一般兵士は学園で何を見る   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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大変遅くなりました!2話です!
筆者がリアル色々と忙しい上に長期休みとなったので書く時間が電車から家となって書かなくなるというダブルパンチです…

では前書きはこの辺に、今回もごゆっくり、見ていってください!


第2話

とある日、僕は外回りの仕事を終え、シャーレへと戻り、部室で遅めのお昼ご飯を食べていた。

 

お昼ご飯を食べ終わり、壁にかけられたいくつかの銃を眺めていると、部室にマシロが入ってきた。

 

「失礼します。先生、射撃場をお借りしてもよろしいでしょうか?」

 

「ん?わざわざ言いに来なくてもいいのに…いいよ、今ならどのレーンも空いてると思うけど」

 

「わかりました、ありがとうございます」

 

そう言って部室から出ていこうとするマシロの銃を見て、僕は1つ、面白いことを思いついた。

 

「マシロ、君の使ってるライフルって、使用弾薬20mmだよね?」

 

「え?あ、はい、そうですね。それがどうかしましたか?」

 

「いや、ここにある射撃場なんてハンドガンか小銃クラスじゃないと訓練しずらいんじゃないかと思ってね、いい射撃場を知ってるんだけど…そこ行かない?アビドスの砂漠地帯の方にあるんだけど」

 

「お気持ちは嬉しいのですが……もうすぐ夕方ですし、今日は19時頃から先輩方と晩御飯を食べに行く約束をしていまして…」

 

「大丈夫、空路を使えば30分もかからないから」

 

「え?空路…ですか?」

 

「うん、UH-1を屋上ヘリポートに置いてあるから、それでビューンと」

 

「…まさかとは思いますが、先生が操縦されるのですか?」

 

「そのまさかだよ?安心して、ちゃんと武装はついてるから」

 

「な、何に対して安心すれば……?…まあとりあえず、早いなら行かせて頂きます」

 

「了解、じゃあ屋上行こうか」

 

そう言い、僕は2人分のヘルメットを持って、屋上へと向かった。

そしてヘリポートに置かれたUH-1のコクピットへ座り、離陸前の点検を始める。

そして1度降りてマシロの銃をキャビンに固定して、コパイ席に座らせてヘルメットを被らせると、僕はUH-1のエンジンを回し始めた。

 

ウィィィィンとエンジンの回転数が上がり、プロペラが回転を始める。

そして計器を操作し、離陸の準備を、最終段階へと進める。

 

「よーし、じゃあ離陸するよー」

 

「は、はい、お願いします」

 

そうどこか緊張気味なマシロの方を向いて笑顔を見せてから、僕はスロットルを開いてエンジンの回転数を上げ、コレクティブを引いて機体を上昇させ、徐々に操縦桿を倒し、機体を前進させた。

 

やがてアビドスの砂漠地帯が見え始め、下方に射撃場を見渡せる距離までやってきた。

機体高度を下げ、やがて駐機場…もとい駐車場に機体を駐機する。

そしてエンジンを切り、その他計器もオフラインへと切り替え、僕は機体から降りた。

 

「さて、射撃場に着いたわけだけども…弾持ってる?」

 

「はい、一応数マガジン分はあります」

 

「了解、なら一応予備弾薬買っといて…まあいいや、とりあえずレーンを借りよう」

 

そう言って歩き出し、マシロが着いてきているのを確認しつつ、僕はセーフハウスでレーンを借りる手続きと、マシロの使う弾薬を2箱買い、借りたレーンに向かった。

 

「はい、このレーン借りてきたよ。レーンの全長はおよそ3km!」

 

「3km!?そんな距離狙撃できませんよ!」

 

「大丈夫、12.7mmで3kmを超える狙撃をした人間もいるんだ、マシロならできるさ」

 

「はぁ……わかりました、やれるだけやってみます」

 

そうマシロは言うと、マガジンを装着し、伏せ撃ちの体制に入った。

しかし、ここで1つの問題が発生した。

 

「……そのー、マシロ?もう少しスカート長くしない?」

 

「え?……あっ」

 

そうマシロは言おうとしていることを理解したらしく、顔を真っ赤にして睨みつけてきた。

 

「大丈夫、見てはない、俺はターゲットだけを見てた」

 

「本当ですか…?見てたら撃ち抜きますからね!」

 

「わかってるわかってる」

 

そう言いながら、俺はマシロの隣に寝転び、単眼鏡を覗く。

 

「1200m先、人型ターゲット。風は東から2m」

 

「…確認しました」

 

「撃て」

 

そう言うと、マシロはトリガーを引いた。

ドンッ!という大きな発砲音とともに、マシロの使う銃から弾丸が発射される。

その数秒後、弾丸はターゲットより少し左に着弾した。

 

「右寄せ2m、風はそのまま」

 

「いつでも撃てます」

 

「撃て」

 

そう言ってすぐに発砲された弾丸は、今度はしっかりとターゲットに着弾し、ターゲットに風穴を開けた。

それを確認してすぐ、俺は単眼鏡の倍率を下げて索敵し、ターゲットを見つける。

 

「2000m先、人型ターゲット、風は変わらず東から2m」

 

「確認しました、撃てます」

 

「撃て」

 

そして発砲された弾丸は、数秒かけて飛翔し、綺麗にターゲットに風穴を開けた。

 

「Good kill、次、3000m先、人型ターゲット、風は止んでる」

 

「撃てます」

 

「撃て」

 

