一般兵士は学園で何を見る   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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お久しぶりです、色々とあって書く時間もないしネタもないしでかけていなかったノアです。
前書きも書くネタがねぇ!

ってな訳で、今回もゆっくり、見ていってください!


第5話

とある日、僕はシャーレでヒフミと仕事をこなしていた。

いつも通り執務をし、ふと窓から青空を眺める。

その瞬間、窓に虫が特攻をかまして散っていった。

 

「…………夏だねぇ」

 

「ええっ!?今ので夏を感じちゃうんですか!?」

 

「夏といえば昆虫とかの特攻による窓からの音かなぁ…って。今のは痛そうじゃなくて無茶しやがってだけど……」

 

「あはは……まあ確かに夏の時期はよく窓に虫が突っ込んでは来ますよね………」

 

「でしょー?」

 

「特にこの時期は蚊が多くて……音が嫌になるんですよね……」

 

「ああ…トリニティだから?」

 

「え?」

 

「え?」

 

「蚊…ですよ?」

 

「うん、蚊だよね?木製の」

 

「木製の!?またミレニアムですか!?」

 

「えっ?」

 

「えっ?……またミレニアムが変なの作ったんじゃないんですか?」

 

「えっ、蚊ってミレニアムが作ったの?デ・ハビランドじゃないの?」

 

「えっ?」

 

「えっ?……ッスー………」

 

そこで沈黙が流れる。

恐らくどちらかが勘違いを起こしている気がしてならない。

とりあえず蚊はデ・ハビランドのモスキートの事じゃないのか……だとしたらなんだ……?

 

「勘違い警察です!」

 

「うわぁ!?屋根裏から人がっ!?」

 

「あ、イズナおつかれー、どったの?」

 

「まさかの知り合いですか!?」

 

「知り合いも何もシャーレメンバーだよ?」

 

「あ、そうなんですか……ところで勘違い警察って……?」

 

そうヒフミがイズナに尋ねる。

確かに勘違い警察ってなんだ。

 

「勘違いの気配があったので言ってみたくなりました…えへへ」

 

「そっかぁ…」

 

「そうなんですね………」

 

あ、ツッコミ役が仕事を放棄した。

疲れているのだろうか。

 

「……ヒフミ、大丈夫?」

 

「もう、もうツッコミ諦めてもいいですか……?この前の海の時から私、ツッコミっぱなしのような気が……」

 

「大丈夫大丈夫、ボケなんてここにいないから」

 

「先生がそれを言いますか!?!?!?」

 

そんな会話していると、本日の半日業務が終わり、先生人生初の夏休みの始まりを告げる正午のチャイムが鳴った。

 

「イィィィィィヤッフゥゥゥゥ!夏休みだぁぁぁぁぁ!」

 

「まだ仕事終わってないじゃないですかぁ!まだダメですよ!」

 

「あと数枚だから!置いといても問題は……」

 

「せんせぇ……?」

 

「はい、やります、すみません」

 

そうあの優しいヒフミから圧をかけられ、渋々書類を片付けた。

そしてお手伝いのお礼金を渡し、僕は夏休み何をしようか考えていた。

やはり海戦だろうか。

いやしかし今はまだ低ランクすぎて研究が進まずモチベが出ない。

なら空か。

風をきって大地蹴って君の燃料タンクに炎灯すのが正解だろうか。

いやだが陸を走り回るのも捨てがたい……!

俺の愛車が走り回り……!

バキュンズキュン爆ぜて行く……!

いやだが今は先生だ、やはり生徒と夏休みの思い出を……?

そう思っていると、ユウカから電話が来た。

 

『先生、今大丈夫ですか?』

 

「うん、さっき夏休み入ったとこだよ」

 

『それならミレニアムのシャーレメンバーで海に行きませんか?可能なら他のシャーレメンバーも誘って……どうです?』

 

「別にいいよ、にしてもユウカから遊びへのお誘いは珍しいね?」

 

『ああ…最近働きすぎだからしばらく休めと言われまして……』

 

「ああ………なるほどね…」

 

『という事で、明日シャーレで待ち合わせませんか?ミレニアムのメンバーは私が適当に声をかけておくので、ほかのメンバーをよろしくお願いします』

 

「了解、それじゃまた明日」

 

そう言って通話を終わり、僕は誰を呼ぼうかと考えていた。

アビドスメンバーも呼びたいし…その他も呼びたい………

よし、全員呼んじゃえ。

来れる人は来て、明日から来れない人はヘリで連れてくればいいや。

そう思い、僕はモモトークを飛ばそうとしている時にハッと思いついた。

………夏の勉強合宿という名目にすれば完璧なのでは?

ワンチャンお金も公式に下りるし、卑しいヤツめ!ってもし言われても合宿ですし?と言えば済む。

しかも夏に遊べて宿題もできてならwin-winなのではないだろうか?

 

思い立ったら吉日だ。

僕はユウカにその事を伝えると、本人からもOKを貰えたので、シャーレメンバー全員にその事を伝える。

すると数人から参加すると来たので、僕はその準備を進めることにした。

 

場所は既に決まっていたので、後は全員が泊まれる宿なのだが……

ううん、どうしたものか。

全員が泊まれるとなるとホテルの部屋をそこそこな数取らないと行けない。

だが夏休みシーズンの合宿前日にホテルはまあ取れないだろう。

どうしたものか………

 

「………大和に泊まるか?」

 

「えっ?」

 

「よっしゃ、今から大和の機関を始動させて移動させよう、あの時代の船なら小さな船からも乗り込める」

 

「えぇぇぇぇ!?正気ですか先生!?」

 

そうヒフミがツッコミを入れてくるのを無視し、僕は惑星からパク……貰ってきたものを預けている場所へと連絡する。

そして機関に火を入れてもらい、動けるようにしておいてもらう事になった。

こうなるなら前職のガイジン系惑星からだけじゃなくてWG系惑星からもパクって来ればよかった。

いや、今からでも遅くない、パクろう。

銀蝿や銀蝿!

