一般兵士は学園で何を見る 作:ノア(マウントベアーの熊の方)
今回はあまり出来が良くないような……悪くないような……と言った感じになっていますが、今回もごゆっくり、見ていってください!
昔のとある日。
僕がシャーレに着任し、しばらく経った頃。
『先生!お仕事を始める時間です!』
「はいはい……で、アロナ、今日来てるのは?」
『こちらになります!……あ、そう言えばこんな気になるものが……』
そう言うアロナに、その仕事の情報をPCに送信してもらう。
「"アビドス高校からの支援依頼"……?」
『はい、最近何者かにずっと襲われているみたいで……支援物資などの支援の依頼です。ちなみに、アビドス高校の自治区は迷子になるほど広いそうですよ!』
「よし、今回はこれを進めよう、アロナ、アビドス自治区へのルートとアビドス高校へ支援をすると報告を、僕は生徒の情報から必要物資と準備を進めるよ」
『了解しました!』
そう元気のいい返事を聞き、僕はシッテムの箱の電源をスリープにし、スリングバックへとしまう。
そしてPCを使い支援依頼校の情報をシャーレの権限で連邦生徒会から取り寄せた。
「………たった5人の高校、か」
そう呟きながら、僕はその5人の戦士たちの使用弾薬を補給担当に連絡し、集めさせる。
そしてヘリを手配し、輸送先をアビドス高校に。
そして、大方の準備を終えた僕は、スリングバックを背負ってシャーレの格納庫へと向かい、ここに来て白と水色のシャーレ仕様に塗装してもらった、"向こう"で乗っていたヘリ……Ka-50へ乗り込み、ハンドサインでロボットたちに外へと牽引してもらう。
その間に機体のチェックを済ませ、格納庫の外へと出されたのを確認してから、バッテリーから電源を入れ、エンジンを始動。
キューンと回転数の上がる音とヘリのローターの回る音を聞きながら、僕は計器を操作し、モニターに地図を表示し、アビドス自治区の地形を表示させた。
やがてエンジンは規定の回転数へと到達し、僕はコレクティブを上げ、機体を浮かせた。
そして機首をアビドス自治区へと向けると、ギアを格納、機体を前傾姿勢にし、加速を開始した。
管制官とやり取りしなくていいのは最高だ。
そう思いつつ、僕はアビドスへと飛行を開始した。
~~~
「………今どこだ?」
そう、僕は機体のモニターに表示されている地図を操作しながら呟く。
行けども行けども砂漠か街、ああ、どこかに道案内をしてくれる優しい人は……
そう思いながら眼下に広がる街を眺める。
「あ、第1学生発見……アロナ、機体の制御よろしく!」
そう言い、僕はカモフとシッテムの箱を繋ぎ、アロナに操縦権を渡し、僕はコクピットを開いて、そこからロープを垂らして降りていった。
「………誰?」
「驚かせてごめん、ちょっとアビドス高校への道を聞きたくて……」
そう言いながら、僕はシャーレに所属した時に貰った社員証のようなカードを見せながら言う。
「……ん、アビドスはあっち。」
そう銀髪に青いオッドアイの少女が答えてくれた。
……にしても、どっかで見た顔だな。
「ありがとう!助かったよ!」
そう言い、僕はロープを登り、コクピットへと登り、アロナにお礼を言って操縦権を返してもらった。
そして飛行すること数十分。
やっと到着し、減速しつつ下降、ギアを出してアビドス高校のグラウンドに着陸した。
そんな登場にも関わらず……いや、そんな登場だからか、グラウンドには4人の生徒が立っていた。
…あれ?1人いなくない?
