一般兵士は学園で何を見る   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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あけましておめでとうございます(もう3月)
今年初投稿となります、毎度おなじみノアです。
今限定ピックが来てますが、先生の皆さんは引けましたでしょうか?
私?ええそうです、引けてません。(前書き執筆当時160連済)
という訳で、なんかお馴染みになりつつある書けば出る&前々からミカが実装されたらやりたかったネタの消費も兼ねて今回は書いてみました。

では今回も皆さん、ごゆっくり、見ていってください!


第14話

 

とある日。

僕はシャーレの仕事で、トリニティを訪れていた。

今日の仕事は正義実現委員会との合同訓練とトリニティの備品という名の武装たちの使用指導だ。

 

もうそれも終盤であり、今僕らの目の前では、L118榴弾砲による制圧射撃の弾着が行われている。

 

『先生、最終弾、砲撃完了しました』

 

そうナギサから無線が入り、僕は草むらに潜んでいる他の正義実現委員会のメンバーに、クルセイダーのキューポラから顔を出し、ハンドサインで突撃準備を指示する。

 

『最終弾、弾着……今です!』

 

「突撃ィィィィィィィ!」

 

そう、最後の砲弾である発煙弾が突撃目標若干ゃ手前に着弾し、相手からの視界を奪ったと同時に、操縦士に指示して最大速度で突撃を開始する。

巡航戦車による槍のような突撃の合間を埋めるように、歩兵戦車が歩兵を援護しつつ、目標に榴弾を撃ちながら突撃を始める。

それに負けじと今回の演習相手…ミレニアムサイエンススクールの数少ない保安隊員たちと唯一の戦闘部隊と言っても過言では無いC&Cが射撃を始め、流れ弾や対戦車砲で次々にこちらにも脱落者が出始めた。

 

そんな中、キューポラからカニメガネを出しながら外を見ていると、僅かに空いたキューポラハッチの隙間から、ヒュルルルル…と、聞き覚えのある嫌な音が聞こえ始めた。

 

「迫撃砲だぁ!」

 

そう歩兵が叫んだと同時に、僕の周りに迫撃砲が着弾し、歩兵を吹き飛ばしていく。

恐らくヴェリタスのヒビキだろう。

その爆風でカニメガネが壊れ、近くではハレのEMPドローンで歩兵が倒され始めた。

 

「ナギサ!砲撃支援を!地点HTの33-4!」

 

『了解致しました。砲手、支援を!』

 

そう無線が切れたのを確認してすぐ、砲撃の音が聞こえ始める。

キューポラから軽く外を見てみると、残っているメンバーでは占領は難しいだろう状況が見て取れた。

 

「ナギサ、発煙弾マシマシカラメ!撤退して前線を下げる!」

 

『了解しました、砲手、ありったけの発煙弾を!』

 

それを聞き、直ぐにほかの車両にも無線通信で撤退の旨を伝える。

すると発煙弾を搭載している車両から、次々に撤退のために煙幕が展開され、砲撃支援の煙幕と2段煙幕になった。

 

これなら撤退できる。

そう思っていると、空の向こうから、何やら見覚えのある嫌なものが飛んできているのが見えた。

それは煙幕の中に衝撃音をたてて落ちていくと、ガションガションとメカメカした音が次に聞こえ、その瞬間、真隣にいたチャーチルがふっといレーザーによって撃破された。

 

それを認識してすぐ、車両を反転させて全速力で撤退していくと、先に撤退していた歩兵に弾幕が降り注ぎ、歩兵は壊滅。

戦車もレーザーによって次々と撃破されて行った。

 

ヤバい、そう思った僕はすぐに市街地へと逃げ込むと、車内会議を始めた。

 

「ヒフミ、アレから逃げれると思う?」

 

そう、今回の操縦士を担当してくれているヒフミに問いかける。

 

「あはは……無理だと思います」

 

『ガフッ!』

 

「…………だよねぇ」

 

約1名、ヒフミのあはは……の流れ弾を食らって致命傷を受けているティーパーティーメンバーがいるがスルーし、どうするか考える。

今回は僕が砲手車長装填手無線手を担当しているので、僕ら2人だけでどうにかするしかない。

 

「よし、ヒフミ、今から言うところに向かって」

 

