一般兵士は学園で何を見る   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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暑すぎて溶けてます、どうも、ノアです。
ドライブ回を書こうとしてネタをかんがえた結果、ドライブかどうか怪しい回を書いた作者がいるらしいんですよ……
なーにぃ!?やっちまったなぁ!?

って感じの回です。

では今回もごゆっくり、見ていってください。


第36話

 

ある日。

僕はシロコ、アヤネと共に、アビドス自治区をハンヴィーでパトロールしていた。

途中途中で数少ないアビドス自治区の住人とも交流し、広大な砂漠を走っていた……その時だった。

 

「どうして!こんな事に!なるんですか!!!」

 

「わっかんない!とりあえずシロコ、ホシノたちと連絡はついた!?」

 

「ん、今急いで来てくれてる」

 

そんな会話をしながら、僕はアクセルをベタ踏みする。

その瞬間、加速しなければ当たっていたであろう場所に、ミサイルが着弾した。

 

「どうして!ビナーが!今!出るんだよ!!!」

 

「わかりません!!!!!そんな兆候はなかったはずです!!!!」

 

そう、アヤネは天井に取り付けられた銃塔から、ブローニングM2を連射する。

一方の僕は、シロコから飛翔してくるミサイルの弾道を聞き、間一髪で回避し続けていた。

 

「きゃっ!」

 

「アヤネェ!どうしたァ!………アヤネェ!?」

 

「ん、返事がない、多分死んだ」

 

「殺すな殺すな」

 

そんな会話をしながらも、僕はミサイルを回避する。

バックミラーでシロコがアヤネを安全に寝かせたのを確認し、一安心する。

 

「シロコ!50口径につけ!」

 

「ん、わかった」

 

そうやり取りし、シロコがフィフティーキャリバーを連射している音を聴く。

しかし、しっかり狙っているからなのか、バースト射撃の音が聞こえてきた。

 

「ヘイガール!イッツァマシンガァン!」

 

「ん!」

 

そうやり取りし、50口径の軽快でポップなビートが聞こえだす。

 

『うへ~、先生、大丈夫そう?』

 

そう、車内に取り付けてある無線に、ホシノから通信が入る。

 

「今のとこブローニングで牽制できてるからなんとか……シロコ!弾ある!?」

 

「ん!ノーアーモ!」

 

「……ダメかもしんない!」

 

『そっかぁ……今そっちに向かってるから、もう少しだけ耐えてて、先生』

 

「おうえあ!」

 

そんな会話をしつつ、僕は片手間にスマホを触り、とある人物へと電話をかけた。

 

『もしもし……?先生?どうかしたの?』

 

「ヒナ!シャーレから至急応援要請!アビドス自治区にビナーが出現!ちょっと今襲われてるところだから詳細を連邦生徒会にも私兵軍団にも連絡できないんだ!」

 

『……わかったわ、風紀委員会をそちらに向かわせる、座標は送れる?』

 

「ちょっと待ってね……よし!送れた!」

 

『………確認したわ、もうちょっと耐えれる?』

 

「なんとか耐えとく!」

 

『了解、待ってて、先生』

 

そう言い、どこか嬉しそうな声色のヒナからの電話が切れる。

 

さあ、戦いの時だ。

 

「シロコ!運転交代できる!?」

 

「ん!任せるべき!」

 

そうシロコから返事があり、僕はシロコに運転を交代する。

そして急いで無線周波数を私兵部隊にチューニングすると、ホルスターから LA-10UPEQ HLMを取り出す。

 

「第1攻撃隊全機、アビドス砂漠にスクランブル!装備はJDAM-ERマシマシで!」

 

『攻撃隊スクランブル了解、第1攻撃隊全機出撃させます、攻撃隊周波数は139.45、コールサインはアタッカー』

 

「139.45、コールサイン、アタッカー了解」

 

そう返し、攻撃隊周波数へとチューニングする。

 

やがて離陸を終えた攻撃隊が周波数にチューニングし、合図を送ってきた。

 

「シャーレよりアタッカー全機へ!オールウェポンズフリー!JDAM-ER全弾、レーザー指示の目標へ!投下次第撤退せよ!」

 

『アタッカー了解、10秒後ボムズアウェイ』

 

その無線にマイクのボタンを2回カチカチと押して返すと、ハンヴィーの銃座からビナーにレーザーを照射し続ける。

 

やがて、肉眼でも捉えきれるほど、大量の爆弾が滑空してきた。

 

「シロコォ!アクセル全開!インド人を右に!」

 

「ん!」

 

着弾と同時に、ちょうど砂に埋もれて半壊状態のビルの陰へと飛び込む。

次々に爆発音とビナーの唸る声がし、とりあえずロックは外れたのだと安心する。

 

「シロコ、そこの影でとりあえず待機しよう、アヤネを起こしてあげて」

 

「ん、わかった」

 

そうシロコが言い、車を停めてアヤネを起こし始めたのを確認すると、僕は廃ビルの影からチラりとビナーを見る。

完全に見失ってキョロキョロしているのを確認し、僕は連邦生徒会へと連絡を入れた。

 

「もしもしリンちゃん?」

 

『誰がリンちゃんですか……アビドスのビナーの件ですか?』

 

「そ、とりあえずアビドス生徒会とゲヘナ風紀委員会に救援要請入れたとこ、僕らはついさっきまで襲われてたからね……とりあえず周囲の学園、インフラ関係に連絡頼める?」

 

『わかりました………無理はしないでくださいね』

 

そう言って電話が途切れる。

 

さて……ここからどうしたものか。

大人のカードを使ってもいい事はいい……のだが、立地が少し悪い。

広々としすぎた所を射程に捉えるまで走ってもらったとして時間がかかるだろう。

 

その間にスキルコスト溜まってワンパンするだろうけど。

 

そう思っていると、ビナーの方から音を超えたような音が聞こえ、もう一度チラリと覗き見る。

 

あ、ヒナが飛んできてビナーに蹴りかました。

 

そのまま上空へと上がって?

スキルみたいなオーラ纏った連射でクレーターだらけにして?

あ、今度はホシノの盾でビナーがぶん殴られる音がした瞬間ビナーが吹き飛んだ。

え?ビナーでリズムな天国のバドミントンしてる?

 

「………シロコ?アヤネ?アレ、もしかして幻覚だったり……?」

 

「あはは……残念ながら現実ですね……」

 

「ん、私も混ざる」

 

「待って?」

 

そう、今にも駆け出しそうなシロコを止める。

その瞬間、ビナーの方から青い炎の爆発が起こった。

 

「……ん、でかシロコに先を越された」

 

「そっかぁ………」

 

そう、既にHPゲージが無さそうなビナーを見て呟く。

キヴォトスの神秘、そのトップクラスは怒らせてはいけない、僕はそう思った。




いかがでしたか?
ドライブです。
ドライブです。(真顔)

ではまた次回、お会いしましょう!

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