今回、撮影終了後の原作キャラ視点2つあります。強引に切り飛ばして9000字前半程度に押し込めたんで許してください。全部入れたら15000字とかになって流石に自重したんですコレでも()
-今日の 格言-
・サンジェルマン は かわいい!
・サンジェルマンは、いいぞ(思考放棄)
最近日本語喋れてるか不安になります。パート5です。
前回はまさかの393に錬金術師バレして、OGAWAさんと一緒に詰めてきましたが無事逃亡。義母の力を借りて海外に逃亡し、義父の称号を騙る全裸でムキムキマッチョマンの変態に会いに行ってカリオストロ(の城)を借りてきた所でしたね。
ていうか経歴解放のタイミングのせいで流しちゃったけどシレッと局長室入る時アリスちゃんドア蹴飛ばしてたんですよね…………めっちゃ態度悪くない?好き。
で、カリおっさん連れてきた理由ですが……パヴァリア内で動き回る為ですね!
来た時に一般通過錬金術師に尋常じゃない怖がられ方をしていたので…………
何が大丈夫なんですかね…………まぁそんな事は置いといて、まずは局長室を出ます。
で、横向くんだよ45°!すると うわっ、前から扉が(老害)!
失礼するゾ^〜(豪胆)
→中には私の義妹が居た
「アリス!?アリスなの!?久しぶりっ!」
はい、何故か主人公の義妹と化したティキちゃん登場です。ていうかなんでこの人アダムと離れてるんですかね…………生きてるのはなんとなく予想つくからいいや。
→何故義父と離れているのか聞いた
「直ぐに服を脱いで ぜんら? になるのは気持ち悪い事だってサンジェルマンが…………アダムって良く服を脱ぐじゃない?」
おっ、そうだな。きちんと教育されてて草。
まぁ取り敢えず…………ここがアリスちゃんに与えられた【ラボ】です。この【ラボ】では【生産】か【アチーブ強化】のみ出来ます。置くアイテム次第で色んな方向性に化けますが、アリスちゃんのラボは錬金術の本と試験管に小型道具だらけですね…………
多分ですが、【生産】は殆ど機能しません。代わりに【アチーブ強化】が…………やっぱり。《戦闘技術》の錬金術関連のみ、最後まで強化出来ますね。
ていうか────予想してたけどやっぱり《黄金錬成》あるよねぇ…………
パート3での発言、覚えていらっしゃるでしょうか。
黄金錬成はその内の一つに入ります。レベル上限は1で、解放するのにどれだけExpを注げば良いのか分かりませんが、解放出来るとトンデモ技が出来上がります。MP消費が200とヤバいですが…………これは全体攻撃ではなくMAP攻撃です。しかもめちゃくちゃ広範囲で超威力。3回チャージが必要で一撃でも貰うとキャンセルされますが、撃ったらキャロルちゃんでもリソースをほぼ全部切らないと防ぐのは無理です。一点突破は50%ぐらい切ったらされるんですけどね。
装者組は9人でアマルガムしてイマージュ状態で火球を一点突破がギリギリのラインだったと思います。
とまぁ、こんなキチ技がアリスちゃんには使える資格があるって事ですね…………流石”始まりの錬金術師”に近しい存在。ただMPが全く足りてないので…………レベルアップしてぇなぁ俺もなぁ?
→アルカノイズを使えないかカリオストロに打診した
→問題無さそうだ
「裏ルートで大量に改造された軍用アルカノイズが流れちゃって回収してるのはいいんだけど、処理に困ってたのよねぇ…………助かるわ!」
軍用アルカノイズねぇ…………あれ、じゃあなんでワイはそんなアルカノイズのデータをまだ送る必要があるんですか(疑問)
→貴方はアルカノイズのデータを送る必要があるのか聞いた
「アルカノイズの身体構造を利用して局長がまた変な事をしてるからよ?局長が何考えてるかは分かんないけどね!」
あんの全裸めェ…………!
いや、落ち着け落ち着け。あの全裸にデータを送るだけでアリスちゃんは平穏な生活(?)を送れるんだから…………やっぱ無理(せっかち)
取り敢えずアルカノイズを吹き飛ばして満足するしかねぇ!
