戦姫絶唱シンフォギア -錬金術師の野望-   作:きりきりばい

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小説の仮保存名を 息抜き ってつけるぐらい【空想絶叫】書く傍ら書いてたハズなのに、なんか優先順位逆転してました。
でも仕方ないよね、書いてて楽しいもん。


流石に2連失踪はちょっと回避したいなぁ………

2021/2/19 スキル表記を変更


パート6

-前回予告-

その水晶の様な輝きが、私の才能を刺激してくれたァ……

君は最高のモルモットだァ!

君の人生は全て!この、私の、手のッ、上でッ…………転がされていたんだよォ!だァーッはッはッはッはッ!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フ゛ゥ゛ウ゛ウ゛ン゛!

 

 

まるで意味が分からんぞ!?

 

はい。何一つ分かりませんでしたがパート6です。

前回は義妹であるティキちゃんと合流。アリスちゃんと愉快な仲間たちは日本の隠れ家へと跳び、血迷った実況者のせいで装者とアルカノイズを戦わせる事になりました。

書いてて意味が分かんねぇな。なんだこれ?

 

という事で(どういう事だよ)

現在は変人の家の2階に居ます。どうやら【ラボ】扱いらしく色々やらかせそうなんですが……前回も言ったように生活術が低いアリスちゃんはすぐに気力が消滅して色んな事を失敗しまくります。なので、仕方ありませんが同居人を連れてきましょう。家の中の見た目からして【生活術】は壊滅してないハズ…………!

 

 

→貴方は同居人に同行を求めた

 

「おう、いいぜ…………ヒヒッ」

 

→モブ錬金術師 がパーティーに入った

 

 

はい、中野くん(仮称)確保です。

【生活術】は…………うん、おいしい!(基礎レベル20)

《生活術:掃除》とかそういうハウスワーク系は全部レベル7-9/15ぐらいはありますね…………ごく一般的な生活が送れるレベルです。

では気力消費量が低減されたので《戦闘技術:ファウストローブ構造》をイベントが挟まるまで強化していきます。と言っても1回で1時間進むんで1回か2回が限度ですかね…………

 

 

→《戦闘技術:ファウストローブ構造》を鍛えた

→技術Exp+22

→現在レベル11/15

 

 

→《戦闘技術:ファウストローブ構造》を鍛えた

→技術Exp+22

→現在レベル11/15

 

 

→《戦闘技術:ファウストローブ構造》を鍛えた

→技術Exp+22

→現在レベル11/15

 

 

…………ん?

えらく遅くないですか?ノイズ出現警報どころか連絡用の端末すら鳴りませんね…………次の強化でイベント無かったら連絡しましょうか。

 

 

→《戦闘技術:ファウストローブ構造》を鍛えた

→大成功!技術Exp+44

→現在レベル11/15

 

 

たまたまだけど大成功でラッキー !

…………でもホントにかかってきませんね。どうしたんだろ?

 

 

→隠れ家の固定電話に電話がかかってきた

 

「へい…………アンタ宛だぜ。三幹部の人からだ」

 

→貴方宛の電話らしい。取るべきか?

 

 

なんでそっちに掛けてきてんだ…………?まぁ三幹部、というかカリおっさんでしょうし取りますか。

 

 

→貴方は電話を取った

 

「先に謝る!ゴメンなさい!ティキちゃん端末落としちゃったらしいの!」

 

 

…………ん?もう1回言ってみ?なんだって?

 

 

「今ティキちゃんと私で分かれて通ってきた道をずっと探し回ってるんだけど無くて…………途中で尾けられてたんだけど、拾われたかも…………」

 

 

アァン?ホイホイチャーハン?(現実逃避)

…………え?これマジ?

あの端末14万!?もするんやぞお前ェ…………どうしてくれんのコレ?

 

いや、値段は今はどうでもいいんです。尾けられてて拾われた可能性があるのが大問題なんです。

あの端末、連絡用として名前は変えてるけど私と三幹部のお太い!連絡先が入ってるんですよ!もし拾ったのがS.O.N.Gで三幹部の誰かに掛けてたら…………!

 

 

→貴方の携帯に電話がかかってきた

→発信主は《ティキ》と書いている

 

 

………………( ^ω^ )お゛っ゛?

…………出るべきですかね、コレ?

