一般兵士は学園で何を見る 作:ノア(マウントベアーの熊の方)
今回はブルーアーカイブの二次創作となっております。
世界観も何もかも楽しいブルアカ、しかもネタを思いついてしまったとなると書かざるを得なかった。後悔はしていない。
では第1話、ごゆっくり、見ていってください!
銃声と砲声、そして航空機のエンジン音や降り注ぐ爆弾の音が鳴り響く戦場。
そこに、俺は仲間たちと共に居た。
「クソっ!操縦手がやられた!誰か代われ!」
「ダメだ!こっちも車長と砲手がやられた!俺も真っ赤だ!無線手!早く操縦しろ!俺が砲手をやる!」
「わかった!…クソっ!変速機がブッ壊れてる!動かねぇ!」
「こっちも砲塔閉鎖が……うぉぉぉ!敵戦車がこっち見てるぞぉぉぉ!」
そこで、俺たちの体に鈍い痛みが襲いかかる。
あーあ、またやられちまった。
早く帰って甘いものでも……
そう暗い世界の中、俺は思っていた。
「……生!先生!起きてください!」
「んあ!?」
そう誰かに叩き起され、僕…青柳 リョウは目を覚ます。
起きると、そこは戦場ではなく、見慣れた部室だった。
「…ああ、なんだ夢か」
「なんだ夢か、じゃないですよ!まだ業務時間中です!」
「ちょっとくらいいいじゃん…昨日も徹夜だったんだからさ……」
「それは先生がサボるからじゃないですか!全くもう!」
そう僕の事を怒ってくるこの子は早瀬 ユウカ。
ミレニアムサイエンススクールの優等生だ。
そしてここは連邦捜査部『シャーレ』の職員室、そして僕はそこの顧問の先生…という事らしい。
ちなみに、さっき見ていた夢は前職ではよくあった事で、僕はパイロット、戦車兵、そして艦長を全てやっていた。
パイロットの時はよくコクピットを撃ち抜かれて意識が飛んだり、速度を出しすぎて舵がロックされて地面に追突して意識が飛んだり。
戦車兵をやってる時は徹甲弾やら爆弾やらを食らって意識が飛び。
艦長をやっていると船員の中で1番最後に意識が飛ぶが基本的にボコボコにされるか爆弾やら魚雷やらを食らっていた。
なのでこの学園都市の生徒たちのように、被弾しても気絶で済むのには、親近感が湧いてくる。
…まあさすがに僕とは違って死ぬ時は死ぬみたいだが。
いやまあ、そりゃあ高いところから飛び降りたら普通なら気絶で済まないよね…
僕は済みますけど。
それどころか骨すら折れないのは自分でも謎だ。
……とまあ、そんな事はいいんだ。
今目の前に積まれつつある書類の山はなんだろう。
「あ、あのー…ユウカ……さん?この書類の山は一体……?」
「昨日やり残した書類と今日届いた書類です」
「き、昨日残ってたの十数枚じゃ……」
「まあそれだけ期待されてるんですよ……ところで先生、このレシートはなんですか?」
「あー……えーっと………」
そう口だけ満面の笑みで行ってくるユウカに怯えながら、僕はそれに気づかないフリをして書類作業を進めていた。
「せーんーせーいー?」
「ゆるして…ゆるして………」
「はぁ………隠してるレシート、全部出してください、家計簿をつけます」
「はい…わかりました……」
そう脅……言われ、僕は渋々財布からレシートを出す。
それを見たユウカの表情は、怒りから呆れに変わっていた。
「はぁ……ちょっと多すぎませんか?」
「あはは…でも趣味に使ってるのはちょっとだけだよ?」
「えぇ……?本当ですかぁ?」
そう言いながら、ユウカはレシートを見て、家計簿をつけて行く。
僕はその間に、自分の書類を進めて行き、18時になる頃に、家計簿をつけ終わったユウカに声をかけられた。
「はぁ…先生、家計簿つけ終わりました……確かに、趣味らしい趣味には使ってなかったですけど…それでも多すぎませんか?」
「ありがとね…いやぁ、前職と違って誰かと関わってるのが楽しくてね、そのノリで生徒のみんなと外食したりなんか買ってたりするんだよ」
「……そんなに前職の時って大変だったんですか?」
「大変…というか……分隊を組んだ人達くらいしか信用できる人がいないというか……戦場に出たら味方も敵みたいなところがあったし……?」
「えぇ…… 」
その反応を苦笑いで返し、僕は1度書類を書く手を止め、ふぅと一息ついた。
その瞬間、ユウカのお腹がぐぅと鳴り、恥ずかしそうに顔が赤く染まって行った。
「…晩御飯食べに行く?」
「…はい」
「じゃあ行こうか、僕の行きつけのラーメン屋があるんだけど、そこでもいい?」
「はい、大丈夫です」
「さて、ちょっと乗り心地良くないかもしれないけど僕の車に乗っていこうか」