→ティキが話しかけてきた
「待ってるのも暇だから連れて行って!」
→ティキ をパーティーに入れるべきか?
…………まぁ、変な事は起きんでしょ多分。ええぞ!ええぞ!(寛容)
→ティキ がパーティーに入った
さぁてステータスチェックのおじか────なんだァテメェ…………?
素のレベルが1はまぁ予想内だけど、なんで貴方アチーブの《生活術:料理》がLv17/20とかあるんですかね…………?ていうか良く見たら他の生活術も軒並みすんごい事になってますねコレ。知能と戦闘技術はほぼ未開放かLv1だけど…………流石オートスコアラー!(雑〆)
→何故《生活術》の伸びが大きいのか聞いてみた
「だってアリス、身の回りの整理整頓も出来ないでしょ?料理も出来ないし掃除も滅多にしないし…………ティキ戦えないから、こういう事は頑張るよ!」
めっちゃええ子やんけ!でもアリスちゃんをボロクソに言い過ぎな!今彼女凄い顔してるで!
ていうかアリスちゃんポンコツ説が出てきました。怖いのでアチーブ確認入りましょう。
ダ メ で し た。
【知能】と【戦闘技術】は基礎レベル40/50とか凄まじい事になってるのに【生活術】だけ基礎レベルが3です…………SAKIMORIより酷いんじゃねぇのコレ?
ちなみに《生活術:掃除》はレベル10/15でした。掃除しないだけで割と綺麗に出来はするっぽいですね。良かった良かった。
《生活術:料理》はLv1/20なんですけど…………1って和え物ですらダークマターになる可能性がある化け物じみたレベルなんですよね…………SAKIMORIでも3なのに…………SAKIMORIより酷いなんてッ…………!
ちなみに生活術が酷いとマジでロクな事になりません。具体的には【自宅】【ラボ】等の〖公共施設以外〗での【交流】の失敗率の増加・気力回復量の低下・気力消費量の増大etc……とにかくロクでも無い事しか起きません。アリスちゃんは先輩に支えられてなんとかしてましたけど、パヴァリアではティキちゃんがなんとかしてくれるらしいです。やったねアリスちゃん!家族g────(この先は消されている)
【生活術】の高い人が1人いるだけで気力問題等は解決されます。SAKIMORIが問題無いのはOGAWAさんのおかげですね!
余談ですが、OGAWAさんは二課所属のOTONAルートでたまに共闘出来るんですが…………【知能】【戦闘技術】【生活術】全部レベル40以上あります。なんだこのオッs──お兄さん!?しれっとゲッター線浴びてそう(偏見)
まぁそんな事は置いといて、愉快な仲間たちと共にアルカノイズを吹き飛ばしに、いざ鎌倉!
→まずはアルカノイズのジェムを取りに倉庫に行こう
…………忘れてた訳じゃないですよ、うん。
→倉庫に辿り着いた。乱雑に物が置かれている
「回収したアルカノイズのジェムは……ココね。何個持っていく?」
→数を入力してください(1〜300)
300個持ち出せるって多い…………多くない?
前の戦闘で一体辺り30Expという事が分かっているので、そんな事関係なく300に決まってんだよなぁ!?
→300 個持ち出すと伝えた
「なんかいい袋無いかしら…………あったあった。これに入れていきましょうか」
→ジェム:アルカノイズ×300 を手に入れた
経験値の素、ヨシ!
じゃあ早速…………何処で暴れましょうかね?お前どう?(無茶振り)
→貴方は2人に錬金術を撃っても問題無さそうな場所を聞いた
「アフリカに隠れ家というか、倉庫を押しt…………ゴホン、与えられてたしそこで良いんじゃないの?」
「空間作ってそこで暴れるのはどうかな!」
思いっきりカリおっさんが事実を言いかけましたが、訂正されたので問題ありません(?)
それはともかくティキちゃんの案もアリですね……AXZの信号機組が閉じ込められたあの謎空間作ってそこにばら撒くのも…………でもこの子本気で暴れたら空間ごと破壊しない?大丈夫?ていうかどうやってあんな空間作ってんの?
