一般兵士は学園で何を見る   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします……
本当は31日に上げたかったんですけどもなかなか完成せず……()
気がついたら2025年です…
早すぎませんか1年……

では今回も、ごゆっくり、見ていってください!


第30話

 

『こちらバードアイ、ビナーの反応を検知、共有開始』

 

そう、片耳に着けたインカムから、ミレニアム製の対地対空両用レーダーに試験換装した、E-2から報告が入る。

 

『ビナーの位置情報確認しました!到着予定地の住人を最優先に避難させます!』

 

そうアヤネからも無線が入り、僕はシャーレのブラックホークに乗り、アビドスの自治区を眺めた。

 

「アロナ、ストライカーチームにホットスクランブル、ストライクイーグルはビナーのミサイル関連の破壊を最優先に。フル爆装で離陸失敗するようなやつは煽って差し上げろ」

 

『了解しました!』

 

そう指示を飛ばした数秒後、無線からお見事ォ!と聞こえてきた。

どうして離陸に失敗するんですかね……

 

『D点を攻撃せよ!』

 

『D点を防衛ィ!』

 

『『ダメだ!』』

 

そう無線越しに恒例行事が行われているのを聞きつつ、僕は《大人のカード》を手に取る。

ふぅと一息つき、それを眺める。

やがて機体はビナー出現地点の近くに着陸し、僕は降りると、カードを持つ手に力を込めた。

 

「さぁ……行こうか、みんな」

 

そう言いカードを掲げると、大人のカードが輝き、6人の生徒が姿を現した。

 

「それじゃ、始めよっか!」

 

そう、ミカが言い、ミカ、ホシノ、マキ、ヒフミが戦場へと駆け出していく。

僕は後方にいるヒマリと正月衣装のフウカと合流し、偵察用ドローンを飛ばした。

 

『先生、配置に着いたよ!』

 

「了解、こちらでも確認した、CAS到着10秒前、弾着後戦闘開始せよ」

 

『おっけー!』

 

そうミカと無線でやり取りした後、空に轟くエンジン音が近づいてくる。

そして爆弾の爆発音、機銃掃射と悶えているビナーの声、引き起こしをミスって墜落する機体の爆発音の後、ミカたちの銃声が聞こえてきた。

しばらくすると、ミカの謎のチカラによってビナーに隕石が降ってきた。

 

本当になんなんすかねアレ。

 

それが着弾したビナーは地中に潜り、移動を開始した。

 

「ヒマリ、ミカにバフを、フウカもミカにおせちを」

 

「了解しました、天才清楚系病弱美少女ハッカーの私におまかせください♪」

 

「わ、わかりました!配達してきます!」

 

そう乗り物謎高能力と名高い2人のスキルが発動され、ただでさえ強いミカが強化される。

あ、マキのペイントボールが着弾して防御下がった。

 

「よし……ミカァ!」

 

『おっけー先生!……あなた達のために……折るね☆』

 

「せめて祈って?」

 

そうやり取りを交わした瞬間、ビナーの方から、アヴェンジャーも真っ青な威力のスキルが放たれた。

あ、ビナー逃げてった、可哀想に、まだ第3段階ですらないのに……

 

「い、いつもながらあの人のスキル、なんなんですか……?爆風で吹き飛びそうになるんですけど……」

 

そう、バイクで帰ってきたフウカが、半泣きで言ってくる。

 

「……なんなんだろうね」

 

そう僕は返すしかなかった。

 

「先生!ただいま!」

 

「おかえりミカ、みんなもお疲れ様」

 

そう帰ってきたストライカー組を労いながら、僕は戦闘結果を見ていた。

味方機生存5、他は離陸ミスと引き起こしミス、やはり壊せなかったビナーからのミサイル回避失敗による被撃墜……

できるだけ生徒たちには戦って欲しくないが、やはり敵が敵なため、通常兵器ではキツいところが出てきてしまう。

今回は戦車も出せれば良かったのだろうが、相手がインフラを破壊したり地中に潜ったりミサイルを撃ったり、挙句の果てには熱線を吐いてくるとなってはいいマトだろう。

 

え?イロハの虎丸とか生徒たちの車両は耐えるだろって?

アレなんでなんだろうね?

やっぱり乗ってる人次第なの?

やっぱり神秘なの?

 

そんな事を思いながら、僕はどこかへと消えていく、カードで呼んだ生徒たちへと手を振って見送っていた。

 

『先生!お疲れ様です!今回の被害状況は今回もシャーレに送信すれば大丈夫でしょうか?』

 

「アヤネもお疲れ様、うん、今回もこっちに送っといて、処理してから連邦生徒会に送っとくから」

 

『了解しました!』

 

そうインカムから無線が切れる音し、帰りのヘリの音が近づいてくる。

 

「……帰って中華でも食べるか」

 

そう呟き、降下してくるヘリに手信号を送り、着陸指示を出す。

やがてストンと軽い衝撃で降りてきたヘリに乗り込むと、僕は軽い仮眠についた。

 

~~~

 

「知ってるか?最近の軍法会議で戦争犯罪者が1190人、意図的なチームキラーは23872人も重営倉送りになったらしい」

 

「おお怖、まあ俺らには関係のねぇこった」

 

「違ぇねェ、そういやリョウ、お前、ここから出ていくんだって?」

 

「ああ、そろそろ戦争には飽きた、俺ァ別の場所に行く」

 

「行くって…どこに?」

 

「さァな、適当にふらっと」

 

「へぇ、お前にしては珍しく無計画かい」

 

「たまにはいいだろ、そんでいつか……」

 

「いつか?」

 

そう、目の前にいる男勝りな女は聞き返す。

 

「…いつか、『先生』とでも呼ばれるような、誰かを導ける存在になりてぇんだ」

 

~~~

 

『……生!……先生!起きてください!先生!』

 

「ん?ああ、おはようアロナ、もう着いたのか」

 

『はい!アヤネさんからもデータが届いてます!』

 

「ありがとうアロナ、今度そっち行く時にケーキでも持ってくね」

 

『本当ですか!?約束ですよ!』

 

そう画面越しに言ってくるアロナの頭をタッチで撫でながら、僕はヘリから降り、いつも通りの日常へと戻った。




本当はE-2って対地レーダーついてないんですけど出したくなったのでミレニアムに協力してもらいました()

ではまた次回、お会いしましょう!

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