけ空けてから向かう事になった。

直ぐに本来の役割であったマリアさんと交代して、私は未来の元へ走った。特に攻撃される事も無く、ただ追いかけていただけらしい。

 

「未来ッ!大丈夫だった!?」

「響……うん、大丈夫。へいき、へっちゃら……」

「……未来?」

 

でもダメージは確実に、精神の方に来ていた。

アリスちゃんと1体1で会話した未来は、その所々で知りたくなかった事に辿り着いてしまったらしい。

 

曰く、これまでの戦いを全て観察していたであろう事。

 

曰く、何度もノイズ出現現場に実は居たであろう事。

 

曰く、私達がシンフォギア装者であるという事をかなり昔から知っていて接していたであろう事。

 

下手するとルナアタックの時から私達の事を観察していた可能性もあるとの事だった。1年近く観察をしていた中でノイズ、アルカノイズの行動に気付いたんじゃないかという事も未来は言っていた。確かにそうだ。1年近く、私達の戦いを見続けていたならアリスちゃんの頭ならそういった物を見つけられてそうだから。

そういった様々な新情報を知って複雑な気持ちになった私だけど、どうしても一つだけアリスちゃんに聞きたい事がある。理由なんてたくさんある。でもそれを言っていても仕方ない。だから直接コレは本人に聞く事にする。そう決めて私はアリスちゃんと戦う事の覚悟を決めた。

 

取り敢えず未来はアリスちゃんの発言の説明の為にしばらく師匠と話すって言ってるから、私は未来を待つ事にした。

だけど、すぐに状況が一変した。錬金術師達がまた一斉に動き出したらしい。らしい、んだけど…………

 

「え?全員首輪が付いている?」

「ああ。それも、フロンティア事変の時にクリスくんが付けていた様な首輪だ」

「──それって」

「爆発する可能性がある。充分に注意してくれ」

 

動き出した錬金術師全員が、首に爆発するかもしれない首輪が付いているって報告が来た。細心の注意を払って対処する様伝えられたあと、皆で対処に向かったんだけど……

 

 

『”ティー様の恵み”を放て!』

「ティー!?」

「なんデスと!?」

 

 

前に切歌ちゃんと調ちゃんが言っていた、錬金術師達を動かしていると思われるティーと呼ばれる人物。その名前がここで出てきた。それも、恵みと言いながら放たれた()()()のアルカノイズと共に。

異常な雰囲気を感じ取ってスグに対処に乗り出したけど、恐ろしく強かった。まるでカルマノイズの様に……いや、それよりも上回ってたかもしれない。断続的にアルカノイズまで投入して錬金術も撃ってくるからスグに師匠に連絡を取り、許可が出たのでアマルガムを起動した。流石にアマルガムを起動したら倒せたんだけど……その後が問題だった。

問題のティーが、その場に降りてきた。

 

 

「……ふーん、やられちゃったんだ」

『ティ、ティー様!いえ、まだ私達の錬金術があれば……!』

「恵みを与えてあげたのに、それも活用した上で倒せないなら無理よ。そもそも、あれだけのアルカノイズを用意して奇襲を仕掛けたのに、ファウストローブすら付けてない《お姉ちゃん》1人にも勝てないアンタ達なんて最初から期待していない」

『姉?まさか──』

「バイバーイ」

 

 

だけどティーと呼ばれた黒ローブの人間は、錬金術師達に興味なんて少しも無さそうに手に持っていたボタンを押し込んだ。

瞬間、爆発。私達の目の前には首が無い死体が22個も並ぶ事になった。あまりにも平然と行われたその行為に唖然としていたのは一瞬で、その場に漂い始めた酷い血の匂いに、直ぐに吐き気が込み上げてきた。実際私達の何人かはえずくか、吐いていた。

初めて見た、目の前で人が人に殺される瞬間。それはとても悲しく、つらく、そして何よりも……それを平然と行った”ティー”に対して激しい怒りを覚える物だった。

気付けば私は、叫んでいた。

 

「こんなッ……こんな事をして、貴方は何がしたいの!?」

「……立花響。()()()()?」

「────ひさ、しぶり……?」

「ま、それはどうでもいっか……質問に答えてあげ──」

「どういう事?私と貴方は……」

「……それはいい。それよりも質問の答えだけど……」

 

急に言われた、久しぶりという言葉。その声は何処かで聞いた覚えがある様な、そんな風に思いつつ返ってきた返答は──

 

「お姉ちゃんの為、かな」

 

ティー本人の為じゃない、という事だった。彼女の姉とはどの様な人物なのか。平然と人殺しを行う様、妹に指示する人でなしなのか。

 