→ティキの案が実行出来そうなのか聞いた
「…………リアルな話をすると資材が少ないから遠慮して欲しいというのはあるわね」
→出来はしそうだが、最終手段とした方が良さそうだ
やっぱかなり資材喰うんすね…………仕方ないですけど倉庫でなんとかしましょうか。
→隠れ家:アフリカ に移動する事を伝えた
「テレポートジェムは…………20個ぐらい持ってけば大丈夫かしらね?アリスちゃん、まだアフリカの方は登録してないんでしょ?」
「私テレポートジェム持ってなーい!」
→テレポートジェム:日本の隠れ家×2を渡した
→テレポートジェム:未登録×20を手に入れた
テレポートジェムが大量に貰えるという事は、大量にテレポートが出来るという事なんですね(進次郎構文)
とにかく3個も一気に削られますが日本の方に3人で飛びましょうか。アフリカの方にも登録しとかないと日本側が包囲されたら大変ですしねぇ…………
→テレポートジェム:日本の隠れ家 を使用した
→日本の隠れ家 に到着した
→まだコチラでは昼の様だ
良く考えたら時差ありましたね…………ヨーロッパと日本って8時間差でしたっけ?まぁそんな事より割とすぐ日本に帰ってきましたね…………あ、同居人が凄い顔で家の中からこっち見てる。そりゃ(三幹部引き連れて戻ってきたら)そうよ。
取り敢えずアフリカにとんぼ返りしても良いんですが…………予定変更です。
変身……!(BNN式チャート)
→貴方はカリオストロに提案した
「はぁッ!?装者とアルカノイズの戦闘データをココで取るゥ!?アンタ何考えてんの?!」
ちょっとアルカノイズを暴れさせて戦闘データ取ります。なんでそんな事するの……(ゆ虐)許さんぞ蛮野!(八つ当たり)
勿論適当に決めた訳じゃなく、このメンツの技術、掃いて捨てるほどのアルカノイズ、組み直したクリア構想に必要という3要素があるからですね。
まず、未登録のテレポートジェム3つをこの場所に登録します。で、3人に1つずつ分けて持たせた後、アリスちゃんの《戦闘技術:アルカノイズ構造》と隠れ家内の施設を利用してアルカノイズを10体ほど軽く強化します。
この強化したアルカノイズ達を全力で市街地に投擲。視界に入って狂化運ゲーされる前にアリスちゃんには隠れ家に戻ってもらい、カリおっさんの観察眼とティキちゃんのオートスコアラーとしての特性:映像記録を利用して単純な戦闘データを手に入れます。
戦闘データ何に使うんや城之内(違う)…………と言いますと、自分用のオートスコアラー作成用にですね!
取り敢えずさっきまで脳内で組み替え続けてたんですがやっと構想が仮確定しました。
〖オートスコアラーに装者を闇討ち兼近接戦闘をさせて、アリスちゃんが遠距離で残りの装者を圧倒します〗
アリスちゃん、錬金術は化け物なんですけど素の体力というか、それ以外の戦闘力が皆無レベルで無いんですよね…………という事でNINJAプレイをオートスコアラーに任せます。で、技術や資材だけではイイカラダ(無性)は作れても、ちゃんとした身体こなし等は分からないので…………強化型アルカノイズと歴戦の装者をぶつけてその戦闘データを採取、それをそのまま新型オートスコアラーにシューッ!超、エキサイティング!させます。
やっぱり、装者達の、戦闘技術を……最高やな!
そうと決まれば、やりますやります。
→テレポートジェム:日本の隠れ家×3 を手に入れた
→貴方は隠れ家の研究施設に着いた
→何をする?