 

「そうと決まれば手配を……!」

 

「先生……なんかテンションおかしくないですか……?」

 

「夏だからね!仕方ないね!」

 

「は、はぁ………?」

 

そう困惑するヒフミにサムズアップを返し、僕は色々な手配を進め始めた。

 

次の日、シャーレに登録されてるメンバーのうちの数人とシャーレの建物で待ち合わせると、チヌークに乗って目的地の海へと来た。

 

「海だー!」

 

そう言いながらチヌークを駐機してすぐに海へと突撃する。

突撃してクソ熱い焼けた砂の上で跳ねていると、何人かは現地集合にすると言っていたので、まずは合流しなければ行けないことを思い出し、チヌークへと戻り、モモトークで作っておいたトークグループへと、合流場所を伝えた。

 

やがてクルセイダーに乗った補習授業部のヒフミとアズサ、そしてコハルとハナコ、自転車に乗って来たシロコと合流し、まずは昼食をとることになった。

 

「…にしても、シロコ、よく来たね…ここからアビドスだと50kmはあるはずだから途中で拾った方がいいかなと思ってたけど」

 

「うん、この位なら大したことない。いつかはキヴォトスを横断してみたいから」

 

「なるほどなぁ…にしても、ずっと飛行中寝てたホシノは昨日寝れてなかったの?」

 

「いんやぁ?そりゃもうおじさんは普段通りぐっすりと寝てたけどねぇ、もうそんな前日ワクワクして寝れない歳じゃないし」

 

「いやいやホシノ先輩、私たちと年齢ほとんど変わらないじゃないですか……」

 

そうアヤネにツッコミを入れられているいつも通りのアビドスの光景を見て微笑ましくなりつつ、僕は今日の予定を立てていた。

この後は海で遊ぶという名の休憩を挟んで…

夜になったら宿題を見るでいいかな……

よし、それでいこうか。

そう思い、僕は予定表をアロナに頼んで作ってもらい、それをモモトークで配布した。

 

「じゃ、この予定で進めていこうと思うけど…なんかあったらすぐに連絡してね、それじゃあひとまず解散!」

 

そう言うと、流石JKと言うべきか、みんな楽しそうに解散して行き、数分後には水着で楽しそうに遊んでいる姿を見ることが出来た。

しかし、やはりと言うかなんというか、当初計画を伝えてきたユウカを含むミレニアムの数人は楽しそうに遊んでいたが、エンジニア部やユズ、ヴェリタスのメンバーは、波打ち際で遊ぶと言うよりかは、その風景を楽しむだけ、もしくはどうやって遊ぼうか悩んでいたり、水着には着替えたものの興味はないと言ったふうだった。

なんのために海来たの君たち…そう言いたくもなったが、まあ工房や作業場に籠っているよりはマシだろう。

普段露出の少ない子たちの水着姿が見れているだけ良しとしよう。

自分自身も水着で浮かれてるしね。

まあ、遊び方がわからないメンバーを誘って海にでも…そう思い、僕は楽しそうに遊ぶゲーム開発部のメンバーを見ているユズと、なにやらEMPドローンに似たドローンをプログラミングしているハレ、パラソルの下で飲み物を飲んでリラックスしているヒビキとウタハを連れて、シュノーケリングをする事になった。

 

準備を終えて海に入ると、かなりの透明度で、かなり下まで見ることができる程だった。

見渡す限り色とりどりの魚やサンゴ、空から差し込む太陽光で美しい海を堪能した後、僕らは陸へ戻る事になった。

しかし……

 

「先生…全然岸にたどり着かないどころかそれどころか離れていっているような気が……」

 

「だね、離岸流だ」

 

「ええっ…!?じ、じゃあ早く岸に戻らないと……!」

 

「いや、この場合は岸と平行に泳ぐんだ、そしたら離岸流から抜けれるから楽して岸まで戻れるよ」

 

そう言い、みんな僕の指示通りの方向へと泳ぎを進める。

そして身体に流れを感じない所へと来ると、岸の方向まで泳ぎ進め始めた。

 

「流石、先生なだけあるね、他のみんなより落ち着いてる」

 

「そう言うハレも指示する前に平行に泳ぎ始めてたからからこっちも落ち着けてたんだけどね」

 

「まあ、そういう知識はミレニアムだと必要になるよね、私も何かを作る時にそういう知識が必要になるから」

 

そうヒビキも言いながら泳ぎ続け、やがて岸まで到着した頃には、全員疲れが溜まってしまっていた。

まあ、そりゃあみんなインドア派だもんね、僕みたいに戦場の足場の悪いところ走り続けたりしてないもんね…

 

そう思い、僕は人数分の飲み物を買い、ハレたちに手渡してからふと時計を見ると、あと10分程度で集合の時間だった。

 

「さて、集合場所に行こうか、まだ夏休みは始まったばかりだよ」

 

そう言い、僕たちは、集合場所へとわいわいしながら向かっていった。




テンションがおかしい?
夏だからね、仕方ないね!
蚊と言われればデ・ハビランドのモスキートが出てくる人は自分以外にもいるはず……

ってな訳で(?)また次回、お会いしましょう!

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