「りょ、了解しました!」

 

そう言い、ヒフミに運転を始めてもらう。

僕はキューポラから双眼鏡で索敵し、いつでも応戦できるようにしていた。

 

「先生、アビ・エシュフのスペックを忘れたのですか?」

 

そう、目的地にもう少しで着くという所で、人間離れした跳躍により、進行方向にクソかっけぇパワードスーツを着込んだハイレグメイド……もとい、アビ・エシュフを装備した、トキが立ち塞がった。

 

「投降を。流石に大丈夫とはいえ、先生に攻撃はしたくありません」

 

そう言いながら、トキはアビ・エシュフの武装を、こちらへと向けてくる。

 

「………ヒフミ、合図と同時にフルアクセル、いいね?」

 

「はっ、はい!」

 

「3…2…1…今!」

 

そう僕が言うと、ヒフミがアクセルを全開にして突撃を開始する。

ワンテンポ遅れたトキが攻撃しようとした瞬間、僕は主砲を斜め後方に撃ち、滑りやすそうな路面だった事に賭けて、ドリフト走行をし、ほぼ直角にカーブした。

 

「逃げても無駄ですよ、先生」

 

そうトキが言い、こちらへと弾幕を張ってくる。

それらは次々に貫通し、走れているのが奇跡だった。

 

「死んじゃいます死んじゃいますよこれ!」

 

「死なねぇ!死んでたまるか……このままじゃ……こんな所じゃ……終われねぇ……!だろ?――――ミカァ!」

 

そう僕が叫んだ瞬間、トキが立っていた横の建物が爆発するかのように粉砕され、トキが吹き飛ぶ。

 

「やっほー☆お待たせ、先生?ナギちゃんから先生がピンチだって聞いたから急いできたよ!」

 

「……なるほど、トリニティの戦略兵器である"魔女"……これ程のパワーをお持ちとは」

 

「ミカは魔女じゃないよ、魔女って言うのは悪びれることなくやめなさいって言って人をミンチにして笑ってる人………ってトリニティの戦略兵器ってなに???初めて聞いたんだけど」

 

「あはは……私も初めて聞いたや……でも先生、戦略兵器で魔女ってカッコよくない?」

 

「それは確かに」

 

そんな会話をした後、一瞬の沈黙が流れる。

 

「さてと……それじゃ、始めよっか?」

 

そうミカが言った瞬間、目にも止まらぬ早さで銃撃戦が始まる。

僕はヒフミに急いでその場から下げさせると、双眼鏡を覗いて観戦を始めた。

お互い全ての弾丸を回避し、ミカはマスブレンガをし始め、トキは圧倒的な機動力でそれに応戦する。

これがキヴォトスに住む人間たちのトップクラスの戦い……もう既に手の出しようがなかった。

 

「せ、先生、撤退しないんですか?」

 

そうヒフミに言われ、どうしようかと考える。

多分ここで撤退してもしなくても、ここで勝った方がこの演習の勝者となるだろうことは明らかだった。

 

ならば、ここに待機して戦況が変わるのを待つしか……

 

そう思いながら、2人の戦いを目で追い続ける。

 

「ファイヤー!」

 

「あははっ、当たらないよ!」

 

そう今も、もはや見なれた撃っては躱されの攻防戦が……そう思っていると、僕の顔を出しているキューポラの前面から、なにかが貫通するような音がした。

 

「「あっ」」

 

「………ガッデム」

 

そう双眼鏡を思わず落とし、全てを悟る。

その次の瞬間、大爆発を起こし、僕らの乗るクルセイダーは撃破された。

 

「「せっ、先生ー!?」」

 

そう駆け寄ってくる2人を意識の端で捉えながら、僕と今回の演習1番の巻き込まれ被害者であるヒフミは、意識を手放して気絶した。

 

………その後、演習は引き分けに終わり、ミカはヒフミが巻き添えを食らったことにナギサから怒られ、トキはやり過ぎだとC&Cの部長であるネルに怒られたという。




やはりミカと聞けば出てくるオルフェンズネタです。
私はオルフェンズ1話でバルバトスが出てくる時のBGMを流しながらミカガチャを引いてました……
何やってんだミカァ!って言わなくて済んだのはありがたいですね……

ではまた次回、お会いしましょう!

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