→アルカノイズの研究・作成
錬金術の研究
アチーブ強化:錬金術
アルカノイズの研究から強化具合を選べるんですが…………レベル18もあると資材と時間はかかりますがカルマノイズ並に強いのも作り出せます。ただ今回はそんな事する必要無いので全能力2段階強化ぐらいに収めときましょう。これなら資材も少なめで10分程度で終わります。
→貴方はアルカノイズの強化を行った
→強化アルカノイズ×10 を手に入れた
はい、という事でこのままブン投げて来てもいいんですが、どうせならはぐれを生贄にしたいですね…………
→貴方はティキに提案した
「これをチラつかせて投げさせれば良いのね!分かった!私やってくる!」
→直ぐに承諾された
ティキちゃんに焚き付けさせます(下衆)
えっとですね…………このメンツだとティキちゃん以外地雷なんですよ良く考えたら。
アリスちゃん→はぐれがチクると即バレするぐらい見た目が特徴的。あと今はホット過ぎる。
カリオストロ→S.O.N.Gと激突済みで今普通に過ごしていると仮定すると、1回負けたであろう相手にもう一度反旗を翻すのはカリオストロ的にも、パヴァリア的にもマズそう。あと三幹部だからはぐれにも即バレする。
同居人→見た目問題は無いが、隠匿技術がどうしても残りの3人に比べると甘い為、S.O.N.Gに追跡されるとアリスちゃんの日本の隠れ家が普通にバレる可能性がある。つまり日本に帰還不能になる(かもしれない)。
はい、という事でティキちゃんにやらせるのが最適だと判断しました。
ちなみに焚き付けが上手くいくように強化アルカノイズが入ったジェムはドス黒い色に塗り直し、わざわざアリスちゃん愛用の黒ローブを貸し与え、更には何故か同居人が持っていたボイスチェンジャーも使っています。
ティキちゃんが遊んだ結果ピンキーみたいな声になってますね…………はぐれ錬金術師が心停止しないかが唯一の心配点です。
という事で2人とも行ってらっしゃーい。私はこの隠れ家で少し鍛えとくからー!
「40分ぐらいで見つけて焚き付けてくるわ。絶対に見つからない様にしなさいよ!」
「行ってきまーす!」
→ティキ と カリオストロ がパーティーから脱退した
ではずっと元気だったティキちゃんを見送りつつ今日はここまで。次回はこの変人の家の2階から再開します。ではでは。
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私は、アリス・レステートという人間について正直良く知らない。
雪音や小日向、立花に暁に月読と、2年前にリディアンに通っていた皆からどういった人間か耳に入る程度だった。
最近は試験的に導入された《対アルカノイズ戦術論》に大きく貢献した人物という事を知った。なんでも櫻井女史でも解明出来なかったノイズの行動原理や正確な優先順位、弱点や予備動作等にかなり深い理解を持っているらしく、前から月読達にも聞いていた聡明な人間という事も併せて非常に頭の回る人間だという風に私の中で定義していた。
先日、その彼女が現在のS.O.N.Gの最優先鎮圧目標である《はぐれ錬金術師》だという事が判明した。どうやら戸籍を調べ直した所、恐ろしい程巧妙に偽装されていたらしい。アリスという名も恐らくだが偽名だろう。
私は普段の彼女という物を知らない。知っているのはつい先日の黒ローブが彼女の錬金術師としての姿、という事ぐらいだ。
情けない話だが、とても恐ろしい存在だった。
これまでフィーネ、ネフィリム、キャロルにアダム、シェム・ハといった強大な存在とは何度も刃を交えてきた。
だからこそだろうか、余計に震えが止まらない。
────本当の憎しみ というのは、あの様なモノを指すのだろうか。
フィーネの様な歪んだ愛情でも無い。
ネフィリムの様な本能で襲いかかる獣でも無い。
キャロルの様に最後まで悩み続けた破壊者でも無い。
アダムの様に過程として邪魔な人間を蹴散らそうとした訳でも無い。
ましてやシェム・ハの様に人間を従え、アヌンナキに復讐しようとした訳でもない。
ただ絶滅させる。
その先に目的が何も存在していない。
4年程前の奏もノイズに対して似た様な怒りを抱いていた。だけど彼女は違う。
奏が煮え滾る溶岩の様な怒りを宿していたならば、彼女は…………アリスは、底無し沼の様な怒りだ。