「……貴方のお姉ちゃんは、この人達に戦わせて、負けたら殺すの?」

「負けたら殺すなんて一言も言ってないんだけどなぁ」

「じゃあなんで首輪を爆発させたの!?そんな事をする必要なんて何処にもッ!」

あるのよ私達には。これ以上詮索しないで」

「ッ……なんで……?」

 

わざわざ首輪を爆発させて錬金術師達を殺した理由が分からないまましばらくティーと向き合っていた私だけど、会話中に隠れてティーの背後を取っていた翼さんが、彼女を影縫いで止めた後、羽交い締めにした。

 

「捕まえたぞ、ティー──待て、この身体は……」

「ッ……何よ?」

()()()()()()()()?」

 

翼さんがオートスコアラーである事を確信した後、被っていたフードを取ろうとした瞬間

 

 

()()()()()()()()

 

 

新たな首輪をつけた錬金術師達から一斉に攻撃が飛んできた。しかも、主導者であるハズのティーごと私達を倒す為に。急いで翼さんがティーを保護しようとするが、前に躍り出たタイミングで影縫いが解けてしまいその瞬間にテレポートされてしまった。

 

何故錬金術師達に爆発する首輪が付いているのか?

何故ティーはそんな錬金術師達を扇動し続けるのか?

ティーが”姉”と呼ぶ人物は何者なのか?

何故あの錬金術師達をわざわざ殺したのか?

ティーの姉がやろうとしている事は何なのか?

何故扇動されているハズの錬金術師達が、主導者ごと倒そうとしているのか?

 

分からない事だらけのまま、私達は戦い続けた。だけど残り1人となった所で、更に増援がやってきた。アマルガムの使用許可が出ている事で苦戦はしていないが、どうしても数が多過ぎる。それに、さっきの爆発もある事から不用意に生き残っている錬金術師達にも近付けない。

そうやって悩み続けていた最中、師匠から私達に急な提案が伝えられた。

 

 

「響くん、未来くん。キャロルくんと共に、3人でアリス・レステートの拠点に強襲をかけられないだろうか?」

「えぇッ!?い、今ですか!?」

「ああ。キャロルくんとの協議の結果、少数精鋭で仕掛けるなら今だと言う結論に至った。それにもし危険な場合は、キャロルくんが大量に用意してくれた帰還用のテレポートジェムがある。それを利用して1度退けば大丈夫だ。これは所謂、冷やかしも兼ねている」

「なるほど……でも、なんで今なんですか?」

「キャロルくんからの情報だが、アリス・レステートは錬金術の燃費効率が非常に悪いらしい。未来くんから逃亡中に発動した錬金術の量から逆算して、完全回復には6時間は必要との見込みだそうだ。そして、装置破壊から2時間が経過している。もう警戒も緩くなってきているだろうとの判断だ」

「そうなんですか……」

 

 

私と未来、キャロルちゃんの3人だけによるアリスちゃんの拠点強襲。スグに皆にこの事が伝えられ──私達は託された。

 

「立花、託したぞ!」

「アリスとかいう後輩を更生させてやれ!」

「お2人にお任せするデース!」

「私達がココは対処します。なのでお願いします」

「立花響、頼むわよ」

「立花さん、よろしくお願いしますね?」

 

皆に託された想いを胸に、私達はキャロルちゃんの居る隠れ家へと走った。そして、テレポートした。

そこで私達は……

 

 

 

「クリスちゃん!?」

「やっぱりココに!?」

「お前ら……来てくれたのか!?」

 

 

拉致されていたクリスちゃんと……

 

 

「私の邪魔をしますか、キャロル」

「随分と大きい口を叩く様になったなアリス。ファウストローブの脅威を知らぬお前じゃ無いだろう?」

「黙りなさい、ファウストローブに頼らなければ私に勝てなかった稀代の錬金術師気取りが」

「1体1の対人戦しか取り柄の無い猪突猛進の猪が、何を言うかと思えば……」

……今ここで殺しますよ、ロリババア

やってみろ、イキリクソガキが

 

 

1度も見た事が無い怒りの形相をしつつキャロルちゃんと喧嘩して、2本の両刃剣を構えるアリスちゃんを見た。

 




親の顔より見た10000字
もっと親の10000字見ろ

という事でまた1万字超えました。空想絶叫3話分ぐらいですよコレ。何してんでしょうね。
あとゲーム設定を盛り込み過ぎてそろそろ読者の頭の中がパンクしてないかが心配です。シャンフロ(なろう小説)ってそういう点すげぇなって読んでて凄い思います。

ヒロイン2人目決まらないんで誰が良い?候補は決まってるからゆるちて

  • 立花響(仲良し2人組予定)
  • 小日向未来(一方的依存予定)
  • 月読調(錬金姉妹予定)
  • 天羽奏(両依存予定)
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