一般兵士は学園で何を見る 作:ノア(マウントベアーの熊の方)
ネタが浮かばないし春休みで書く気力も起きないダブルパンチでした()
文字数も少ないですが、今回もゆっくり、見ていってください!
ある日、僕はミレニアムサイエンススクールで仕事があり、交通機関を使って学園に行くことになった。
どうせだしミレニアムから届いている問題もついでに解決して帰るかと思い、僕は朝早くに起き、シッテムの箱に接続していた。
「おはようございます!リョウ先生!」
「おはよう。アロナ、ミレニアムの自治区から届いている仕事をいくつかピックアップしてくれないかな、今日中に終われそうなやつ」
「わかりました!少々お待ちください!」
そうアロナは言うと、どこからともなく大量の書類を呼び出し、目まぐるしい速度で処理を始めた。
その間僕はこの謎の空間…いや、本当にどうなっているのかもわからないこの廃墟のようだが、綺麗な青空や海らしきものが見える教室の椅子に腰掛けていた。
初めてシッテムの箱にログインした時は特になんとも思わなかったが、落ち着いてみてみるとどういう場所なのだろう。
電子空間や仮想空間のようにも思えるし、実際そうなのだろう…だが、それならばリアルの僕の身体はどうなっているのだろうか。
特に接続している時の僕について何も言われないし、実際、そこまで気になる訳でもない。
そんなことを思いながらぼーっと窓の外を見ていると、満面の笑みのアロナにほっぺたをつつかれた。
「ああ、ごめん、ぼーっとしてた」
「大丈夫ですか?最近毎日徹夜してるみたいですけど……」
「うん、大丈夫だよ。それに、どう足掻いても僕は死なないからね」
「そうは言いましても……」
「まあまあ、で、なにか良さそうなのあった?」
「あ、忘れてました!こちらになります!」
そうアロナが手渡してきたいくつかの書類に目を通し、自分で行けそうな場所の問題を選択していく。
アロナが一応配慮してくれたのか、全て僕の知っている、シャーレにも所属している生徒たちからの問題解決の依頼ばかりだった。
「OK、じゃあこれ解決してから帰ろうかな」
そう言い、僕はエンジニア部の依頼書類以外を1度アロナに返し、シッテムの箱からの接続を切った。
「忘れ物…なし、目的地の確認……よし」
そう言いながら何も忘れていたりいていないか確認し、僕はシャーレを出た。
しばらく電車に揺られ、ミレニアムの最寄り駅で降りる。
そして駅から歩き、ミレニアムサイエンススクールへと到着した。
そこの生徒会からメインの案件を聞き、僕はその案件を解決する事になった。
「……生徒会の保安部委員を指揮して問題児の確保…ねぇ」
そう指揮端末でエリアマップを見ながら呟く。
名門のミレニアムからの仕事で一体何をさせられるのかと思って来たが、やる事はいつもと変わらないらしく、ひと安心する。
それと同時に、どうして部外者であるはずの僕が指揮することになったのかが疑問だが…
ユウカ曰く、『学校の先生たちや生徒会の面々が重要な会議が立て込んでいて、指揮を執ることの出来る優秀な人を僕しか知らない』からだそうだ。
それなら仕方ない、そう思い、僕は対象とされている生徒たちの出現ポイントをスキャンする。
するとマップに対象とされる人数分の赤い光点と生徒のデータが表示され、いつでもオペレーティング可能となった。
『セーフティ1、現場に到着しました』
『セーフティ2、同じく到着』
『セーフティ3、4班に分かれ狙撃体制よし、いつでも撃てます』
「了解、セーフティ1は東、セーフティ2は西から回り込むようにポイントαへ移動、陽動射撃を行いポイントβへ誘い込め。セーフティ3はそのまま待機。それでは状況開始!」
『1了解』
『2了解、行動開始』
『3了解、待機します』
そう返事が帰ってきたのを確認し、僕はマップを凝視する。
しばらくすると、銃撃戦が始まり、徐々に赤い光点のいくつかは時々灰色になりつつも、他の光点は逃げるように一本道へと誘い込まれて行った。
「マザーベースよりセーフティ3、対象の移動を確認、準備出来次第撃て、1はそのまま深追いせずにゆっくりと追尾、2は反対側へと回り込め、そこからだと来た道を戻って1本目の角を左へと曲がればすぐだ」
『3了解』
『了解、2移動開始』
『1追尾開始、ゆっくりじわじわ追い込みます』
そう返事が来ると、味方の光点は素早く、それでいて確実に行動を開始した。
流石は保安部委員と言ったところか。
そう関心していると、最後の赤い光点の反応が灰色になり、無線越しに聞こえてくる銃声も止んだ。
『こちらセーフティ1、任務完了、これより問題生徒の捕縛を開始します、流石の手腕でした』
「お疲れ様、そっちに移動用車送っとくから捕縛終わったら帰ってゆっくりしてね」
『わかりました、ありがとうございます』
そう言って無線が切れる。