抱えた激情を決して表に出さず、何処で来るのかと待ち構えていたその時にはもう、推し量れない程の膨大な憎悪に何もかもが呑み込まれている。そんな怒りだった。
これまで戦ってきた敵達もネフィリムを除けば対象が違っていただけで、本当はそんな憎悪を抱いていたのかもしれない。けど、私達は幸か不幸かその対象では無かった。だから向こうも目の前に立ち塞がる壁程度に思っていたのだろう。
だけど彼女は違う。その場に居る者全てに憎悪を──いや、この表現は正確とは言い難い。
恐らく私達の事も立ち塞がる壁として見ているのではあるのだろうが、あの瞳は ────いずれは討つ存在、そう見ている様に感じた。彼女の憎悪は深く、酷く歪んで根付いているのでは無いだろうか。
唐突に情けない話ではあるが、私は対話という物が苦手だ。そのせいで立花に限らず様々な人間に迷惑をかけてしまった。
だからこそだろうか、私は彼女と自分が似ている様に感じてならない。
下手すれば私よりも甘え下手で、良くも悪くも《強い人間》であった結果自分の弱みを決して見せず、苦しみを吐き出さなかった結果、歪んでしまった。言うなればキャロルに近しいのではないか。もしも苦しみを吐き出せれば、憎悪を拭いきる事は出来なくても今の奏の様にはなれたのではないか、その様な事を考えてしまう。
…………ただの錬金術師ならばこんなに深く考えないのだが。
「なぁ、先輩…………あたしは、どうしたら…………どうしたら良かった?アイツの憎しみを、分かってやれなかった、あたしはッ…………いったいどうすれば良かったッ!?」
…………雪音がこれ程深く想う相手ならば、私も手伝ってやらねばなるまい。
「雪音」
「…………なんだよ」
「雪音ッ!私の目を見て話せ!」
「今更先輩の目を見て何にな──ッ、泣いて、んのか?」
「雪音がそのアリスという少女をそれ程までに思っている事に、私は気付けなかった。私は雪音の事を、出来る限り支えてやると、フロンティアのあの時に決めたのに…………!」
…………どうやら私も年甲斐に無く熱くなってしまったらしい。だが、この胸の内の想いにだけは嘘をつかないと────
「なら…………説得、手伝ってくださいよ?先輩?」
…………私の気遣いは、あまり不要だったかもしれんな。
「勿論。雪音がやりたい事を支えてやるのが、私の役目だ」
「ふーん…………?じゃあ、アリスの姉になってくださいよ」
「────えぇッ!?それは、いったいどういう事だ!?」
────強くなったな、雪音。
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あたしは、雪音クリスは、12年前に出会った人に、2年前に恋をした。
だけど、昨日、その人は何処かへ行ってしまった。
12年前、パパとママの2人に連れられてバルベルデに行ったあたしは、そこで内戦に巻き込まれた。
昼夜関係無く急に何処かから爆発音や銃撃音が聞こえて、怖くなってパパかママに抱きつく。そんな毎日だった。
だけどある日、最悪な事が起きた。
あたし達が居た建物にデケェ弾が直撃した。建物が一気に崩れ落ちてきて、ここであたしもパパもママも終わりなんだと、身体が竦んで動かなくなってしまった。
────そこにアイツが、アリスが、飛び込んできた。
『届けェェェェェ!!!!』
当時4歳とは思えない程の叫びと共に、アイツの右手から凄まじい暴風が打ち出され、落ちてきた瓦礫は全て何処かへ飛んで行った。
パパもママもあたしもそこに居た村民も、皆呆然としていたけど、アイツがそれを最後に倒れたまま動かなくなって、急いで村民全員で介抱した。
医者曰く「疲れ切って意識を失っただけ」との事だった。安心して、せめてものお返しとして起きるまで身の回りの世話でもしてやろうと思ってベッドに向かった。
正直、女神かと思った。
窓から差し込んだ光に照らされて薄らと翠色が掛かった白髪と、恐ろしいぐらいに整った顔。そして折れそうな程に細く白い腕に、そこから打ち出された先の暴風。
良く読み聞かせられていた絵本に出てくる天使の方がまだマシだってぐらい、アイツは現実離れしていた。
しかもそれだけじゃない。倒れて1時間も経ってないってのに、あたしが部屋に入った瞬間にアイツは目を覚ましやがった。
『…………貴方、は?』
『…………クリス。雪音、クリス。貴方は?』