 

 

→貴方はカリオストロに状況を説明した

 

「…………出ても良いんじゃないかしら?そもそも拾ったのがS.O.N.Gなら掛かった時点で逆探されてるんじゃないの?言い方悪いけど、その隠れ家は多分もう詰みよ」

 

 

た し 蟹(キリュウゥゥゥゥゥ!!!!!!)

ん〜…………お前どう?(無茶振り)

 

 

→同居人に意見を求めた

 

「俺は詰められた所で何もねぇからな…………証拠を残されると困るが」

 

→中立の様だ

 

 

証拠残すとアリスちゃんとの関係疑われて、大変やもんな…………(遠目)

ヨシ!(現場猫)

 

 

→貴方は電話に出た

→何処かで聞いた青年の声が聞こえてきた

 

「……アリス・レステートさんで、お間違いないでしょうか」

 

 

あああああああ!!!!あああああああ!!!!!!テメェ!なぁにやってんだァ!?

こんの変態紳士OGAWA絶対赦さねぇからなぁ!?

あ、そうですけど(素直)

 

 

→同意した

 

「…………単刀直入に言います。S.O.N.Gの所属になる気はありませんか?」

 

 

これがヘッドハンティングちゃんですか…………

やだ!(無邪気)装者倒さないとダメだもん!(殺意)

 

 

→拒否した

 

「そう、ですか…………僕から言う事はありません。が、クリスさんと会話は出来ませんか?彼女が話したいそうです」

 

→同意するか、否か。

 

 

…………何故クリスちゃんなんですかね…………?

393とかの辺りじゃなくて、ねぇ…………あ、まさか。

 

 

-経歴確認中-

 

 

…………12年前のバルベルデ内戦って、まさかそういう事ですか?マぁジぃ?嫌な方向に線が繋がりまくってる予感がして獲得難易度がHardどころかHellなんですけど?ココが地獄ですか?

まぁ、クリスちゃんに罪は無いし……話しても何もねぇと信じよう、うん。

 

 

→同意した

 

「ありがとうございます。今変わります」

 

→聞き慣れた声が聞こえてきた

 

「なあ、アリス。いや…………ルーシー」

 

 

は?

アリス・レステートちゃんだ二度と間違えるな殺すぞ(殺意)

 

 

《経歴変化》

《交流関係更新》

 

 

ハァアアアァアァア!!!!????うっせぇうっせぇうっせぇわ!貴方が思うより俺の心はガラスやぞオラァ!(豹変)

これは謎過ぎてナゾノクサになったわね…………(?????????)

いやちょっと待って?え?ゑ?こんな複雑な経歴とかランダム設定で引いた事ねぇよ!

 

 

《経歴:アリス・レステート》2/2

抹消された本当の名は【ルーシー・フォン・アインツベルン】。フォンのミドルネームが指す通り彼女はドイツの貴族、それも名家の出身であった。

しかし彼女は、貴族であった事も、名家の家督を継ぐ予定であった事も、領民達の顔も何もかもを覚えていない。

復讐の中で燃やし尽くした彼女の想い出の中で残ったのは、本当の名前(ルーシー)偽の名前(アリス)本当の両親(錬金術師と探究家)偽の両親(サンジェルマンとアダム)、僅かばかりの幼少期と積み上げられた嘘の学生時代だけである。

 

 

いやF〇teォ!モロ入ってるから!入っちゃってるからぁ!

貴方のお母さん錬金術師じゃなくて魔術師だからそれぇ!

…………いやこれ、アリスちゃんって呼んだらいいの?それともルーシーちゃん?

 

 

→懐かしいその名前に貴方の口角が吊り上がる

→スキル:《二重人格》判明

 

 

ホアアアアアアア!!?!?!?

脳みそ壊れちゃ^〜う!

 

 

スキル名二重人格
効果1どれか1つの”条件”達成で、もう1つの人格(ルーシー):喪失への恐怖 に切り替わる
効果2人格の変動直後は行動に大幅な制限がかかる
効果3人格の変動によりアチーブやスキルが切り替わる
効果4達成している”条件”が無くなった瞬間、元人格(アリス):温もりの渇望 に戻る

 

 

…………人格切り替わってる方がまだ使いやすいってどういう事?(困惑)

えっとですね……《温もりの渇望》は雑に説明すると極度の寂しがり屋です。1人で活動出来ません…………いや活動出来ない事は無いんですが、気力消費が激しくなって回復量が著しく減ります。

