一般兵士は学園で何を見る   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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どうも、『ホシノが曇る時は昼寝に向かない天気だった時と水族館のクジラが亡くなった報告を聞いた時だけで充分分隊』所属、曇らせるな絶対小隊の者です(?)

ホシノは常に笑顔でええんや……

というわけで今回はホシノメイン回です!
ごゆっくり、見ていってください!


第28話

 

ある日、僕とホシノは、夜のアビドス自治区をパトロールしていた。

たまたま僕が夜間にヘリの操縦訓練をしている時に、たまたま出会ったのだ。

 

「うへぇ~、付き合わせちゃって悪いね、先生」

 

「大丈夫、早く帰ったら帰ったで書類が待ってるだけだから」

 

「……それ、本当にだいじょーぶ?」

 

そんな会話をしながら、僕はSPAS-12を構えつつ、ホシノの隣を歩いていた。

 

「……最近、寝れてる?」

 

「ふぇ?……ああ、おじさんはいつもどーり、お昼寝もしっかりしてるよ、心配要らないって」

 

「………そっか」

 

そう言いながら、僕はチャンバー内に入っている弾を、なんの理由もなく確認する。

12ゲージマグナムバックショット、いつも使っているものに違いない。

 

確認してスライドを戻し、再び肩に担ぐ。

 

「じゃあさ、なんで今日はフル装備なの?」

 

「うへ、それはそのー……」

 

そう言い淀むホシノに苦笑いしつつ、僕は続けた。

 

「襲撃に来たヘルメット団を市街地から引き離してる、だよね?」

 

「……うへ、バレてた?」

 

「バレてたというか空から見たから知ってるが正解かな、さっきまで飛んでたの知ってるでしょ?」

 

「さっすが先生、空からの索敵はお手の物、って感じ?」

 

「いや、そんな事ないよ、ちょいちょい見落とすし敵と味方誤認するし……」

 

そんな会話をしていると、僕はホシノと目が合う。

そしてその視線に対して軽く頷き返すと、僕とホシノは一気に走って左右の路地へと身を隠した。

 

その瞬間、僕らのいた場所を、弾丸が通過していく。

おかしいな、キヴォトスの外の人は1発が致命傷っての有名みたいだから僕に向かってはそうそう撃たれないんだけど。

 

そう思っていると、鏡を見つけた。

 

「あ、今キヴォトス人状態じゃん」

 

そう1人で呟き、いつからこうなっていたのだろうと考える。

反対側では、ホシノが目を丸くして、こちらを見てきている。

 

あ、今なったんだ。

 

そう思いながら、僕はクイックピークで敵の方を見る。

顔を引っこめたと同時に壁とその奥の床に弾丸が着弾し、表面を軽くえぐっていった。

 

ホシノに敵の数と大まかな位置をハンドサインで共有し、僕は遮蔽物から少しだけ身を乗り出して射撃を開始した。

 

やはり散弾なだけあり、近い敵には効果的……だったのだが、徐々に倒していくにつれ、一撃では倒せなくなってきた。

それはホシノも同じだったようで、自分のSGを撃ちきった後は、ハンドガンで応戦していた。

 

やがて装填していたハンドガンの弾も尽きたようで、ホシノは遮蔽から横に転がり出ながら、盾を展開、そのまま前進して射撃し始めた。

 

僕はその後ろに隠れながら、ホシノが見ていない方向に射撃、敵を倒して行った。

 

「弾幕を絶やすな!こっちを向けないようにしろ!」

 

そうヘルメット団側で指示が飛ぶと、僕らに向かって弾幕がやって来た。

ホシノの肩に片手を置き、念の為後方を警戒する。

 

「……顔出せそ?」

 

「うへ、無理っぽい。ギリギリ50m超えてるっぽいし、おじさんの弾だと威力不足かなぁ」

 

「OK、もう10秒耐えれる?」

 

「うん、任せて」

 

そう言うホシノの肩から手を離し、僕はチューブマガジンの中の弾を1度全て抜く。

激しく丁寧に扱き上げた後、チャンバーに1発、そしてマガジンに弾を込めていく。

 

「ホシノ、3カウントしたらスタン転がすよ」

 

「おっけ」

 

そう短く返事が返ってきたと同時に、カウントダウンを開始する。

カウントダウン後、盾のない足元からスタングレネードを転がす。

そのままスタングレネードは転がっていき、ヘルメット団前衛の足元で炸裂する。

 

「うわあああ!目が!耳がぁ!脳が震えるッ……!」

 

そう喚くヘルメット団前衛に、僕はAP-20スラグ弾で狙撃していく。

弾幕が止まった隙に、ホシノは盾を収納、背中に背負うと、そのまま敵に突撃して行った。

 