『【 】。【 】・【 】・【
】』
これが
『────それで、ステファンって子がね!』
『ソーニャって人も────』
それからというもの、あたしは毎日アイツの──アリスの居る部屋に押しかけては色んな話をしていた。アイツも話したい事はあったろうに、何も言わず笑顔で聞いて、更に面白い返し方までしてくれた。
身体はあたしと同じぐらいでとても小さかったけど、年を聞くまで18歳とかそんな風に思ってた。それ程までに大人びていた。
だけど、あたしにはまだ地獄が待っていた。
アリスが完治した次の日から、近くに爆弾が落ち始めた。いつ自分の所に落ちてくるかも分からない爆弾に怯えていたあの夜、最悪な事が起きた。
『火を放て!』
『物資を奪い取れ!1つも残すなよ!』
テロリスト達があたし達の村を襲撃してきた。反政府勢力が不足した物資を手に入れるついでに、言い方はアレだが…………その、欲を満たそうとしたんだろう。
銃を撃ちながらそこら中を自分達の庭のように闊歩し、反抗しようとした少年を射殺しようとした。
────やっぱり、
『1人やられたぞ!』
『なんだアイツは!化け物か!?』
────だけど、あたしの知っている
あんな
何者も近寄らせない暴風を身に纏い
何人の目にも1度は止まってしまう程優雅に舞い
その右手には────1振りのナイフを携えて
10分もすれば、襲撃してきたテロリスト達は全員首を深く斬られて死んでいた。
アリスは中央に集められた死体の上で返り血まみれで佇んでいて、でも正直、その姿は美しいと思ってしまった。
助けられた事にお礼を言いに行こうと近付いて────惨劇が起きてしまった。
『ありがとう!【 】ちゃん!』
『バ…………バケモノッ!』
『────え?』
村民の1人が、叫びながら手に持っていたささくれの様な木材を、アリスに向けて投げつけていた。だけどコントロールが悪かったのか、それはあたしの方に飛んできて────
『────え?』
『大丈夫、大丈夫だから…………』
ぐしゃっ、と
何かが深く刺さった鈍い音がした時にはもう、私はアリスに抱き締められていた。わずかなフローラルの香りと、そんな物を嘲笑うかの様な酷い血の匂いがした。
────無意識にアリスの背中に回した手から生暖かい何かを感じながら、あたしは何故か安心していた。
だけど、惨劇は終わらなかった。
『悪魔の子だッ!』
『殺せ!殺せッ!』
村民達から聞いた事の無い言葉が投げかけられる。
いつしか一つだけじゃない、何十個もの木材やらコップやら様々な物が投げつけられ、矛先はあたし達だけじゃなくパパやママにまで向けられていた。
なんで
どうして
みんなアリスにたすけられたのに
…………そこであたしはアリスから聞いたんだ。
『────ゴメンね』
ずっと無風だったのに、急に凄まじい暴風が一気に吹き荒れて、翠色の粒子が周りに飛び交ってあたし達を覆い隠して────
気付けば何処かも分からない村に、あたしとパパとママは居た。そこの村人達は突如現れたあたし達に驚きながらも、優しくしてくれた。
だけどアリスは、そこには居なかった。
両手にべったりと付いた血だけが、確かにアリスは居たと教えてくれる唯一の証拠だった。
今回は翼ちゃんとクリスちゃん(12年前)視点でした
【】部分はアリスの本名なんですけど……括弧で空白作ってそう呼ばせるの読みにくい……読みにくくない?って事でクリスちゃんにはセリフ部分以外は基本アリスアリス呼ばせてます。
………ホント(書き方)上手い人っていうのは怖ぇなぁ?どう書くんだこういうのマジで………
ヒロインはどうなるんでしょうか(プロット不安定)
ヒロイン2人目決まらないんで誰が良い?候補は決まってるからゆるちて
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立花響(仲良し2人組予定)
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小日向未来(一方的依存予定)
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月読調(錬金姉妹予定)
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天羽奏(両依存予定)