やけに寮での強化失敗するなと思ってたらコレもあったのか…………

 

《喪失への恐怖》は名前の通りです。自分の大事な物に関する何かが略奪されようとすると発狂したり、死兵化したりとロクな事になりません。

が、逆に言うとそれさえ無かったら普通です。デメリット部分は最悪、大切なものを監禁すればいいので(!?)元人格よりはまだマシですね…………

 

 

「あたしは、さ。ルーシーがどんな風にノイズの事を思ってるかなんて知らなかった。だからアレを見て確信したんだ。ルーシーはキャロルと似てるんだって」

 

 

…………ん〜?イマイチ要領が掴めませんね…………

 

 

「直接会って話は出来ねぇか?勿論コッチは誰も付けさせないし、そっちは何人連れてこようと構わない。直接会って、話がしたいんだ」

 

→了承するべきか?

 

 

…………ッッッッスゥゥゥゥ…………

 

アホじゃないんですかねこの子

拉致ってくれって言ってるような発言なんですけど…………え、ここで1人無力化行っときます?イチイバルの範囲殲滅力シャレにならないから普通にデカいよ?

 

 

→了承した

 

「…………ありがとう。あの公園で、1時間後、会おう」

 

→電話は切れた

→あの公園 に行ける様になった

 

 

家とかリディアンとかじゃなくて公園…………?公園で出会ってあら^〜したんですか?

百合ですか?(フライング)百合ですね?(確定事項)行きます(鋼の意思)

あ、その前に連絡ですね(謎の律儀)

 

 

→貴方はカリオストロに あの公園 に向かうべきか聞いた

 

「アリスちゃんがやりたい事をやりなさいな。というか、それあーしに聞く必要あった?」

 

→賛同派のようだ

 

 

ええちt…………母やでホンマ…………だが無意味だ。つべこべ言わずに来いホイ!

 

 

→同行を求めた

 

「…………それ、あーしが行っていいヤツなの?1体1とか、そういうモノなんじゃないの?いや、良いなら心配だし行くけど…………後どうせならティキちゃんも連れて行くわ。ここまで行ったら中途半端にやるより傾けた方が良さそうね」

 

→了承された。ティキも来るそうだ

 

 

愛されてますねぇ!(多分違う)

それじゃあ長々待つのもアレだし準備をしつつカットッ!

 

 

 

 

 

→あの公園 に着いた

→私服姿のクリスがベンチに座っている

 

 

はい、着きました。

夕暮れ時なのと、高台にある公園(無印でひびつばみくが来た公園参照)なのも相まって凄い映えますねココ…………今度から別ルートで遊ぶ時の参考にしよ。

 

 

→貴方はクリスにどの様に接近しようか

→驚かす

声をかける

横に座る

 

 

全部エモい…………と言いたいんですが…………横に座るはなんかしっくり来ないんですよね…………

クリスちゃんとアリスちゃんってバルベルデで会った事は多分確定なんですが、どの様な出会いでどんな関係なのかさっぱり分からないんですよね…………マジでコレに関しては下手打ちたくないですし…………(スーパーチキンプレイ)

 

 

→貴方はクリスに声をかけた

 

「…………来てくれたか。誰かと一緒でも良かったんだぞ?」

 

 

ちゃんと後方20mぐらいの所の茂みにカリオストロ居ますけどね、クリスちゃん。

茂美、怖いでしょう…………?

 

ていうか待って。夕日を見ながら同じベンチに座ってる2人がエモ過ぎて百合とか言ってられねぇ。

エモい(語彙力消滅)

 

 

→呼び出した理由を聞いた

 

「…………その前にちょっとだけ、私の話をしてもいいか?」

 

 

お?時間稼ぎか?114!514!(直ぐに疑う屑の鏡)

 

 

「…………10年以上前だけどさ、バルベルデでお前に救われて、殆ど何も言わずにお前はどっか行っちまってさ。そこをフィーネに良い感じに利用されてあのバカやセンパイ達とやり合った時もあったけど…………」

 

 

待ってそんな話聞いた事無いんだけど。なんですかその過去。

 

 

「リディアンに入った時にバカからお前の話を聞いてさ。急いでクラスに飛び込んでったら本当に居た時は…………ホント、情けないぐらい泣いちまってさ。また抱き締められるとは思ってなかった」

 

 

…………ちょっとコレ僕黙った方が良いのでは?良いよね?黙らせて?聞かせて?(願望)