やがてホシノはSGの有効射程に入ると、いつの間にやら再装填しなおしていたハンドガンを抜き、SGと2丁構え、敵前衛を崩していく。

やがて敵前衛を倒し切ると、後方陣営へ向け突撃……と思っていると、

 

「うわぁ!?」

 

そう言い、ホシノは急いで盾を展開、砲弾を跳弾させる。

榴弾ではなかったようで、砲弾はそのまま虚空へと弾かれ、反応していたらしい遅延信管が作動、空中で炸裂した。

遅延信管が作動したということはほぼモロに被弾したはずだが、それを跳弾コースに持って行けるホシノの戦闘力に苦笑いしつつ、僕は砲撃の主を見る。

キヴォトス産クルセイダー、謎2連装主砲改造モデルだ。

 

片方だけで撃てたんだアレ。

 

そう思いながら、僕はAP-20で狙撃する。

当然ながら弾かれ、僕の放った弾丸は近くの壁を抉った。

 

「あー……ホシノ?」

 

「おっけ、ヘイト稼ぎは任せて、先生」

 

そう言い、ホシノはヘイトが自分に向いてくるように射撃を開始した。

全て弾かれているが、的確に外を視認できる場所の近くを撃ち続けてくれているおかげで、気づかれずに僕は別行動を開始できた。

 

やがて戦車の裏に到着すると、砲弾を回避しているホシノの方を見て苦笑いする。

なんでアレ回避できるんだろうね、マジで。

 

「ちゃーっす、三河屋でーす、グレネードのお届けに上がりましたァ!」

 

そう言い、戦車のキューポラを開け、中にグレネードをピンを抜いては投げ、ピンを抜いては投げ。

時々スモークグレネードやスタングレネードも交ぜつつ、今あるだけのグレネードを投げ入れた。

1個目のグレネードが炸裂するちょっと前にキューポラを閉じ、急いで戦車から離れる。

中から急いでヘルメット団が出てこようとした瞬間、グレネードたちは起爆し、車内から時々スタングレネードの炸裂でチカチカといった閃光が迸っていた。

 

「うへぇ、遠くから見る花火みたいだねぇ」

 

そうホシノが、あくびをしながら近づいてくる。

 

「お疲れ、これでとりあえず殲滅完了…かな?」

 

「そうだねー……ところで、先生……なんだよね?」

 

そう、チラチラと僕の方を見てくるホシノに、苦笑いで返す。

 

「なんか気が付いたらこんな事になるようになってて……」

 

「………そっかぁ」

 

そう納得され、複雑なテンションになっていると、ホシノが歩き出す。

そして少し離れたところで止まると、こっちへ振り向き、

 

「ありがとね、先生。何も言わずに手伝って貰っちゃってさ……おじさん1人じゃ多分結構苦労してたと思うよ」

 

「全然大丈夫だよ、生徒を護るのが先生たる僕の役目だからね!それにホシノなら尚更!」

 

そう言いながら、僕は男の姿に戻る。

いつもながら凄いなこれ、チートじゃん。

 

「………うん。ありがとね、先生もおじさんの力が必要になったらいつでも言うんだよ?先生の事は、いつだって最優先だからさ」

 

「わかったよ………じゃあ、早速明日、大丈夫かな?」

 

「うへ。早速出番かあ……うん、任せて、先生」

 

そう微笑み返してくるホシノにこちらも笑顔で返し、僕らは別れ、その日を終えた。

 

~~~

 

「先生、来たよ。そんで、どこで戦えばいい?」

 

そうフルアーマーなホシノが、シャーレの執務室へやってくる。

 

「待ってたよホシノ、ささ、こっちに座って……」

 

「はへ?」

 

そう困惑するホシノを椅子に座らせ、その前の机に書類を積み重ねる。

 

「じゃあ……ホシノ、頼んだよ!」

 

「うへぇ……出番って書類仕事かぁ……」

 

そう言いながら、ホシノは机へ倒れ込もうとする……が、ボディプレートに阻まれる。

 

「………ま、先生が私たちに頼んで戦場に連れてくなんてこと、ないよね」

 

「ん?なんか言った?」

 

「いや~なにも?じゃ、おじさんプレート脱ぐから……変な目で見ちゃダメだよ?せーんせ?」

 

そう笑いながら言ってくるホシノの顔は、どこか嬉しそうだった。




いかがでしたか?
私はホシノ(臨戦)とシロコ✲テラーをゲット出来たので最近は満足です……
強すぎんかこの子ら……

ではまた次回、お会いしましょう!

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