一般兵士は学園で何を見る   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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お久しぶりです(n度目)
久々に1話書けました()
ただこのネタがやりたかっただけだろ!って言われるような内容になってしまってるので、作者自身もなんだこれ状態です()

では今回もごゆっくり、お楽しみください!


第7話

秋。

それはどこか寂しさを感じさせる季節だ。

赤や黄色に色づく木々に、葉をリストラしていき冬に備える木々。

そして………

 

《リブラ隊、目的空域に到着した》

 

《こちらグラーキ、交戦を許可する》

 

《交戦許可了解、リブラ1、エンゲージ》

 

空を飛び、味方を支援する航空機のエンジン音である。

何言ってるかって?

僕にもわかんない。

でも想像して見てほしい、紅葉に色づく中、味方を支援する航空機の群れを……

 

実にいい景色だ。

 

………今が制空権喪失状態でなければ。

 

「あーーっ!どうしてIL-2やらYak-9の群れがいるんだ!どこから連れてきたんだ!」

 

「傭兵か何かを雇ったんだろうねぇ……ソビエト兵器で統一してるあたりこだわりを感じるよ」

 

「そんなこだわりいらない!今回のクーデターの参加者は全員粛清だ!カムラッド!なんとかしてくれぇ!」

 

「今制空権取ってるところだから我慢して、塹壕にちゃんと隠れてないと爆風とか断片が当たるよ」

 

「うわぁぁぁん!どうしてこんな事にぃ!」

 

そう泣くチェリノの頭を撫でてやりながら、僕は無線機から流れる戦況に耳を傾けていた。

つい最近ウィングマークを取ったばかりの元不良生徒たちだが、そこそこやれているようだ。

ドイツ機統一で来たことに相手に対する悪意しか感じないが、まあいいだろう。

 

《下方にアカの戦車を確認!》

 

《ヤツらもう勝った気でいますよ!》

 

《よろしい、ならば教育してやろう、行くぞガーデルマン!》

 

そう無線が聞こえたと思うと、空から90°の角度でジェリコのラッパをかき鳴らしながら、Ju87の群れが突っ込み、数両をスクラップに変える。

その音にテンパったチェリノが塹壕から飛び出ようとするのを制止し、たまたま持ってきていたGew43を塹壕から構え、近づいてくるアカ……もといクーデターを起こしたメンバーを撃ち抜いていく。

しかし、やはりと言うかなんと言うか、数が多くてジリ貧になっていた。

 

「攻撃部隊!近づいてくる敵に機銃掃射!多くて30秒あればいい!」

 

《了解、支援攻撃を開始する》

 

そう攻撃隊と交信し、数波に別れて機銃掃射が始まったのを確認すると、僕は建築ハンマーを取りだした。

 

「か、カムラッド?何をする気なんだ?」

 

「まあまあ見てて。えーと……ここでいいかな」

 

そう言い、僕はハンマーを虚空へと振り下ろす。

ハンマーに叩く確かな手応えとトンカントンカンと何かを建築する音だけが響き渡り、数秒経つと、先程まで何も無かった場所に、弾薬箱が完成した。

 

「なっ!?カムラッド、どうやったんだ!?」

 

「普通に今日は工兵だったから……ハンマーでちょちょいと」

 

「えと……?どういう事だ?カムラッド?」

 

「説明しましょう!先生の今日の兵科が工兵だったという事です!」

 

「そうかトモエ!わからん!」

 

「とりあえず戦車の援護が来るまでこれ使って耐えるよ!ちょっとだけ漁れば自分の使ってる銃のマガジンと弾薬があるはずだから!」

 

「どういう原理なんだそれ!?」

 

そうツッコむチェリノを無視し、僕は次々に迫りよってくる敵を撃っていく。

やがて、後ろの方から数両のエンジン音と履帯の音が聞こえ始め、後ろを振り向いてみると、パンターとティーガーからなる、元不良生徒の部隊が接近してきていた。

 

やがて僕たちのいる塹壕を挟むように戦車戦が始まり、僕たちは塹壕の中で待機するしかなくなった。

 

「うわぁぁぁん!もう全員粛清してやる!」

 

「……具体的に何するの?」

 

そうチェリノに尋ねると、しばらく考えた後に、

 

「トイレ掃除12週間だ!どうだカムラッド?恐ろしいだろう?」

 

「……お待ちください同志、その程度ではまた反乱を招くだけでしょう。この際いっその事"シベリア送り"を実行するべきです」

 

「し、シベリア送り……?」

 

「極寒の地へと移動させ、無意味に木の本数を数えさせ、凍った大地に穴を掘らせては埋めさせるを繰り返す、または工業製品などを作らせ、祖国へと貢献することを約束させていただけるありがたァァァい行為です、同志スt……チェリノ……まあ、これをすることによって気がつけば人員が減っていることもありましょうが……それはいわゆるコラテラルダメージというものです」

 

「か、カムラッド……なんと恐ろしいことを……」

 

「我らが同志に逆らえば二度と平穏な学園生活を送れぬと民に見せしめるのです。さすれば同志に逆らうものはいなくなり、同志の名はキヴォトス中にとどr」

 

そこまで言った時、僕の耳元を弾丸が掠めて行った。

発砲音がした方向を見てみると、ドス黒いオーラを纏いながらライフルを構え、とてつもなくいい笑顔のトモエがいた。

 

「先生?今度チェリノちゃんに悪影響を与える発言をしたら……わかってますね?」

 

「……アッハイ」

 

そう笑顔で脅され、僕は何も考えず、迫ってくる敵を撃つことを再開した。

 

しばらく戦い続けた後、反乱軍側が投降し、その戦いは集結した。

そして反乱を起こした生徒たちは12週間のトイレ掃除を指示され、僕は苦笑いを浮かべていた。

 

その後、シャーレに戻った僕はレッドウィンターでするはずだった仕事を忘れていたことに気づき、数日に渡ってレンジャーも真っ青なスケジュールになってしまったのは言うまでもなかった。




いかがでしょうか?
公式が思春期のTwitterくんが過敏反応しちゃうイベントをやってくれてるのでそのネタをやりたいなと思いつつ……
そもそもこのペースで次の話が年内に書けるのかと思いつつ……
まあ書かなくなることはないとは思うので、生暖かい目でお待ちください。

ではまた次回、お会いしましょう!

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