もしもオネストが綺麗だったのなら   作:クローサー

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今回も短め。
前回の投稿直後に燃え尽き症候群状態になって、じっくりとモチベ回復してました。多分次の更新も時間かかるかな。
日常書きたいけど苦手分野だし、中々ネタが煮詰まらぬぅ。


検討

「ナイトレイドのメンバーは、アタシを除いて4人。アタシが降参した時にとっ捕まったシェーレ、後アジトに居る奴の名前はラバック、レオーネ、そしてナジェンダよ」

 

「ええ、そのナジェンダで合ってるわよ。元帝国将軍が、今じゃ暗殺部隊のリーダーにまで落ちぶれてる。笑える話ね」

 

「向こうが持ってる帝具は2つ。ラバックの千変万化 クローステールと、レオーネの百獣王化 ライオネル。クローステールは糸型の帝具で───」

 

「ナジェンダは帝具持ってないわよ。アタシが持ってたパンプキンを手放してから、結局適合出来る帝具は見つかって無いし」

 

「アジトの場所は帝都から東に10kmの森林の中。周辺にはクローステールで作られた警戒網が何重にも敷かれてる。ペンと紙よこしなさい、私が知ってる最新の警戒網を書いたげる」

 

「見張り?居ないわよそんなもん。5人しか居ないのにそんな人員振り分けられる訳ないでしょ。クローステールに頼り切ってるから、それさえ突破すればガラ空き同然よ」

 

「で、アジトの構造なんだけど………追加の紙頂戴、説明めんどくさいから全部書く」

 

「アタシの目的?それは──」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『革命軍からの脱走』、ですか」

 

パサリと、一連の情報が取りまとめられた報告書を揺らす。

特務隊本部に駆けつけたオネストは、其処で状況の確認作業を行っていた。

 

まず一連の流れの始まりは、コンビクト(セリュー)によるナイトレイドのメンバー2名を捕縛したという報告からだった。

しかもただ捕縛したのでは無い。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()という、初期報告の段階では全く意味の分からない状態で始まったのだ。

報告を受け取った特務隊の本部はその状況に困惑しつつも、すぐさま対応。コンビクトと捕縛したナイトレイドメンバーを回収、状況の整理と捕縛した彼女らへの尋問を開始した。

 

手配犯のシェーレは最低限の治療を行った後に開始されていたが、あらゆる問いかけに対して黙秘。現在自白剤の使用を前提とした更なる尋問の準備が進められている。

もう1人の方…シェーレを撃ち、降伏したマインの方はというと。彼女はあらゆる問いかけに応え、彼女が知っているあらゆる情報を特務隊に提供した。

 

その対価として彼女が求めたのは、今後行われる可能性がある革命軍からの報復に対する保護、という訳だ。

 

「…貴方から見てこの一連の情報、信憑性の程はどう思います?」

「特務隊司令を務める身としては、今は仮とはいえ帝国に敵対していた人物の情報を、容易に信じる事は出来ません。それに革命軍から脱走するだけなら、もっと穏便な方法で離脱出来る方法も無くはなかった筈。既にそれを実行して失敗したのならばこんな方法で抜け出すというのも納得出来ますが、尋問の際に彼女からそのような言葉は出てくる事はありませんでした。更に言えば…彼女は何か別に目的があるように思えます」

「別の目的、ですか」

「それが何なのかは分かりませんが。しかし今は関係無い事。彼女をどうするかも今は傍に置き、直近の問題はこの情報をどう取り扱うかです」

 

そう言って、特務隊司令官はオネストが持っている書類に目を向ける。

 

「彼女の情報を精査する為には諜報部隊の派遣、そして時間が必要です。ですが相手は革命軍随一の機動力を持っているナイトレイド。精査している時間の間に、2名のメンバーを失った彼らは拠点を変える可能性は高いです。そうなればこの情報のアドバンテージは失われ、革命軍が蜂起行動に移るまでに捕捉出来るかは…」

「…諜報部隊の追跡も躱されている現状では、厳しいですか」

「かと言ってこの情報がダミー、つまり罠情報だった場合は出撃部隊に多大な被害を被る可能性も考慮しなければなりません。帝具使い2名を浪費してまでそのような事をするとは、とても考えられませんが…一応、提言だけはさせて頂きます」

「即応可能な部隊は?」

「彼女の情報を基に作戦を立案し、アルファ1〜6を対帝具武装の下、待機させております。更にバックアップメンバーとしてコンビクトとスズランを招集しました。…………後、「彼女」もですね」

「…確か、まだ出撃許可は出してないですよね?」

「はい、メンタルケアはまだ継続した方が良いと思っているのですが…本人が聞く耳を持ちません。スズランが関わると狂犬っぷりに磨きが掛かり、手が付けられませんね」

「彼女との信頼関係を築くのも、今後の課題ですか…」

 

其処で会話が途切れ、沈黙がしばらくの間続く。オネストは思案の表情を浮かべ、司令官は直立不動の態勢でオネストの言葉を待つ。

数分間の時間でいくつかの答えを導き、そしてメリットとデメリットを比べる。そして答えを一つに纏め、顔を上げた。

 

 

「即応部隊は直ちに出撃。この一撃でナイトレイドを殲滅し、帝具を奪還せよ。たとえ罠であろうが、全てを食い破れ」

「了解しました。ナジェンダの身柄の有無はどう致しますか?」

「殺害を前提で構いません。あくまでも主目標はナイトレイドの殲滅、ナジェンダの捕縛ではありません」

 

帝国最精鋭の帝国特務隊と、革命軍最精鋭のナイトレイド。

最精鋭による戦いの時は、遂に来た。




ナイトレイドアジト襲撃が早期発生。相違点は以下の通り。

・スサノオとタツミとアカメが居ない。
・マインの裏切りにより情報全抜け。
・襲撃相手が帝国特務隊&コンビクト&スズラン&「彼女」。

結論:難易度インフェルノ。
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