そう言い、僕は軽く片付けて、シャーレの駐車場へと向かった。
「えーと……先生の車って…まさかこれですか?」
そうユウカが恐る恐る、僕の車…Sd.Kfz.234/2 、通称"プーマ"を指さした。
「え?あ、うん。ちゃんとタイヤついてるでしょ?」
「砲塔もついてるんですけど!?」
「そりゃあそうだよ、プーマだもん」
「理由になってないです!」
「まあまあ、速度と火力は保証するから、んじゃ、行くよー」
そう言って乗り込み、ユウカが乗り込んだのを確認すると、エンジンを始動し、ギアを入れてアクセルを踏んだ。
しばらくして、アビドスの学園区域。
とあるラーメン屋の駐車場に車を停め、店内へと入って行く。
「いらっしゃいませ!柴関ラーメンで……って先生!?」
「セリカちゃんやっほー、食べに来たよー」
「はぁ……なんで来るの!もう!知らない人もいるし!」
「だって美味いし安いし?」
「そりゃあ嬉しいねぇシャーレの先生、セリカちゃん、おしゃべりはそこまでにして案内してくれな」
「はぁ…大将、わかりました……席にご案内します」
そうてんやわんやありつつも、僕とユウカは席に案内され、メニューを見て選んでいた。
最終的に僕とユウカは普通の柴関ラーメンにし、できあがるまで席で待っていた。
「……先生、あの人とお知り合いなんですか?」
「ん?ああ、セリカちゃんのこと?彼女はアビドスの生徒でね、最近結構関わってるんだ」
「私はまだ先生のこと認めてませんけどね……はい、柴関ラーメン並盛2つです」
「あざまぁす!さて、食べようか、いただきます!」
「…いただきます」
そう言って食べ始め、ちょこちょこと話していると、話題は最近の仕事のことになってしまった。
最初は学校の話だったのだが、書類仕事を切り上げて来ているからか、自然とその話題になってしまったのだ。
「……ところで先生、最近は何時に寝てますか?」
「えーと……大体……3時頃?」
「……3時って、まさか朝のですか?」
「そうそう、朝の3時。自室はシャーレにあるからギリギリまで寝れるから大丈夫なんだけどね、流石に朝は眠いよ……」
「そりゃあそうでしょうね……」
そんな会話をしながらラーメンを食べ終わり、後は会計をして帰るだけになった。
僕は先に食べ終わっていたので、ユウカが食べ終わって一息ついたのを確認してから、そそくさと先にレジまで行き、大人のカードで支払いを済ませた。
「あ、そうだ先生、流石に自分の分は私が……ってもう払っちゃったんですか?」
そう払い終わったタイミングでユウカが出る準備を終えてやって来た。
「うん、誘ったのは僕だしね、ここは奢らせてよ」
「もう払われちゃいましたし……お言葉に甘えて。ありがとうございます、先生」
「いいのいいの、じゃあ大将、セリカちゃん、また来るから」
「あいよっ、先生も無茶はしなさんなよ」
「はぁ……ご来店ありがとうございました……」
そう2人に見送られ、僕たちは1度シャーレに戻り、そこでユウカと別れた。
……ちなみに、この後残っていた書類が思っていたよりも時間がかかり、寝たのは次の日の朝4時頃だったのは秘密だ。
アハトアハトを食らっても気絶の生徒たち……はっ!惑星WTの先生にすれば先生も戦える!って発想で書きました。
え?先生は戦わなくていいって?
……後方指揮だと途端に書けなくなるんです()
ではまた次回、お会いしましょう!
最後に、キャラクター設定を置いていきます。
名前:青柳 リョウ
性別:男
年齢:21
性格:マイペース
一人称:僕/俺
見た目:APP12くらいのTHE☆日本男児
設定:惑星WTの元兵士のシャーレの先生。
パイロットから戦車兵、艦長を難なくこなし、なんなら歩兵戦もこなせる変態。
キヴォトスの生徒ですらさすがに死にそうな一撃を食らっても気絶で済み、少し経ったら何事も無かったかのように振る舞う。
勉学は必要最低限までしかできない。
テンションが上がると一人称が『俺』になる。
ネタバレについて
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全然大丈夫
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SNSなどで出回ってる分なら大丈夫
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ネタバレなのはダメ!死刑!
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