 

 

「ビックリしたよ。ルーシーじゃなくてアリスって名乗ってたから、バカの相方から詳しく見た目を聞いてなきゃ多分分からなかった。でも、名前が変わってもルーシーはルーシーだった」

 

「あの時程、(シンフォギア)を捨てなくて良かったと思った事は無いよ。バルベルデで何度も助けられたあたしが、今度は助ける事が出来るって分かったんだから。だからあたしは、ノイズを倒す為に頑張った」

 

「今だから言うけど、あたしは…………雪音クリスは、お前を…………ルーシーを、家族の様に思ってる」

 

「よくあたしは、S.O.N.Gの仕事で学校を抜けてた。戻ってこれるタイミングはめちゃくちゃで、その日は帰って来れない事もあった。だけどいつ帰ってきても、ルーシーはパパとママと同じぐらい、あったけぇ帰ってくる場所になってくれた。何度も学校を抜けても、何も聞かず、帰ってきたあたしをただ抱き締めてくれた」

 

「なぁルーシー…………緒川さんから顛末は聞いた。けどもう一度言わせてくれ…………S.O.N.Gに来る気は無いか?」

 

→クリスの申し出を受けるべきか?

 

 

…………いやあの、なんだろう、普通にクる精神攻撃やめてもらっていいですか?

だって!だってよ!?見てよこのクリスちゃん!泣いてますよ!夕焼けに照らされてる顔死ぬ程エモいけどそれ以前に泣いちゃってるよこの子!

しかもですね…………なんか若干病み期に入ってる様に見えるのは、私の気の所為でしょうか?

 

だけどまぁ…………余程の事が無い限りやる事決まってたんですけどね、奥さん。

 

 

 

 

→貴方はクリスにディープキスをした

 

「ムグッ!?んっ♡────んんッ!?」

 

→口内に仕込んでいた睡眠薬を流し込んでいく

→1分程でクリスは深い眠りについた

→即座に覚醒薬を飲み干す

→ぼんやりとしていた意識がハッキリとしてきた

 

 

あぁ^〜…………(茫然自失)

えっとですね…………これにはマリアナ海溝よりも深い訳がありまして…………

まず、どうやってクリスちゃんを完全撃破状態とするかを迷った訳ですよ。こんな依存状態とはいえシンフォギア急にぶんどるのはただのキチですし、かといって攻撃仕掛けたら向こうもだけどこっちもデバフがとんでもない事になりそうですし…………

そんな中、私考えました。〖不意をついて睡眠状態にさせてシンフォギア盗って隠れ家で保護したら良くね?〗

完全撃破条件の【戦闘続行不能】には継戦能力の喪失だけでなく、シンフォギアがずっと使えない等の戦闘能力の永続的な喪失も含まれます。盗るだけじゃなく、GX最初にビッキーが唄えなくなったアレも含まれてますね。あっちだと多分【戦闘続行不能】よりは【精神的屈服】な気もしますけど…………ママエアロ()

今回のイベントで最大限にうまあじ(旨味)を引き出すにはどうしたら良いかを考えた結果、明らかにスペース余り過ぎなアフリカの隠れ家に巨大な居住区画を作って、そこにしばらく監禁しようって魂胆です。

 

…………アリスちゃんも病みに入ってませんかこの行動?いやそう思考した私が病みなんですかね?

これどっちが病んでいるのだろうか?ボブは訝しんだ。

 

 

→クリスの首元にそっと手を添える

→ギアペンダント:イチイバル を手に入れた

→恐ろしく嫌な予感がしてたまらない。早くこの場を立ち去るべきだ

 

 

MA☆TTE!急いでテレポートジェム使います!使いますからぁ!

 

 

→テレポートジェム:日本の隠れ家 を使用した

 

 

逃 走 成 功

えっとですね…………最後の1行のテキストで死ぬ程焦ってクリスちゃん抱えたまま即逃げしました。

理由ですが【戦闘技術】が一定レベル(35)以上あると、その場所に接近してくる強敵が居る場合に第六感的な感知が出来る様になります。

強敵となる基準は自分よりも【戦闘技術】の基礎レベルと応用レベルの合算値が50以上上の相手なので…………アリスちゃんクラスに強敵認定されてて、あの場に来る可能性があるのはOGAWAさんかGENJUROさんぐらいだと思います。多分装者組とは50も離れてないか、こっちが上回ってると思います。