そう思いながらも、僕はヘリのエンジンを切り、コクピットから降りる。
そしてピトー管にカバーをつけていると、メガネをかけたエルフ耳の少女が近づいてきた。
「えっと……シャーレの先生……ですか?」
「うん、シャーレの担当顧問の青柳 リョウ、よろしくね……ところで、1人いないみたいだけど……?」
そう言っていると、後ろから自転車の音が聞こえ、振り向く。
するとそこには、先程道案内してくれた、ケモ耳の少女が、自転車を押しながら、ヘリを見つつやって来ていた。
「あ!さっきの!」
「………?ああ、さっきのヘリの……」
「え?シロコ先輩、お知り合いですか?」
そう尋ねるエルフ耳の少女に、ケモ耳の少女は首を振って返し、僕はとりあえず今の状態とこれまでの事を聞くことにした。
「ふむ……暴力組織が校舎に襲撃……ねぇ」
「はい、しばらく前から続いてまして……そのせいで弾薬も補給も足りなかったところです……さっき到着したヘリにある物資だとあと数ヶ月は戦えそうなので本当に助かりました!」
「え?あとヘリ3機分はまだ届くけど……」
「ヘリ3機分!?一体どんだけ持ってくるのよ!」
「まあまあセリカちゃん、落ち着いて……本当にいいんですか?そんなに大量の補給物資をこんなところに……」
「兵站は送れるうちに送らないとね……いつどこで補給線が絶たれるか……補給ヘリに対して森からSAMを撃ってくる歩兵……敵陣に忍び込んで指揮車両に直接ロケット砲撃……うっ、頭が………」
「まあなんだかわからないけどそれだけあればしばらくは持つかなぁ、じゃあおじさんそろそろ昼寝に……」
「ダメですよホシノ先輩!まだ会議が終わってません!」
そう言い、アヤネはホシノを引き止める。
そんなこんなをしていると、気がつけば外が騒がしくなってきていた。
「まぁた来たのねアイツら!補給も来たし、ギッタギタにしてやるんだから!」
「うんうん、行っきますよぉ~☆」
「うへぇ、おじさん寝てたいんだけどなぁ……まあ、やるしかないよね……」
「うん、弾薬も完璧。今回は前回までとは違う」
「では、私はサポートを!先生、指揮を……ってどこに行くんですか!?危ないですよ!?」
そう一目散に走り出した僕を、アヤネは呼び止める。
「大丈夫!5.56mmだろうが38cmロケットだろうが気絶で済むから!」
「ええっ!?でも先生はキヴォトスの外の人で……!」
「まあまあ、何かしらの考えがあるんでしょ、アヤネちゃん、いつも通りサポートよろしく~、おじさんも行ってくるからさ」
「……わかりました!何かあったら先生をよろしくお願いします!」
そんな会話を後ろから聞きながら、僕はグラウンドへと向かった。
~~~~~
『うへぇ~、ちょっと空はおじさん守れないかなぁ』
「大丈夫、カモフなら小銃弾位なら弾くから……アヤネ、前線の情報を」
『了解しました!』
そう、僕はKa-50を駆りながら、機内のモニターで送られてきたデータを見る。
敵はアビドス正門からソビエト軍のように大軍で押し寄せている。
……いくら何でも4人じゃ無茶だ。
『んじゃ、始めよっかぁ』
そうホシノの気の抜けた言葉が聞こえたと同時に、無線越しに銃声が聞こえてくる。
キヴォトスに呼ばれた時はなんて冗談だと思っていたが、これがここでの常識らしい。
まさかシャーレ併設のコンビニでおやつの棚にマガジンと弾撃ってるとは思わないじゃん?
ガムのノリでグレネードもあったし。
ところで聖水グレネードってなんですか???
そんなことを思いながら、僕は悩んでいた。
いくら銃弾爆薬その他もろもろを耐える惑星民みたいな生徒とは言え、攻撃してもいいものだろうか。
そう思っていると、敵の一陣を突破していく、細くも力強い、槍のような勢力がいるのが見えた。
アビドスの4人だ。
見事なチームワークでお互いをカバーし合い、的確に相手を倒している。
しかし。
『正面から敵戦車接近!』
『うへぇ……めんどくさいのが来たなぁ……』
流石のキヴォトス民と言えどこれはキツイのではないだろうか。
「みんな!ちょっと下がって隠れてて!」
『ちょ、先生!?何をするつもりなんですか!?』
「いやいや、ちょっとお手伝いをね!」
そう言い、僕は移動し、出てきた敵戦車を目視で発見する。
そしてまずすれ違いざまのロケットと機銃掃射で行動不能にしてから、安全距離を取ってからドリフトまがいの急旋回をして空中に停止、戦車をロックしてヴィーフリミサイルを発射した。
やがてミサイルはエンジンブロックから戦車を完全に破壊し、中から乗員の生徒が逃げていくのが見えた。
そこで本能に火がついてしまい、それに向かって機銃掃射をする。
何発か命中弾が乗員を襲ったのが見え、よく見ると血を出すことなく気絶しているのがわかった。
どうやら何を食らっても多少は平気らしい。
『…今の攻撃で戦意を喪失したのか撤退を開始しましたね、皆さん、お疲れ様でした!』
そうアヤネから通信が入り、僕はこちらを見上げているアビドスの4人の上空を通過し、アビドス高校へと帰投した。
ちなみにこの後、カタカタヘルメット団の基地掃討戦では、カモフだけじゃなく支援砲撃もやってみた模様。
とても楽しかったです。
いかがてしたか?
過去の話を書こう!→アビドスのネタで行こう!→初手ストーリー崩壊だぁ!
ってなりましたが後悔してません。()
ではまた、次回お会いしまょう!
ネタバレについて
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全然大丈夫
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SNSなどで出回ってる分なら大丈夫
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ネタバレなのはダメ!死刑!
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