一般兵士は学園で何を見る   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

11 / 39
お久しぶり……ではなんとございません(当社比)。
どうも、ノアです。
なんだよ、結構書けんじゃねぇか……
(このまま執筆ペース)止まるんじゃねぇぞ……と思いながらこれを書いているわけですが、ブルアカの先生の皆さん、夏イベはどうでしょうか?
私はやっと運営に不具合報告した結果、アプリが落ちにくくなったのでやっとイベントがプレイできます()

という訳で(?)
今回もごゆっくり、見ていってください!


第11話

あの激戦から数時間後。

僕らはバーベキューを終え、焚き火を囲みながら、花火を迫撃砲で打ち上げていた。

ポンっと子気味良い音を立てて発射された砲弾……もとい花火は、時限信管によって起爆され、曳火攻撃……じゃなくて、花火として空中で炸裂した。

 

そしてそれもひと段落ついてきた時。

焚き火も徐々に消えかけ、大量の星、そしてキヴォトスの空に広がるヘイローが、夜空を埋めつくしている中、それは始まった。

 

「夏といえば……という訳で、皆にはこれから夜間行軍という名の肝試しに行ってきてもらいまーす」

 

そう僕が言うと、一気に静かな状態から、皆がザワザワし始める。

そりゃそうだろう。

僕もここを占領して建設を始めてから知ったが、この島は割と『出る』ことで有名らしいのだ。

 

いやまあ確かに言われてみれば、どこもこの島欲しがらないし、建設し終わったあとの写真に光の玉が写ったり、誰もいないことを確認して撮ったのに足元に影のない人が写りこんだりするわけだ。

戦場じゃ良くあることすぎてなんとも思わなかった辺り、感覚が麻痺しているらしい。

 

先週も天狗のような謎の生物に襲われて墜落していくB-29や、所属その他一切不明の謎のエース零戦を見たところだ。

それに、ドイツ機に乗ってた知り合いはレッドバロンらしき機体を見たとも言っていたし、よくあることだと思ってた。

 

「ってな訳で、山燃やしちゃダメだから各自焼夷弾やシャーレ指定品以外の曳光弾を持ってる子は指定品を支給するから取りに来てね」

 

そう良い、アモ缶から弾を取り出しながら言うと、皆は渋々と言った感じで、各々の銃の使用弾薬を受け取りに来た。

各自装填が終わったのを確認すると、僕は今回の肝試しの内容を話し始めた。

 

内容は至って簡単、ここからそう遠くない山道を登り、頂上にある古ぼけた神社へとお参りするだけだ。

神様に挨拶にと僕が行った時には、先程まで晴れていたのにその場所だけ雨が降り始めたので歓迎されてるはずだ。

うん。

 

そして話を終えた後、チームを組むために、くじ引きをする事になった。

最初は2人チーム…と思ったのだが、万が一にもシロコとワカモのコンビになってしまうと山がなくなりかねないので、ストッパーとなる人を2人追加した4人1チームとした。

 

そしてその結果、僕はワカモとイズナ、そしてチセの3人と組むことになった。

こんなに百鬼夜行の生徒が固まることある???と思ったが、今まさにそうなっているのだからあるのだろう、そう自分に言い聞かせ、チームごとに出発順のくじ引きをする。

結果は、僕らが1番最後だった。

 

「安心してください主殿!例え幽霊が主殿を襲おうとも……このイズナがお護りいたしますので!」

 

「こんなちっちゃいのがおらずとも……私さえいれば安全は確保されたようなものです。存分に頼ってくださいませ、あなた様……♡」

 

「あ、今日は満月なんだ……月が綺麗だね、先生?」

 

「「月っ!?」」

 

そう特に深い意味もないチセの一言で一瞬で周囲(主にワカモ)の空気がノルマンディーのようになってしまっているが、ワカモは先程怒られたばかりなので恐らく……きっと………多分…………何もやらかさない…………だろう。うん。

 

そう思いながら順番を待っていると、ついに僕らの番がやって来た。

意気揚々と進む僕の後ろを、どこか緊張したような表情の3人がついてくる。

先程チセも言った通り、今日は満月なのもあってか、懐中電灯は特に必要にはならなさそうだ。

 

そして特に何も起こらず、道の半分まで来た時、やっと、とある出来事が起きた。

 

「うわぁぁぁぁ!?」

 

そう僕らが登っている時、前を行くチームの、イオリの悲鳴が聞こえてきた。

 

「イズナ!」

 

「お任せを!」

 

そう僕は山道に比較的慣れているイズナを先に行かせ、僕らも走って後を追う。

すると、道の中心で腰を抜かしているイオリと、周囲へと銃を向けて警戒している、アコとヒナ、そしてチナツの3人が見えた。

 

「何があった!?」

 

そう僕が言いながら駆け寄ると、柄にもなくイオリが、僕へと飛びついてきた。

そしてイオリは怯えきった表情で、

 

「せ、先生、確実にこの世のものじゃないヤツが……!」

 

と、震えた声で言ってきた。

 

「いやいや……そんな見てすぐにそうわかるやつなんて……」

 

「先生、イオリの言っている事は本当。完全にアレはヒトですなかった」

 

そうヒナに言われ、僕は本当だったのだと思い、周囲を警戒する。

そうしていると、チセがある虚空を見つめ始め、

 

「あれ……なぁに?」

 

と、指を指してきた。

そこを見てみると、二足歩行で、綺麗な着物を着ている……狐の姿があった。

 

「………狐?」

 

「狐ですね!」

 

「あら、私の普段つけてるお面にそっくりな目付きですわね……気に入りましたわ」

 

「なぁんだ、狐さんかぁ……」

 

「さて、狐とわかった所で……イオリ、立てそう?」

 

「いや立てそうだけど……絶対対応違うよね!?ほら、『なんで驚かないんだコイツら…?』みたいな顔してるじゃん!」

 

「いやまぁ……狐好きだし?」

 

「わわわ私も、あなた様の事が大好きです!」

 

「イズナも、主殿の事が大好きです!」

 

「……あ、狐さん帰ってった。またねー……」

 

「ああ、もうダメだこの人たち…………!」

 

そう謎に引かれつつ、僕はイオリをおんぶして、山頂へと向かうことになった。

道中柔らかいものが背中にあたり、それを意識してしまい耳が赤くなる度に変態!とイオリに言われたが、まあ割といつもの事なのでいいだろう。

 

やがて山頂に着くと、先に行っていたみんなが月明かりに照らされた神社の境内で、くつろいでいた。

 

そしてみんなでお参りしてから帰ろうと思ったその時。

 

「あ、花火」

 

そう僕が言い、みんなで夜空を見上げると、いくつかの花火が打ち上がり、そして大輪の花を咲かせた。

 

「あれ?そういえば花火って全部……」

 

「そういえば使い果たしてましたよね?主殿?」

 

そうチセとイズナが言い、急に周囲の温度が下がった気がし、誰かの嬉しそうな笑い声が聞こえた気がしたが……

まあ、青春の記録には持ってこいの一日になっただろう。




いかがでしたか?
今回はですね、早かった理由の一つに夏イベがあります()
皆さんは『書けば出る』という言葉はご存知でしょうか?
はいそうです、イズナとチセ(あとワカモ)が当たりません()
なのでゲン担ぎも兼ねてみました()
邪な理由で申し訳ございません()

ではまた次回、お会いしましょう!

ネタバレについて

  • 全然大丈夫
  • SNSなどで出回ってる分なら大丈夫
  • ネタバレなのはダメ!死刑!
  • お任せ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。