 

…………あ、カリおっさん置いてきちゃった。まぁ、彼女ならなんとかしてくれるでしょう…………三幹部だし……テレポートジェム1個は持ってるし、うん。

ところで、強化アルカノイズによる戦闘データ、何処に行った?という方、居ると思います。

ご安心ください、ティキちゃんが1時間でやってくれました。やってくれたというか、2人も要らねぇなと思いはぐれ達のたき付けに行かせたら、相手と交渉成功してました。クリスちゃんを隠れ家に送った後、ティキちゃん主導の下、はぐれ達に強化アルカノイズ部隊を不法投棄させます。

では連絡しておきましょうか。あ、勿論別端末渡したのでそれに掛けます。同居人、貸せ(固定電話)。

 

 

→ティキに電話をかけた

 

「準備は出来たよー!今から放っていい!?」

 

 

あらお元気。戦闘はしばらく長引くでしょうしもう放っときましょう。

 

 

→許可した

 

「はーい!皆イっちゃえー!終わったらそっちに行くね!」

 

→電話は切れた

 

 

言葉の意味が違った気がしますが、結果は同じなので問題ありません。

では、今回はここまで。

円滑化の為に軽く作業はしますが、多分クリスちゃんを隠れ家にしまっちゃおうね〜した後からだと思います。

ではでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────

 

 

「クリスくんが、攫われた」

 

何の冗談かと思った。あの頼りになる先輩が、攫われるなんて。

その後に続いた言葉まで、私は聞きたくなかった。

 

「攫った相手は…………最優先捕縛目標であるアリスくんだ。彼女の意志を尊重した結果、それが裏目に出てしまったッ…………!」

 

わたし達の後輩が、先輩を攫って、しかもS.O.N.Gの鎮圧対象となった。

認めたくない事実だった。だけど、現実は非情だ。

 

 

「市内各所にアルカノイズが出現!同時出現である事から、計画性ありと判断!」

 

 

このタイミングでの錬金術師達の一斉反抗。

私達に悩む時間なんて、無かった。

 

「切歌くんと調くんはC地区を頼む!」

 

同時発生したアルカノイズ、その内、かなり住宅地に近い区画を任された私達は、急いで現場に向かうヘリに飛び乗った。

 

 

「切ちゃん、がんば────切ちゃん?」

「…………えっ、あッ、なんデスか調?」

 

思っていた以上に私はボーッとしていたらしい。調にまで心配されてしまった。

 

「……クリス先輩が攫われた事は確かに凄い問題。だけど、それで焦ったらあの子の思うツボ」

 

一理ある。というより当たり前の事だった。

だけど何故か、この時ばかりは私も熱くなってしまった。

 

「…………クリス先輩、なんデスよ?アタシ達にカッコイイ面も、可愛い物が好きな面も、恥ずかしがりな面も全部見せてくれた、クリス先輩なんデスよ?」

 

正直、言い終わってから後悔した。

調もクリス先輩に私と似た様な視線を向けている所は、何度も見た事がある。想いの強さはどうあれ、方向性は同じかもしれない。

だからこそ、この言い方はマズイ。すぐにでも謝ろう。そう思った。

 

「…………分かってる。分かってる、から…………」

「────しら、べ?」

 

涙を見て、やっと私は理解した。

私なんかよりも、よっぽど苦しい思いをしてるのは調だって事を。

 

口調が荒いクリス先輩に無理強いはせずとも別の口調を教えたり

テーブルマナーが分からないと聞いてきた時には、いの一番に細かい所まで全て教えたり

 

もしかしたら私なんかよりも、よっぽど日常の中で気を向けてきたのかもしれない。だから────

 

「ごめんなさい、デス」

「切ちゃん?私は、怒ってなんか」

「調の気持ちが分かってなかったデス。アタシよりもよっぽどクリス先輩に献身的に向き合って──」

 

「切ちゃん、ゴメン」

 

急に何を言われたのかと思ったら、右頬がヒリヒリとした痛みを伝えてきた。

 

「──え?」

 

振り切った調の左手を見て、私は調に頬を叩かれたと理解した。

 

どうして、なんで────

 

「切ちゃん。私よりも、なんて言葉使わないで!」

「え?」

「私も切ちゃんも、向けてる想いも、その強さも同じハズ!切ちゃんはクリス先輩の戦闘の手助けを出来る限りして、私はそれが苦手だから日常生活の中で出来る限りの事をする!適材適所だよ、切ちゃん」