僕は現場に車両が到着したのを確認し、灰色の光点の全てが車両に乗せられたことを確認すると、ユウカに任務完了を伝えた。
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[掃討作戦おわったよー〉リョウ
ユウカ〈了解しました、先生。会長に伝えておきますね、お疲れ様でした。]
[了解、じゃあ僕はあと1件終わらせたら帰るね〉リョウ
ユウカ〈わかりました、また何かあれば頼らせてもらいますね、先生]
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そうモモトークでやり取りを終え、僕はエンジニア部へと向かった。
到着すると、古ぼけた飛行機の前で佇む、コトリとウタハの姿があった。
「あ、先生!来てくださったんですね!」
そうコトリが僕を見つけるなりそう言って駆け寄ってきた。
「ちょうど来る用事があったからね、で、どういう兵器かはわかるけどここに残存してる資料が少なくて修理がなかなか進まないのってそれのこと?」
「ああ、どうやら戦闘機ということはわかったし、使ってるパーツもわかるんだ。いつもなら1度バラして解析するんだけどできるだけ原型を留めたまま修理して欲しいと依頼されていてね」
そうウタハが言い、僕は改めてその機体を見る。
特徴的なエンテ型と呼ばれる珍しい設計。
そして某国の局地戦闘機と同じような推進式のエンジン配置。
ニンジンのような形をしている訳でもない。
機体には青い丸に白い星、そして白帯。
間違いない、コイツは『XP-55"アセンダー"』だ。
「…コイツは一体誰からの依頼で?」
「ブラックマーケットで流通していたのを買った珍しいもの好きな人さ。そこそこ高かったらしいけどこの見た目に惹かれたらしくてね」
「だろうね、僕もコイツを戦場で見かけたらこの見た目と強さのせいでよく逃げてたよ」
「よく…ということは交戦経験が?」
「うん、よく日本機とか乗ってる時に出くわしたよ、火力高いし見た目より曲がるしで相手したくなかったよね」
「へぇ…強い機体なんだな」
「まあ乗るためには
そう僕が言うと、ウタハは「ああ」と言って頷き、工具セットを渡してくれた。
僕はそれを受け取らず、アセンダーのコクピットに座った。
「………修理開始」
そう呟くと、周囲に人の姿をした、透明のナニカが現れ始め、機体の修理を始めた。
これは第三者にはまるで見えないし、僕を動かしていた人にも見えることは無い、それこそ"妖精"のようなヤツらだ。
修理が始まると、僕の視界の端っこに、01:23とカウントダウンが表示された。
どうやら武装はないのかフル装填なのか、リロードは入らないようだ。
「残り30秒」
そう言いながら、僕は計器を見て暇つぶしをしていた。
そして修理が完了した瞬間、視界が暗転し、少しの浮遊感が襲う。
そして視界が戻った頃には、機体の隣に、ポカンとした表情の、ウタハとコトリの姿があった。
「修理完了、エンジン回してみるね」
そう言い、徐々に回転数の上がっていく計器を見る。
一定の回転数まで上がった瞬間にエンジンのスイッチを入れて始動させる。
ブルルン!といい音をたててエンジンが始動し、プロペラが回り始め、後ろにあるものを吹き飛ばそうとし始めた。
流石に吹き飛んで変になっても嫌なのでエンジンをカットし、今度は動翼のチェックを行う。
フラップ、エルロン、そしてラダーとエレベーターを点検し、全て正常と確認してから、僕は機体から降りた。
「はい、これで飛べるはずだよ」
「え!?え、ええっ!?先生、一体何をしたんですか!?説明を求めます!」
そう興奮と戸惑いを隠せないコトリを見て少し笑いつつ、
「特になにも、修理したのは妖精さんたちだよ。じゃ、お疲れ様」
そう言い、僕はエンジニア部を後にした。
いかがでしたか?
今回は惑星WTにおける謎、外に誰もいないのに超高速修理されるのを自分なりに自己解釈してみました。
アロナちゃんのあの空間もこうなんじゃないかな?と自己解釈しました。
あとモモトークでの会話シーンを書いてみたりしました。
始めてSNSでの会話シーンを書いたので見にくいかもしれません()
ではまた遅くなるかもしれませんが、また次回、お会いしましょう!
ネタバレについて
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全然大丈夫
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SNSなどで出回ってる分なら大丈夫
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ネタバレなのはダメ!死刑!
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