その瞬間、発砲音が轟く。

3kmにもなると流石に外すかも知れない…そう思っていたが、飛翔する弾丸は、3km先のターゲットに吸い込まれて行き、初撃でターゲットにマシロは弾を当てた。

 

「Good job、上出来だ、流石マシロ」

 

「いえ、先生のお陰です、いつもならすぐに入手できない情報を言ってくれましたから」

 

「ああ、風速のこと?まあ普段の戦場に木がなかったりして風速がわからないこと多いからねぇ、それでも当てれたのはマシロの腕があってこそだよ」

 

「そうでしょうか…ありがとうございます、先生」

 

そう言って嬉しそうにしてくるマシロの頭を撫でてやり、僕たちはそのまま射撃訓練を続けていた。

 

やがてそろそろ帰らなければ行けない時間になり、僕たちはまたヘリに乗り、シャーレへと帰っていくところだった。

ポロン♪と僕のスマホに通知が鳴ったので、アロナに頼んで僕のスマホに繋いでもらい、なんの通知か読んでもらう事にした。

 

「アロナ、どこからのメール?」

 

『トリニティの正義実現委員会からです!』

 

「ほう、読み上げて」

 

『「トリニティの自治区にデコボコヘルメット団が出現、人数が多いので至急シャーレの援軍をお願いします」だそうです!』

 

「了解、マシロ、先輩からメールとか来てない?」

 

「え?あ、来てます、『ちょっと集合時間に遅れる』だそうで…トリニティの自治区に行くなら一度帰還して人を集めますか?」

 

「いや、このまま行こう、アロナ、ナビゲートよろしく」

 

『了解しました!』

 

そうアロナが言ってすぐに、ヘルメットのHUDに進路が表示される。

 

「しっかり掴まっててね!」

 

そう僕は言うと、機体を全力でバンクさせ、目的地へと向かった。

 

しばらく飛行していると、下の方からドンパチ音が聞こえ始めたので、バンクさせてマシロに偵察してもらう事にした。

 

「下方で戦闘中の先輩を発見!」

 

「了解、戦況は?」

 

「なんとかなってるみたいですが…少々数が多いですね」

 

「…了解。アロナ、この辺にヘリで降りれる狙撃ポイントは?」

 

『今検索します!…えーと、1.2km先になりますが、ビルの屋上が使えそうです!』

 

「よし、そこに降りよう、マシロ、降下準備を」

 

「わ、わかりました!」

 

そう返事が帰ってきたのを確認し、僕はその狙撃ポイントへと向かった。

徐々に高度を下げ、加速度を0に近づけていく。

そしてトスンと軽い衝撃とともに、ヘリは狙撃ポイントの屋上へと着陸した。

 

「マシロ!行っておいで、キミならここから狙撃できる」

 

「わかりました!頑張ります!」

 

「じゃあ邪魔にならないように僕は前線に行くよ、じゃあ頑張ってね!」

 

そう銃を抱き抱えているマシロにサムズアップしながら、俺はコレクティブを引き、高度を上げて前線へと戻って行った。

 

「シャーレベースより各員へ、戦況は?」

 

『先生!来てくださったんですね!』

 

「もちろん、ハスミ、戦況報告を」

 

『あ、失礼しました!現在ツルギが単身で突撃中、私は漏れてきたターゲットを狙撃している最中です』

 

「了解、デンジャークローズは必要?」

 

『可能ならばお願いします、ツルギを戻しますので』

 

「了解、15秒後デンジャークローズ」

 

そう言い、俺は一度機体を戦域から離れさせ、侵入方向を確定させる。

久々にヘリから攻撃するが、無誘導ロケットを当てられるだろうか。

まあいいか。

 

『ツルギ待避完了!抑えているうちにお願いします!』

 

「Roger that.」

 

そう返事を返し、道路を埋め尽くさんとする赤や黒いヘルメットに向かって、ロケット弾を斉射する。

何発か命中し、命中しなくても爆発で継戦不可能だろう。

 

「空爆評価求む」

 

『デコボコヘルメット団の前線崩壊を確認、お見事です』

 

「OK、再度指示あるまで上空待機する」

 

そう言って退避し始めた次の瞬間、ずっと撃ち続けていている赤ヘルメットに、遠距離から弾丸が命中、巨大な紅い十字架がそびえ立った。

 

「マシロ、ナイスキル」

 

『ありがとうございます』

 

そんな会話をしている内にも、無線越しに射撃音、そして下では被弾してダウンしている敵が生まれ続け、やがてそこにツルギの無双も始まり、戦いは勝利で終わった。

 

戦闘が終わってから、僕はマシロをピックアップし、正義実現委員会のみんなの所に下ろし、僕はそのままRTBし、シャーレに戻って行った。

 

その後、沢山の弾薬代や燃料代が経費で落とされたり大量の書類に襲われ、シャーレの先生はまた徹夜したという。




自由に書こうとすればするほどネタが無い上にキャラが崩壊する…うごご…
しかもネタが出てこない…

あ、ちなみにわかりづらいかもしれない専門用語の解説です。
コパイ席=副操縦士席
コレクティブ=機体の上昇下降の縦の動きを制御するレバー
デンジャークローズ=味方が危険な近距離にいる際に支援攻撃をすること。惑星WTでは普通にされている。
あと書き直したものも解説すると、
ローター=ヘリのプロペラ
サイクリック=簡単に言うと操縦桿。飛行機とは違い横方向(前後左右)を操作する
です。


後書きも書くことが思いつかないのでこの辺に、
また次回、お会いしましょう!

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