 

 

────本当に、調には敵わないと思った。

私がへこたれている間に、調はずっと先の事を見ていた。

 

…………いや、()()()()()()、なのかもしれない。

だって、私達は────

 

 

「そうデスよね、適材適所、デスよね」

「…………切ちゃん?」

「大切な事をすぐ忘れそうになるデス。私達は、2人で1人、でしたよね?」

「────うんッ、うん!」

「迷う事はもう何も無いデス!クリス先輩をちゃちゃっと取り戻して、変な事を言い出したアリスちゃんも連れ戻すデスよ!」

「変な事を言ってるのは切ちゃんだし、ずっと言ってるから切ちゃんの方がタチが悪いよ」

「デスッ!?」

 

 

────2人で1人前に、なったんだから。

 

 

Zeios Igalima raizen tron(夜を引き裂く曙光の如く)

Various shul shagna tron(純心は突立つ牙となり)

 

 

「行くデスよ調!」

「行こう、切ちゃん!」

 

2人で1つのザババの刃に

頼れる先輩を助ける為の私達の胸の歌(シンフォギア)

そして、アリスちゃんが遺してくれた壁を超える為の最適解(対アルカノイズ戦術論)

 

3つも揃っていて、私達に越えられない壁なんて物は、何処にも無いから────

 

 

 

 

 

 

 

「なんか今日のアルカノイズはちょっと違ったデスね…………」

「うん。気の所為かもしれないけど、ちょっと強かった」

 

 

2人のユニゾンであっさりとアルカノイズを倒し終わった私達は、回収用のヘリがやってくるのを待っていた。

他のアルカノイズよりちょっと強いのが何体か混ざっていた様な気もするけど、私達の敵では無かった。調と今日のおゆはんはどうしようとか、どんな物が食べたいとか、そんな話をしていた時に

急に視線を感じた。

急いで視線を感じた方向を振り返る。ただのビル。入口や窓には何も無い…………屋上か?

 

────居た。誰かが黒ローブをたなびかせてコチラを見ている。

捕縛した錬金術師も発見したのか、何かを叫んでいる。情報源かもしれないので耳を傾けてみる事にする。

 

 

「おい!おいッ!ティー!どういう事だ!話と違うじゃないか!?」

 

 

どうやらティーという名前らしい。偽名な気がして仕方ないが、それを片隅に置いてティーの姿形を観察する。

かなり小柄だ。それに、背が低い。私よりも、というより私の知ってる中では1番低い。もしかしたら子供なのだろうか?

それと同時に頭に1つの可能性がよぎる。それにかけて、私は叫んだ。

 

 

「貴方はッ、アリスちゃんなんデスか!?」

 

 

「────誰、それ?」

 

返答は、何処か背筋がゾワッとする女声で返された。

司令に初邂逅時の映像記録は何度も見せてもらった。何度だって声も聞いた。

 

だから分かる。────多分、本当にアリスちゃんじゃない。そうなると厄介だ。私達はアリスちゃんだけじゃなく、ティーと呼ばれる錬金術師達を焚き付けている人間まで相手する必要がある。

 

「そんな事はどうでもいいだろ!早く助けてくれ!」

 

後ろでずっと叫んでいる錬金術師がうるさい。

だけど今回ばかりは、それが功を奏した。

 

 

「貴方、用済みだから。じゃあね」

「はッ?お、おいッ!待てッ!」

 

 

あっさり見捨てて何処かに飛び去っていった。恐ろしく嫌な予感が身体中を駆け巡る。

────別に、あっさりと見捨てた冷血な相手だから、という訳じゃない。

 

一瞬見えた眼。

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

…………まさか、彼女はオートスコアラーだとでも言うのだろうか?急いで司令に連絡しつつ、私達も帰還する事にした。




ティィィィィィ!!!(TT兄弟並感)

もうここからは書き溜め無いので不定期(?)更新になります。
【空想絶叫】の方が早く書けたり、やる気出ねーって時にビッキーやクリスちゃんを愛でながら書いていこうと思います。

ヒロイン2人目決まらないんで誰が良い?候補は決まってるからゆるちて

  • 立花響(仲良し2人組予定)
  • 小日向未来(一方的依存予定)
  • 月読調(錬金姉妹予定)
  • 天羽奏(両依存予定)
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